でんこの元ネタ
■No.51: 敷島ヒメギ(Shikishima Himegi)
 ■タイプ:サポーター
 ■誕生日:8月28日

■出身駅: JR上越線 敷島駅(群馬)
ヒメギ04
1924年(大正13年)3月31日に開業した駅で、
駅名はこの地域が旧敷島村であったことに由来します。
上越線a01
ホームは単式1面1線と島式1面2線の計3線があります。
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こちらが跨線橋で連絡している島式ホーム。
駅舎側の中央のホームは旅客使用されておらず、
フェンスで区画がされています。
ですので番線表示もこちらは一番外側が2番線とされており、
実質的に単式2面2線の駅となっています。
上越線a03
ホーム側から見た駅舎の入口。
上越線a04
こちらが駅舎の外観です。
元々は古い木像の駅舎だったそうですが、目の前の県道の整備に伴って
2003年(平成15年)よりご覧のモダンな駅舎となっています。
上越線a05
駅舎の中の様子。
新駅舎が出来た当時は有人駅でしたが、新駅舎供用から1年ほどで無人駅となり
駅務の窓口はご覧の通りピカピカのまま使用されていません。
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そして駅メモ的に特筆すべきなのがこちらの待合室のベンチです。
この駅は2016年12月に追加されたでんこの「敷島ヒメギ」の由来駅です。
名前の「ヒメギ」はこのベンチの背に彫られているヒメギフチョウ」からと言われており、
こちらがその蝶の彫り物です。
上越線a07
こちらがそのヒメギフチョウで、敷島駅が生息地の最寄りであることから
ベンチにこの蝶があしらわれた様子です。

なんでも専門家が見るとベンチの蝶はヒメギフチョウと違うんだそうですが、
別に図鑑の図案じゃないのでそこに突っ込む必要無いと思うんですけどね。
せっかく善意でベンチに意匠をあしらってくれたというのに。
度し難い見本の様な話だと思います…

ヒメギ01
駅近辺には商店などは数えるほどしかありませんが、
そのうちの一つが駅前交差点の駅舎の眼前にある赤城田舎まんじゅうの荒井商店。
隣には昔ながらの薬局がありました。
ヒメギ02
そして駅の並びにあるのがこちらのスーパー田子。
食料品を買えそうなところは駅前ではこちらくらいかと…。
コンビニとかは近くには見当たりませんでしたし。
ヒメギ03
あとはご覧の、群馬銀行とヤクルトの販売店くらいしか。
【※以上写真撮影:2016年12月】


■モデル車両: JR東日本(旧国鉄)C61-20
ヒメギ05
国鉄C61形蒸気機関車は計33両が製造された車両であり、
1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)にかけて作られた蒸気機関車です。
当時余剰ぎみだった貨物用機関車のD51形などのボイラーを流用し、
旅客用に転用改造をして戦後の旅客需要急増に対応をしました。

C61-20は1949年(昭和24年)8月1日に
三菱重工業三原製作所にて製造番号 659として完成。
青森機関区、仙台機関区などに所属をして
特急「はつかり」や「はくつる」などの牽引を担当していました。

東北本線や奥羽本線の電化が進んで活躍の場を失ったC61-20は
1971年(昭和46年)に宮崎機関区に配転。
9月19日より運用を開始し、急行「日南51号」から貨物列車までを牽引して稼動したものの
1973年(昭和48年)8月28日に廃車となりました。
敷島ヒメギの誕生日が8月28日に設定されていますが、
これはC61-20の国鉄時代に廃車日が元になっていると思われます



廃車後のC61-20は他のC61の様に解体はされず、
群馬県伊勢崎市へと無償譲渡され、
伊勢崎市の華蔵寺公園遊園地で静態保存されました。


そして21世紀となり、国鉄も民営化してJRとなりましたが
JR東日本でのSLイベント運転の需要が高まって
新たな稼動可能なSLを全国で探した結果、
華蔵寺公園のC61-20が保存状態が良好である事が分かり
2009年12月に正式に復元が発表されました。


大宮総合車両センターで復元工事の行われたC61-20は
2011年(平成23年)3月31日付けで車籍復帰。
所属先となる高崎車両センターへ回送されたC61-20は
2011年(平成23年)6月4日に上越線の高崎発水上行きの
「快速SL C61 復活号」で営業運転を再開しています。
廃車になってから復活まで、その間38年でした。


ヒメギ29
ヒメギの元ネタ車両に関しては現在のところ諸説あります。
「でんこ(D)のNo.51」だからD51-498ななのではないか、との説もあります。
帽子に付いている照明に副灯がある点も、D51-498にも2015年に副灯が増設されて
現在は2灯となっていますし。
ただ、当初から髪飾りの形が
C61-20の煙突室のハッチのハンドルの形と一緒と言われており、
D51-498ののものとは形が違うので、
この点から元ネタ車両はC61-20だと言われています。


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という訳で、現在C61-20のメインの職場である「SLみなかみ号」です。
敷島駅のあるJR上越線を走っています。
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SLが発車する2番線ホームは、
エスカレーターからしてご覧の通りSL仕様に飾られています。
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高崎駅2番線ホームもご覧の通りで、
自販機までSLラッピングになっています。
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ホームの案内板にも「SL」の表示が。
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高崎駅2番線ホームにC61-20が入線してきました。
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高崎駅ホームでは単なる撮影会状態に。
まあそうなるでしょうね。


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高崎駅を出発したSLみなかみ号は新前橋駅停車後、
次の渋川駅で30分ほど停車をします。
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当然ながら渋川駅でも撮影会状態に。
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渋川駅駅舎の反対側から撮ったC61-20です。
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真上からはなかなか見る機会が無いと思って
跨道橋の上からも一枚。


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沼田駅、後閑駅と停車をしたC61-20は
この列車の終着の水上駅の2番線ホームへと入線します。
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客車切り離しを終えて発車をするC61-20。
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この後上りでの運転を控えている為、
転車台へと向かって行きます。
それにしてもSLと雪景色は似合いすぎです。

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この水上駅にはかつて水上機関区があって敷地と引込み線がありました。
その一角に転車台と蒸気機関車を留置する引込み線を設け、
下り列車到着から上り列車発車までの間、蒸気機関車を見学できる様に
「転車台広場」という広場が作られています。
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転車台で方向を転換するC61-20。
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方向転換を終えてバックしていくC61-20。
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こちらがSLの転車台です。
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水上駅でのSL留置線に入るC61-20。
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およそ3時間近くこの留置線で停車するので
その為の準備をしている様子です。
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めったに無い機会なので資料を兼ねて、
留置中のC61-20の全身をそれぞれアップで撮っておきました。

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そして帰りの上り運行の出発時刻の迫る
水上駅1番線ホーム。
転車台で転換したC61-20が客車に連結する為には
一旦ここを通過していくと思って待ち構えていると。

案の定やってきましたので
動画で走る姿を撮影してみました。
スマホでの撮影なので画質等をご容赦を。

戻ってきたC61-20が客車と連結する様子も動画で撮ったのですが、
スマホの自動露出では雪が基準になって暗くなってしまいました…
まあ汽笛など雰囲気を味わうと思って下さい。
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一応客車の方も撮っておきました。
【※以上写真等撮影:2017年1月】