でんこの元ネタ
■No.119 青森せいらん(Aomori Seiran)
■タイプ:アタッカー
■誕生日:3月15日
■出身駅: 青い森鉄道 青い森鉄道線 青森駅(青森)
こちらは県道16号青森停車場線の新町一丁目付近から駅方向へと見た光景です。
主要地方道に指定されいるこの県道は駅の東側正面から伸びる停車場線であり
「新町通り」の愛称がついています。
両側に屋根のあるアーケード歩道が設けられた幅25mの道路は
青森市の中心市街地に位置しており、多くの公共施設も近隣に設けられています。
こちらは駅にほど近い新町通り沿いにある青森市役所駅前庁舎です。
元々は青森市のコンパクトシティ構想による再開発で2001年(平成13年)に建てられた
AUGA(アウガ)という第三セクター複合施設でしたが、運営が破綻し盛大に失敗した結果
2017年(平成29年)より商業フロアは青森市役所の駅前庁舎となりました。
アウガの前からさらに西へと進むとまもなく駅が見えてきます。
新町通りと駅前ロータリーの合流する駅前のT字路。
こちらは駅前の新町通り付近の地図です。
切り返して駅側から東へと向かって見た新町通りの様子。
この整備された駅前通りは、駅から400mほどの八甲通りより東側は
ねぶた祭りの際の山車灯籠が曳かれる会場の一部となっています。
駅前広場と新町通り(県道16号青森停車場線)がぶつかる三叉路へと戻ります。
こちらが青森駅の東口側の駅外観です。駅は1891年(明治24年)9月1日に
当時の日本鉄道の盛岡駅━青森駅間の開業で開設されたもので、
東北本線と奥羽本線の北の終着駅であり、青函連絡船との乗り換え駅でした。
1988年(昭和63年)の青函トンネル開通や2016年(平成28年)の北海道新幹線開業によって
本州と北海道の連絡ターミナルとしての役割は終えつつあり、
現在は北東北の観光の玄関口へとシフトが成されています。
この青森駅の駅舎については2021年(令和3年)より改築工事が行われ
2024年(令和6年)に新駅舎が完成する予定となっています。
その為現在(註:2022年)はご覧の通り旧駅舎は解体されている状況です。
JR東日本のリリースより青森駅前駅ビルの完成予想パース。
現在建築中であるのは複合施設となる駅ビルであり、
五代目となる青森駅の駅舎自体はすでに工事の仮囲いの奥に完成し供用されています。
こちらは解体される前の4代目青森駅駅舎(1959年~2021年)です。
さて、こちらは駅前広場の地図です。
駅の正面にあたる広場の大部分は駅前のバスターミナルとなっています。
駅前バスロータリーの北側にある青森市観光交流情報センターです。
観光案内所や交流コーナーを設けた建物ですが、建物の半分は
駅前のバスも待合室とバスのチケット発券窓口となっています。
情報センターの目の前のバスロータリー北側付近。
JRバスや十和田観光鉄道バスなど遠距離系バスの11番乗り場が設けられています。
ここに停まるJRバス東北の車両は新幹線カラーに塗られているので
ご覧の通りH5系北海道新幹線カラーのバスが停まっていたりします。
駅前のバスロータリーは3レーンが設けられ11のバス乗り場が設置されています。
まず3レーンのうち一番西側の駅舎沿いのレーンの光景です。
1~4番乗り場の置かれたこちらは駅ビル予定地前の歩道に設けられています。
背後には建設中の青森駅ビルの工事の仮囲いがあり
駅ビル落成の際には駅の目の前の乗り場となります。
反対の南側から見た西側1~4番乗り場のレーンの様子。
この1~4番レーンはご覧の通りJRバスと青森市営バスが使うレーンです。
こちらはロータリーの西側2番目の島となる5~7番乗り場のレーン。
両側をバスの通行帯に挟まれた島は北側のバスターミナル側から
車道の横断通行帯を渡って入る仕組みとなっています。
この5~7番レーンも市営バスと市内循環バスや公営のシャトルバスの発着場となっています。
一番東側に位置する8~10番レーンの島。
東の県道側から見えるレーンは待機するバスなどの為に
車道が広めに作られています。
こちらの8~10番レーンはJRバスの他、弘南バスや十和田観光バス、
下北交通バスといった民間バス会社の発着レーンが設けられています。
駅舎側の歩道からバスロータリーの南側へと移動をします。
一般車両の通行できる車道がバスロータリーを迂回して
コの字にクランクしています。
一般車両は駅舎前のバスロータリー内へは侵入禁止となっていますので
南側一帯の公共駐車場を利用する事となります。
そしてバスロータリーから車道を挟んだ南側にあるのがご覧の駅前公園です。
多くの駅の駅前広場が駅舎に隣接して作られているのに対して
この青森駅は歩行者の利用する駅前広場が駅舎前の道を挟んだ向かい側にあるという
少し珍しい配置となっています。
駅前公園の様子です。かつては仙台鉄道局青森管理部の庁舎が建っていた場所で、
戦後は青森車掌区など国鉄の様々な機関が入っていました。
駅前再開発によって2006年(平成18年)に国鉄から青森市が買収し
0.6ヘクタールの土地を公園として整備したものです。
国鉄庁舎は駅前方向へと向かって建っていたそうですが、
現在の公園はタイル貼りに整備され遊具や噴水、トイレ棟などが設けられています。
噴水の裏手の、公園南端のニコニコ通りへと面する一角。
公園側から見た西の駅舎側の道路の様子です。
駅前公園と駅ビルとの間には南へ線路沿いに伸びる道路があります。
