でんこの元ネタ
■No.115 調布みずか(Chofu Mizuka)
 ■タイプ:サポーター
 ■誕生日:9月29日

■出身駅: 京王電鉄 京王線 調布駅(東京)
みずか01



みずか03
こちらは国道20号線の甲州街道の調布市調布ヶ丘付近の様子で、
ご覧の信号は布多天神前交差点です。
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名前の通り布多天神の参道が甲州街道と交わる交差点であり、
北に100mほど進むとご覧の布多天神の鳥居があります。
みずか05
布多天神は927年(延長5年)編纂の延喜式神名帳に名のある式内社であり、
当地には1477年(文明9年)に遷座したとされています。
少彦名神と菅原道真公を祭る神社で、甲州街道の布田の五宿の総鎮守で、
明治時代には合併した調布町の総鎮守でした。
みずか06
神社を背に切り返して南の甲州街道方面へと戻ります。
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布多天神前交差点で甲州街道と南北に交わる道は「天神通り」と名付けられている参道です。
甲州街道の旧道から神社までの300mほどが参道商店街となっています。
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天神通りにはご覧の通りいたる所にゲゲゲの鬼太郎のオブジェがあります。
これは漫画家の水木しげる氏が長年調布で活動をしていて
布多天神の鎮守の森が鬼太郎の世界観のモチーフとなっている事に由来しています。

みずか09
甲州街道へと戻り布多天神前交差点の信号から西へ50mほど進むと
すぐに調布駅入口交差点の信号となります。
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この調布駅入口交差点のT字路北側一帯には国立の電気通信大学の敷地が広がっています。
電通大がこの地に移転してきたのは1957年(昭和32年)のことで、
これは1948年(昭和23年)に当地に作られた東京青年師範学校(現・東京学芸大)の
移転跡地に作られたものです。
みずか40
ちなみに電通大の敷地の北西側向かいには東京現像所があります。
日本のアニメの半分はこちらでフイルムになったと言っても過言では無いスタジオで、
現在でもポストプロダクション工程を担う映画の街の重要な施設です。
みずか11
反対の西側から見た調布駅入口交差点付近。
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甲州街道との三差路となるこの交差点から南へ分かれる道が
電通大通りという道路で駅と甲州街道とのアクセス道路となります。
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南へと進んだ電通大通りの様子。
みずか14
甲州街道から240mほど進むとご覧の調布駅北口交差点となります。
この交差点は都道119号北浦上石原線という甲州街道の旧道と交差しています。
みずか15
調布駅北口交差点付近の旧甲州街道の様子。
1956年(昭和31年)に現在の甲州街道がバイパスとしてできるまでは
こちらが国道20号線だったという通りであり、
駅北の大型店舗ををはじめとする繁華街となっていて
日中にはかなりの人通りがあります。
みずか16
ですので交差点の東25mほどには布田天神の参道の入口があり、
かつての甲州街道に向かって神社の標柱も立っています。
みずか17
調布駅北口交差点に戻り、電通大通りをさらに60mほど南下すると
駅前のロータリーへの入口となります。ロータリー奥には
かつては地上駅舎と線路のあった跡地の駅前広場があります。
みずか19
こちらがその広場にある調布駅の地上出口の外観です。
京王線の連続立体交差事業によって2002年(平成14年)に駅は地下駅となっており、
地上部分にはトリエ京王調布という駅ビルが2017年(平成29年)に作られました。
みずか20
こちらが2008年(平成20年)まで地上にあった旧北口駅舎の様子です。
駅ビルが建てられるまでは仮設橋上駅舎が設けられていました。
現在では駅舎と線路跡は駅前広場の一部となっています。
みずか18
調布駅の駅前広場付近の地図。
ロータリーは南北二ヶ所あり、かつての北口の南口の名残りが残っています。
みずか21
駅前の北側ロータリーです。中央部にバスプールとタクシープールが設けられており
外周部には屋根つきのバス乗降場が整備されています。

ロータリー西側にガラス貼りの調布サウスゲートビルという
保険会社のロゴの入ったビルがありますが、旧駅舎の写真と照らし合わせると
北側ロータリーが旧北口駅舎のあった場所である事が分かります。
みずか22
西側から見た北側ロータリー。
内部では時計回りの一方通行となっています。

みずか24
こちらは駅前広場の中央部の様子です。
かつての線路やホームのあった土地は平時のイベント空間や
非常時には非難場所としての機能を持つ広大な歩行者広場となっています。
みずか23
その広場に面するトリエ京王調布のA館地上部に
調布駅の地上出入口である中央口が設けられています。
みずか27
中央口を出た右手が北側の駅前ロータリーであり
ロータリーへと連絡する上屋の屋根が設けられています。
みずか26
反対の中央口から左手の南側目の前には
調布警察署の調布駅前交番が置かれています。
みずか25
そして中央の広場の、北側ロータリーに接する様にある
こちらが調布駅の広場口の地上出入口です。
みずか28
広場の中央部付近はイベントや避難などに供するため
樹木などが植えられておらずスペースが広めに取れる様になっています。
みずか29
南側のロータリーに接する付近には区画の為か
街路樹が植えられて舗装もインターロッキングとなって
歩行者の動線が区画されています。
みずか30
駅前広場の南西に接している調布グリーンホール。
市が設置している多目的ホールを有する文化施設です。
みずか31
このホール前付近に広場は本来は様々なべんちが置かれた
あらゆる年齢の人々がくつろげる憩いの広場なのだそうですが
現在(註:2022年)には仮設プレハブが置かれています。

みずか32
そして駅前広場の南側となる南側ロータリーです。
かつての駅南口ロータリーにあたるものであり、
バスプールとタクシープール、バス停留場やタクシー乗降場が置かれています。
みずか33
この様に南行のバスは南側ロータリー、北行は北側ロータリーへと仕分けられていますが
南側のロータリーに関しては2025年度を目処に拡張が予定されている様です。
みずか34
南側ロータリーの出口には調布駅南口交差点の信号があり
かつての調布駅南口正面の駅前通りが延びています。
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南側の駅前通りの光景。店舗や集合住宅の大きな建物が並んでいます。
270mほど南下すると調布駅南入口交差点へとつきあたります。
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T字路と呼んで差し支えの無い十字路で東西への市道と交わっており、
その南側は駅南方の住宅地となっています。
みずか38
この調布駅南口交差点からおよそ500mほどの直線南の位置には
かつての日活多摩川撮影所がありました。
跡地の一部は多摩川5丁目児童遊園という公園になっており
「調布映画発祥の地」の石碑が入口に建てられています。
みずか39
都道120号下石原小島線沿いにある現在の角川大映スタジオの目の前付近が
かつての日活撮影所跡で石碑の児童公園も目の前にありますが、
最寄り駅は隣の京王多摩川駅から徒歩3分の位置となります。
みずか37
調布駅南口交差点から切り返して見た北の駅方向。

