2016年08月

万葉線33
さて、万葉線の続きです。


その1(高岡駅停留場━六渡寺駅「高岡軌道線」)はこちら



万葉線の高岡駅停留所━六渡寺駅間(高岡軌道線)は
軌道法に拠る路面電車ですが、
この六渡寺駅から越ノ潟駅までの区間の新湊港線は
法律上は鉄道事業法に基づく鉄道となります。



万葉線34
六渡寺駅です。
高岡軌道線を走ってきた万葉線の車両は
この駅を境に道路の併用線ではなく、
鉄道のみの専用線である新湊港線を走ることとなります。



万葉線35
駅を出てすぐに庄川の橋梁を渡る万葉線の列車。

万葉線36
川を渡りきるとすぐに庄川口駅に到着です。
相対式2面1線の駅です。



万葉線37
射水市新湊庁舎前駅
2面1線のホームを持ち線路を挟み込んでいます。
元は「新湊市役所前」という名前の駅で旧新湊市役所の前にあり
周辺には旧新湊市の官公庁が集まっている地域です。



万葉線38
新町口駅
駅の周りは家が立ち並ぶ感じの光景ですが、
すぐそばを国道415号が通り、新湊の湊に向かって
魚介類の飲食店などが立ち並ぶ歓楽街の区域です。



万葉線39
中新湊駅
島式ホーム1面2線の駅です。
旧新湊市の中心市街に近く、かつての新湊市の代表駅だったそうです。
万葉線40
かつては二階建ての駅舎があって駅員が常駐しており、
駅の二階には地区公民館が入っていたそうですが
現在は跡地に、富山を本拠とするアパグループのマンションが建っています。
万葉線41
駅ホームに掲示されている大伴家持の和歌。



万葉線42
東新湊駅
相対式2面1線の無人駅です。
かつてはこの駅から貨物の引込み線が出ていたそうです。



万葉線43
海王丸駅
2面1線の無人駅です。
万葉線44
駅のすぐ西側にある踏切。
右手を進むと200mほどで海に辿りつきます。

この駅は海王丸パークの最寄り駅となっています。
駅の名前の由来にもなっている「海王丸」とは
大型練習帆船の名前であり、日本の数多くの海の男を育てた船の事です。
初代の海王丸が引退するにあたり、
保存をする為に作られたのが海王丸パークとなります。


元々この海王丸駅は1932年(昭和7年)に
越中鉄道の越ノ潟口駅として開業した駅です。
1990年に現在の位置に駅が移設されていますが、
それまではおよそ100m程度東の越ノ潟駅駅側にありました。
万葉線45
旧越ノ潟口駅のホーム跡は現在でもご覧の通り
万葉線の線路脇に残っています。


万葉線47
専用線の線路を走る万葉線の列車。
万葉線48
列車が進むにつれて、富山新港に架かる日本海側最大の橋梁である
新湊大橋が見えてきます。


万葉線46
そして終点の越ノ潟駅です。
かつてはこの駅から先に線路が延びていた時代があったそうですが、
富山地鉄時代の1966年に富山新港の開削によって
この越ノ潟駅から先が廃止されて終着駅となりました。
万葉線49
そして港の開削によって海となった区間の鉄道の代替として
新たに1967年に設けられたのがご覧の富山県営渡船で、
越ノ潟側は万葉線の駅の目の前に乗り場があります。
万葉線50
こちらがその渡し舟で、フェリーとなっていて
自転車や原付まで乗船が可能です。
料金は無料で、日中でも30分に1便は運行をしています。

ちなみにこの万葉線の終着である越ノ潟駅から、
富山ライトレールの終着駅である岩瀬浜駅までを
射水市コミュニティバス「海王丸パーク・ライトレール接続線」が繋いでいますので
盲腸線の終着駅同士をバスでワープすることが可能です。
参考
射水市コミュニティバス
http://www.city.imizu.toyama.jp/combus/index.html

このバス路線では越ノ潟駅最寄りの「新湊大橋西桟橋口」バス停、
もしくは富山県営渡船で富山新港を渡った反対側の「新港東口」バス停から
乗車が可能となっているのですが、運行本数が一日5本なのと
土日のみの運行となっているので注意が必要
です。

では平日の場合はどうするのか。
越ノ潟からフェリーで渡った新港東口から富山地鉄バスが出ていて
富山駅へと乗って行ける様ですが、
こちらも一日8本程度の本数ですので注意が必要です。


