でんこの元ネタ
■No.05 黄陽レイカ(Koyo Reika)
 ■タイプ:サポーター
 ■誕生日:4月26日

■出身駅: なし(車両基地は新幹線総合車両センター(宮城県利府町))
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現在や過去に日本の鉄道で「黄陽」という駅は存在しません
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黄陽レイカの元ネタ車両は新幹線の路線の検測車両という業務用車両ですので
JR東日本の全ての新幹線車両が所属をする
宮城県利府町にある新幹線総合車両センターに所属をしています。
車両センターは駅ではありませんので苗字の由来とはなっていない様です。


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黄陽(こよう)とは
「太陽が海に沈む時に海面上に出来る一本の光の道筋」
という意味があるそうです。

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設定上では黄陽レイカは黄陽セリアの妹となっています。
姉のセリアがドクターイエロー922形が原型であり、
その妹であるレイカはJR東日本 E926形East-iが原型と
共に新幹線の電気・軌道総合試験車両がモチーフとなっています。

姉のセリアはJR西日本所属の車両であった為、
新幹線としては山陽新幹線がホームとなります。
ですのでドクターイエロー(黄)で山新幹線所属ということから
「黄陽」という苗字が当てはめられたものと推測されます。

黄陽レイカはJR東日本所属の車両ですし車両のペイントも赤ベースなので
本来は「イエロー(黄)」も「陽(山陽)」は関係ありませんが、
セリアの妹という設定の為、姉の苗字が流用されたと思われます。


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尚、駅メモでは2018年と2019年に「でんこと全国各地の駅におでかけしよう」という
でんこの苗字由来駅にアクセスするイベントが行われています。
その際に黄陽レイカのイベント駅として新幹線総合車両センターの最寄り駅である
新利府駅が設定
されています。

ですので駅メモラーには「レイカ=新利府駅」として認識されていますので、
以下で新利府駅について見てみたいと思います。

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こちらは県道259号加瀬沼公園線の新幹線高架東側付近の光景です。
新幹線の線路に沿って県道から横道が分かれており
駅入口を示す表示があります。
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切り返して新幹線を背に東側を向くと
東北本線の利府支線の跨道橋が見えます。
この新幹線と在来線に挟まれた場所が駅への入口となります。
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表示に従って県道から北へ入ると
ご覧の通りまるで事業所への入り口のようなスロープ状の道となっています。
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それもそのはずで、このスロープの奥は
JR東日本の新幹線総合車両センターの車両通用門となっており
まさしく事業所の通用門への取り付け道路となっているからです。
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この40mほどの道の途中に駅への入口が設けられています。
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こちらが新利府駅の駅への入口となります。
駅は1982年(昭和57年)に開設されたもので東北新幹線の開業と同じ年であり、
この地に作られた東北新幹線の車両基地への通勤者への利便の為に作られました。
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駅入口の階段を上がると、両側をフェンスで仕切られた通路が
まっすぐに奥へと伸びています。
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振り返って見た駅入口付近。
外側から見えた壁は衝立の様に立てられているだけのものでした。 レイカ30
いかにも工場の裏口のような通路を進むと
ホームへと上がる階段がありますが、まるでビルの屋上のように
フェンスに取り囲まれています。
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ホーム側から見た階段上の入口付近。
南端にあたるホームのこの場所が一般乗客用の入口で、
簡易IC改札機が設置されています。
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改札横のフェンスに取り付けられた駅の時刻表と運賃表。
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こちらがホームの様子です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
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そしてホームの中ほどには総合車両センターの関係者専用出入口があります。
通常時にはご覧の様にトラロープで封鎖されており、
その奥の門も閉門されています。
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元々総合車両センターの関係者の通勤の為に作られた駅ですので
ホームから敷地内へはご覧の屋根の付いた連絡通路が設けられています。
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そして朝夕の通勤時にはご覧の通り開門されています。
通路奥には警備の詰所がありますので一般乗客がここから出入りはできません。
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ホーム北端の利府方の光景です。
かつて1890年(明治23年)に岩切駅━一ノ関駅が開業した際には
こちらの線路が東北本線の正規ルートでした。
現在では東北本線は付け替えられてルートが変更されており
駅の線路は利府支線となっています。
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駅はホームのみの無人駅でご覧の通り屋根などはありません。
これはメインの利用客にJRの職員や協力会社の社員を想定しているからでしょう。
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駅の西側には新幹線総合車両センターの広大な敷地が広がっています。
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そして東側はご覧の通りに一面の田んぼが広がっています。
その奥に見えるのは利府ジャンクションで三陸道と仙台北部道道路が交差しています。

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駅の外へと出て駅前の県道へと戻り、
西へと向かって新幹線の跨道橋をくぐります。
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県道は右手へとカーブを描きながら坂を上がっており、
新幹線車両センターの外周の縁をなぞる様に北へと進みます。
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駅からおよそ300mほど県道を進んだ先にあるこちらが
新幹線総合車両センターの中央門となります。
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県道259号線と、その東側に続く新幹線車両センターの敷地と建物。
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反対側には2020年(令和2年)冬に開業予定のイオンモール利府の新棟が建設中でした。
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県道から見える新幹線車両。
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中央門から北へ600mほどで、こちらの県道259号線が
西へと曲がる三差路があります。
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この三差路には1981年(昭和56年)に新幹線の仙台車両基地が置かれた際に作られた
ご覧の記念碑が建っていました。
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記念碑の三差路からさらに300mほど北へと入ると
右手にあるのが新幹線総合車両センターの利府門です。
ここまで来ると新利府駅よりは隣の利府駅の方が最寄りとなります。
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こちらの利府門近くには過去の新幹線車両などが静態保存されており、
PRコーナーも置かれていて一般の見学も無料で可能となっています。

