仙台市営地下鉄東西線01
お次は仙台市営地下鉄東西線です。

名前の通り仙台市が運営する市営地下鉄ですが、
2015年12月開業というまだ出来立てホヤホヤの新路線です。



仙台市営地下鉄東西線02
こちらが東西線の西の端の起点駅である八木山動物公園駅です。
仙台市営地下鉄東西線03
駅の外観。
仙台市営地下鉄東西線04
新規開業の地下鉄らしく、終端駅の駅前には
大きな立体駐車場が建設されており
パークアンドライドのアピールがされていました。
仙台市営地下鉄東西線05
この駅は名前の通り仙台市立の八木山動物公園の目の前にある駅です。
東西線の開業によって動物園と駅が直結する事となりました。
写真は駅の東側の道で、奥が動物園の入口です。
仙台市営地下鉄東西線06
こちらが駅の改札ですが。
仙台市営地下鉄東西線07
駅構内にはご覧の通り、動物園前の駅であることが
要所要所にデザインとしてちりばめられていました。
仙台市営地下鉄東西線08
ホームには「日本一標高の高い地下駅」の案内も。
仙台市営地下鉄東西線10
こちらの駅ですが、ホームではご覧の通り、
仙台城跡付近へとGPSが飛んでしまって
駅の位置情報は取得ができない状態です。
つまり列車内やホームからは駅が取れません
仙台市営地下鉄東西線11
こちらが地上まで出た状態でのGPSの位置情報です。
地上では問題なく駅をピンポイントで拾ってくれます。
これは仙台市の新しい地下路線には共通しているのですが、
基本的に仙台市の新規地下路線はGPS位置情報が取れないと思って良いでしょう。



仙台市営地下鉄東西線12
続いて次の駅の青葉山駅です。
仙台市営地下鉄東西線13
こちらが地上の駅出口の外観です。
仙台市営地下鉄東西線14
副駅名として「東北大学青葉山キャンパス前」という名前がついていますが、
ご覧の通りそのまま駅出口の目の前に東北大学のキャンパスが広がります。
宮城教育大学も近くにあり、まさにキャンパスに通う為に作られた駅と言って良いでしょう。
仙台市営地下鉄東西線15
この青葉山駅、地下のホームから位置情報を取得すると
だいたいご覧の場所に飛ばされます。
ここで取れる駅は国際センター駅となりますので青葉山駅は取れません。
仙台市営地下鉄東西線16
改札あたりまで出てきてもダメで、
ご覧の青葉山駅の位置をピンポイントで取得するには
地上まで出ないと駄目
でした。
つまりこの駅もホームや列車内からは取れないという事です。



仙台市営地下鉄東西線17
続いて川内駅
仙台市営地下鉄東西線18
東北大学の川内キャンパスや仙台の文化施設の集まる地域です。
仙台市営地下鉄東西線19
この駅もホームでGPS位置情報を取るとご覧の通り
国際センター駅付近まで飛ばされてしまいます。
仙台市営地下鉄東西線21 仙台市営地下鉄東西線20
ですがこの川内駅の場合、ホーム階段を昇って
改札前まで来るとご覧の様に駅の位置情報が取れます
これは次の国際センター駅の先で広瀬側を橋梁で渡る為
川内駅付近の路線の深度が浅い為だと思われます。

ただ、やはりホームや列車からはこの駅も取れませんので
一旦列車を降りる必要はあるでしょう。




仙台市営地下鉄東西線22
国際センター駅
仙台市営地下鉄東西線23
名前の通りに眼前に仙台国際センターがあり、
仙台城跡や青葉山公園などが控える地域の玄関駅です。
仙台市営地下鉄東西線24
ホームから仙台方面を見るとご覧の通り地上出口が見えます。
この駅を境として東西線は一旦地上を走る事となります。
仙台市営地下鉄東西線26
ホームから地上が見えるだけあって、この国際センター駅に関しては
位置情報がホームからも取得可能
です。
まあ、他の駅からのGPSがこの駅まで飛んでくるので
駅到着前に既に取れてしまっている可能性が高い駅
なのですが。