ただ、ショートカット自体がはたして
攻略の時間的に効率が良いのかというとかなり微妙だと思います。

万葉線自体は、高岡駅停留場━越ノ潟駅間で所要時間49分です。
列車自体は15分間隔で運行されていますのでいつでも乗れる感覚でしょう。
万葉線を往復して高岡駅発着で戻るには
だいたい2時間掛かると見れば間違いありません


そして高岡駅━富山駅はあいの風とやま鉄道でおよそ15分で到着します。
運賃、労力、時間を考えた場合、越ノ潟駅━富山駅のショートカットは
はたしてメリットがあるのかは疑問です。
万葉線から富山ライトレールへと盲腸線同士をショートカットする場合は
メリットを感じなくもないですが個々の状況次第かと私は思います。




万葉線51
こちらは万葉線の新湊港線の区間の
au 4G LTEによる電波サービスエリアマップです。
ご覧の通り全線が電波圏内となっています。
トンネルもありませんのでどこからでもアクセスが可能です。



そしてレーダーを使う方の場合。
万葉線52
こちらはあいの風とやま鉄道の小杉駅からの
レーダーを飛ばした際のマップです。
万葉線に関して言えば、能町停留場から北の区間は終点の越ノ潟駅まで
だいたい届くのが分かると思います。
六渡寺駅、中伏木停留場の二つがレーダー範囲外で、
吉久停留場は射程14となっていますが。

ただ六渡寺駅以南の万葉線はJR氷見線がほぼ並走して走っていますので
氷見線からレーダー併用で取れば簡単に取れてしまいます。
万葉線53
ちなみに氷見線からレーダーを飛ばした場合、
一番届く伏木駅からでも万葉線は新町口駅までしか届きません。
中新湊駅━越ノ潟駅までの4駅はあいの風富山鉄道からでないと届きませんので
やはり近隣2路線の併用が必要でしょう。
結論から言うと万葉線は他社鉄道からのレーダーでコンプ可能という事です。


まあ、私はわざわざ北陸まで行って万葉線を素通りして帰るのは嫌なので
ゆっくり乗車しますが、時間的にタイトな方には一つの手段だと思います。



とりあえず私は路線の情報を提供するのみですので
後は各自でご参照の上攻略をして下さい。


では。

万葉線00
さて、お次は万葉線です。



正式には高岡駅停留場━六渡寺駅間が軌道法による軌道、
つまり路面電車である高岡軌道線、
六渡寺駅━越ノ潟駅までが鉄道事業法による鉄道の新湊港線と
書類上は二つの形式の路線なのですが、
高岡駅停留場━越ノ潟駅間を直通で運行しており
併せて「万葉線」として運用、営業を行っています。


元々は富山地方鉄道が開業をした路線で、
その後加越能鉄道に譲渡され運営されていましたが
2001年に第三セクター転換がされ万葉線となりました。
やはり路面電車の第三セクター化はめずらしい様子です。




万葉線02
こちらはJR高岡駅。
あいの風富山鉄道(旧JR北陸本線)の高岡駅でもあります。
駅舎は「Curun TAKAOKA」という駅ビルになっています。
万葉線03
この駅ビルの1階を進むとご覧の通り万葉線への案内表示があります。
万葉線04
表示の先には万葉線のホームと待合室が。
万葉線05
待合室はご覧の通りなかなか綺麗な造りです。
中には高岡市出身の藤子・F・不二雄氏の生誕80年を記念して作られたという
高岡の伝統産業「高岡銅器」で作られた「高岡市ドラえもんポスト」が設置されています。
万葉線01
こちらが高岡駅停留場のホーム。
万葉線の始発となっています。


万葉線06
高岡駅停留場を出るとすぐに駅前にあるのが
ご覧の大伴家持の銅像。
越中守として高岡に国守として赴任した大伴家持は
万葉歌人としてあまりにも有名であり、万葉線の線名の由来にもなっています。



万葉線07
末広町停留場
起点から500mの場所にある最初の停留場です。
1本の線路を上下線のホームが相対式で設置されています。



万葉線08
片原町停留場
この停留場はご覧の通り構造物が何も無く、
ただ道路の軌道脇にペイントで停留場が描かれているだけの駅です。
ホームは無いのになぜか列車交換の施設はあるという
なかなか不思議な停留場です。



万葉線09
坂下町停留場
交差点を挟んで千鳥式に相対式ホームが設置されている停留場です。
「高岡大仏口」の副称があり、大仏のある大佛寺の最寄りでもあります。



万葉線10
救急医療センター前停留場
相対式2面1線で、交差点ではないものの千鳥式にホームが配置されています。
「古城公園西口停留場」という副停留場名があり、
高岡城跡の西口入口まではおよそ300mほどの場所にあります。