バスロータリーの入口側であり、100mほどでニコニコ通りとの交差点のあるこの道路は
かつてはりんご市場の露店が立ち並ぶ場所だったそうです。
露店群は1989年(平成元年)の青函連絡船廃止に伴う再開発で撤去されています。
駅前から100mほど南に進んだニコニコ通りとの交差点のT字路。
このT字路から東に350mほどの区間がニコニコ通りと呼ばれるアーケード街となります。
新町地区と古川地区の境を走るこの通りは昭和30年台から40年台にかけて
露店が立ち並ぶ商店街として賑わった通りなのだそうです。
ニコニコ通りと西の駅方向へと戻って再びT字路に。
駅前公園と反対側の交差点つき当り正面には歩道の跨線橋があります。
青森駅の南側をまたぐ跨線橋は名前をあすなろ橋といい
1990年(平成2年)に架けられた全長337.7mの斜張橋です。
橋の主塔が青森にちなんだ「A」の形となっています。
あすなろ橋から見た眼科の線路や青森駅の光景です。
ニコニコ通りのT字路を南側から見た光景。
交差点に近いあすなろ橋の南側には青森市民ホールの建物が見えます。
ホールの建物は元は2001年(平成13年)に
日本郵政公社が建てた「ぱ・る・るプラザ青森」でしたが、
2006年(平成18年)に不採算で廃止された施設を
青森市が買い取って市民ホールとしたものです。
ホール前からT字路を通過し、駅前公園の前を抜けて
北に進んで駅前ロータリーへと戻ります。
バスロータリーをかわしてコの字にクランクする車道に面して
ご覧のミッドライフタワーが建っています。青森市のコンパクトシティ計画による再開発で
2006年(平成18年)に作られた複合施設であり、上階は高齢者対応型マンションとなっています。
バスロータリー外周のコの字の車道を北へと向かい
新町通りとの交差点のT字路へ。
交差点からさらに北側へと進んで青森市観光交流情報センターの北側へと進みます。
観光交流情報センターの北側はご覧の通りタクシープールとなっており、
建物沿いの歩道はタクシー降車場と障碍者用の乗降場となっています。
タクシープールの光景。
このタクシープールの駅舎に近い西側が
青森駅東口のタクシー乗り場となっています。
駅前広場隣接の車道をクランク状に進み北へと向かうと
すぐにご覧のT字路の交差点へと行き当たります。
東口の駅前広場に入った一般車両はこの道路が広場退出の動線となっています。
青森ベイブリッジが背後に見えるこの交差点角には
ねぶた関連の博物館である青森市文化観光交流施設「ねぶたの家ワラッセ」があります。
青森駅の北側にあたるこのワラッセの背後は陸奥湾であり
かつての青函連絡船が発着していた青森港があります。
ワラッセの前にある交差点に面した広場。
西側には倉庫のような外観のA-FACTORYという商業施設があります。
新青森駅開業と同日の2010年(平成22年)12月に開業したJR東日本の関連施設で、
物販・飲食一体型の市場形式の施設となっています。
そして広場から北へと進むとワラッセの裏手にはご覧のあおもり駅前ビーチがあります。
2021年(令和3年)に作られた人口干潟で県からNPO団体が管理を委託されており、
シーカヤックなどのアクティビリティなども楽しめるのだそうです。
こちらはビーチ開設の1年前の2020年(令和2年)の同じ場所の光景です。
かつてはこのビーチの場所は青函連絡船の第1桟橋があって連絡船が入港していた場所でした。
ワラッセの前のT字路から線路のある西側へと進むと
すぐに北へとカーブを描いた道路はA-FACTORYの西側から青森ベイブリッジの下をくぐります。
ベイブリッジをくぐった先には跨線橋があり、右手に連絡船が係留されています。
青森駅ホーム北端と連絡船桟橋とをつなぐ跨線橋。
往時は駅から直接連絡船へと乗り換えのできるルートでしたが
青函連絡船の廃止された現在ではこの跨線橋も閉鎖されています。
跨線橋の先の右手には連絡船が。かつての青森港連絡船第2桟橋の場所に
青函連絡船八甲田丸が係留されており、海上博物館船として公開されています。
1964年(昭和39年)に就航した八甲田丸は1988年(昭和63年)の連絡船廃止まで就航しており、
現在の場所で1990年(平成2年)から青森市所有の展示施設となっています。
船内では連絡船の歴史を示す展示品公開のほか、
操舵室や車両甲板内など現役時には一般が立ち入れなかったエリアも公開されています。
連絡船の西側には道路を挟んで青森駅の北側の構内留置線が伸びています。
かつては何本もの線路のあった駅北側も現在はこの留置線のみが残され使用されています。
連絡船から見た青森駅方面の光景。
駅前広場へと戻って青森駅東口の入口へと向かいます。
現在旧駅舎の跡地に駅前複合商業施設の駅ビル建設が行われており、
2024年(令和6年)に完成予定となっています。
新駅ビルに駅舎機能はありませんが、一階が青森駅東西自由通路の一部となる予定で
その為完成まで青森駅に入るには建設予定地を迂回が必要です。
駅ビル建設予定地と隣の駅ビルのラビナとの間に設けられた
青森駅東口の仮通路の入口です。新駅ビル開業まではこちらが東口の入口となります。
仮通路の階段を上るとすでに完成している新駅舎の建物の中にある
自由通路の東側の階段踊り場があり、そのまま自由通路の階上へと上がることができます。
東口の入口から自由通路の橋上までの見取り図。
自由通路の階段は青森駅の駅舎内に設けられているので
階段上のスペースも駅舎内となっています。
駅舎二階階段上の西側にはご覧の青い森鉄道の切符売り場と自動券売機があります。