みずか41
駅前広場へと戻って中央口の地上出入口から階段を下って駅へと入ります。
みずか42
階段を下るとご覧の通り目の前が中央口改札となります。
調布駅のメインとなる改札で自動改札機が並び左手北側には有人窓口があります。
みずか43
改札側から見た中央口の階段。
みずか44
ガラス張りの有人改札窓口の脇には自動券売機が並んでいます。
みずか45
そして券売機の先には西へと向かってご覧の地下連絡通路が伸びています。
通路の両側には銀行ATMやコンビニが。
みずか46
駅ビルへのエレベーターの前を過ぎて西へと進みます。
みずか47
テナント店舗の前を進むとご覧の通り
つきあたりに地上へと上がるエスカレーターと階段があります。
みずか48
上へと上がると駅前広場の中央付近に。
こちらが調布駅の広場口の地上出入口です。

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改札を入り、こちらは中央口改札の内側からの光景です。
みずか51
北側の有人窓口の前には自動精算機があります。
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B1階の改札内コンコースの光景です。
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線路に沿って東西に作られたコンコースは西側がメインの中央口改札、
東側が駅裏手へと通じる東口改札となっています。
みずか53
東端の改札前付近の光景です。
みずか54
奥へと進むとご覧の東口改札があります。
窓口はインターホンがあり中央口の駅員とリモートでのやり取りとなります。
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切り返して見た構内側の東口改札前付近。
改札のすぐ脇には1、2番線ホーム階と通じるエスカレーターがあります。
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そのエスカレーターの並びにある駅トイレの入口。
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西の中央口改札方面へと戻ります。
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コンコースの中央部付近に設けられたエレベーター。
バリアフリー対応の為駅の各ホームと改札階とを連絡しています。
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エレベーターの向かい側には3、4番線ホーム直通のエスカレーターが。
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コンコースを西の中央改札口方面へと戻ると
もう一ヶ所ホーム階へと下る階段とエスカレーターがあります。
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1、2番線ホームへの階段。3、4番線エスカレーターの裏手にあります。

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ところでこの調布駅の改札階コンコースには
「ガメラ」や「大魔神」の壁画パネルが並んでいます。
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これらの作品は調布にあった大映東京撮影所(現・角大映スタジオ)で撮られたもので
映画の街調布をアピールするひとつとして調布駅地下化に際に設置されたものです。


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こちらは調布駅の地下2階の下り線ホームである
京王八王子・橋本・高尾山口方面行きホームの構内図です。
改修前は地上で上り線と下り線が平面交差する構造だった調布駅は
地下化改修後では上り線と下り線を上下に分離する事で交差を解消しています。
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実際の下り線ホームの光景。1番線と2番線が設置されている島式ホームであり、
この階ではホームドアなどの構造物を青色で統一する事で行き先方向をわかり易くしています。
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新宿方のホーム東端の光景です。
当駅より東は全ての路線が合流して京王本線のみとなっています。
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切り返して西の方向へ。
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東端近くにはエスカレーターがあり、
改札階の東口改札脇と連絡しています。
みずか68
エスカレーターの先へホームを西進。
ホーム中央部に設置されているエレベーターの裏手付近の様子です。
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このエレベーターの裏手には、B3Fホームとこのホームを連絡する
エスカレーターがあります。上り線ホームは赤で意匠を統一していますので
上りホーム行きのエスカレーター入口も赤くなっています。
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さらにホームを西へと進みエレベーターの表側へ。
エレベーターの正面には上階(改札階)と下階(上り線ホーム)へと通じる階段があります。
みずか71
下り線ホームエレベーター前の光景。
階段の正面の東側にはエレベーター2基の乗降口があり
こちらも改札階と上りホームへと連絡しています。
みずか72
さらに西進すると上階へのエスカレーターと下界へのエスカレーターが
向かい合って設けられたエリアがあり、通り抜けるとホームの西端側が見えてきます。
みずか73
下り1、2番線ホームのホーム西端付近。
こちら側はエスカレーターの裏手のあたるのでベンチなどは置かれていません。
みずか75
調布駅では京王本線と相模原線が分岐していますので
このホーム西端の先でそれぞれ京王八王子駅、橋本駅へと列車は進みます。
みずか76
こちら側の線路脇の壁にはご覧のカラフルな表示があります。
これは車両によってホームドアと乗降扉の位置を合わせる停車位置が異なるので
それぞれの列車の停止許容範囲を運転士に示しているものなのだそうです。
下り線は西側が先頭なのでこちらに表示が設けられています。
みずか77
再び切り返して東方向へと戻ります。
みずか78
ホーム西寄りから改札階へと連絡するエスカレーター。
こちらの西側エスカレーターは中央改札前へと通じています。
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東方向へと見たホームの光景。
みずか80
3層構造の地下駅のちょうど中間層となるこのホームには
中央部に数多くの階段が行き来をしています。
みずか81
再びホーム東側に。


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こちらは地下3階の上り線新宿方面行きホームの構内図です。
3番線と4番線がある島式ホームとなります。
みずか83
上り線ホームの様子です。基本的な意匠は赤で統一されています。
みずか84
新宿方の東側ホーム端の光景です。
みずか85
切り返して見たホーム。
みずか86
ホーム東側にある、上階の1、2番線ホームと連絡しているエスカレーター。
そのエスカレーターの裏手へと進むとエレベーターの裏側が見えてきます。
みずか87
西に進んでエレベーターの表側へ。
エレベーターの正面には階段下を利用して自販機が設置されています。
みずか89
切り返して見たエレベーターの正面側の光景。
エレベーターは1、2番線ホーム(B2F)や改札階(B1F)へと連絡しています。
みずか88
そのエレベーターの西側にある階段。
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エスカレーターの裏手すぐに作られたこちらの階段も
1、2番線ホームのあるB2Fとの連絡階段となっています。
みずか91
階段の西側へとさらに進むとエスカレーターが。
みずか93
構内図を見ると分かる通り、上り線3、4番ホームの西側には
改札階へのエスカレーターと1、2番線ホームへのエスカレーターが
2基並んで設けられています。
みずか92
エスカレーターを抜けてホーム西端付近へ。
みずか94
こちらが上り線ホームの京王八王子・橋本・高尾山口方の様子です。
京王相模原線ろ京王本線が合流する駅で、駅西側にクロッシングポイントがあるのが見えます。
みずか95
再び切り返して東方向へ。
みずか96
ホームの一番西にあるエスカレーターで上階の1、2番線ホームへと通じています。
上階では降りた正面に改札階行きのエスカレーターがあり
連続して改札階まで上る事ができます。
みずか97
東のエスカレーター裏側へと進むと2つ目のエスカレーターがあります。
みずか99
この西側2つ目のエスカレーターは地下3階の上りホームから
地下1階の改札階までノンストップで連絡しているものです。
みずか98
エスカレーター脇から東方向へ。
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地下ホームでは基本的にホーム中央部に角柱を設け
一本で支える構造とすることでホームの見通しを確保しています。