万葉線11
広小路停留場
停留場は相対式2面2線ホームです。
この停留場から高岡方面寄りにポイントがあり、
六渡寺駅方面は複線、高岡駅方面は単線となっています。



万葉線12
志貴野中学校前停留場
交差点を挟んだ千鳥式2面2線の停留場で目の前は名前の通り中学校があります。
「高岡市役所前」の副称があり、
実際に市役所は志貴野中学校の真裏200mほどの距離です。




万葉線13
市民病院前停留場
相対式2面2線の停留場です。



万葉線14
江尻停留場
相対式2面2線の停留場です。



万葉線15
旭ヶ丘停留場



万葉線16
荻布停留場
相対式2面2線の停留場です。
「日本ゼオン前停留場」の副称があり、
小矢部川沿いにある広大な日本ゼオン高岡工場の敷地のうち
正門に一番近い電停でもあります。

かつて旭ヶ丘━萩布間では路面電車の線路と貨物専用線が
道路上で平面交差するというめずらしい場所があって
鉄道ファンには有名な場所だったそうです。



万葉線17
新能町停留場
相対式2面2線の駅で、JR氷見線の能町駅とおよそ400mの距離で
徒歩5分程度の乗換停留所です。



万葉線18
米島口停留場
相対式2面2線の停留場です。
この停留場のすぐ北から、カーブしながらポイントがあって単線となります。
万葉線19
ご覧の通りこの停留場のすぐ横には
万葉線の本社があり、車両基地や車両庫もすぐ近くにあります。
また副称が「アルビス米島店前」となっており、
北陸を中心に展開するスーパーマーケットであるアルビスの
米島店が目の前にあります。



米島口停留場を出ると万葉線高岡軌道線は路面の併用軌道から
専用軌道区間へと入ります。
これは次の停留場までの区間で他社路線を跨ぐ為に跨線橋を渡る為です。
万葉線21
まずは非電化路線であるJR氷見線の線路。
万葉線22
そしてこちらは現在では日本唯一の貨物専用路線である
JR貨物の新湊線の線路を跨線橋で越えて行きます。


万葉線20
能町口停留場
ご覧の通りこの停留場までが専用線となっており、
六渡寺駅側は再び道路での併用区間となっています。



万葉線24
能町口停留場を出た万葉線は県道350号線を北上します。


万葉線23
新吉久停留場
ご覧の通り県道350号線が狭い為、
道路上にペイントがされているだけの停留場となっています。
線路は上下線に分かれており列車交換が可能です。
また上り線は歩道奥に待合所が設置されていますが
下り線は「電車乗り場」の表示が電柱にあるだけです。



万葉線25
さらに県道350号線の併用路線を北上する万葉線。
次の停留場の案内が見えてきます。


万葉線26
吉久停留場
一本の線路を相対式に上下のホームと呼ぶべきペイントで挟まれている停留場です。
電柱に「電車乗り場」の看板が表示されている以外に構造物はありません。



万葉線27
吉久停留場を出ると万葉線はご覧の通り、
県道を逸れて専用線区間へと入ります。
ここから先は万葉線は終点の越ノ潟駅まで全てが専用線となります。
万葉線29
専用線を進む万葉線。


万葉線28
中伏木停留場
相対式2面のホームが単線の専用線を挟む形の停留場です。
万葉線30
この駅から万葉線の路線名の由来となった
歌人・大伴家持の和歌が各駅各停留場に掲示されています。



万葉線31
六渡寺駅
相対式ホーム2面2線を持ち、ご覧の様に列車交換が可能な駅となっています。
万葉線のうち、軌道法に拠る路面電車である高岡軌道線はこの駅が終点となります。
ただ、万葉線自体はこの先の越ノ潟駅まで直通運転をしていますので
この六渡寺駅は列車運行上も時刻表でも完全に途中駅です。




万葉線32
こちらはau 4G LTEでの電波サービスマップです。
万葉線のうち高岡駅停留場から六渡寺駅までの高岡軌道線の区間は
全線が電波サービスエリア圏内となっています。
路面電車ですのでトンネルも無く、
列車内ならどこからでもGPSアクセスが可能となります。



起点の高岡駅停留場からこの六渡寺駅までは
8kmで所要時間35分となっています。
路面電車なので8kmの区間に18の停留場があり、
駅間は300m~500m程度となっています。