2022年(令和4年)の青森駅5代目駅舎完成で青い森鉄道の本社も駅舎西側部分へと入居しているので
改札前の西側部分に窓口が設けられました。
青い森鉄道窓口の向かい側の東側にある青森駅の改札の様子です。
橋上駅舎となった5代目青森駅駅舎では改札はこの一か所のみとなっています。
改札脇にはJRの改札窓口と、自動券売機が並んで設置されています。
券売機前から南の奥へと進むとみどりの窓口の入口が。
中に入るとみどりの窓口と駅たびコンシェルジュ(旧・びゅうプラザ)の窓口があり
待合いの椅子が設置されています。
室内に置かれたねぶたの灯籠。
NewDays青森東口待合店もこの室内に設置されています。
コンコースへと戻って改札の前へ。
こちらが青森駅自由通路の様子です。
「8・7・2青森駅自由通路」という名称の都市計画道路であり、
2021年(令和3年)3月より供用開始された幅6mで全長170mの歩行者専用通路となっています。
通路南側はご覧の通りガラス張りとなっていて青森駅構内を見渡すことができます。
北側の自由通路の壁は「駅前アートギャラリー」と題された展示スペースとなっており
りんごの木箱をイメージしたという壁に設けられたいくつもの展示棚に
市民の作品が収められています。
「木の温もりと親しみを感じる回廊」をテーマとしてデザインされた通路の壁や天井には
木材が一面に使われており、大きな南面の窓の調光と併せて明るい空間となっています。
自由通路西詰の階段上付近。エレベーター前のスペースが
小さなホール状となっていて西口周辺を見渡すことができます。
階段部はご覧の通り二階まで吹き抜けており広く明るい造りとなっています。
一階部分の様子です。
雪国なので出入口には風除室が設けられています。
こちらが青森駅西口の外観です。
かつては西口にも小さな駅舎がありましたが、自由通路の供用によって
ご覧の通り西端の出入口として通路と一体化した構造となっています。
こちらは自由通路が供用される前の4代目旧青森駅西口駅舎。
西口は1948年(昭和23年)に設けられたもので、当時津軽線を津軽半島沿岸をたどり
津軽鉄道と接続して環状線とする構想があったことから
津軽線発着の駅舎としての性格を期待されていた様です。
西口駅前広場の様子です。再開発により駅前広場の整備が進められています。
駅の出入口北側に作られた駅前駐輪場。
駅前広場に面している道路は3・6・6号青森駅西口線という都市計画道路で
再開発に伴って整備が行われています。
西口から50mほど北西側へと進むとT字路があり、その角には
ご覧のJR東日本盛岡支社の青森総合事務所の建物があります。
現在T字路までが都市計画道路に指定されていて、
交差点の北側は住宅地の市道となっています。
かつてはこの北側一帯に津軽森林鉄道の起点があり貯木場などの敷地だったそうです。
廃線跡の敷地は住宅地として再開発され、県営住宅や公共施設などが作られています。
切り返して道を駅方向である、都市計画道路の北端のT字路まで戻ります。
T字路を北の海方向へと進むと100mほどで青森駅の5、6番線ホームに突き当り
道路はホームに沿って西側へとカーブを描いています。
そのカーブ手前付近に公園の入口があり、奥には船の係留場があるのが見えます。
公園は「入口広場」と呼ばれて時計塔があり、
奥には青森県の公共マリーナが設けられています。
このマリーナはかつての連絡船の作業船の西船溜まりであり、
連絡船廃止後に県が整備を行って公共マリーナとしたものです。
公共マリーナと青森駅との間の道をさらに奥へと進むと
駅裏手の保線車両が留置されているのが見えます。
そしてつきあたりには民間の青森マリーナがあります。
道を戻ってT字路を過ぎ駅西口の前まで。
南側も80mほどでT字路の交差点があります。
交差点から西へと分岐している3・5・7工業学校通り線。
350mほどで国道280号線へと連絡をしている道路です。
「駅西口通り」とも呼ばれるこちらの通りが西口の駅前通りとなりますが、
名前の由来となった工業高校は2011年(平成23年)に移転しており
跡地は住宅地として造成されています。
切り返して道を戻りT字路を駅と反対の南方向へ。
青森駅の南側に架かっている跨線橋のあすなろ橋の西詰めがこちらにあります。
東詰めはニコニコ通りに面した繁華街ですが、西側のこちらは住宅地となっています。
切り返して駅前の通りを駅西口へと戻ります。
自由通路を再び渡って改札前まで。
改めて青森駅改札口の様子です。
改札内の光景。
橋上駅舎となっているので改札前から各ホームへは
ご覧の跨線橋の通路で連絡されています。
跨線橋上から見た青森駅構内の光景。
切り返して改札方向へと見た跨線橋の通路の様子です。
跨線橋の構内連絡通路の一番東側寄りに位置する1、2番ホームへと下る階段付近。
基本的に通路の北側に階段が設けられていて、南側にはホーム直通のエレベーターがあります。
階段の様子。
こちらが青森駅の3本のホームの一番東側にある1、2番線ホームです。
青い森鉄道の終点として列車が発着するホームであり、八戸方面への下り列車が発着をしています。
1891年(明治24年)に日本鉄道が青森駅まで延伸してできた駅は
ながらく東北本線の終着駅として北海道への玄関口を務めてきた駅ですが、
2010年(平成22年)に新幹線開業で東北本線青森━八戸間が
経営分離され第三セクター化されています。
