でんこの元ネタ
■No.47: 三条なつめ(Sanjo Natsume)
 ■タイプ:トリックスター
 ■誕生日:6月30日

■出身駅: 京阪電気鉄道京阪本線・鴨東線 三条駅(京都)
なつめ01
1912年(大正元年)に京津電気軌道(現在の京津線)の
三条大橋駅が開業したのがこの駅の起源となります。

京阪電気鉄道の三条駅としては1915年(大正4年)の開業なのですが、
京阪京津線の前身である京津電気軌道が1925年(大正14年)に京阪に合併。
1949年(昭和24年)には京津線の三条大橋駅と京阪本線三条駅が統合されていますので
三条大橋駅の開設を起源とすることで問題は無いかと思います。


1987年(昭和62年)には京津線部分が京津三条駅となり、
京阪本線の三条駅が地下化されて京津線と京阪本線が分離されています。

そして1997年(平成9年)の京都市営地下鉄東西線の開業に伴って
京津三条駅から御陵駅間の京津線が廃止。
京都市営地下鉄東西線には新たに三条京阪駅が新設され
三条駅との連絡駅となっています。
なつめ15
こちらが京阪の三条駅の駅ビルです。
1987年(昭和62年)の京阪本線地下化によって三条駅も地下駅となっています。
なつめ16
駅ビルは三条通と川端通の交差点である三条大橋交差点の角にあります。
こちらは三条大橋交差点付近の様子。
この三条大橋東詰が東海道五十三次の最終地点でもあります。
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三条大橋の外観。
現在はコンクリート製の二車線道路となっており、
欄干などが木製で残されています。
なつめ31
三条大橋の説明の立て札。
(写真クリックで拡大します)
なつめ18
鴨川の三条河原から見た三条大橋方面。
川の東側を左岸と呼ぶそうなのでこちらは左岸です。
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振り返って南側には三条河原の光景が広がります。
今はカップルのデートスポットらしいですが、
その昔は三条河原からこの写真の向こう側の六条河原あたりは
刑場として歴史的に有名な場所でもあります。
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この三条河原の、鴨川の東側の川端通の横に
三条駅の駅前広場が整備されています。
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駅前広場の南端に、川端通に面して立つ京阪三条南ビル。
こちらも駅の入口となっています。
なつめ22
駅前広場。
かつての京阪京津線の京津三条駅跡地を整備したものだそうで、
バスの発着ターミナルが設けられており
南北に広いコンコースが設けられています。
なつめ23
広場の北端、駅ビルの目の前の三条大橋交差点付近には
高山彦九郎の皇居望拝の銅像があります。
二宮尊徳や楠木正成と並んで戦前の修身教育で取り上げられた人物ですが、
京都の若い人にはは通称「土下座さん」だとか。
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そして三条大橋の東詰めの南のたもとには
ご覧の「花の回廊」の石碑があります。
なんでも1987年(昭和62年)の京阪本線と琵琶湖疏水の地下化によって
鴨川河道の拡張が可能となり、平安京遷都1200年を契機に
京都市と京都府が三条から七条までの鴨川左岸に遊歩道を整備したものだそうです。
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地上の入口から降りると
地下にはコンコースが設けられています。
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地下コンコースにある、京阪の三条駅の改札。
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駅前広場の南端の京阪三条南ビルからも
地下コンコースへと連絡していますが、
駅改札まではご覧の長い通路を通る必要があります。
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改札内の様子です。
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三条駅は地下化された後は
島式ホーム2面4線を持つ駅となっています。
こちらは上りの1、2番ホーム。
三条駅は京阪本線の終着駅であるとともに
京阪鴨東線の起点駅でもあります。
ですのでこちらの出町柳駅方面行きのホームは鴨東線ホームという事になります。
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そしてこちらが淀屋橋駅・中之島線方面の下り線3、4番ホーム。
京阪本線が三条駅が終点ですので、ここから先が京阪本線となります。
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この駅で待っていると、ご覧の通り
京阪の様々な車両を見ることができてなかなか面白い場所でもあります。


■モデル車両: 京阪電気鉄道8000系電車 8008編成
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京阪8000系は1989年(平成元年)に登場した京阪電気鉄道の特急形車両です。
特急系車両として運用していた京阪3000系の老朽化と、
1989年(平成元年)10月の京阪鴨東線開業に伴って投入がされました。

当初は3000系の6両編成を7両編成にする為に、
8000系の7両編成1本と中間車5両が製造され投入されています。

中間車は3000系の編成に組み込まれて9月27日より運用が開始。
そして10月5日には8000系のみの編成である8001Fが運用開始をしています。
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(写真:京阪8000系8001F旧塗装)

当初は特急の運用増加分のみの製造の予定だった8000系車両ですが、
いざ運用が運用されると、乗客が新型車両の8000系に乗車する為に
駅で待つ姿が多数見かけられるようになったそうです。

その為京阪では3000系の8000系への置き換えを推進。
結果、投入開始から4年後の1993年(平成5年)には
8000系は7両編成10本(70両)の数ととなっています。

1995年(平成7年)にはリニューアル工事が行われて
2階建車両(8800形ダブルデッカー)が編成に増結されることとなり、
1997年(平成9年)と1998年(平成10年)に5両ずつダブルデッカー車両が新造。
順次8000系編成へと組み込まれて8両編成での運用が開始されています。


そして2008年(平成20年)には京阪8000系が新塗装化。
オレンジ、イエロー、ブラックを基調とした色に
一番最初に塗り替えられたのが8008編成
でした。
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京阪電鉄によると、この新塗装の特急色は
「上部を赤色(エレガント・レッド)、下部を黄色(エレガント・イエロー)とし、
赤色と黄色の間に金色(エレガント・ゴールド)の帯を配し、
十二単や紅葉、祝祭、金蒔絵などエレガントなイメージを連想させるカラーデザイン」

とのことです。
参考
京阪電気鉄道「6月30日(月)、新カラーデザインの特急車両がデビューします」
http://www.keihan.co.jp/corporate/release/orig_pdf/data_h20/2008-06-27.pdf


駅メモのでんこである三条なつめの衣装も
オレンジ、イエロー、ブラックが基調であることから
京阪8000系の新塗装車両がモチーフ
である事が分かります。

新塗装となった8008編成は6月28日に試運転が開始され、
2008年(平成20年)6月30日より京阪本線と中之島線、鴨東線で運用を開始しています。
三条なつめの誕生日が6月30日に設定されているのは、
この京阪8000系新塗装車の8008編成投入日が由来であるのは明らかでしょう。


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こちらが8008編成の先頭車両である8008。
運転台のある電動車です。
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二両目の8108。こちらも電動車となっています。
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三両目の8508。客車のみの付随車です。
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そして四両目の8808。
見ての通りの二階建て車両(ダブルデッカー)であり、
8008編成には1998年(平成10年)に組み込まれています。
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五両目の8758。
簡易運転台車となっています。
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六両目の8158。
電動車であり屋根には集電器(パンタグラフ)があります。
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七両目の8058。
折り返し時の先頭車両であり、当然運転台のある車両です。

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車内の様子。
平屋の車両は基本的に転換クロスシートとなっています。
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五両目の端の優先席付近。
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ダブルデッカー車両の中の様子です。

【以上写真撮影:2017年6月】