みずかa02
この調布駅では駅名標を見るとフィルムを模したデザインである事が分かります。
2012年(平成24年)の駅の地下化事業時に当駅オリジナルデザインとして採用されたもので
「映画の街調布」をアピールする目的となっています。


みずかa03
改札階へと戻ってこちらは東口改札です。
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駅ビルの東側裏手へと通じている改札は
構内側には自動精算機、改札外には自動券売機があり、
中央口改札からリモートで管理されて自動改札が設置されています。
みずかa05
改札の左手北側には地上に通じるエレベーターが。
みずかa06
正面の通路を進むと折り返すように地上への階段が設けられています。
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東口地上へと通じる階段とエスカレーター。
みずかa10
地上部は駅ビルのトリエ京王調布A館を南北に通る通路へと通じています。
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こちらがその階段上の通路の実際の光景です。
みずかa11
反対側から見た通路。駅ビルの外の両側にある側道へと通じています。
みずかa14
東口通路の駅ビル南側出口。
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南側の出入口前の道路の光景です。
みずかa12
南側出入口の目の前に建つ飯野病院。
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こちらは反対の東口通路北側の出入口の外観です。
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北側出入口前の光景。
みずかa16
この北側の出入口を東方向へと進むと
かつての線路脇の店舗街が残る一角となっています。



■モデル車両: 京王電鉄5000系電車
みずか02


近郊路線での着席帰宅ニーズが高まる中で2014年(平成26年)頃から
京王電鉄では座席指定列車の導入が検討され始め、
「既存車両の改造より新車両導入の方が鉄道会社としてインパクトがある」として
2017年(平成29年)に導入されたのが京王5000系電車です。
みずかa38
車両はステンレス車両のパイオニアである総合車両製作所(J-TREC)製で、
同社のブランドである「sustina(サスティナ)」S24(車体長20mの4扉車)シリーズ
という車両となります。
みずかa35
「従来イメージの刷新」をコンセプトとしたデザインでは
これまでの京王電車には無かった先頭部に500mmのノーズ部分を作っています。
車両の前面部にはシャープな印象を与える黒(    を多用。
ベース色はステンレス車体の地色で側面窓上に京王レッド(    
窓下には京王ブルー(    とそれぞれコーポレートカラーの帯が配されています。
みずかa37
また前面の排障器(スカート)も京王レッドで塗られており
デザイン的にも目立ち映えるものとなっています。

車両は2017年(平成29年)9月29日より普通列車として営業運転を開始
座席指定車である京王ライナーとしては翌年の2018年(平成30年)2月22日の
ダイヤ改正からの運用となっています。
みずかa36
駅メモのでんこの調布みずかの誕生日が9月29日に設定されていますが
これは京王5000系の営業運転開始日が元であると考えて良いでしょう。
衣装のデザインも銀をベースに黒と京王レッド、京王ブルーが使われており
京王5000系をデザインモチーフとしている事は明らかと言えます。
みずかa39
京王ライナーのロゴマークはKとLを組み合わせたデザインなのですが、
調布みずかの衣装のベルトのバックルを見ると京王ライナーのロゴの形である事が分かります。
こちらも京王ライナー車両がモチーフである事を補強するものであると言えるでしょう。
みずかa84
また背中のシングルアームパンタグラフも実際の車両のものと並べて見ると
同じ形のものである事が分かります。



それでは以下で京王5000系電車の各車両についての詳細を見てみたいと思います。
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京王八王子方の先頭車両となる1号車のクハ5750形です。
編成略記号Tc2T(付随車)c(制御車)となり動力を持たない運転台のある車両となります。
みずかa27
運転台のある京王八王子方の車端部の車内光景。
乗務員室の扉は右端に設置されており、仕切り壁上方には液晶モニターがあります。
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東の新宿方へと向かって見た1号車車内の様子です。
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片側4扉の車内座席は「デュアルシート」と呼ばれるもので
運用によってクロスシート形状とロングシート形状に転換が可能となっています。
扉間に2人掛けシートが片側3組づつ設置されており電動で転換する仕組みとなっています。

座席のモケットは八王子地区の伝統工芸である「多磨織り」がモチーフとなっていて
上質かつ高級感を演出しているそうです。
みずかa29
新宿方車端部の連結部付近。貫通路の扉はガラス製となっています。
車端の座席は南側に3席のロングシートが優先座席となっており、
1席ごとに肘掛けで仕切られています。
みずかa30
反対の南側は座席が無く、車椅子やベビーカーなどのフリースペースとなっていて
手すりと腰あてのクッションが取り付けられています。
みずかa31
切り返して京王八王子方へと望んだ車内客室。


みずかa34
こちらはクロスシート運用時の車内の光景です。
ご覧の形状は京王ライナーとしての運用時にのみ使用されます。


みずかa18
京王八王子方の二両目の2号車であるデハ5050形5200番台です。
編成略記号がM2"M(動力車)の中間電動車です。
デハ5000形とユニットを組む車両で電動空気圧縮機(コンプレッサー)や
補助電源などを搭載しています。
編成ではデハ5050形は10両編成の三両目、六両目、九両目に組まれています。
みずかa45
この車両の京王八王子方の車端屋根上には
シングルアームパンタグラフが1基搭載されています。
みずかa40
2号車京王八王子方車端の車内客室の様子です。
こちらの車端は両側が3席ロングシートの優先座席となっています。
車端のロングシートはボックスシート形態時にも転換しません。
その為各座席のコンセントが座席仕切りに設けられています。
みずかa41
1号車との貫通路の「妻引戸」と呼ばれるガラス製貫通扉です。
みずかa42
客室内の光景です。4扉の扉間にデュアルシートが各片側3組づつあるのは
京王5000系の車内では基本的に共通の構造となっています。
みずかa43
新宿方の車端部付近。南側が3席ロングシートの優先席、
北側が「おもいやりゾーン」と名づけられたフリースペースです。
みずかa44
切り返して京王八王子方へと見た車内。


みずかa19
こちらは京王八王子方の三両目の3号車のデハ5000形5200番台です。
編成略記号M1"M(動力車)となる中間電動車です。
デハ5050形とユニットを組む車両でパンタグラフと主制御機があります。
10両編成の二両目、五両目、八両目にデハ5000形は編成されています。
みずかa46
この3号車も京王八王子方車端にパンタグラフが1基搭載されています。
みずかa47
車内客室の京王八王子方車端付近の光景です。
両側に優先座席のロングシートがあるのは他の車両と変わりません。
みずかa48
新宿方へと向かって見た車内。
みずかa49
3号車新宿方の車端です。
みずかa50
切り返して見た客室内。


