でんこの元ネタ
■No.21: 王子しぐれ(Oji Sigure)
 ■タイプ:サポーター
 ■誕生日:11月29日

■出身駅: 東京メトロ南北線 王子駅(東京)
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地下鉄の王子駅としては1991年(平成3年)の
帝都高速度交通営団(営団地下鉄)の南北線開業が王子駅の開業となります。

王子駅としては1883年(明治16年)に
日本鉄道の上野━熊谷間の開業と同時に開設された駅であり、
現在のJR東北本線では最も古い駅のひとつです。
また都電の王子駅前電停としても
1915年(大正4年)に王子電気軌道(現・都電荒川線)の電停として開業しています。
ですので王子駅自体はかなり古い歴史を持っています。


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こちらが東京メトロの王子駅の地上1番出口。
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明治通り沿いの都電の電停の東側の
東武ストア前の広場の一角に設けられています。

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こちらはメトロ王子駅の2番出口。
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1番出口とは明治通りを挟んだ反対側に位置しますが、
JR王子駅とも駅前ロータリーの反対側に位置しています。

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そしてこちらが3番出口。
JR王子駅の一番大きな出口である北口を出て左手すぐにあり、
南北線王子駅の地上出口としても一番大きな出口ですので
この3番出口が南北線王子駅のメイン出口と思う方も多いと思います。
駅前ロータリーに面した京浜東北線の高架下にあり、
JRとの乗り換えの乗客の多くはこの出口を使うでしょう。

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メトロ王子駅の4番出口です。
北本通り(国道122号線)の東側にあるこの出口はメトロ王子駅では一番北にある出口であり、
JR王子駅からは最も離れた位置にあります。

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最後は5番出口。
王子駅前にそびえる北とぴあの目の前にある出口です。
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出口部分の外観。

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地上出口から地下へと降りると
ご覧の改札前へと地下コンコースで集約しています。
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バリアフリー用に別に、
エレベーター前にも自動改札機が一台設置されていますが
基本的にメトロの王子駅の改札は一箇所のみです。
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改札内へ入ると、目の前すぐにホームへと降りる階段があります。
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こちらがホームの様子です。
島式ホーム1面2線となっていて、
1番線が赤羽岩淵・浦和美園方面、
2番線が白金高輪・目黒・日吉方面となっています。
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ホームと線路の間にはフルスクリーンタイプのホームドアが。
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ホーム北端にはエレベーターが。
このエレベーターで上がると改札機があって外に出ることができます。


この王子駅が由来となっているキャラクターの王子しぐれは
東京メトロ南北線の車両がモチーフとなっているでんこですが、
駅メモでは王子駅は東京メトロ南北線の他に
JR京浜東北線の駅としても同一駅で登録がされています

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こちらがJR王子駅の駅舎外観。
ご覧の通りの高架駅となっています。
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こちらがメインともいうべき、駅前広場を正面に見据えた北口です。
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北口の改札機の前を通過し、そのまま高架下の通路を進むと
高架の反対側へと出られます。
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こちらが北口の反対側の親水公園口。
近代的に整備された表側とはうって変わった光景が広がっています。
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そしてこちらが明治通り沿いの高架下にある中央口。
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中央口から出て左手の南側にはご覧の飛鳥山公園の入口があります。
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ここには北区が設置した無料の「あすかパーレール」という
全長48mのモノレールがあります。
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こちらがJR王子駅のホーム。
島式1面2線のホームの駅であり、
京浜東北線のみが停車しています。
1番線が大宮方面の北行、2番線が横浜方面の南行となります。
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ホームから東側を見ると何本もの線路が走っています。
こちらは東北本線の線路で、
写真の列車が走る奥2本が、湘南新宿ラインも走る東北本線の貨物線、
その手前の2本が宇都宮線と高崎線の走る東北本線列車線となっています。
東北本線の列車は王子駅は通過で、停車するのは京浜東北線のみです。


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そして駅メモでは東京メトロやJRの王子駅とは別駅扱いとなりますが、
都電荒川線の王子駅前停留場についても王子には欠かせませんので記したいと思います。
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こちらが王子駅前停留場の外観。
JR王子駅のホームと石神井川に挟まれた
新幹線の高架下にあり、王子駅北口のロータリーとは
明治通りを挟んだ反対側に位置します。
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停車場のホームの様子。
相対式2面2線となっています。
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この三ノ輪橋からやってきた車両は
王子駅前停留場まで専用軌道を走ってきますが、
ここから車との併用軌道となり明治通りを走ります。



そしてこの王子駅については
駅メモではある特殊な事情がある駅となっています。
それは「王子駅にいながら別の駅が取れてしまう」という事です。
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こちらは王子駅付近の駅メモの駅エリアを示したボロノイ図です。
王子駅の座標が京浜東北線ホーム中央付近に、
そして都電の王子駅前停留場の駅座標が明治通りのど真ん中に設定されている事で
駅メモではメトロの王子駅では王子駅前停留場が、
都電ホームでは王子駅が取れてしまうという
逆転現象が起きてしまっているのです。
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実際の王子駅付近の写真に境界を書き込んでみると
その特殊性が良く分かると思います。
我々がJR王子駅の駅舎だと思っているあたりは
駅メモでは全て都電の王子駅前停留場のエリアだった
のです。