この先も万葉線はまだまだ続きますが、
駅数も多いのでここから先についてはその2に続きます。

とりあえず、では。

のと鉄道七尾線00
次はのと鉄道七尾線についてです。


のと鉄道は石川県が1/3の株式を保有し、
その他の株式も沿線自治体や地元金融機関などが持っている
第三セクターの鉄道会社です。

元々は穴水駅━蛸島駅間の旧国鉄能登線を引き受けて
のと鉄道能登線として1988年に開業。
1991年の七尾線電化によって和倉温泉以北の路線の引き受けを
JRより県が要請された事によって
七尾駅━輪島駅間をのと鉄道七尾線として引き受けました。

当初は黒字営業だったもののその後モータリゼーションによって赤字が増大。
2001年に七尾線の穴水駅━輪島駅間が廃止、
そして2005年には能登線の穴水駅━蛸島駅間が廃止されました。

今回取り上げるのと鉄道七尾線の七尾駅━穴水駅間についても
廃止の俎上にあがったのですが、
2014年の北陸新幹線開業による並行在来線の経営分離をにらみ
石川県に鉄道運営のノウハウを残す目的などから存続されたと言われています。




のと鉄道七尾線19
こちらは七尾駅
JR七尾線の駅ですが、同時にのと鉄道七尾線の起点駅でもあります。
のと鉄道七尾線20
駅舎のロビーに入ると改札が左右に並んでいます。
左手がJRホームへと入る改札ですが、
のと鉄道の改札は右手となります。
のと鉄道七尾線21
ホームと外を区切る柵。
改札としても使用され駅員はここで改札を行います。
のと鉄道七尾線22
のと鉄道で使用する「のとホーム」。
1番線、2番線といったように番号ではなく
「のとホーム」とストレートに書かれています。
のと鉄道七尾線23
「のとホーム」はご覧の通り。
切り欠き式ホーム1面1線となっています。
駅名標はJRの様式のみでした。
のと鉄道七尾線24
列車が停まるとこんな感じです。



のと鉄道七尾線25
和倉温泉駅
七尾駅━和倉温泉駅間についてはJRとのと鉄道の共用区間となります。
JR七尾線の終点駅ですがJRの列車は優等列車しか来ません。
七尾線28



のと鉄道七尾線01
田鶴浜駅
ご覧の通り相対式2面2線のホームを持つ駅で
ホームは跨線橋でつながっています。
のと鉄道七尾線02
駅の副称の「建具の街」というのは、江戸時代にこの地の領主が
菩提寺建立の際に尾張より招いた指物師の業が当地に受け継がれたとかだそうで、
実際に田鶴浜の街に出ると建具屋が多い指物の街の様です。



のと鉄道七尾線03
笠師保駅
単式ホーム1面1線のみの棒線無人駅です。
のと鉄道七尾線04
駅の副称は「恋火駅」
能登キリコ祭りの一つである「塩津かがり火恋祭り」というのがあって、
年に一度の夏の夜に『海側の神』と『山側の神』が海の上で逢瀬を楽しむという
まるで七夕のような祭りが由来となっているらしいです。



のと鉄道七尾線40
こちらは国道249号線。
能登中島駅はこの国道沿いにあります。
のと鉄道七尾線41
駅舎の外観です。
のと鉄道七尾線42
正面の入口には「無名塾」ののぼりが立っています。
のと鉄道七尾線43
駅舎の中の様子です。
建物自体は普通のローカル線の駅舎ですが、
待合室の壁にはところ狭しと演劇関係のポスターが貼られています。

これは俳優の仲代達矢氏が主宰する無名塾が
毎年七尾で合宿をしていたことがきっかけで
この地に能登演劇堂が1995年に開館され、
様々な劇団が公演を行うなど
演劇と縁の深い地となったことが由縁です。

それが理由かは分かりませんが、
2011年に放映されたサントリーBOSSコーヒーのコマーシャル「駅員編」は
この能登中島駅で撮影が行われています。

(上動画をクリックすると視聴できます)
のと鉄道七尾線44
こちらが1番線ホーム。穴水方面の下り線となっています。
この駅は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線の計3線のホームのある駅ですが、
島式ホームの3番線は現在は使用されておらず、
実質的には相対式2面となっています。

