お次は仙台市営地下鉄東西線です。
名前の通り仙台市が運営する市営地下鉄ですが、
2015年12月開業というまだ出来立てホヤホヤの新路線です。
こちらが東西線の西の端の起点駅である八木山動物公園駅です。
駅の外観。
新規開業の地下鉄らしく、終端駅の駅前には
大きな立体駐車場が建設されており
パークアンドライドのアピールがされていました。
この駅は名前の通り仙台市立の八木山動物公園の目の前にある駅です。
東西線の開業によって動物園と駅が直結する事となりました。
写真は駅の東側の道で、奥が動物園の入口です。
こちらが駅の改札ですが。
駅構内にはご覧の通り、動物園前の駅であることが
要所要所にデザインとしてちりばめられていました。
ホームには「日本一標高の高い地下駅」の案内も。
こちらの駅ですが、ホームではご覧の通り、
仙台城跡付近へとGPSが飛んでしまって
駅の位置情報は取得ができない状態です。
つまり列車内やホームからは駅が取れません。
こちらが地上まで出た状態でのGPSの位置情報です。
地上では問題なく駅をピンポイントで拾ってくれます。
これは仙台市の新しい地下路線には共通しているのですが、
基本的に仙台市の新規地下路線はGPS位置情報が取れないと思って良いでしょう。
続いて次の駅の青葉山駅です。
こちらが地上の駅出口の外観です。
副駅名として「東北大学青葉山キャンパス前」という名前がついていますが、
ご覧の通りそのまま駅出口の目の前に東北大学のキャンパスが広がります。
宮城教育大学も近くにあり、まさにキャンパスに通う為に作られた駅と言って良いでしょう。
この青葉山駅、地下のホームから位置情報を取得すると
だいたいご覧の場所に飛ばされます。
ここで取れる駅は国際センター駅となりますので青葉山駅は取れません。
改札あたりまで出てきてもダメで、
ご覧の青葉山駅の位置をピンポイントで取得するには
地上まで出ないと駄目でした。
つまりこの駅もホームや列車内からは取れないという事です。
続いて川内駅。
東北大学の川内キャンパスや仙台の文化施設の集まる地域です。
この駅もホームでGPS位置情報を取るとご覧の通り
国際センター駅付近まで飛ばされてしまいます。
ですがこの川内駅の場合、ホーム階段を昇って
改札前まで来るとご覧の様に駅の位置情報が取れます。
これは次の国際センター駅の先で広瀬側を橋梁で渡る為
川内駅付近の路線の深度が浅い為だと思われます。
ただ、やはりホームや列車からはこの駅も取れませんので
一旦列車を降りる必要はあるでしょう。
国際センター駅。
名前の通りに眼前に仙台国際センターがあり、
仙台城跡や青葉山公園などが控える地域の玄関駅です。
ホームから仙台方面を見るとご覧の通り地上出口が見えます。
この駅を境として東西線は一旦地上を走る事となります。
ホームから地上が見えるだけあって、この国際センター駅に関しては
位置情報がホームからも取得可能です。
まあ、他の駅からのGPSがこの駅まで飛んでくるので
駅到着前に既に取れてしまっている可能性が高い駅なのですが。
広瀬川の橋梁を渡る東西線。
大町西公園駅です。
こちらが駅の出口の外観。青葉通り大町交差点付近にあります。
この駅もホームから地上の位置情報は、他駅同様入っていないと思います。
ですが仙台以西の地下鉄東西線の路線内では
ご覧の大町西公園駅付近へと飛ばされる事が多いという状況下にあります。
ですので結果的にこの駅は東西線に乗車すれば比較的簡単に取れるでしょう。
地上に出れば当然駅の場所ピンポイントで位置情報の取得は可能です。
青葉通一番町駅。
仙台駅前から伸びる青葉通りに出口があり、
アーケード街や仙台国分町など
西口エリアの繁華街の最寄り駅の一つとなります。
この青葉通一番街駅から仙台駅、宮城野通駅の3駅は
路線上で位置情報を取得するとご覧の大町西公園駅付近に飛んでしまいます。
ホームでも路線上と同様に大町西公園駅を取ってしまいますので
この駅のホームや列車からは駅を取る事ができません。
ご覧の駅の位置情報を取るにはやはり地上まで出なければ駄目でした。
そしてこちらはJR仙台駅の西口で、駅前には歩道のデッキがありますが。
そのデッキにある、仙台市営地下鉄仙台駅のエレベーターの入口がこちらです。
駅メモではJR仙台駅と地下鉄仙台駅は別の駅扱いですので注意が必要です。
こちらが地下鉄仙台駅の改札入口。
基本的に仙台市営地下鉄の建設の際に、
JR仙石線の仙台駅として現在のJRあおば通駅を作った事から