みずかa20
京王八王子方四両目、4号車のサハ5550形です。
編成略記号T2T(付随車)となって動力源を持たない客車車両です。
みずかa51
西側の京王八王子方の車端部。ここも両側が優先座席の3席ロングシートです。
京王電鉄では貫通路付近の車端部座席は全車両で優先座席としているそうで
この5000系も例外ではありません。
みずかa52
4号車車内客室。基本的構造は他の車両と同様です。
乗降扉脇の仕切りは上部がガラス製で見通しが良く開放感があります。
みずかa53
優先座席とフリースペースのある新宿方の車端部付近。
みずかa54
切り返して見た車内客室の光景です。


みずかa21
京王八王子方5両目、新宿方からは六両目となる5号車のデハ5050形5100番台です。
編成略記号M2'M(動力車)でありデハ5000形とユニットを組む車両です。

他のデハ5050形には屋根上にパンタグラフがあるもののこの5100番台には無く、
代わりに床下に車上蓄電システムを搭載しています。
みずかa55
京王八王子方車端。両側が優先座席の3席ロングシートです。
みずかa56
車内客室内の様子。他の車両と基本構造は変わりません。
みずかa57
新宿方車端の連結部付近の光景。こちらも3席ロングの優先席と
フリースペースが設置されています。
みずかa58
切り返して京王八王子方へと見た車内客室。


みずかa22
6号車の新宿方五両目、デハ5000形5100番台です。
編成略記号M1'M(動力車)の車両です。
制御装置を搭載しデハ5050形とユニットを組んでいる車両います。
みずかa59
この車両も京王八王子方の車端屋根上にパンタグラフが設置されています。
みずかa60
京王八王子方の車端連結部前付近の光景です。
みずかa61
6号車の車内客室。
みずかa62
新宿方の車端連結部付近です。
みずかa63
切り返して京王八王子方へと客室内を戻ります。


みずかa23
新宿方の四両目に位置する7号車のサハ5050形です。
編成略記号T1付随車で動力を持たない客車車両となります。
みずかa64
西寄りの京王八王子方の車端付近の光景です。
優先座席のロングシートがあります。
みずかa65
新宿方へと向かって見た車内。
みずかa66
奥の新宿方車端の様子です。
みずかa67
切り返して見た車内。基本的な車内の構造は他の車両と変わりません。


みずかa24
こちらは新宿方の三両目になる8号車のデハ5050形5000番台です。
編成略記号はM2M(動力車)となりモーター搭載の中間電動車です。
コンプレッサーや補助電源装置があるのは2号車、5号車と同じです。
デハ5000形とユニットを組む車両となります。
みずかa68
京王八王子方車端の屋根上のパンタグラフ。この車両にも1基搭載されています。
みずかa69
こちらは車内京王八王子方の優先座席の様子です。
みずかa70
8号車の車内客室の光景。
みずかa71
フリースペースと優先座席がある新宿方の車端です。
みずかa72
切り返して京王八王子方へと望む車内。


みずかa25
新宿方の二両目、9号車となるデハ5000形5000番台です。
編成略記号ですとM1動力車となり中間電動車となります。
デハ5050形とユニットを組む車両であり主制御機が搭載されています。
みずかa74
この車両にも京王八王子方の屋根上にパンタグラフがあります。
みずかa73
9号車京王八王子方車端の連結部前付近です。
みずかa76
車内の様子。
みずかa77
8号車との連結部側となる新宿方の車端です。
みずかa78
切り返して車内を東の京王八王子方へ。


みずかa26
そしてこちらが新宿方の先頭車両となる10号車のクハ5700形です。
編成略記号ではTc1T(付随車)c(制御車)の動力を持たない運転台のある車両となります。
みずかa83
京王5000系の編成の番号はこの10号車の車両番号を元に表記されます。
例えば写真の車両は10号車5783ですので、この編成は5783編成となります。
みずかa79
こちらは10号車の京王八王子方の車端客室内です。
通常は5000系では新宿方にフリースペースが配置されていますが、
この車両は新宿方が運転台である為こちらの京王八王子方に設けられています。

またフリースペースの位置も他の車両では北側にあるのが
10号車のみ南側へと配置されています。
みずかa80
車内客室の光景。
みずかa81
新宿方車端の運転台後方の様子です。
上り電車ではこちら側が先頭となります。
みずかa82
切り返しで見た10号車客室内。


【写真撮影:2022年5月ほか】

いすみ鉄道d27
大多喜町内を進むいすみ鉄道の続きです。


その1(大原駅━上総中川駅)はこちら
その2(上総中川駅━久我原駅)はこちら



いすみ鉄道c33
こちらは国道465号線の大多喜町黒原付近の光景です。
久我原駅から南に1.2kmほどの距離のこちらが次の駅への入口付近となります。
いすみ鉄道c34
国道から南に分岐している駅への道。
いすみ鉄道c35
駅入口の道の角にはバス停があり、
その脇には不動の滝への案内の看板が立っています。
いすみ鉄道c36
駅への道を通り過ぎて西へと進むと80mほどで簡易郵便局があります。 いすみ鉄道c37
総元簡易郵便局の建物。
いすみ鉄道c38
郵便局の隣にはJAの支店があります。
隣接するJAの倉庫は郵便局と同じく青い壁で、
どうやらこの地区の公共の建物は青い壁で作られている様子です。
いすみ鉄道c39
切り返して東に戻って駅方向へ。
いすみ鉄道c40
国道から60mほどで道の正面に駅舎が建っています。
いすみ鉄道c41
こちらが総元駅の駅舎の外観です。
1933年(昭和8年)に国鉄木原線の延伸によって設置された駅となります。 いすみ鉄道c42
現在の駅舎は1992年(平成4年)に建て替えられたもので
地区の公民館との合築の駅舎となっています。
いすみ鉄道c43
駅前の広場の様子です。
舗装されていて車が展開できる程度の広さはあります。
いすみ鉄道c44
西側の広場端からは駅舎脇と通り抜けてホームへと入れます。
いすみ鉄道c45
反対の東側の広場には駐輪場が設けられていています。
境界が示されていませんが、近隣の家の出入口が接している事から
広場の一部は公道扱いなのだと思われます。
いすみ鉄道c46
駅駐輪場。倉庫が併設されており、手動ポンプ車が納められていました。
いすみ鉄道c47
駅舎の入口から中へと入ります。
いすみ鉄道c48
建物の中は両側にベンチが置かれた待合室となっており、
天井は屋根まで吹き抜けています。
いすみ鉄道c49
ホーム側から見た駅舎内の様子。
地元の方が設置したであろう日本人形が飾られています。
いすみ鉄道c50
ホーム側の駅舎の出入口。
いすみ鉄道c51
こちらがホームの様子となります。単式ホーム1面1線の
棒線無人駅となっています。
いすみ鉄道c52
東側の大原方のホーム端付近。
いすみ鉄道c53
切り返して西の上総中野方へと向かった光景です。
いすみ鉄道c54
この総元駅の上総中野方はご覧の通り春には桜並木と菜の花畑が折り重なる
美しい景色で人気のスポットとなっています。
いすみ鉄道c55
再び切り返して駅舎方向へ。
いすみ鉄道c56
ホームの南側には線路が一線のみですが、かつては南側に機回し線がありました。
現在は撤去されて菜の花が植えられています。