仙台市営地下鉄東西線25
広瀬川の橋梁を渡る東西線。


仙台市営地下鉄東西線27
大町西公園駅です。
仙台市営地下鉄東西線28
こちらが駅の出口の外観。青葉通り大町交差点付近にあります。
仙台市営地下鉄東西線29
この駅もホームから地上の位置情報は、他駅同様入っていないと思います。
ですが仙台以西の地下鉄東西線の路線内では
ご覧の大町西公園駅付近へと飛ばされる事が多い
という状況下にあります。
ですので結果的にこの駅は東西線に乗車すれば比較的簡単に取れるでしょう。
仙台市営地下鉄東西線30
地上に出れば当然駅の場所ピンポイントで位置情報の取得は可能です。



仙台市営地下鉄東西線31
青葉通一番町駅
仙台市営地下鉄東西線32
仙台駅前から伸びる青葉通りに出口があり、
アーケード街や仙台国分町など
西口エリアの繁華街の最寄り駅の一つとなります。
仙台市営地下鉄東西線33
この青葉通一番街駅から仙台駅、宮城野通駅の3駅は
路線上で位置情報を取得するとご覧の大町西公園駅付近に飛んでしまいます
ホームでも路線上と同様に大町西公園駅を取ってしまいますので
この駅のホームや列車からは駅を取る事ができません
仙台市営地下鉄東西線34
ご覧の駅の位置情報を取るにはやはり地上まで出なければ駄目でした。




仙台市営地下鉄東西線35
そしてこちらはJR仙台駅の西口で、駅前には歩道のデッキがありますが。
仙台市営地下鉄東西線36
そのデッキにある、仙台市営地下鉄仙台駅のエレベーターの入口がこちらです。
駅メモではJR仙台駅と地下鉄仙台駅は別の駅扱いですので注意が必要です。
仙台市営地下鉄東西線37
こちらが地下鉄仙台駅の改札入口。
基本的に仙台市営地下鉄の建設の際に、
JR仙石線の仙台駅として現在のJRあおば通駅を作った事から
仙台駅東西地下自由通路でJR仙台駅、JRあおば通駅、地下鉄仙台駅が連絡しています。
ですので地下鉄の入口も地下通路の中にあり基本的に駅舎はありません
仙台市営地下鉄東西線38
こちらが仙台駅のホーム。
この駅も青葉通一番町駅同様に、GPSは大町西公園駅付近に飛ばされますので
列車内やホームからの駅の取得は困難です。
仙台市営地下鉄東西線39
こちらも地上まで出れば駅の位置情報がピンポイントで取れます。
仙台市営地下鉄東西線40
この地下鉄仙台駅は、できた経緯からも分かる通り
JR仙台駅、JRあおば通駅と地下道で連絡して非常に近接しています。
ですので地下からのアクセスの場合、
GPS位置情報が揺らいで隣の駅が取れることがままありますので
確実なのは地上まで出ることかと思います。



仙台市営地下鉄東西線41
宮城野通駅
仙台市営地下鉄東西線42
駅地上出口の外観です。
仙台市営地下鉄東西線43
この駅もホームからは大町西公園駅付近が取れますので、
ご覧の駅ピンポイントの位置情報を取るには地上まで出る必要があります



仙台市営地下鉄東西線44
連坊駅
仙台市営地下鉄東西線45
こちらが地上出口の外観です。
仙台市営地下鉄東西線46
駅改札前通路には駅名の由来が掲示されていました。
仙台市営地下鉄東西線47
この連坊駅あたりから東西線の路線上では
GPSが地下鉄南北線の五橋駅付近に飛ぶ様になります。
ですので連坊駅のホームや列車内からも駅の位置情報は取れません
仙台市営地下鉄東西線48
この駅も地上まで出て駅の位置情報が取得できる状態でした。