駅の副称は「演劇ロマン駅」となっていますが、
これは先ほど述べた無名塾や能登演劇堂にちなむものです。
のと鉄道七尾線45
1番線から跨線橋を渡ったこちらが島式の2、3番線ホームです。
2番線が七尾方面の上り線ホームとなります。
のと鉄道七尾線46
ホーム上の待合室の様子です。
のと鉄道七尾線47
そしてこのホームの3番線七尾方にはご覧の通り除雪車が留置されています。
この状態では当然3番線は旅客使用できませんし、使われていません。
のと鉄道七尾線48
その除雪車の前には構内踏切があり、
3番線ホームから駅舎を経ずに外へと出ることができます。
のと鉄道七尾線49
こちらの入口の駅名標はご覧の通りでアレですが。
のと鉄道七尾線50
そして1番ホームの穴水方、駅舎の北側を見ると
何やら車両が留置されているのが見えます。
のと鉄道七尾線51
留置されているのはオユ10型という鉄道郵便車です。
能登中島駅にあるのは「オユ10 2565」となります。
のと鉄道七尾線52
この車両は旧郵政省所有の区分室(扱い便)郵便車であり、
ご覧の通り車内に郵便物を区分するための設備が設けられています。
のと鉄道七尾線53
現在は地元の鉄道保存会によって保存されており、
当時の様子が再現された車内を見学することができます。



のと鉄道七尾線07
西岸駅
相対式2面2線のホームを持つ駅です。
跨線橋は無く構内踏切でホームを移動する形式となっている駅です。
駅は終日の無人駅です。
のと鉄道七尾線08
駅の副称は「小牧風駅」
七尾北湾を望む高台の小牧台にちなんだ命名のようです。
のと鉄道七尾線09
そしてこの駅には「湯乃鷺駅」という駅名標が設置されています。
これは「花咲くいろは」というアニメの架空駅のモデルにこの駅がなった事から
実際に作中の駅名標を設置したものです。



のと鉄道七尾線10
能登鹿島駅
相対式ホーム2面2線の駅で、終日無人駅となっています。
のと鉄道七尾線11
駅の副称は「能登さくら駅」
上のホームの写真は夏のものなので緑が青々としていますが
ホーム上の木々は全て桜の木ですので
春先には桜色に満開になるのは想像に難くないと思います。
その春の駅の写真は駅名標にも使われています。



のと鉄道七尾線29
こちらは県道113号線に設置されている「道の駅あなみず」。
この道の駅は、のと鉄道の終点となる穴水駅に併設されている施設です。
のと鉄道七尾線30
道の駅の駅前は中央が駐車場となったロータリーとなっており、
その一角に2015年(平成27年)に建てられた道の駅の物産館「四季彩々」があります。
のと鉄道七尾線31
そして物産館の並びにのと鉄道の穴水駅の駅舎があります。
駅は1932年(昭和7年)に当時の鉄道省の七尾線の駅として開業したものですが、
2015年(平成27年)に道の駅として駅周辺が整備されたのに伴って
駅舎の外装タイル張りから現在の形にリニューアルされました。
のと鉄道七尾線18
駅舎の中の様子です。
いわゆる改札は設置されていません。
代わりなのか、穴水出身の遠藤関の顔出し看板が。
のと鉄道七尾線28
こちらが駅舎に近い1番線ホームです。
穴水駅は単式、島式、切り欠きと2面4線のホームを持っていますが、
現在は駅舎側の1番線のみが旅客使用されており、
他の番線は留置線として使われています。

この穴水駅はかつては能登線と七尾線の分岐する駅でした。
1988年に能登線が第三セクター転換されてのと鉄道能登線となり、
穴水駅はJRとのと鉄道の二社乗り入れの駅となりました。
ですのでのと鉄道の方は「のと穴水駅」としてJRの駅と分離していたそうです。
のと鉄道七尾線14
1番線ホームに入って右手の北方を見ると跨線橋の階段がありますが、
そちらの方向に向かってホームの屋根の柱に「パノラマカー」の案内板が着けられています。
のと鉄道七尾線15
案内に従って進むと、単式ホームの1番線の右手に
切り欠きホームの0番線が現れました。
のと鉄道七尾線32
この0番線がかつて蛸島駅方面へとつながっていた能登線のホームであり、
のと鉄道ののと穴水駅のホームとして使用されていたものです。
のと鉄道七尾線33
0番線ホームに残っている、能登線の駅名標。
のと鉄道七尾線34
現在はごらんの通りNT800形気動車(パノラマカー)が
留置されて静態保存されています。
のと鉄道七尾線16
そしてこの0番線の横にはご覧のログハウス風の建物が建っています。
この建物こそがかつての「のと穴水駅」の駅舎であり、
現在は建物二階をのと鉄道本社として使用しているものです。
駅の外から見ると、道の駅の物産館の隣に位置しています。
のと鉄道七尾線35
そして振り返ると跨線橋の先に島式の2、3番線ホームが見えます。
のと鉄道七尾線37
跨線橋を渡ってみると、中は半ば物置状態です。
のと鉄道七尾線36
こちらが島式の2番線、3番線です。
かつては七尾線が輪島まで延びていて能登線もありましたので
1番線を七尾方面行き、2番線を能登線方面行き、3番線を輪島行きとして使っていたそうです。
しかし終端の折り返し駅となった今では1番線のみが使われており、
こちらのホームは車両の留置などで使用されるのみです。