その為青森駅の1、2番線ホームは第三種事業者として青森県が所有している施設であり、
JR東日本が保有する3~6番線とは所有者が別となっています。
ご覧の通り駅名標は青い森鉄道の形式となっており、
新青森方面の列車が停まることもある2番線と1番線とでは若干表記が異なっています。
ホーム中ほどにある待合室。ベンチが置かれエアコンが設置されています。
青森県の所有施設なので待合室内には青い森鉄道のグッズの自販機が。
さらにホームを北側へと進みます。
こちらは「そば処 八甲田 2号店」という駅そばが営業していた跡ですが、
青森駅駅舎改修に伴って2021年(令和3年)2月に東口改札外の店舗と共に閉店となっています。
かつての連絡船の岸壁があった名残りで北側の埠頭へと向かって伸びる線路とホーム。
北側のホームの途中には柵が設けられて旅客はホーム北端側へは入れなくなっています。
これは東北本線が経営分離された後の2011年(平成23年)に設けられたものです。
1、2番線の線路も柵の付近に車止めが置かれて終端となっています。
隣のホームから見た1、2番線のホーム北端の様子。
かつての連絡船へと連絡する跨線橋がまだ残っていますが
すでに使用は停止されており旅客は入ることはできません。
切り返して南側へと向かって見た1、2番線ホーム。
かつては夜行列車が発着した旧東北本線のホームは
現在では短編成のローカル列車が発着しています。
駅の構造上ホームの出入りは南側の跨線橋からのみとなっており
ホーム上の施設も南寄りに集約されています。
階段前付近の様子。
跨線橋とホームとを連絡するエレベーターは階段の裏手にあり
ホームの端から回り込む形となっています。
バリアフリーに対応した連絡エレベーター。
切り返してエレベーター側からホームへ向かっての光景です。
こちらは跨線橋の連絡通路へと戻ってこちらは中ほどにある
3、4番線ホームへの階段上付近の光景です。
階段を下ってホームへ。
3、4番線ホームの光景です。奥羽本線の終点で下り線秋田方面へと折り返す列車と
津軽線の蟹田方面行きの上り列車が使用しています。
3番線以降はJRの列車が使うホームであり
JR東日本が第一種鉄道事業者としてホーム施設を所有しています。
3、4番線それぞれの駅名標。
北へと進むとこちらのホームも待合室が設けられています。
待合室の中の様子です。JR東日本の施設なので
ベンチもスチールの網製となっています。
こちらのホームもかつての長編成の優等列車発着の名残りで
有効長の長いホームとなっています。
北の海側へと向かってホームを進みます。
かつては連絡船へ乗り込む跨線橋が稼働していたので
ホームの北側にも人の往来がありました。
しかし現在は連絡船は廃止され、駅舎のある南側のみが出入口となっているので
ご覧の通り北側寄りのホームの屋根は錆が進み明らかに手入れの度合いが違っています。
隣の青い森鉄道の1、2番線では車止めとなっているエリアも
こちらのホームでは旅客が立ち入れる状態となっています。
かつての連絡船への北側跨線橋の階段前付近。
ご覧の通りフェンスで封鎖されています。
線路は跨線橋のさらに北へと伸びる留置線に。
切り返して3、4番線ホームを南へと戻ります。
ホームの長さはおよそ360mとなっており在来線ホームとしては日本有数の長さです。
待合室のあるホーム中ほど付近。
ホーム側から見た北側跨線橋の階段前付近です。
このホームも北端の跨線橋真下にエレベーターがあり
階段の裏手へと回り込んで乗ることができます。
エレベーター側からホームへ。
こちらは跨線橋の連絡通路の一番西端にある
5、6番線ホームへと下る階段付近の様子です。
ホームへと下る階段。
5、6番線ホームの様子です。
奥羽本線と津軽線の列車が発着するホームとなります。
青い森鉄道の経営分離以前は6番線が津軽線ホームとして使われていました。
5番線と6番線の駅名標。
南側の跨線橋階段から北へホームを進むとすぐに
黒いガルバリウム鋼板貼りの待合室があります。
待合室の中の様子。森の中をイメージしているのか
白い壁に木製の飾りがあしらわれています。
ベンチもご覧の通り木製の白いものが両側に。
さらに北の奥へとホームを進みます。この5、6番線ホームは
中ほどにご覧の防風雪対策用と思われる仕切りが設けられています。
ホーム上のベンチと仕切り。
一番北側の仕切りには青森の観光名所の写真がラッピングされています。
仕切りのある区画の奥にあるもう一つのガルバリウム貼りの建物。
待合室だと思われますが施錠がされており、入口脇には四季島のロゴがあります。
ですのでおそらく四季島専用の待合室と思われます。
さらに奥へと進みホーム南側へ。
出入口も無く列車も停まらないホーム南側はご覧の通り
ベンチなどの構造物も無くがらんとした光景となっています。
ホームの地面に残る「連絡船」と書かれた案内のペイント。
5,6番線ホームの海側北端部の様子です。
切り返して北側へと向かって見たホーム。
四季島の待合室を過ぎてホーム中ほどの防風板のある付近の光景です。
在来線旅客用の待合室付近。
南側の跨線橋階段前付近です。
二両編成の普通列車はおおむねこの付近に停車をします。
階段裏のホーム南端のエレベーター。
このホームのエレベーターへは東側の5番線側からのみ入れます。
青森駅についてまとめところ、駅の紹介でほぼでんこ一人分の字数となってしまいました。
ですので車両についての紹介をその2として記事を分割する事とします。
続きはその2にて。
では。
【写真撮影:2022年9月】