いすみ鉄道c57
駅前広場に戻って広場の東から踏切へと抜けて進みます。
いすみ鉄道c58
駅の東側にある曽根町踏切を渡って南側へ。
いすみ鉄道c59
南から見た総元駅の全景です。
いすみ鉄道c60
踏切から70mほどで溜池のある三差路を進みます。
いすみ鉄道c61
さらに120mほど進むと西畑川に架かる不動橋という橋があります。
いすみ鉄道c62
この橋から西側の西畑川には黒原不動滝という三段の滝があります。


いすみ鉄道c63
総元駅から直線で2.5kmほどの西に位置する
こちらは国道465号線の大多喜町松尾付近の光景です。
いすみ鉄道c64
西小学校前交差点の信号の目の前が
いすみ鉄道の次の駅となります。
いすみ鉄道c65
駅の斜向かいの交差点北東角にある大多喜町立西小学校。
いすみ鉄道c66
一旦駅の前を通り過ぎて下り坂の上総中野方への国道を西へと進みます。
いすみ鉄道c67
国道の北側には蛇行する西畑川が流れていますが
ご覧の通り国道と河畔はかなりの高低差があります。
いすみ鉄道c68
切り返して東へと戻り駅前の交差点へ。
いすみ鉄道c88
こちらは小学校の脇を抜ける交差点北側の道です。
農免道路の標識のある道は大多喜町の西部へと通じています。
いすみ鉄道c89
道を南に戻って駅前の交差点へ。
いすみ鉄道c69
交差点の南方向への光景です。
右手に駅があり、すぐ目の前にはいすみ鉄道の狐原踏切があります。
いすみ鉄道c70
ご覧の通り踏切から東を見ると駅は目の前です。
いすみ鉄道c71
踏切を渡った南側の光景。
周辺には水田が広がっています。
いすみ鉄道c72
切り返して踏切方向の北へ。
いすみ鉄道c73
南側から見た駅の光景です。
いすみ鉄道c74
踏切を再び渡って北側へ。踏切と国道とに挟まれた東側が
駅の敷地への入口となっています。
いすみ鉄道c75
西畑駅の駅の外観です。
1937年(昭和12年)に国鉄木原線の駅として追加されました。
駅舎は無くホーム上に待合室の建屋があるのみと駅となっています。
いすみ鉄道c76
駅前には勾配のついた舗装された広場があります。
いすみ鉄道c77
広場奥にはご覧の下る階段が。
いすみ鉄道c78
階段は国道側へと連絡しており、国道の歩道脇には
ご覧の駅駐輪場とトイレが設置されています。
いすみ鉄道c79
広場へと戻ってホームの入口へ。
いすみ鉄道c80
こちらが西畑駅のホームの様子です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅です。
いすみ鉄道c81
西端の上総中野方のホームの光景です。
国道沿いにホームのある駅ながら土盛りに枕木転用の木製縁石のホームは
なかなかのローカル感をかもし出しています。
いすみ鉄道c82
切り返して東へと見たホーム。
いすみ鉄道c83
駅の待合室は丸窓の和風木造の造りで木製ベンチが設置されています。
いすみ鉄道c84
ホーム東端の大原方。目の前に踏切があります。
いすみ鉄道c85
再び切り返してホーム中央部方向へ。
いすみ鉄道c86
駅には目の前の小学校の児童が作成した看板が幾つも設置されています。
いすみ鉄道c87
ホームから見た目の前に広がる水田の光景。


いすみ鉄道c90
こちらは国道465号線の大多喜町中野付近の様子です。
国道から南へ向かって県道177号勝浦上野大多喜線が分岐しています。 いすみ鉄道c91
県道177号勝浦上野大多喜線はいすみ鉄道の踏切を越えて
勝浦のJR外房線上総興津駅まで通じています。
いすみ鉄道c92
国道に戻って三差路を西へと進むとすぐに右手に西畑郵便局があります。 いすみ鉄道c93
郵便局からさらに国道を西に進むと今度は左手に西畑駐在所があって
目の前に東に分岐する三差路があります。
いすみ鉄道c94
東への道は市道で「大多喜城6.5km」の標識が示すとおり
大多喜町の中心地へと向かっている道路です。
いすみ鉄道c95
駐在所からさらに西へと進むと駅を示す標識があり
ご覧の三差路が分岐する横断歩道のある交差点となります。
こちらが駅への入口となります。
いすみ鉄道c96
付近の様子を示した地図。
いすみ鉄道c97
駅前を通り過ぎて国道を引き続き西へと進むと
沿道に商店が散在しています。
いすみ鉄道c98
さらに進むと右手北側に神社が。
いすみ鉄道c99
社号を見ると中野山水神社と書かれています。
いすみ鉄道d01
その神社の先にご覧の三差路がありますが、
この交差点で国道465号線は南へと直角に進路を変えています。
いすみ鉄道d03
三差路を直進する道路は県道32号大多喜君津線となって
JR久留里線の久留里駅方面へ。
いすみ鉄道d04
切り返して西側から見た国道の三差路です。
いすみ鉄道d05
南へと向かった国道465号線は小湊鐵道の踏切を越えて
JR久留里線の上総亀山駅方面へと向かっています。