仙台市営地下鉄東西線49
薬師堂駅
仙台市営地下鉄東西線50
こちらが出口の外観です。
仙台市営地下鉄東西線51
この駅もホームからは駅の位置情報を取得せず
GPSが位置飛びをしてしまいますので、
ご覧の様にピンポイントで薬師堂駅の位置情報を取るには
地上に出る必要があります




仙台市営地下鉄東西線52
卸町駅
仙台市営地下鉄東西線53
駅出口外観です。
他県の同様の駅名の駅と同じように、この駅も流通団地が近くにある
物流の中心地域のあります。
仙台市営地下鉄東西線54
こちらの駅も地下ホームではGPS位置飛びの為駅が取れません。
やはり南北線の五橋駅付近へと飛ばされてしまいます。
ですので卸町駅の位置情報を取るには地上まで出る必要があります



仙台市営地下鉄東西線55
次は六町の目駅です。
仙台市営地下鉄東西線56
こちらが駅の入口。
仙台市営地下鉄東西線57
他の駅と同様に地下ホームからは駅の位置情報は取れません
地上に出ると多少離れた場所にGPSが飛ばされましたが
六町の目駅が取れる場所を取得できました。



仙台市営地下鉄東西線58
そして東西線の東の終点の荒井駅です。
仙台市営地下鉄東西線59
ご覧の通り終点駅の為か地上駅舎のある駅となっています。
到着した列車は降車専用ホームに到着し、
乗客を降ろした後一旦車両基地へと入りますので
そのままの折り返し乗車はできません。
仙台市営地下鉄東西線60
地下ホームからGPSを取ると、なぜかJR榴ヶ岡駅付近へと飛ばされました。
どちらにしてもこの駅もホームから駅の位置情報は取れない様子です。
仙台市営地下鉄東西線61
地上に出るとご覧の通り荒井駅を取得できました。





さて、もう一度整理しますが、この仙台市営地下鉄東西線は
ほとんどの駅で地下ホームからGPS位置情報が取得できない状態の路線
となっています。

実際に私が仙台駅から西半分の八木山動物公園駅までを乗車した際には、
さんざん位置飛びをした結果、終点に到着したら結果的に全駅が取れていました。
ですが仙台駅以東の荒井駅までの区間はほぼ東西線の駅は列車からは取れませんでした

基本的には仙台市営地下鉄東西線は
地上からでないとGPS位置情報は取れないと考えて良い
と思います。

仙台市営地下鉄東西線62
こちらは仙台市営地下鉄東西線の地上でのau 4G LTEでの電波状況です。
さすが東北の中核都市だけあって全線漏れなく電波状況は良好でした。
地上からは位置情報を取り逃す事は無いでしょう。

まあこの通り、東西線をGPSでの直接アクセスにこだわると
かなりの労力を必要とします。
実際に東西線の全駅を下車して地上まで出た私は4時間近くを費やしました
特に目的が無いのならば、労力やコストを考えた場合レーダーを使うべきでしょう。
仙台市営地下鉄東西線63
こちらはJR仙石線の仙台トンネルを抜けた直後の
陸前原ノ町駅━苦竹駅間からのレーダー射程です。
ご覧の通り東西線のかなりの数の駅が取れることが分かると思います。
仙台市営地下鉄東西線64
JR仙石線の小野新町駅━福田町駅からだと
射程7があれば終点の荒井駅まで十分にレーダーが届きます。
仙台市営地下鉄東西線65
JR仙山線の国見駅からですと、
見ての通り終点の八木山動物公園駅まで射程8で届きます。

レーダーの射程次第とも言えますが、
たとえ全駅がレーダーで届かなくてもかなりの駅が取れるはずですので
労力的にはかなりの省力化が図れるでしょう。
少なくともGPS直接アクセスとは段違いの労力かと。
東西線に関してはJRの地上区間からのレーダー使用が無難ですし推奨します。