■No.119 青森せいらん(Aomori Seiran)
■タイプ:アタッカー
■誕生日:3月15日
■出身駅: 青い森鉄道 青い森鉄道線 青森駅(青森)
こちらは県道16号青森停車場線の新町一丁目付近から駅方向へと見た光景です。
主要地方道に指定されいるこの県道は駅の東側正面から伸びる停車場線であり
「新町通り」の愛称がついています。
両側に屋根のあるアーケード歩道が設けられた幅25mの道路は
青森市の中心市街地に位置しており、多くの公共施設も近隣に設けられています。
こちらは駅にほど近い新町通り沿いにある青森市役所駅前庁舎です。
元々は青森市のコンパクトシティ構想による再開発で2001年(平成13年)に建てられた
AUGA(アウガ)という第三セクター複合施設でしたが、運営が破綻し盛大に失敗した結果
2017年(平成29年)より商業フロアは青森市役所の駅前庁舎となりました。
アウガの前からさらに西へと進むとまもなく駅が見えてきます。
新町通りと駅前ロータリーの合流する駅前のT字路。
こちらは駅前の新町通り付近の地図です。
切り返して駅側から東へと向かって見た新町通りの様子。
この整備された駅前通りは、駅から400mほどの八甲通りより東側は
ねぶた祭りの際の山車灯籠が曳かれる会場の一部となっています。
駅前広場と新町通り(県道16号青森停車場線)がぶつかる三叉路へと戻ります。
こちらが青森駅の東口側の駅外観です。駅は1891年(明治24年)9月1日に
当時の日本鉄道の盛岡駅━青森駅間の開業で開設されたもので、
東北本線と奥羽本線の北の終着駅であり、青函連絡船との乗り換え駅でした。
1988年(昭和63年)の青函トンネル開通や2016年(平成28年)の北海道新幹線開業によって
本州と北海道の連絡ターミナルとしての役割は終えつつあり、
現在は北東北の観光の玄関口へとシフトが成されています。
この青森駅の駅舎については2021年(令和3年)より改築工事が行われ
2024年(令和6年)に新駅舎が完成する予定となっています。
その為現在(註:2022年)はご覧の通り旧駅舎は解体されている状況です。
JR東日本のリリースより青森駅前駅ビルの完成予想パース。
現在建築中であるのは複合施設となる駅ビルであり、
五代目となる青森駅の駅舎自体はすでに工事の仮囲いの奥に完成し供用されています。
こちらは解体される前の4代目青森駅駅舎(1959年~2021年)です。
さて、こちらは駅前広場の地図です。
駅の正面にあたる広場の大部分は駅前のバスターミナルとなっています。
駅前バスロータリーの北側にある青森市観光交流情報センターです。
観光案内所や交流コーナーを設けた建物ですが、建物の半分は
駅前のバスも待合室とバスのチケット発券窓口となっています。
情報センターの目の前のバスロータリー北側付近。
JRバスや十和田観光鉄道バスなど遠距離系バスの11番乗り場が設けられています。
ここに停まるJRバス東北の車両は新幹線カラーに塗られているので
ご覧の通りH5系北海道新幹線カラーのバスが停まっていたりします。
駅前のバスロータリーは3レーンが設けられ11のバス乗り場が設置されています。
まず3レーンのうち一番西側の駅舎沿いのレーンの光景です。
1~4番乗り場の置かれたこちらは駅ビル予定地前の歩道に設けられています。
背後には建設中の青森駅ビルの工事の仮囲いがあり
駅ビル落成の際には駅の目の前の乗り場となります。
反対の南側から見た西側1~4番乗り場のレーンの様子。
この1~4番レーンはご覧の通りJRバスと青森市営バスが使うレーンです。
こちらはロータリーの西側2番目の島となる5~7番乗り場のレーン。
両側をバスの通行帯に挟まれた島は北側のバスターミナル側から
車道の横断通行帯を渡って入る仕組みとなっています。
この5~7番レーンも市営バスと市内循環バスや公営のシャトルバスの発着場となっています。
一番東側に位置する8~10番レーンの島。
東の県道側から見えるレーンは待機するバスなどの為に
車道が広めに作られています。
こちらの8~10番レーンはJRバスの他、弘南バスや十和田観光バス、
下北交通バスといった民間バス会社の発着レーンが設けられています。
駅舎側の歩道からバスロータリーの南側へと移動をします。
一般車両の通行できる車道がバスロータリーを迂回して
コの字にクランクしています。
一般車両は駅舎前のバスロータリー内へは侵入禁止となっていますので
南側一帯の公共駐車場を利用する事となります。
そしてバスロータリーから車道を挟んだ南側にあるのがご覧の駅前公園です。
多くの駅の駅前広場が駅舎に隣接して作られているのに対して
この青森駅は歩行者の利用する駅前広場が駅舎前の道を挟んだ向かい側にあるという
少し珍しい配置となっています。
駅前公園の様子です。かつては仙台鉄道局青森管理部の庁舎が建っていた場所で、
戦後は青森車掌区など国鉄の様々な機関が入っていました。
駅前再開発によって2006年(平成18年)に国鉄から青森市が買収し
0.6ヘクタールの土地を公園として整備したものです。
国鉄庁舎は駅前方向へと向かって建っていたそうですが、
現在の公園はタイル貼りに整備され遊具や噴水、トイレ棟などが設けられています。
噴水の裏手の、公園南端のニコニコ通りへと面する一角。
公園側から見た西の駅舎側の道路の様子です。
駅前公園と駅ビルとの間には南へ線路沿いに伸びる道路があります。
バスロータリーの入口側であり、100mほどでニコニコ通りとの交差点のあるこの道路は