こういった事情がある為、
「東京メトロの王子駅で王子駅が取れない」だとか
「京浜東北線の車内からなかなか王子駅が取れない」という現象が起きる訳です。
事情を知っていれば王子駅を取る事は可能ですので
境界線を把握の上落ち着いてアクセスをして下さい。

ちなみにJR京浜東北線ではホームより北に列車がいる際に
比較的王子駅へのアクセスがしやすいです。
またメトロ南北線のホームでは基本的には王子駅は取れませんので
地上に出て移動するか、レーダーなどを使用して下さい。
ご参考までに。



■モデル車両: 営団9000系電車
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営団9000系電車は1991年(平成3年)に南北線の部分開業に際して
南北専用の車両として4両編成で登場した車両です。
導入当時は南北線は帝都高速度交通営団(営団)の路線でしたが
2004年(平成16年)4月の営団民営化にともなって
現在は東京地下鉄(東京メトロ)の路線となっています。
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東京メトロによるとこの9000系は車両の設計にあたって
「地域との調和、人に対するやさしさをテーマ」としているそうで、
車体に入れられた帯色には、ラインカラーであるエメラルドグリーンに
白のラインを入れた上下ツートーンの色として
緑豊かな都会のオアシスをイメージしてデザインされているそうです。

ちなみ南北線のラインカラーであるエメラルドグリーン    の由来は
「沿線の日本庭園」をイメージして策定されたそうです。
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車体のラインカラーについてですが
先頭車両の運転室扉のところでラインの帯がご覧の通り、
前面に回り込む帯と側面への帯とに分かれています。
南北線の9000系では一次車(02~08編成)、二次車(09~13編成)、
三次車(14、15編成)まで同様となっています。
基本的な車体外観については一次車から三次車まではほぼ変わりません
また四次車(16~21編成)では細かなマイナーチェンジはあるものの
基本的が車体外観は一~三次車と同じと思って良いでしょう。
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そして南北線の9000系で01編成だけは車体のラインが
前面部と側面部が1本につながっています。
これは01編成が南北線の9000系車両を作る上でのプロトタイプだったが故で、
この様にラインのつながった車両は01編成のみとなっています。
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こちらは上の写真の14編成(三次車)の先頭車両の車内の様子です。
基本的にロングシート車両となっています。
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中間車の内部はご覧の通り。
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運転台の様子。
南北線では基本的にワンマン運転を行っており、
また駅にはホームドアが設置されていることから
ATO(Automatic Train Operation、自動列車運転装置)が採用されているそうです。
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こちらは9000系のパンタグラフ。
全ての編成で2両目と4両目の電動車の上についています。
一次車から四次車までがこの菱形のパンタグラフで、
2009年(平成21年)に増備された五次車のみがシングルアーム形となっています。
駅メモの王子しぐれのパンタグラフは菱形で描かれていますので
しぐれは五次車では無いのは確かな様です。


さて、駅メモの王子しぐれの誕生日は11月29日となっています。
この日は1991年(平成3年)の営団地下鉄南北線の
赤羽岩淵駅━駒込駅間の開業日であり、
営団9000系電車の運用開始日
でもあります。
そしてこの南北線開業日に運行を開始した9000系は
01編成から08編成までの、試作車および一次車
となります。
この事を勘案すれば、王子しぐれのモデル車両は
営団9000系一次車、とすべきなのかもしれません。

ですが実は一次車は2016年(平成28年)度から2018年(平成30年)度にかけて
「B修」と呼ばれるリニューアル工事が順次行われています。
これは東京メトロでは車両を車齢40年程度まで継続使用する方針であり、
その為に20年程度経年した車両に大規模な更新工事を施工しており
これをB修(B修繕工事)と呼びます。
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そしてこちらがB修の済んだ、一次車の07編成の外観です。
先頭車前面にスカート(排障器)が新設されたほか、
車体のラインカラーの帯がウェーブ状になっているのが分かるかと思います。
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そしてこれまで1本だったラインの帯が
リニューアル車では上下2本になっているのが分かると思います。
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(写真:上・旧塗装、下・新塗装)
これはハーフサイズのホームドアの駅に停車した際に
車体のラインカラーを見やすくする為に措置で、
乗り入れ先の埼玉高速鉄道や東急目黒線での車体の見分けを考慮したものです。
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こちらがリニューアル後の一次車の車内の様子。
床材をライトグリーン系にしたり、座席の袖仕切りが大きくなるなど
細かい部分が更新されています。

このように、本来ならば王子しぐれの誕生日である
11月29日に運用を開始した一次車は、
キャラクターのモチーフとなった当時とは
現在ではデザインが変更
されてしまってしまっています。
モデルとなった当時のデザインと同じなのは
二次車から四次車あたりの編成となります。


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駅メモでのキャラクターを見てみると、
ラインカラーの配色などは
やはり旧来の塗装と同じパターンとなっているのが分かりますので
見比べてみて下さい。

では。
【写真撮影:2017年6月】