…まあ私は実乗派なのでレーダー使いませんけど。




しかし地下鉄とは言え、
ほぼ全駅でホームから取れない路線があるとは思いませんでした。
攻略の際には参考になれば幸いです。

では。

岩泉線59
さて。お次は岩手県をかつて走った廃線である
JR岩泉線についてです。



岩泉線01
こちらは岩手県のJR山田線の茂市駅です。
かつてこの茂市駅を起点として、JR岩泉線が運行をしていました。

2010年7月に起きた土砂崩れによって全線で運休をしていたこの路線は、
そのまま復旧が成される事無く2014年4月に正式に廃止となりました。

岩泉線02
駅舎の中に入り、こちらが待合室。
岩泉線03
切符の窓口の左手には、岩泉線に関する簡単な掲示がされていました。
岩泉線04
待合室を抜けると出る、こちらが茂市駅の一番線ホーム。
このホームこそがかつて岩泉線が使用をしていたホームです。
岩泉線05
そしてこれが1番線ホームの駅名標です。
左側が緑色のテープで隠されている為若干濃い色ですが、
ここの下に、岩泉線の次駅である「岩手刈谷」が表記されていたそうです。
岩泉線06
茂市駅の跨線橋から盛岡方向をみたのがこちらの写真です。
右端に見えるホームが1番線の旧岩泉線ホーム。
その前の線路こそが岩泉線で、奥に向かう方向が岩泉駅方面だそうです。




岩泉線07
続いてこちらが岩手刈谷駅です。
はい。2016年3月下旬現在で
ご覧の通り全てが綺麗に撤去されてしまっていました
駅のあった頃の資料を見ると、上の写真のあたりには
単式一面のホームや味のありすぎる駅舎があったそうなのですが
本当に何も無くなっていました
土地の感じから、ここが線路だったんだろう、という跡は分かったのですが。
岩泉線08
私が訪問した時に岩手刈谷駅の痕跡として残っていたのは、
駅跡の前の市道にあった「岩手刈屋駅」の朽ちかけたこの標識だけ
でした。
岩泉線09
こちらが最初に見て私が旧駅舎と勘違いをした、
駅に隣接していた建物です。
かつて駅があったのは、この写真を撮った私の背中側でした。




岩泉線10
次は中里駅です。
国道340号線に面して有るこの駅は
ご覧の通り待合室と単式ホームのみという見るからに無人駅だった跡でした。
岩泉線11
ただ、ご覧の通りホームには駅名標がまだ残っていましたし。
岩泉線12
ホームの前あたりには線路も撤去されずに残っていたのが
岩泉線のあった確かな痕跡として見れて非常に嬉しかったですね。
岩泉線13
ご覧の通り、廃墟化は着実に進んでいる様子なので
いつ撤去されてもおかしくないですが。

岩泉線53
起点の茂市駅から中里駅までの間は
ご覧の通り国道340号線沿いにau 4G LTEの電波サービスエリア内ですので
各駅ともGPSでの位置情報を取る事は可能です。



岩泉線14
次の駅へと車で移動。
この道は一応国道340号線です。


岩泉線15
そして次の岩手和井内駅
駅舎は小さいものの比較的新しく、十分に現役で使える状態でした。
でも、待合室の戸は立て付けが悪くなっていましたが。
岩泉線16
そしてホームの方も残ってはいるのですが、
こちらは着実に廃墟化が始まっていました。
岩泉線17
もう列車は来ません…
岩泉線52
この岩手和井内駅まではau 4G LTEでの電波サービスエリア内となっています。
ですので普通に現地で駅の取得が可能となっています。




岩泉線18
さて。次の駅へと向かう為に国道をひたすら走ると
どんどんと道が狭く酷い事になっていきます。
「酷道」とは良く言ったものです。
岩泉線19
道を間違えていない証拠にちゃんと国道の標識があります


岩泉線20
そしてこちらが、次の駅である押角駅の駅前です。
ちゃんと駅前の国道ですここは。
岩泉線21
…え?
いったい駅はどこにあるのでしょうか…?
岩泉線22
あ、ああ。標識の先に、国道から駅へと向かう道がありましたよ(棒読み)
岩泉線23
こちらが刈谷川に掛かっている橋。
この橋を渡って左手に行くと押角駅のホームへと行けるはずです。