かつてはりんご市場の露店が立ち並ぶ場所だったそうです。
露店群は1989年(平成元年)の青函連絡船廃止に伴う再開発で撤去されています。
駅前から100mほど南に進んだニコニコ通りとの交差点のT字路。
このT字路から東に350mほどの区間がニコニコ通りと呼ばれるアーケード街となります。
新町地区と古川地区の境を走るこの通りは昭和30年台から40年台にかけて
露店が立ち並ぶ商店街として賑わった通りなのだそうです。
ニコニコ通りと西の駅方向へと戻って再びT字路に。
駅前公園と反対側の交差点つき当り正面には歩道の跨線橋があります。
青森駅の南側をまたぐ跨線橋は名前をあすなろ橋といい
1990年(平成2年)に架けられた全長337.7mの斜張橋です。
橋の主塔が青森にちなんだ「A」の形となっています。
あすなろ橋から見た眼科の線路や青森駅の光景です。
ニコニコ通りのT字路を南側から見た光景。
交差点に近いあすなろ橋の南側には青森市民ホールの建物が見えます。
ホールの建物は元は2001年(平成13年)に
日本郵政公社が建てた「ぱ・る・るプラザ青森」でしたが、
2006年(平成18年)に不採算で廃止された施設を
青森市が買い取って市民ホールとしたものです。
ホール前からT字路を通過し、駅前公園の前を抜けて
北に進んで駅前ロータリーへと戻ります。
バスロータリーをかわしてコの字にクランクする車道に面して
ご覧のミッドライフタワーが建っています。青森市のコンパクトシティ計画による再開発で
2006年(平成18年)に作られた複合施設であり、上階は高齢者対応型マンションとなっています。
バスロータリー外周のコの字の車道を北へと向かい
新町通りとの交差点のT字路へ。
交差点からさらに北側へと進んで青森市観光交流情報センターの北側へと進みます。
観光交流情報センターの北側はご覧の通りタクシープールとなっており、
建物沿いの歩道はタクシー降車場と障碍者用の乗降場となっています。
タクシープールの光景。
このタクシープールの駅舎に近い西側が
青森駅東口のタクシー乗り場となっています。
駅前広場隣接の車道をクランク状に進み北へと向かうと
すぐにご覧のT字路の交差点へと行き当たります。
東口の駅前広場に入った一般車両はこの道路が広場退出の動線となっています。
青森ベイブリッジが背後に見えるこの交差点角には
ねぶた関連の博物館である青森市文化観光交流施設「ねぶたの家ワラッセ」があります。
青森駅の北側にあたるこのワラッセの背後は陸奥湾であり
かつての青函連絡船が発着していた青森港があります。
ワラッセの前にある交差点に面した広場。
西側には倉庫のような外観のA-FACTORYという商業施設があります。
新青森駅開業と同日の2010年(平成22年)12月に開業したJR東日本の関連施設で、
物販・飲食一体型の市場形式の施設となっています。
そして広場から北へと進むとワラッセの裏手にはご覧のあおもり駅前ビーチがあります。
2021年(令和3年)に作られた人口干潟で県からNPO団体が管理を委託されており、
シーカヤックなどのアクティビリティなども楽しめるのだそうです。
こちらはビーチ開設の1年前の2020年(令和2年)の同じ場所の光景です。
かつてはこのビーチの場所は青函連絡船の第1桟橋があって連絡船が入港していた場所でした。
ワラッセの前のT字路から線路のある西側へと進むと
すぐに北へとカーブを描いた道路はA-FACTORYの西側から青森ベイブリッジの下をくぐります。
ベイブリッジをくぐった先には跨線橋があり、右手に連絡船が係留されています。
青森駅ホーム北端と連絡船桟橋とをつなぐ跨線橋。
往時は駅から直接連絡船へと乗り換えのできるルートでしたが
青函連絡船の廃止された現在ではこの跨線橋も閉鎖されています。
跨線橋の先の右手には連絡船が。かつての青森港連絡船第2桟橋の場所に
青函連絡船八甲田丸が係留されており、海上博物館船として公開されています。
1964年(昭和39年)に就航した八甲田丸は1988年(昭和63年)の連絡船廃止まで就航しており、
現在の場所で1990年(平成2年)から青森市所有の展示施設となっています。
船内では連絡船の歴史を示す展示品公開のほか、
操舵室や車両甲板内など現役時には一般が立ち入れなかったエリアも公開されています。
連絡船の西側には道路を挟んで青森駅の北側の構内留置線が伸びています。
かつては何本もの線路のあった駅北側も現在はこの留置線のみが残され使用されています。
連絡船から見た青森駅方面の光景。
駅前広場へと戻って青森駅東口の入口へと向かいます。
現在旧駅舎の跡地に駅前複合商業施設の駅ビル建設が行われており、
2024年(令和6年)に完成予定となっています。
新駅ビルに駅舎機能はありませんが、一階が青森駅東西自由通路の一部となる予定で
その為完成まで青森駅に入るには建設予定地を迂回が必要です。
駅ビル建設予定地と隣の駅ビルのラビナとの間に設けられた
青森駅東口の仮通路の入口です。新駅ビル開業まではこちらが東口の入口となります。
仮通路の階段を上るとすでに完成している新駅舎の建物の中にある
自由通路の東側の階段踊り場があり、そのまま自由通路の階上へと上がることができます。
東口の入口から自由通路の橋上までの見取り図。
自由通路の階段は青森駅の駅舎内に設けられているので
階段上のスペースも駅舎内となっています。
駅舎二階階段上の西側にはご覧の青い森鉄道の切符売り場と自動券売機があります。