仙台駅東西地下自由通路でJR仙台駅、JRあおば通駅、地下鉄仙台駅が連絡しています。
ですので地下鉄の入口も地下通路の中にあり基本的に駅舎はありません。
こちらが仙台駅のホーム。
この駅も青葉通一番町駅同様に、GPSは大町西公園駅付近に飛ばされますので
列車内やホームからの駅の取得は困難です。
こちらも地上まで出れば駅の位置情報がピンポイントで取れます。
この地下鉄仙台駅は、できた経緯からも分かる通り
JR仙台駅、JRあおば通駅と地下道で連絡して非常に近接しています。
ですので地下からのアクセスの場合、
GPS位置情報が揺らいで隣の駅が取れることがままありますので
確実なのは地上まで出ることかと思います。
宮城野通駅。
駅地上出口の外観です。
この駅もホームからは大町西公園駅付近が取れますので、
ご覧の駅ピンポイントの位置情報を取るには地上まで出る必要があります。
連坊駅。
こちらが地上出口の外観です。
駅改札前通路には駅名の由来が掲示されていました。
この連坊駅あたりから東西線の路線上では
GPSが地下鉄南北線の五橋駅付近に飛ぶ様になります。
ですので連坊駅のホームや列車内からも駅の位置情報は取れません。
この駅も地上まで出て駅の位置情報が取得できる状態でした。
薬師堂駅。
こちらが出口の外観です。
この駅もホームからは駅の位置情報を取得せず
GPSが位置飛びをしてしまいますので、
ご覧の様にピンポイントで薬師堂駅の位置情報を取るには
地上に出る必要があります。
卸町駅。
駅出口外観です。
他県の同様の駅名の駅と同じように、この駅も流通団地が近くにある
物流の中心地域のあります。
こちらの駅も地下ホームではGPS位置飛びの為駅が取れません。
やはり南北線の五橋駅付近へと飛ばされてしまいます。
ですので卸町駅の位置情報を取るには地上まで出る必要があります。
次は六町の目駅です。
こちらが駅の入口。
他の駅と同様に地下ホームからは駅の位置情報は取れません。
地上に出ると多少離れた場所にGPSが飛ばされましたが
六町の目駅が取れる場所を取得できました。
そして東西線の東の終点の荒井駅です。
ご覧の通り終点駅の為か地上駅舎のある駅となっています。
到着した列車は降車専用ホームに到着し、
乗客を降ろした後一旦車両基地へと入りますので
そのままの折り返し乗車はできません。
地下ホームからGPSを取ると、なぜかJR榴ヶ岡駅付近へと飛ばされました。
どちらにしてもこの駅もホームから駅の位置情報は取れない様子です。
地上に出るとご覧の通り荒井駅を取得できました。
さて、もう一度整理しますが、この仙台市営地下鉄東西線は
ほとんどの駅で地下ホームからGPS位置情報が取得できない状態の路線となっています。
実際に私が仙台駅から西半分の八木山動物公園駅までを乗車した際には、
さんざん位置飛びをした結果、終点に到着したら結果的に全駅が取れていました。
ですが仙台駅以東の荒井駅までの区間はほぼ東西線の駅は列車からは取れませんでした。
基本的には仙台市営地下鉄東西線は
地上からでないとGPS位置情報は取れないと考えて良いと思います。
こちらは仙台市営地下鉄東西線の地上でのau 4G LTEでの電波状況です。
さすが東北の中核都市だけあって全線漏れなく電波状況は良好でした。
地上からは位置情報を取り逃す事は無いでしょう。
まあこの通り、東西線をGPSでの直接アクセスにこだわると
かなりの労力を必要とします。
実際に東西線の全駅を下車して地上まで出た私は4時間近くを費やしました。
特に目的が無いのならば、労力やコストを考えた場合レーダーを使うべきでしょう。
こちらはJR仙石線の仙台トンネルを抜けた直後の
陸前原ノ町駅━苦竹駅間からのレーダー射程です。
ご覧の通り東西線のかなりの数の駅が取れることが分かると思います。
JR仙石線の小野新町駅━福田町駅からだと
射程7があれば終点の荒井駅まで十分にレーダーが届きます。
JR仙山線の国見駅からですと、
見ての通り終点の八木山動物公園駅まで射程8で届きます。
レーダーの射程次第とも言えますが、
たとえ全駅がレーダーで届かなくてもかなりの駅が取れるはずですので
労力的にはかなりの省力化が図れるでしょう。
少なくともGPS直接アクセスとは段違いの労力かと。
東西線に関してはJRの地上区間からのレーダー使用が無難ですし推奨します。
…まあ私は実乗派なのでレーダー使いませんけど。
しかし地下鉄とは言え、
ほぼ全駅でホームから取れない路線があるとは思いませんでした。
攻略の際には参考になれば幸いです。
では。