ホームには「ぼら待ちやぐら」という能登のぼら漁で使われたやぐらの
モニュメントが置かれていました。
のと鉄道七尾線38
ちなみにこちらはのと鉄道の途中の車窓から見える
実際のぼら待ちやぐらです。
現在は観光用として残されているそうです。




のと鉄道七尾線26
こちらはau 4G LTEでの電波サービスエリアマップです。
のと鉄道の七尾駅━穴水駅間は全線が電波圏内であることが分かります。
基本的に海沿いの地上を走る路線なので
ほぼ全線でGPSアクセスが可能と考えて良いでしょう。



のと鉄道は七尾駅━穴水駅で33.1kmの長さの路線です。
全線を乗車するとおよそ40分程度掛かります。
盲腸線ですので七尾駅から穴水駅まで行き、
また七尾駅に戻るまでは乗り換え待ちを含め
およそ2時間といったところでしょうか。

これはJR七尾線のところでも書いたのですが、
こののと鉄道は和倉温泉駅からレーダーを飛ばすと
終点の穴水駅までは射程12
で届きます。
のと鉄道七尾線39
またご覧の通り、七尾駅から穴水駅はレーダー射程14ですので
三条なつめのスキルを使うと届いてしまいます。



津幡駅から穴水駅までは87.5kmあり、
往復するだけでおよそ半日を必要とします。
そして、この路線は特定地方交通線以外の路線が
第三セクターに転換された初めての事例でもあり、
また第三セクターに移管された路線が廃止された
初めての事例(穴水駅━輪島駅間)でもあります。
のと鉄道七尾線27
ご覧の通り終点まで片道830円。まあ個人の自由ですが、
鉄道位置ゲーやるなら乗るべきじゃないかと思うんですけどね。


では。

七尾線00
つぎはJR七尾線です。

石川県の津幡駅から和倉温泉駅までの間の59.5kmを走る路線です。
旧国鉄時代には金沢駅と輪島駅をつなぎ石川県を南北に縦貫する路線でしたが
第三セクター転換や路線の廃止などで現在はこの区間となっています。

七尾駅などは1898年(明治31年)の開業だそうで
路線としては結構古い初期からある路線となります。



この七尾線、南側の路線の起点は津幡駅となっていますが
全ての列車がIRいしかわ鉄道の路線を通って金沢駅まで運行しています。
七尾線34
ですので実際の列車運行上は、起点の津幡駅は通過駅の様相となっています。

尚、青春18きっぷ使用の場合は金沢駅と津幡駅のみ下車が可能となっています。
第三セクター転換によってJR七尾線が孤立した為の特例が設けられており、
東金沢駅と森本駅についてははIRいしかわ鉄道に乗車しての通過ができますので
追加の料金は必要ありません。
実際に私も一度、この区間で車内検札を受けましたが大丈夫でした。



七尾線01
そしてこちらは津幡駅
現在の七尾線の起点駅となる駅です。
島式ホーム2面4線を持つ駅で、七尾線は一番駅舎寄りの4番線使用となります。

元々はJR北陸本線の駅でしたが、
新幹線開業で2015年には金沢駅━直江津駅が第三セクターへと転換され
津幡駅も所属を七尾線へと変更しています。
このため七尾線は他のJR路線と連絡をしていない孤立路線となりました。
元々七尾線はこの津幡駅が起点でしたが、
なぜかゼロキロポストをこの駅で探しても見当たりません。
七尾線02
こちらが駅の外観。
七尾線03
そしてこちらが改札口ですが。
七尾線04
改札を入ってすぐ左手には
木曽義仲が倶利伽羅峠の戦いで使ったとされる火牛の像がありました。



旧北陸本線区間であるIR石川鉄道は交流電化で、
七尾線は直流電化となっているのでこの津幡駅━中津幡駅間には
デッドセクション(無電区間)が設けられています。


七尾線05
中津幡駅
ご覧の通りの1面1線のホームの棒線駅で
駅舎には自動券売機と改札用の監視カメラがあるのみの無人駅です。
利用の多い学生はこのカメラに定期券をかざして改札をするそうです。