2022年(令和4年)の青森駅5代目駅舎完成で青い森鉄道の本社も駅舎西側部分へと入居しているので
改札前の西側部分に窓口が設けられました。
青い森鉄道窓口の向かい側の東側にある青森駅の改札の様子です。
橋上駅舎となった5代目青森駅駅舎では改札はこの一か所のみとなっています。
改札脇にはJRの改札窓口と、自動券売機が並んで設置されています。
券売機前から南の奥へと進むとみどりの窓口の入口が。
中に入るとみどりの窓口と駅たびコンシェルジュ(旧・びゅうプラザ)の窓口があり
待合いの椅子が設置されています。
室内に置かれたねぶたの灯籠。
NewDays青森東口待合店もこの室内に設置されています。
コンコースへと戻って改札の前へ。
こちらが青森駅自由通路の様子です。
「8・7・2青森駅自由通路」という名称の都市計画道路であり、
2021年(令和3年)3月より供用開始された幅6mで全長170mの歩行者専用通路となっています。
通路南側はご覧の通りガラス張りとなっていて青森駅構内を見渡すことができます。
北側の自由通路の壁は「駅前アートギャラリー」と題された展示スペースとなっており
りんごの木箱をイメージしたという壁に設けられたいくつもの展示棚に
市民の作品が収められています。
「木の温もりと親しみを感じる回廊」をテーマとしてデザインされた通路の壁や天井には
木材が一面に使われており、大きな南面の窓の調光と併せて明るい空間となっています。
自由通路西詰の階段上付近。エレベーター前のスペースが
小さなホール状となっていて西口周辺を見渡すことができます。
階段部はご覧の通り二階まで吹き抜けており広く明るい造りとなっています。
一階部分の様子です。
雪国なので出入口には風除室が設けられています。
こちらが青森駅西口の外観です。
かつては西口にも小さな駅舎がありましたが、自由通路の供用によって
ご覧の通り西端の出入口として通路と一体化した構造となっています。
こちらは自由通路が供用される前の4代目旧青森駅西口駅舎。
西口は1948年(昭和23年)に設けられたもので、当時津軽線を津軽半島沿岸をたどり
津軽鉄道と接続して環状線とする構想があったことから
津軽線発着の駅舎としての性格を期待されていた様です。
西口駅前広場の様子です。再開発により駅前広場の整備が進められています。
駅の出入口北側に作られた駅前駐輪場。
駅前広場に面している道路は3・6・6号青森駅西口線という都市計画道路で
再開発に伴って整備が行われています。
西口から50mほど北西側へと進むとT字路があり、その角には
ご覧のJR東日本盛岡支社の青森総合事務所の建物があります。
現在T字路までが都市計画道路に指定されていて、
交差点の北側は住宅地の市道となっています。
かつてはこの北側一帯に津軽森林鉄道の起点があり貯木場などの敷地だったそうです。
廃線跡の敷地は住宅地として再開発され、県営住宅や公共施設などが作られています。
切り返して道を駅方向である、都市計画道路の北端のT字路まで戻ります。
T字路を北の海方向へと進むと100mほどで青森駅の5、6番線ホームに突き当り
道路はホームに沿って西側へとカーブを描いています。
そのカーブ手前付近に公園の入口があり、奥には船の係留場があるのが見えます。
公園は「入口広場」と呼ばれて時計塔があり、
奥には青森県の公共マリーナが設けられています。
このマリーナはかつての連絡船の作業船の西船溜まりであり、
連絡船廃止後に県が整備を行って公共マリーナとしたものです。
公共マリーナと青森駅との間の道をさらに奥へと進むと
駅裏手の保線車両が留置されているのが見えます。
そしてつきあたりには民間の青森マリーナがあります。
道を戻ってT字路を過ぎ駅西口の前まで。
南側も80mほどでT字路の交差点があります。
交差点から西へと分岐している3・5・7工業学校通り線。
350mほどで国道280号線へと連絡をしている道路です。
「駅西口通り」とも呼ばれるこちらの通りが西口の駅前通りとなりますが、
名前の由来となった工業高校は2011年(平成23年)に移転しており
跡地は住宅地として造成されています。
切り返して道を戻りT字路を駅と反対の南方向へ。
青森駅の南側に架かっている跨線橋のあすなろ橋の西詰めがこちらにあります。
東詰めはニコニコ通りに面した繁華街ですが、西側のこちらは住宅地となっています。
切り返して駅前の通りを駅西口へと戻ります。
自由通路を再び渡って改札前まで。
改めて青森駅改札口の様子です。
改札内の光景。
橋上駅舎となっているので改札前から各ホームへは
ご覧の跨線橋の通路で連絡されています。
跨線橋上から見た青森駅構内の光景。
切り返して改札方向へと見た跨線橋の通路の様子です。
跨線橋の構内連絡通路の一番東側寄りに位置する1、2番ホームへと下る階段付近。
基本的に通路の北側に階段が設けられていて、南側にはホーム直通のエレベーターがあります。
階段の様子。
こちらが青森駅の3本のホームの一番東側にある1、2番線ホームです。
青い森鉄道の終点として列車が発着するホームであり、八戸方面への下り列車が発着をしています。
1891年(明治24年)に日本鉄道が青森駅まで延伸してできた駅は
ながらく東北本線の終着駅として北海道への玄関口を務めてきた駅ですが、
2010年(平成22年)に新幹線開業で東北本線青森━八戸間が
経営分離され第三セクター化されています。
その為青森駅の1、2番線ホームは第三種事業者として青森県が所有している施設であり、