いすみ鉄道d06
国道を東へと戻って駅の入口付近へ。
いすみ鉄道d07
60mほど進むと奥は舗装された広場となっており
道の正面に駅舎が置かれています。
いすみ鉄道d08
広場の入口付近。両側は地元の建設会社の敷地となっていますが
縁石などでは区切られておらず、舗装の境目で判別できる状態です。
いすみ鉄道d13
切り返して駅舎側かた国道に向かって見た駅前の道路。
いすみ鉄道d14
三差路正面のそば屋の前にはご覧の案内看板がありました。
いすみ鉄道d09
こちらが上総中野駅の駅舎の外観です。
1928年(昭和3年)に小湊鐵道の終着駅として開業した駅で、
国鉄木原線が1934年(昭和9年)に当駅まで延伸したことで二つの路線が連絡する駅となりました。
現在の駅舎は1989年(平成元年)に改築されたものです。
いすみ鉄道d10
広場の西側の様子。カラーコーンの駅舎側が駅の敷地の様です。
いすみ鉄道d15
線路沿いの西側の奥には木造の駅駐輪場が。
ベンチが置かれて半ば待合所と化しています。
いすみ鉄道d11
反対の広場東側。こちらは区画がされていないので
砂利のスペースに駐車ができる様子でした。
いすみ鉄道d12
駅舎東に隣接する竹の切り株形の建物は町の公衆トイレです。
駅にはトイレが設置されていないのでこちらを使用することとなります。 いすみ鉄道d16
駅舎の中の様子です。無人駅なので木造ベンチの置かれた待合室なっています。
いすみ鉄道d17
ホーム側の駅舎出入口はご覧の通り軒下に腰壁があります。
いすみ鉄道d18
出入口腰壁の柱にはご覧のホーム案内の表記が。
いすみ鉄道d19
駅舎のある北側の小湊鐵道ホームです。
単式ホーム1面1線であり、終着駅なので折り返し運転となっています。
いすみ鉄道d20
小湊鐵道の五井方となるホーム西端の光景。
いすみ鉄道d21
切り返して大原方へと見たホームの様子です。
いすみ鉄道d22
ホームを連絡する駅東端の構内踏切。構造的に列車が通過する事はまずありません。
いすみ鉄道d23
こちらが上総中野駅の南側にあるいすみ鉄道ホームです。
単式ホーム1面1線となっており、こちらも折り返し運転となります。
いすみ鉄道d24
ご覧の通り元は島式ホームであった形状で、北側にも線路が敷かれていたスペースがあります。
西側のホームの先には車止めが設けられていますが、
さらに南側に一本側線があってこの側線のみ小湊鐵道の線路とつながっています。
いすみ鉄道d25
ホームには屋根の上屋があるのみでベンチが置かれていますが
基本的に乗客は駅舎で列車を待つ構造となっています。



いすみ鉄道d26
以上でいすみ鉄道の全駅となります。
かつて「何も無いがあります」とキャッチフレーズがつけられた路線ですが
一駅づつ丹念にまわってみるとそれなりに見所はありました。


では。

【写真撮影:2022年4月ほか】

いすみ鉄道c32
いすみ鉄道の続きです。


その1(大原駅━上総中川駅)はこちら



いすみ鉄道a96
こちらは国道297号線の大多喜町船子付近の光景です。
いすみ鉄道a98
信号の交差点には駅があることを示す標識が。
いすみ鉄道a99
反対の北側から見た交差点の光景です。
いすみ鉄道a97
この交差点の南東角にはおおたきショッピングプラザオリブがあり、
いすみ鉄道の次の駅への入口となります。
いすみ鉄道b01
国道の交差点からオリブの北側を東へと入る道路。
いすみ鉄道b02
このオリブの北側を100mほど進むとご覧のT字路があります。
いすみ鉄道b03
反対の西側から見た駅へのT字路。
オリブの駐車場の植え込みに駅への案内看板があります。
いすみ鉄道b04
案内の看板に従って北の駅方向へ。
200mほどでいすみ鉄道の踏切が見えてきます。
いすみ鉄道b05
この道の東側には「船子城見ヶ丘団地」という1996年(平成8年)から
大多喜町で分譲をした戸建ての新興住宅地があります。
いすみ鉄道b06
ショッピングセンターオリブから北に200mにあるいすみ鉄道の船子第二踏切。
いすみ鉄道b07
その踏切の南側手前から西へと線路沿いに道が分岐しており、
道に入るとすぐにいすみ鉄道の次の駅があります。
いすみ鉄道b10
線路の北側から見た城見ヶ丘駅の全景です。
駅は2008年(平成20年)8月に新設されたもので、
船子城見ヶ丘団地の開発による人口増に対応する形で作られました。
いすみ鉄道b11
駅の南側に面する道路の前には田んぼが広がっており、
西側にはいすみ鉄道を跨ぐ国道297号線の跨線橋が見えます。
いすみ鉄道b12
跨線橋から見た駅南側の光景。
いすみ鉄道b13
切り返して西側から見た駅前付近の様子です。
いすみ鉄道b14
駅の入口は交差点の手前すぐ付近にあり、
駅前広場の様な施設は無く道路から直接駅敷地へと入る仕組みとなっています。
いすみ鉄道b08
南側の道に面した線路沿いに置かれた駐輪場。
この駐輪場からスロープが延びて駅ホームへの入口となっています。
いすみ鉄道b09
スロープを進んで駅ホームへ。
いすみ鉄道b15
こちらが城見ヶ丘駅の駅ホームの様子です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅で駅舎はありません。
ホーム東の大原方の先には船子第二踏切が見えます。
いすみ鉄道b16
切り返して見たホームの光景。
ホーム入口は中央部付近となります。
いすみ鉄道b17
入口脇に設けられた駅の待合所。鉄骨カーボン製の屋根に
プラスティックのベンチが置かれた比較的新しい設備です。
いすみ鉄道b18
ホーム西側の大多喜方の様子です。
国道の跨線橋の前後には菜の花と桜が立ち並ぶスポットとなっています。
いすみ鉄道b19
再び切り返してホーム中央付近へ。
いすみ鉄道b20
待合所近くのフェンスには大多喜ハーブガーデンの幕が掛かっています。
開業以来の副駅名は「オリブ前」でしたが2019年(令和元年)より
ネーミングライを取得した「大多喜ハーブガーデン」が副駅名となっています。
いすみ鉄道c31
副駅名が「オリブ前」だった時の城見ヶ丘駅の駅名標。
いすみ鉄道b21
その向かい側には大多喜高校の生徒が作成したいすみ線の看板が。


いすみ鉄道b22
こちらが大多喜駅の駅舎の外観です。
1930年(昭和5年)の国鉄木原線開業の際の終着駅で、
車両基地や本社なども置かれたいすみ鉄道の中核となる駅です。
いすみ鉄道b23
駅舎の南側部分の建物はご覧の通りいすみ鉄道の本社の建物です。
いすみ鉄道b24
駅前にはタクシーが常駐するロータリーがあり、
中央部にはガス灯が建っています。
いすみ鉄道b25
こちらがそのガス灯です。大多喜町は国内発の液化天然ガスを算出した町で
1935年(昭和10年)には町に都市ガスが供給され実用化されています。
いすみ鉄道b26
駅周辺を案内する駅前の地図です。
いすみ鉄道b27
駅の向かい側にある町立の天然ガス記念館。
いすみ鉄道b28
その並びには「大多喜観光本陣」と題した観光協会の建物があります。
いすみ鉄道b29
駅前から北側方向への道は「四ツ門通り」という市道で
250mほどで県道172号大多喜里見線に通じています。
いすみ鉄道b60
線路に沿って駅を背にして北に四ツ門通りを進みます。
右手にカーブを描いて線路から離れるとまもなく県道との交差点があります。
いすみ鉄道b61
県道172号と交わる大多喜駅入口交差点の信号。
いすみ鉄道b62
この場所にはかつて大多喜城の4番目の門があったことから
交差点角の遺構跡付近に四ツ門公園が設けられています。