七尾線06
本津幡駅
2面2線の相対式ホームの駅です。
跨線橋があり、また簡易委託駅で駅務を行う人員も配置され
津幡町の市街地からも近い駅ですが
住民の多くは車かIR石川鉄道も停車する津幡駅を使う傾向の為
乗降客数は近隣の無人駅とさほどかわりはありません。



七尾線07
野瀬駅
1面1線の棒線無人駅で周囲は住宅街といった風情です。



七尾線08
宇野気駅
相対式2面2線のホームを持つ列車交換の可能な駅です。
かほく市の代表駅で駅舎にはみどりの窓口までが設置されている有人駅です。



七尾線09
横山駅
相対式2面2線の駅で無人駅ですが2010年に立て替えた駅舎があります。



七尾線10
高松駅
単式ホーム1線と島式ホーム1面2線の合計3線のホームのある駅です。
駅務を委託された人員が配置されていますが自動券売機は無いそうです。



七尾線11
免田駅
無人駅ですが七尾線では唯一の島式ホームの駅で、
跨線橋を渡った階段下がそのまま駅舎になっているという駅です。



七尾線12
宝達駅
旧押水町の中心部にある相対式2面2線のホームの駅で
両方のホームに駅舎があります。
平屋建ての駅舎の方が旧来の駅舎で出札窓口はこちらの駅舎にのみあります。



七尾線13
敷浪駅
相対式2面2線の駅で現在は無人駅となっています。



七尾線14
南羽咋駅
駅舎は無く待合室のみがある1面1線の棒線無人駅です。



七尾線15
羽咋駅
JRの直営駅でみどりの窓口も設置されている七尾線の中核駅です。
単式1面1線、島式1面2線の計3線のホームがあり跨線橋でつながれています。



七尾線16
千路駅
1面1線の棒線無人駅です。



七尾線17
金丸駅
相対式2面2線の駅ですが無人駅で
跨線橋が駅舎から直接出る構造となっています


七尾線18
能登部駅
相対式2面2線ホームの駅で簡易委託駅なので駅務員が居る駅です。



七尾線19
良川駅
こちらも相対式2面2線の駅で簡易委託駅となっています。



七尾線20
能登二宮駅
単式ホーム1面1線のみの棒線無人駅です。
駅舎は1993年に「夢おりもの展示館」という特産品展示場との合築で建てられた為
ご覧の通り無人駅にもかかわらずホームにショーウィンドウがあったりします。



七尾線21
徳田駅
2面2線の相対式ホームを持つ駅です。
近隣の学校への通学利用の多い駅なので朝夕は学生が多く乗車する駅でもあります。



七尾線22
七尾駅です。
能登地方の中核駅であり実質的な七尾線の終点駅でもあります。
(正式な七尾線の終点は隣の和倉温泉駅)
JRの駅としては単式1面1線と島式1面2線の計3線のホームがあり、
また乗り入れているのと鉄道が別に切り欠き式1面1線のホームを使用しています。

1991年に七尾線が電化された事を契機にこの七尾駅を境として運転系統を分離。
七尾線の普通列車はこの駅を終点として、金沢方面はJRが、
この駅より北はのと鉄道に第三セクター転換がされました。
のと鉄道の起点はこの七尾駅となっています。
七尾線23
こちらは駅舎の外観と改札ロビーの様子です。
左がJRの改札、右手はのと鉄道のホームへの入口です。
七尾線24
跨線橋から望んだ七尾駅。こちらは金沢方面側です。
七尾線25
こちらは和倉温泉・穴水方面。
右が駅舎と1番線ホームです。




七尾線26
そして和倉温泉駅となります。
この駅がJR七尾線の正式な終点となります。
JRの駅ではありますが、普通列車は隣の七尾駅までの運行でこの駅までは来ません。
特急などの優等列車のみがこの和倉温泉駅まで運行しています。

この駅に停車する普通列車はのと鉄道の列車のみです。
ですので金沢方面へ普通列車で向かうには、
隣の七尾駅で乗り換えが必要となります。

ちなみに青春18きっぷ使用の場合ですが、
和倉温泉駅はJRの駅でもありますので
七尾駅━和倉温泉駅をのと鉄道の普通列車に乗ってきて
和倉温泉駅での下車が可能
です。
そもそも普通列車では和倉温泉駅にはのと鉄道の車両でしか行けませんが
JRとのと鉄道の共用区間なので大丈夫です。
七尾線28
こちらが駅舎の外観。
駅前には食堂と喫茶店くらいしか見当たりませんでした。