工事用の単管パイプの手すりがついたどう見ても仮設橋ですが、
駅の営業当時から使っていた立派な本設橋だそうです。
廃駅となったので立ち入り禁止になっており、
これ以上進めないのが残念ですが。
法に抵触しない事を旨としているので已むを得ません。
岩泉線24
しょうがないので脇から近づけるだけ進んで
ホームの方向を撮ってみましたが。
藪しか見えませんよね。
岩泉線25
最大限拡大して撮影して、かろうじてぼんやりと
押角駅の駅名標の裏側が見えました。
肉眼では「押角駅」と書いてあるのが読めたんですが。
岩泉線27
この押角駅、auでは完全に電波圏外です。
4G LTEのサービスエリアの外なので、押角駅周辺でGPSの位置情報取得はできません。
この押角駅の目の前にDocomoの基地局アンテナが設置されていて
Docomoだけは位置情報が駅近辺で取得可能となっています。
岩泉線28
こちらはボロノイ図による押角駅の取得できるエリアの図です。
上のauの電波エリア図と見比べれば分かりますが
押角駅のエリア内でauの電波の入る場所はありません
つまりauのキャリアの方はレーダーでしか押角駅は取れないという事になります。
GPSでのチェックインで押角駅を取りたければ
Docomoの携帯で来るしか無いということになります。




岩泉線26
押角駅を後にして国道を進むと
岩泉線の線路がそのまま残っている光景が見れます。
たしかにこんな山奥の線路は撤去する労力もバカになりませんし
近隣に迷惑もかからないでしょうから放置することになるのは分かります。


国道340号線を押角駅からおよそ10km北上するも、
その間auの携帯の電波は一切入りません。
県道171号大川松草線とのT字路を左に曲がってしばらく進むと。
岩泉線29
ご覧の通り岩手大川駅への案内表示が現れます。
岩泉線30
表示にしたがって坂を上り、
かつて駅前広場だった場所から見た
岩手大川駅の全景です。
ご覧の通り、駅の構造物はほぼ撤去されており、
ホームの跡がかろうじて残るのみでした。
岩泉線31
ホームに近づいてみてもご覧の通り。
岩泉線32
しかしホームに上がってみると、
岩泉線の走っていたレールが残っていました。
岩泉線33
かつて岩手大川駅の駅名標のかかっていた枠です。
現在は外されてしまい、枠だけがさびしく残ります。
岩泉線34
ホームを背に県道の方向へと戻ると、
駅前広場にネコが歩いてこちらを伺っていました。
岩泉線35
こちらがau 4G LTEの電波サービスエリアの図です。
岩手大川駅はギリギリでサービス圏内に入っています。

この駅の前後の押角駅と浅内駅が両方共にauでは電波エリア圏外の廃駅ですので
auの方はこの岩手大川駅からレーダーで両駅を取る事になると思います。
Docomoの方は岩泉線に関しては必ず駅近辺に基地局アンテナが立っていますので
普通にGPSで取る事が可能でしょう。



県道171号線を戻って国道340号線へと戻り、
次の駅へと向かいます。
岩泉線36
岩泉線の線路と近づく地点では、
それぞれご覧の通りの素敵な光景が。
岩泉線37
岩泉線の橋梁などは、見ての通り
バリケードが作られて立ち入りができないようにされていました。



岩泉線38
そして次の浅内駅
前の岩手大川駅からはおよそ6kmほど西にあります。
こちらは浅内駅の駅舎の跡です。まだ残っていました。
岩泉線39
駅舎のホーム側。
直接駅舎からホームに上がる形ではなく、
ご覧の通り通路を経てホームと駅舎は離れていました。
岩泉線40
ホームはご覧の通り。
営業していた当時からホームは舗装されていなかったそうですから
当時の面影が残っているのだと思います。
岩泉線41
この駅も駅名標はご覧の通り枠のみが残っている状態です。
岩泉線42
この駅も岩泉線の線路が残っていましたが、
ご覧の通り線路の脇には、
かつてSLが走っていた時代の給水塔が残っていました。
岩泉線43
こちらがau 4G LTEのサービスエリアの図です。
浅内駅はエリアの圏外となっていますので、
駅近辺では位置情報が取れません。
岩泉線44
ボロノイ図で浅内駅のエリアをチェックしてみると、
押角駅同様にエリア内はほぼ圏外となっています。
つまりこの駅もauではレーダー以外では取れないという事になります。
Docomoはこの駅も普通にGPSで取る事が可能です。