いすみ鉄道b63
四ツ門通りを戻って駅方面へ。
いすみ鉄道b30
反対の西よりの駅前には四差路があって大多喜町の中心街方面や
街のシンボルでもある大多喜城方面へと通じています。
いすみ鉄道b35
交差点の西側で優先道路となっているこちらは「南郭通り」と名づけられている
県道231号大多喜停車場線です。駅前から大多喜町役場の前など
中心市街地を抜けて国道297号線へと連絡をしている道路となります。
いすみ鉄道b64
この道は県道の停車場線ながら北の駅側からの一方通行となっています。
いすみ鉄道b65
通り沿いには大多喜町役場(国指定文化財)、宍倉商店(国指定文化財)、
夷隅神社(町指定文化財)といった歴史のある街ならではの建物が並んでいます。
いすみ鉄道b66
切り返して南郭通りを北に戻り再び駅前の四差路へ。

いすみ鉄道b67
今度は四差路からガス記念館脇の大手通りへと入ります。
いすみ鉄道b68
通りに入ってすぐに右手に見えるのが大多喜町の町営駐車場です。
いすみ鉄道b69
駐車場の先へと進むと今度は左手に大手会館という建物が見え、
房総中央鉄道館という国鉄木原線やいすみ鉄道などの資料のある博物館があります。
いすみ鉄道b70
さらに進むとまもなく道は城下町通りへとつき当たります。
駅からおよそ200m弱の通りですが駅と大多喜の町のメイン商店街とを最短で連絡する道となります。

いすみ鉄道b31
四差路から南の線路沿いの道を進むと50m先にご覧の門が見えます。
これは1982年(昭和57年)に復元された模擬大手門で「歓迎門」の別名がついています。
いすみ鉄道b32
大手門の脇にはいすみ鉄道の車両基地の車庫があり、
当日運用がされていない車両が留置されているのが見られます。
いすみ鉄道b33
そして大手門からさらに150mほど線路沿いを進むと
南郭踏切が見えてきます。
いすみ鉄道b34
踏切名が示す通りここは城郭に南縁にあたる場所で、
メキシコ通りと名前を変えた市道を進むと大多喜城があります。
いすみ鉄道b71
大多喜町のシンボルでもある大多喜城。
駅からは徒歩でおよそ20分弱といった距離でしょうか。

いすみ鉄道b36
駅舎へと戻って中へと入ります。ホーム側の改札出入口まで
通路状の部屋となっており有人窓口が設けられています。
形式としては窓口は本社職員が対応する形なので駅としては無人駅扱いなのだそうです。
いすみ鉄道b37
部屋の北側には旧売店スペースがあります。
いすみ鉄道b38
看板は残っているものの2019年(令和元年)に売店は閉店となり、
現在はギャラリースペースとなっています。
いすみ鉄道b39
ホーム側の駅舎出入口付近です。
いすみ鉄道b40
こちらが駅舎のある1番線下り上総中野方面行きホームです。
駅は千鳥式2面2線となっており列車交換が可能となっています。
いすみ鉄道b41
改札の両側にある本多忠勝の立看板や人形。
大多喜城に1590年(天正18年)に城主として入場したことから
ご当地の武将として親しまれています。
いすみ鉄道b42
1番線ホーム北側の大原方の光景です。
いすみ鉄道b43
切り返して南へと見た1番線ホーム。
いすみ鉄道b44
南端の上総中野方のホーム端の様子です。
いすみ鉄道b45
1番線と2番線のホームを連絡する構内踏切。
いすみ鉄道b46
こちらが2番線ホームの様子です。上り線大原方面行きホームとなります。
いすみ鉄道b47
2番線ホーム上の木造の待合室。
いすみ鉄道b48
ホーム南端側の上総中野方の光景です。
いすみ鉄道b49
このホームの南側は車両基地や車庫がありホーム上から様子を見る事ができます。
いすみ鉄道b50
切り返して北側の駅舎方向へと見た2番線ホーム。
いすみ鉄道b51
そして2番線ホーム北端の脇の、構内踏切とは反対側を見ると
フェンスに扉が設けられているのが見えます。
こちらは2007年(平成19年)に設けられた三の丸改札口で、
大多喜城跡にある大多喜高校の生徒のため朝夕のみ開けられるという入口です。
いすみ鉄道b52
こちらは2番線ホームの裏手西側にある留置線。
洗車台や燃料の給油機などが置かれています。


いすみ鉄道b53
こちらは国道465号線の大多喜町八声付近の様子です。
いすみ鉄道b54
夷隅川を渡る蟹取橋という橋を北へと渡ると橋のたもとで道が分かれていますが
川沿いに下るこの道が次の駅への道となります。
いすみ鉄道b55
反対の南側から見た橋の手前の駅への道付近。
いすみ鉄道b56
道を進むとまもなく小谷松の集落の中へと入ります。
いすみ鉄道b57
集落の中を進む道。国道からおよそ300mほど進むと
駅へと通じるT字路へと差し掛かります。
いすみ鉄道b58
反対の西側から見た駅入口のT字路付近。
いすみ鉄道b59
ちょうど集落の中央付近で神社へとつづく南への道があり
こちらが駅へと通じる道になっています。
いすみ鉄道b72
50mほどであるいすみ鉄道の小谷松踏切。
いすみ鉄道b73
踏切の南側目の前にはご覧の熊野神社の鳥居があり、
小高い丘の上に神社が鎮座しています。
いすみ鉄道b74
神社から北側を見下ろすと目の前に駅ホームが見えます。
いすみ鉄道b75
駅と神社の間の坂道を登ると神社の裏手に。
山の上はゴルフ場と浄水場があるので集落はこの先にはありません。
いすみ鉄道b76
切り返して坂を下って踏切まで戻ります。
いすみ鉄道b77
踏切の北側脇が駅のホームへと入る敷地となります。
広場は舗装はされているものの車が2台程度の広さの小さなものです。
いすみ鉄道b78
奥のホームへの入口。ホーム東端のスロープ前に
駅の待合室が建っています。
いすみ鉄道b79
こちらが小谷松駅の駅ホームの光景です。
1960年(昭和35年)に国鉄木原線で追加新設された駅の一つで、
単式ホーム1面1線の棒線無人駅で駅舎はありません。
いすみ鉄道b80
西端の大原方のホーム端付近です。
いすみ鉄道b81
切り返して東の上総中野方へと向いたホームの様子。
いすみ鉄道b82
東側の待合所の様子。木造の年季の入った建屋が現役です。
いすみ鉄道b83
ベンチにおかれたガチャのおみくじ。
いすみ鉄道b84
壁には駅周辺の光景をイメージしたであろうペイントが施されています。