【駅写真撮影:2020年6月】


■モデル車両: JR東日本 E926形East-i(S51編成)
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E926形は正式名称は「新幹線電気・軌道総合試験車」と言います。
車両形式番号の百の位の「9」は事業用車に割り当てられる番号であり、
十の位の「2」は試験車に割り振られます。

車両の走行安全性、性能に直接影響する設備を点検するためには
地上からの点検以外に実際 の営業運転と同じ速度、条件で
車両を走らせて行う検査が必要となります。
その為に定期的に路線を走行して検査を行っているのが検測車両となります。
新幹線の検測車両では「ドクターイエロー」が有名です。


東北・上越新幹線では新幹線の高速化によって
従来の検測車両では営業列車の速度での検測が難しくなりました。

また、新幹線車両は在来列車よりもひとまわり大きい為、
山形新幹線や秋田新幹線など在来線を使ったミニ新幹線区間では
トンネルや駅に通過できない箇所があります。
その為建築限界をクリアした車両でないと通行ができないのです。
こういった新在直通の必要性が生まれた結果、
2001年にE926形がE3系新幹線直行特急(ミニ新幹線)用新幹線車両をベースに開発されました。
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(写真:E926系の開発ベースとなったE3系)
こうして見比べてみると、確かにE926系にはE3系新幹線の面影があるのが分かります。

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E926系には「East-i(イーストアイ)」という愛称がつけられています。
これは東日本の「東」を意味する「East(イースト)」と、
知能の高い「intelligent」、統合された「integrated」、検査「inspection」
頭文字の「i(アイ)」から命名されています。


また、通常のフル規格の新幹線は車幅が3380mmなのに対して、
山形新幹線や秋田新幹線など在来線の改軌による
ミニ新幹線を走る車両は車幅が2945mmとなっています。
その為、ミニ新幹線の車両がフル規格の新幹線区間の駅に停車すると
乗降口とホームとの間隔が開いてしまう
事になります。
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こちらの写真は秋田新幹線E6系こまちですが、
ミニ規格の車両の為、フル規格の駅ではご覧の通り
折り畳み式のステップを車両の乗降ドアの下部に備えています。
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ですのでご覧の通り、ミニ新幹線車両をベースとしているEast-iも
車幅が2945mmなので乗降ドアの下部にステップが開閉します。



それではEast-iの編成車両を見てみましょう。

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東京方の先頭車両となる1号車のE926-1です。
編成略記号はMc1M(動力車)c(制御車)となり
モーターと運転台搭載の制御電動車という意味となります。
通信・電力(架線離隔)・信号(ATC用)を検査する車両であり、
上りでの検測では一番前の車両となります。


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東京方2両目の2号車、E926-2です。
編成略記号はM2となり動力車となります。
東京方の車端屋根上にはパンタグラフが搭載されています。
この車両は通信・測定用電源を担当する車両であり、
検測機器用電源を搭載しています。


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東京方3両目3号車のE926-3です。
編成略記号ではTとなり動力の無い付随車となります。
軌道の変位の検測を行う車両であり、
補機類の補助電源装置を2基搭載しています。


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函館北斗方3両目となる4号車であるE926-4です。
編成略記号はM2'でモーターのある動力車となります。
こちらの車両は電力(架線変位)の検測を担当する車両で
集電・検測兼用のパンタグラフを搭載しています。


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函館北斗方2両目の5号車のE926-5です。
編成略記号はM1で動力車となります。
この車両は電力・信号の検測を担当する車両です。


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そして函館北斗方の先頭車両となる6号車のE926-6です。
電力(架線間隔測定)・信号(ATC用)の検測を担当する車両で
下り線での検測では先頭車両となる車両です。


そしてこのEast-iで重要なのは
「業務用の車両なのでダイヤが公開されておらず、
いつどこで走っているかわからない」
列車であるという事です。
基本的に検測の為の列車ですので時刻表には載っておらず
JR東日本でも運行の日時は原則非公開
としています。

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こちらはある日のJR大宮駅の
新幹線13番線ホームの電光掲示板です。
回送列車が表示されているのが分かると思います。
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14:03発のMaxときが停車中のホームで、次発が回送の表示。
その次のはくたかは14:27分発となっています。
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そして14:15ごろ、ホームの案内放送で
「次の列車は回送列車ですのでお客様のご乗車はできません」
とアナウンス。
そして「回送列車」であるEast-iが入線してきました。
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この日はその後、17番線にも再び15:56分ごろEast-iが
再び「回送列車」として入線してきました。

繰り返しますが、時刻表にはEast-iの運行は載っていませんので
自分で情報を集めて見に行くしかありません。
およそ10日に1回のペースで東北新幹線、上越新幹線、北陸新幹線、北海道新幹線、
そしてミニ規格の秋田新幹線、山形新幹線を走行しています。
JR東日本の全ての新幹線を走って検測しているので
偶然に出会うのはかなり至難
と言えるでしょう。

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走り去るEast-iを思わず流し撮り。
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East-iのパンタグラフはピンク色をしていました。
【※以上写真撮影:2017年3月】