浅内駅を出て国道340号線を進み、
途中で国道455号線へと入って進むとあるのが二升石駅です。
岩泉線45
こちらが二升石駅。
国道沿いの広場の前の斜面の上にホームがあるのが見えます。
かつてはホームには小さな待合室があって
広場には駅舎があったはずなのですが、
既に全て撤去されており、ホームのみが残っていました。
ロープが張られていた為ホームに上がることはできず。
岩泉線46
駅名標もすでに外されていました。
岩泉線47
ご覧の通りauでの電波サービスエリアには
二升石駅は入っていますのでGPSで普通に駅が取れます



岩泉線48
そして国道455号線を東に更に進んで行くと
岩泉線の終点であった岩泉駅へと辿り着きます。
岩泉線49
駅前には岩泉駅の碑が。
岩泉線50
駅の施設は閉鎖されて中には入れませんでしたので、
外から岩泉駅のホームを。
駅名標は外されてしまっていました。
岩泉線51
ご覧の通りau 4G LTEでは岩泉駅はエリア圏内ですので
問題なくGPS位置情報が取れます。





以上で岩泉線は全駅となります。
既に廃線となっていますので列車に乗って制覇をすることはもはやできません。
ですのでこの岩泉線を制覇するには車を使うしか無いという事になります。


岩泉線廃止の代替として、現在は岩泉線とほぼ同じ区間である
茂市駅━岩泉病院間を東日本交通の岩泉茂市線というバス路線が走っています。
岩泉線56
参考
東日本交通「岩泉茂市線のご利用案内について」
http://ej-bus.com/guide/
JR東日本「岩泉線に代わる路線バスの運行開始について」
http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1393477772_1.pdf


ただ、元々が一日3本しか走っていなかった岩泉線の代替路線なので。
岩泉線54
バスがご覧の通りの本数しか走っていません。
盛岡か宮古に宿を取ったとしても
岩泉線を往復するだけで恐らく一日が終わってしまうでしょう。


実際に岩泉線の現地を訪れるには、
現地近辺でレンタカーを借りて
国道340号線を車で走るのが一番現実的な方法かと思います。

私は自分の車で行きましたが、
盛岡駅から茂市駅まで県道106号線でおよそ1時間、
茂市駅から岩泉駅までもおよそ1時間で到達しました。
戻る時間を考えても岩泉線だけなら2、3時間あれば往復する事が可能かと思います。
実際にバスのこの区間を片道およそ1時間半で時刻表が設定されていますし。

ただ、この岩泉線に沿って走る国道340号線は
いわゆる「酷道」と呼ばれる悪路
です。
岩泉線55
実際に走った感想としては、言われるほど酷い道ではありませんでしたが、
すれ違いがギリギリの箇所は確かに数多くありました。
写真のあたりはダンプカーなども何台も往来をしていましたし。
実際にはマイクロバスが営業路線として走っている道ですので、
普通に運転ができる人ならば問題は無いと思いますが、
運転に自信が無い方にはお勧めはできない道ではあります。
また冬季は積雪や路面凍結が通常の区間ですから
スタッドレスタイヤは必須アイテムですし、
そもそも通行すらできない可能性も多々あるでしょう。



そこで駅メモでは「レーダー」というアイテムがあるので
近隣を通過する際にでもレーダーを飛ばして
岩泉線の駅を取るという方法
もあります。

ですが。
岩泉線57
こちらはJR山田線の平津戸駅━川内駅間からレーダーを飛ばした場合。
ご覧の通りレーダー射程が9あれば岩手大川駅まで届きます。
岩泉線58
こちらは三陸鉄道北リアス線の岩泉小本駅の少し来たからレーダーの場合。
二升石駅まで射程11というほぼMAXで届く事が分かります。