この和倉温泉駅ですが、列車が接近する事を知らせる、
いわゆる「列車接近メロディ」に和倉音頭が使用されています。
(上の動画をクリックすると試聴できます)

七尾線29
駅舎の入口脇には、毎年5月に七尾市で行われる
青柏祭の曳山の車輪が展示されていました。
七尾線27
駅構内2番線ホームに設置されていた七尾線電化記念の石碑です。
1991年に旧国鉄七尾線のうち、この和倉温泉駅より南が電化され
ここより北は非電化区間として残りました。
七尾線30
同じく2番線の植え込みには1/2キロのポストが。
距離から言うと隣の七尾駅起点ののと鉄道のキロポストだと思うのですが
駅から500mあたりを探してもゼロキロポストは私は見つけられませんでした。
七尾線31
跨線橋から北方の穴水方面。
七尾線32
同じく金沢方面の光景です。




七尾線33
こちらがau 4G LTEによる電波サービスエリアのマップです。
南の津幡駅から北の和倉温泉駅までの59.5kmの全線が電波圏内となっています。
その多くが日本海沿岸部を走る七尾線にはトンネルはほぼ無いので
基本的に全線でGPSの電波送受信ができると思って良いでしょう。


ダイヤ的にはおおよそ1時間に1本程度の列車が運行されていますので
事前に計画をきちんと立てればさほど乗り換えに困る事は無いと思います。
所要時間は津幡駅━七尾駅間でおよそ1時間20分程度かかり、
実際に乗車する金沢駅━七尾駅間はだいたい片道1時間半程度だと思って良いでしょう。
七尾駅━和倉温泉駅間は5分ですが、
普通列車で金沢方面からの場合は乗り換え時間がありますので
金沢━和倉温泉間で2時間少々掛かると思います。
特急を使った場合は金沢駅━和倉温泉駅でほぼ1時間ちょうどです。

ちなみに七尾駅起点の第三セクターののと鉄道で終点の穴水駅まで行くと
およそ40分程度の所要時間となります。
七尾線とのと鉄道がセットで盲腸線となっていますので、
普通列車で金沢駅から穴水駅まで行って帰ってくるとほぼ半日が必要でしょう。


七尾線35
こちらは七尾線の和倉温泉駅周辺のボロノイ図です。
和倉温泉駅からレーダーを飛ばした場合、
のと鉄道の終点の穴水駅までは射程12でレーダーが届きます
ですので和倉温泉駅まで行けばのと鉄道は全線レーダーで取得は可能でしょう。

ちなみに七尾駅から穴水駅は射程14なら届きます。
三条なつめのスキルを使用すれば七尾駅からのと鉄道全線を取る事も可能です。

…まあ、せっかく七尾駅まで行くのであれば
その先ののと鉄道を眼前でスルーするのはもったいないと
個人的には思うのですが、そこは個々の自由ですので。



以上でJR七尾線を終わります。
基本的には取りやすい路線で難しくはありませんので
単純にスケジュールと乗り換え、そして予算との相談となると思います。
あとは個々の状況に合わせて楽しんで下さい。


では。

路線別目次(北陸)
※クリックで各路線の記事へ飛びます。


■富山県
●JR城端線
●JR高山本線
●JR氷見線
◆北陸新幹線
○あいの風とやま鉄道
○黒部峡谷鉄道(宇奈月~猫又)
○黒部峡谷鉄道(猫又~欅平)
○富山地鉄市内線
○富山地鉄立山線
○富山地鉄富山都心線
○富山地鉄不二越・上滝線
○富山地鉄本線
○富山ライトレール
○万葉線(高岡駅停留場━六渡寺駅「高岡軌道線」)
○万葉線(六渡寺駅━越ノ潟駅「新湊港線」)

■石川県
●JR七尾線
●JR北陸本線(米原~金沢)
◆北陸新幹線
○IRいしかわ鉄道
○のと鉄道七尾線
○北陸鉄道浅野川線
○北陸鉄道石川線

■福井県
●JR越美北線(九頭竜線)(福井━計石)
●JR越美北線(九頭竜線)(計石━九頭竜湖)
●JR小浜線
●JR北陸本線(米原~金沢)
○えちぜん鉄道勝山永平寺線
○えちぜん鉄道三国芦原線
○福井鉄道福武線
【廃線】福井鉄道鯖浦線

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