JR東日本が保有する3~6番線とは所有者が別となっています。
ご覧の通り駅名標は青い森鉄道の形式となっており、
新青森方面の列車が停まることもある2番線と1番線とでは若干表記が異なっています。
ホーム中ほどにある待合室。ベンチが置かれエアコンが設置されています。
青森県の所有施設なので待合室内には青い森鉄道のグッズの自販機が。
さらにホームを北側へと進みます。
こちらは「そば処 八甲田 2号店」という駅そばが営業していた跡ですが、
青森駅駅舎改修に伴って2021年(令和3年)2月に東口改札外の店舗と共に閉店となっています。
かつての連絡船の岸壁があった名残りで北側の埠頭へと向かって伸びる線路とホーム。
北側のホームの途中には柵が設けられて旅客はホーム北端側へは入れなくなっています。
これは東北本線が経営分離された後の2011年(平成23年)に設けられたものです。
1、2番線の線路も柵の付近に車止めが置かれて終端となっています。
隣のホームから見た1、2番線のホーム北端の様子。
かつての連絡船へと連絡する跨線橋がまだ残っていますが
すでに使用は停止されており旅客は入ることはできません。
切り返して南側へと向かって見た1、2番線ホーム。
かつては夜行列車が発着した旧東北本線のホームは
現在では短編成のローカル列車が発着しています。
駅の構造上ホームの出入りは南側の跨線橋からのみとなっており
ホーム上の施設も南寄りに集約されています。
階段前付近の様子。
跨線橋とホームとを連絡するエレベーターは階段の裏手にあり
ホームの端から回り込む形となっています。
バリアフリーに対応した連絡エレベーター。
切り返してエレベーター側からホームへ向かっての光景です。
こちらは跨線橋の連絡通路へと戻ってこちらは中ほどにある
3、4番線ホームへの階段上付近の光景です。
階段を下ってホームへ。
3、4番線ホームの光景です。奥羽本線の終点で下り線秋田方面へと折り返す列車と
津軽線の蟹田方面行きの上り列車が使用しています。
3番線以降はJRの列車が使うホームであり
JR東日本が第一種鉄道事業者としてホーム施設を所有しています。
3、4番線それぞれの駅名標。
北へと進むとこちらのホームも待合室が設けられています。
待合室の中の様子です。JR東日本の施設なので
ベンチもスチールの網製となっています。
こちらのホームもかつての長編成の優等列車発着の名残りで
有効長の長いホームとなっています。
北の海側へと向かってホームを進みます。
かつては連絡船へ乗り込む跨線橋が稼働していたので
ホームの北側にも人の往来がありました。
しかし現在は連絡船は廃止され、駅舎のある南側のみが出入口となっているので
ご覧の通り北側寄りのホームの屋根は錆が進み明らかに手入れの度合いが違っています。
隣の青い森鉄道の1、2番線では車止めとなっているエリアも
こちらのホームでは旅客が立ち入れる状態となっています。
かつての連絡船への北側跨線橋の階段前付近。
ご覧の通りフェンスで封鎖されています。
線路は跨線橋のさらに北へと伸びる留置線に。
切り返して3、4番線ホームを南へと戻ります。
ホームの長さはおよそ360mとなっており在来線ホームとしては日本有数の長さです。
待合室のあるホーム中ほど付近。
ホーム側から見た北側跨線橋の階段前付近です。
このホームも北端の跨線橋真下にエレベーターがあり
階段の裏手へと回り込んで乗ることができます。
エレベーター側からホームへ。
こちらは跨線橋の連絡通路の一番西端にある
5、6番線ホームへと下る階段付近の様子です。
ホームへと下る階段。
5、6番線ホームの様子です。
奥羽本線と津軽線の列車が発着するホームとなります。
青い森鉄道の経営分離以前は6番線が津軽線ホームとして使われていました。
5番線と6番線の駅名標。
南側の跨線橋階段から北へホームを進むとすぐに
黒いガルバリウム鋼板貼りの待合室があります。
待合室の中の様子。森の中をイメージしているのか
白い壁に木製の飾りがあしらわれています。
ベンチもご覧の通り木製の白いものが両側に。
さらに北の奥へとホームを進みます。この5、6番線ホームは
中ほどにご覧の防風雪対策用と思われる仕切りが設けられています。
ホーム上のベンチと仕切り。
一番北側の仕切りには青森の観光名所の写真がラッピングされています。
仕切りのある区画の奥にあるもう一つのガルバリウム貼りの建物。
待合室だと思われますが施錠がされており、入口脇には四季島のロゴがあります。
ですのでおそらく四季島専用の待合室と思われます。
さらに奥へと進みホーム南側へ。
出入口も無く列車も停まらないホーム南側はご覧の通り
ベンチなどの構造物も無くがらんとした光景となっています。
ホームの地面に残る「連絡船」と書かれた案内のペイント。
5,6番線ホームの海側北端部の様子です。
切り返して北側へと向かって見たホーム。
四季島の待合室を過ぎてホーム中ほどの防風板のある付近の光景です。
在来線旅客用の待合室付近。
南側の跨線橋階段前付近です。
二両編成の普通列車はおおむねこの付近に停車をします。
階段裏のホーム南端のエレベーター。
このホームのエレベーターへは東側の5番線側からのみ入れます。
青森駅についてまとめところ、駅の紹介でほぼでんこ一人分の字数となってしまいました。
ですので車両についての紹介をその2として記事を分割する事とします。
続きはその2にて。
では。
【写真撮影:2022年9月】