するとこの結果から岩泉線でただ一つ、
浅内駅だけは鉄道路線上からのレーダーでは届かないという事が分かります。
つまり何らかの方法で、鉄道(またはバス)を降りて
浅内駅へとある程度近づかなければレーダーすら届かないのです。



やはりもう列車の走っていない廃線、
しかも元々乗客数が少なく運行本数の無かったローカル線だけに
全線を制覇するには一工夫が必要でした。

この路線を決めてしまわないと岩手県の制覇はできませんので
なんらかの方策が必要でしょう。


では。

水戸線00
はい。次はJRの水戸線です。


茨城県の友部駅と栃木県の小山駅を東西に結ぶ路線で
常磐線と東北本線とを横に繋ぐ路線です。

全線で単線となっており、
およそ一時間に1、2本程度の列車が運行されているという状況です。




水戸線01
こちらが水戸線の起点の友部駅です。
名前が水戸線ですから水戸駅発の列車も走っていますが、
水戸駅━勝田駅間は常磐線なので、分岐するこの駅からが水戸線となります。
水戸線02
駅の跨線橋から線路を見ると、多くの留置線が見えます。
水戸線03
駅に入り、水戸線のホームへと降りる階段の前に。
水戸線04
こちらが水戸線のホームです。



水戸線05
宍戸駅
単式ホーム1面の単線駅です。
見ての通りホームは大きくカーブを描いています。


水戸線06
笠間駅


水戸線07
稲田駅


水戸線08
福原駅


水戸線09
羽黒駅


水戸線10
岩瀬駅


水戸線11
大和駅


水戸線12
新治駅


水戸線13
下館駅
関東鉄道常総線と真岡鉄道という二つの路線の起点駅でもあります。


水戸線14
玉戸駅
単式単線ホームの駅です。


水戸線15
川島駅


水戸線16
鬼怒川を渡る水戸線。



水戸線17
東結城駅
単式単線ホームの駅ですが、
なんと言っても
待合室が電話ボックスみたいな透明なのがポツンとあるだけの駅でして。


水戸線18
結城駅


水戸線22
小田林駅
水戸線23
ご覧の通りの単式単線ホームの無人駅です。
水戸線19
駅の目の前には中学校しかありません。



水戸線20
そして終点の小山駅です。
東北本線の駅ですが、両毛線の起点駅でもあり
また東北新幹線も停車をするという大きな駅です。

水戸線の中でこの小山駅だけが栃木圏内の路線であり、
他の駅は全て茨城県内にあります。




水戸線21
ご覧の通りau 4G LTEでの電波サービスエリアは
全線がサービスエリア内となっています。
実際に乗った感想からも、GPS位置情報の取得状況は良好でした。

全線の所要時間はほぼ1時間ちょうどとなっています。
全長で50.2kmある路線なので運賃は970円掛かります。

ただ、全線が東京近郊区間のエリア内であり、
また東北本線と常磐線を連絡する路線で
両毛線を使えば高崎線まで到達できる事もあり、
東京近郊の大回り乗車(選択乗車)の周回のルートとしては
比較的ポピュラーな路線
でもあります。
特に沿線にこれといった名所がある訳でもない通勤通学路線ですので
大回りで通過するのみといった方も少なくないと思われます。



運行本数が1時間に1、2本程度なので
小山や友部での乗り換えにだいたい30分程度は待ち時間が発生してしまいます。
周辺に私鉄路線が何本もあるので下館あたりで区切って攻略されるケースも
少なくないとは思いますが、時間の効率だけを考えるならば
一気に小山━友部間を制覇してしまった方が良い
とは思います。



まあ、乗ってしまえば駅の奪取にはさほど苦労もしないと思います。
スケジュールと相談をして攻略をして下さい。


では。

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