いすみ鉄道b85
こちらは国道465号線の夷隅郡大多喜町大戸付近の光景です。
小谷松駅からはおよそ1.2kmほど南方に位置している
蛇行する夷隅川の左岸に沿ったご覧の国道沿いに次の駅があります。
いすみ鉄道b86
横断歩道のある総元農協前信号。国道の北側にはかつての総元農協の跡地の空き地があります。
いすみ鉄道b87
その農協跡地の向かい側にご覧の駅入口が設けられています。
いすみ鉄道b88
反対の東側から見た国道465号線の駅前付近。
農協跡地の手前隣には営業していない駅前商店が残っています。
いすみ鉄道b89
歩道から国道と直接接している駅の敷地へと入ります。
いすみ鉄道b90
こちらが東総元駅の外観です。
1937年(昭和12年)に国鉄木原線に追加設置された駅となります。
いすみ鉄道b91
国道とホームの間には舗装された小さな駅前広場がありますが
車が進入にするにはなかなか厳しく入れないと言って良いでしょう。
南側には木造の駅駐輪場があります。
いすみ鉄道b92
反対の広場南側の様子。ホームとの区画を兼ねてか
花壇が設けられており駅名標も花壇に設置されています。
いすみ鉄道b93
広場からホームへの入口付近。
いすみ鉄道b94
こちらが駅ホームの様子です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
いすみ鉄道c23
交換される前の駅名標。現在の駅名標の脇に今でも土台だけが残っています。
いすみ鉄道b95
ホーム南端側の上総中野方の光景です。
いすみ鉄道b96
この駅の東側では夷隅川にそって鉄道と国道がカーブをしており、
桜の季節には桜並木と菜の花、夷隅川と鉄道が一度に見られる場所で
多くの愛好家の路駐と三脚が見られる定番スポットとなっています。
いすみ鉄道b97
切り返して北の大原方へと見たホーム。
ホームは土盛りであり、縁石も枕木を転用したものとなっています。
いすみ鉄道b98
駅待合室の様子です。この待合室は2008年(平成20年)に
テレビ東京系列「チャンピオンズ~達人のワザが世界を救う~」の企画で建て直されたもので
番組の「大工王」によって開運を願う縁起のいい待合室となっています。
いすみ鉄道b99
待合室北側の六角形部分の建屋に設けられたおみくじ。
いすみ鉄道c01
ホーム北端側の大原方の様子です。
いすみ鉄道c02
再び切り返してホーム出入口方向へ。


いすみ鉄道c03
国道465号線を引き続き西へと進み、およそ800mほどで
横道へと反れるご覧の三叉路があります。
いすみ鉄道c04
この三差路脇には小湊バスの久我原停留場が設置されています。
こちらバス停は駅最寄のバス停として案内されているものです。
いすみ鉄道c05
反対側から見た三差路付近。
このわき道が国道から駅までへと通じる道路の入口となります。
いすみ鉄道c06
国道から入ってすぐにいすみ鉄道を跨ぐ跨線橋を渡り
線路に沿って南東方向へと道を進みます。
いすみ鉄道c07
蛇行する夷隅川に両側を挟まれた丘の上の道を
駅に向かって進みますが周囲はご覧の通りほぼ何もありません。
いすみ鉄道c08
国道から徒歩10分ほど、700mを進むとやっと民家が見えてきますが
この民家の前付近に駅への入口となる道があります。
いすみ鉄道c09
駅への道が分岐している交差点付近。
いすみ鉄道c10
この交差点から西へと伸びるご覧の道が駅への取り付け道路となっています。
いすみ鉄道c12
駅の反対側には民家へと通じる私道が。
いすみ鉄道c11
民家の南側、駅前からは斜向かい付近には
バス会社の駐車場がありました。
いすみ鉄道c13
駅前の交差点からバス会社の駐車場前を通り抜けて南へと進むと
250mほどで国道297号線の大多喜街道との久我原交差点の信号があります。
いすみ鉄道c15
交差点の南西角に立てられた三育学院大学の野立て看板。
いすみ鉄道c14
南側は大多喜街道の勝浦方面で
すぐ目の前に夷隅川に架かる久我原橋があります。
いすみ鉄道c16
反対の北方向への国道297号線大多喜街道の光景。
こちらは大多喜駅付近を抜けて小湊鉄道方面へと通じています。
いすみ鉄道c17
久我原交差点の北西角にはながらく営業している様子を見ない
ラーメンチェーン店が残っています。
いすみ鉄道c18
切り返して再び駅方向へと道を戻ります。
いすみ鉄道c19
駅前の小さな木製の案内看板に従って駅方向へ。
いすみ鉄道c20
交差点から駅まではおよそ130mでご覧の道が唯一の駅への連絡道となります。
道の両側のゆるい斜面にはご覧の通り花が植えられており
春の間はカラフルな景色となっています。
いすみ鉄道c21
途中に設けられた木造の駅駐輪場。
いすみ鉄道c22
奥へと進むとホーム東端の入口が見えてきます。
いすみ鉄道c24
こちらが久我原駅の外観です。1960年(昭和35年)に国鉄木原線に追加新設された駅で
単式ホーム1面1線の棒線無人駅で駅舎はありません。
いすみ鉄道c25
この駅では2009年(平成21年)より三育学院大学がネーミングライツを取得しており
「三育学院大学久我原駅」として現在に至っています。
尚、大学は駅から2kmほど離れた場所にあり全寮制なので
通学に使っている生徒はいない様子だそうです。
いすみ鉄道c26
ホームの光景です。土盛りホームですが東側の乗降につかう部分は
コンクリート縁石で舗装がされています。
いすみ鉄道c27
北西端の大原方の光景です。
鉄道だけに乗ってくるとほぼ駅周囲には何も無いので秘境感が高い駅です。
いすみ鉄道c28
切り返して上総中野方の南東方向へと見た様子。
いすみ鉄道c29
待合室の中の様子です。
いすみ鉄道c30
ホーム側かた見た駅への取り付け道路。



まだまだ大多喜町内のいすみ鉄道は続いていますが
文字数の関係で一旦このあたりで切って記事を分割したいと思います。
残りのいすみ鉄道の駅についてはその3へ。

では。


【写真撮影:2022年4月ほか】

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