でんこの元ネタ
■No.15 鹿沼りんご(Kanuma Ringo)
 ■タイプ:アタッカー
 ■誕生日:6月4日

■出身駅: JR東日本日光線 鹿沼駅(栃木)
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1890年(明治23年)に日本鉄道によって
宇都宮駅━今市駅間が開業した際に開設された駅で、
1906年(明治39年)に鉄道が国有化され、
その後1909年(明治42年)の線路名称制定によって国鉄日光線となりました。
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こちらが駅舎の外観です。
日光線では2009年(平成21年)に日光線開業120周年記念事業の一環として、
列車や駅舎を洋風レトロ調のデザインに統一するなどして
日本国外からの観光客を意識したリニューアルが行われています。
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こちらの鹿沼駅も2013年(平成25年)秋よりリニューアル工事が行われて
2014年(平成26年)3月にご覧の現在の駅舎が供用を開始しています。
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鹿沼駅の新駅舎のモチーフとなっているのは
毎年10月に行われる鹿沼今宮神社の例大祭である「ぶっつけ祭り」に使用される
「彫刻屋台」と呼ばれるご覧の屋台です。
ぶっつけ祭りは国の重要無形民俗文化財であり、
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている鹿沼のシンボル的な祭り
です。

また駅舎の木目の壁も「木工の街」を表現しているそうですが、
鹿沼は東照宮造営に集まった大工や建具、木彫りの職人の集まった街で
その技術が受け継がれて木工の街となっています。
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そして駅の入口正面である西側には駅前ロータリーが設けられていますが、
ロータリーの中央にはご覧の松尾芭蕉の像が。
木工の街らしく木彫りで作られています。
芭蕉一行はこの鹿沼で一泊をしたそうで、
その故事から木像が設置されている様です。

鹿沼はその昔は鹿沼宿という宿場町でした。
京の勅使が金幣を奉納するために東照宮へとむかった「日光例幣使街道」が
中仙道倉賀野宿(群馬県高崎市)を起点として今市で日光街道に合流しており、
その途中の宿場が「前日光」と呼ばれた鹿沼でした。
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ロータリーからは駅を背にしてすぐに国道293号線が走っています。
この間のわずか56メートルほどの道が県道217号鹿沼停車場線となっています。
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こちらは駅舎の中の改札前の様子です。
駅は業務委託駅となっています。
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駅舎のある1番線ホーム。
下り線の日光・今市方面行きとなっています。
駅名標はJR東日本のオーソドッグスなものではなく、
日光線仕様の洋風レトロなものとなっています。
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こちらが2番線ホームです。
上りの宇都宮方面行きとなっています。
島式ホームながら駅舎側の2番線のみが使用されており、
反対側にはかつての3番線のスペースがフェンスで閉じられています。

かつては3番線は鹿沼駅での折り返し列車の待避線として使われていましたが、
駅のバリアフリー工事に際して廃止されました。
【写真撮影・2016年4月】



■モデル車両: JR東日本253系電車1000番台「日光」
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JR東日本253系電車は、成田空港への空港アクセスを目的に開発導入され、
1991年(平成3年)に「成田エクスプレス」専用車両として
運行を開始した直流特急形車両
です。
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(上写真・JR東日本253系「成田エクスプレス」)
運行開始以来「0番台」として1次車~4次車合計99両が製造された253系ですが、
2002年(平成14年)のFIFAワールドカップ開催に伴い
輸送力増強のために5次車6両編成2本が「200番台」として増備されました。


一方、新宿駅━東武日光駅・東武鬼怒川駅間には、
JR東日本と東武鉄道の特急列車直通運転の「日光」「きぬがわ」が運行をしていました。
2006年(平成18年)から運行のこれらの特急列車には、
JR東日本側からは485系電車が充てられていました。
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(上写真・特急日光として走る485系ヤマG58/55編成)

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しかしかつては東北地方で様々な特急として走っていた485系も老朽化し、
代わりの車両への置き換えが必要となります。
2011年(平成23年)にその485系の置き換えに充てられたのが
現在特急「日光」として走るこちらの253系となります。

ちょうど当時のJR東日本では「成田エクスプレス」の車両が
253系からE259系へと置き換えられていた時期であり、
車齢が9年と若かった5次車である253系200番台が
日光鬼怒川特急向けに大改装
されました。
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車体の赤(   )と朱色(   )は日光のシンボルである
二社一寺(日光東照宮・日光山輪王寺・日光二荒山神社)や神橋(山管橋)を表現。
そして車体の中央に引かれた黄色(   )は
大自然の中の日光キスゲや美しい紅葉のイメージだそうです。


それでは編成の各車両を見ていきたいと思います。
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こちらは日光方の先頭車両となるクモハ252形1000番台です。
先頭車両なので運転台(ク)があり、またモーターを積んだ電動車(モ)となります。

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車両前方の乗車口と、通路から見た運転台です。
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そしてこちらが1号車の車内です。
車番を見ると分かる通り普通車(ハ)となっています。
この特急日光は車内の座席のモケットの色が偶数番と奇数番で違っており、
奇数番の1号車は赤系の色となっています。
車内前方の扉と座席スペースの間には荷物置き場が。
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車両後方にも乗車口があり、
連結部近くにはご覧の日光の案内パンフレットを置くスペースがあります。
成田エクスプレスの時代にはここは公衆電話のスペースだったそうです。

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日光方二両目となる2号車のモハ253形1000番台です。
モーターを搭載している中間電動車(モ)の普通車(ハ)となります。
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屋根の上にはパンタグラフが搭載されています。
特急日光でパンタグラフがあるのはモハ253形の車両のみで、
日光方の二両目と四両目に搭載されています。
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2号車の車内です。
偶数号車の座席モケットは青系となっており、
こちらの2号車の座席も青系となります。
そして客室の最後尾には円形の多目的室が設けられており、
授乳なおむつ交換などができるスペースとなっています。
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その多目的室のすぐ前の14列目(2号車最後部座席)は
左右ともに1席づつの車椅子対応座席となります。
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2号車後部の扉の先の車両最後部には
車椅子対応トイレがあります。
そしてその向かい側、写真ではAEDの裏側には
車椅子にも対応をした洗面台スペースがあり、
その隣は男性用トイレがあります。

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日光方三両目の3号車のモハ252形1000番台です。
こちらも中間電動車となります。
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車内の座席は奇数号車ですので赤系となります。
客室の後方には荷物スペースがあり、
その向かい側は鏡の設置されたパウダーコーナーとなっています。

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日光方四両目の4号車のモハ253形1100番台です。
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ご覧の通り車番が1100番台となっています。
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車両の屋根の上にはパンタグラフが搭載。
PS26形という形状だそうです。
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偶数車両なので座席は青系の座席モケットで、
客室後方には荷物棚が設けられているのは他の車両と同様です。
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後方の扉を出ると乗降口があり、
その先には洋式トイレと洗面台、そして男性用トイレがあります。
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ですので車両後方はご覧の通り
窓の無いスペースが続きます。

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日光方5両目、新宿方からは二両目となる5号車で
サハ253形1000番台となります。
この車両は付随車(サ)の普通車(ハ)となり
他車両に牽引される客車となります。
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車内の様子です。
赤系のモケットの座席の並ぶ客車となります。

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そしてこちらが日光方からは六両目の最後部、
新宿方の先頭車両となるクハ253形1000番台です。
先頭車両ですので運転台のある制御車(ク)であり、
普通車(ハ)の車両となります。
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こちらが車内の様子で、座席は青系のモケットとなっています。

元々特急日光用へと改造される前はこの車両は
クロ253系200番台という成田エクスプレスの車両でグリーン車でした。
日光用へと改造されるにあたりグリーン車(ロ)が普通車(ハ)に格下げされ、
車内の座席も普通車用のものに置き換えられました。

通常の普通車のシート間隔は1020mmで、1号車から5号車の窓の間隔も
この1020mmに合わせて作られています。
ですが特急日光として東武線への乗り入れに際して
東武特急「スペーシア」に合わて座席を1100mm間隔に置き換えた結果、
1号車から5号車は窓と座席の感覚がずれるという状態となりました。

しかし元々がグリーン車だったこの6号車は
座席の間隔もゆったりと設計されていた結果、
この6号車だけは1100mmのシート間隔と窓がピッタリと合っています


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元々成田エクスプレスとして走っていた時には
他編成との連結の必要などもあって前面に貫通扉がありました。
しかし単独で運行する特急日光ではその必要が無いため、
改造時に全面貫通扉は塞がれています。
そして扉のあった場所にはLEDの表示機が設置されています。
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LEDですのでご覧の様に簡単に表示変更が可能であり、
日本語、英語、中国語、韓国語の表示設定が可能となっています。

余談ですが、駅メモで特急日光をモデルとするりんごちゃんは
4ヶ国語が喋れる設定となっていますが、元ネタはこのLED表示機
だと思われます。
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ちなみにこちらは回送時の表示。
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こちらは八王子発着で走った時の臨時列車
「八王子日光号」の時のヘッドマーク表示です。
【写真撮影・2017年4月】