でんこの元ネタ
■No.39: 尺土るる(Shakudo Ruru)
 ■タイプ:トリックスター
 ■誕生日:3月15日

■出身駅: 近畿日本鉄道(近鉄)南大阪線・御所線 尺土駅(奈良)
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この駅は1929年(昭和4年)に大阪鉄道が古市駅━久米寺駅(現・橿原神宮前駅)を
延伸開業した際に設けられた駅です。
大阪鉄道は後の合併によって、現在の近鉄の路線の一部となっています。
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こちらは尺土駅の南側の市道。
国道166号線から近鉄は200mほど南を走っており、
駅のある場所自体は住宅地の中となっています。
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こちらが駅舎の外観です。
駅は橋上駅舎となっており、写真は跨線橋の南側の出口の様子です。
橋上駅舎化されたのは1995年(平成7年)の事で、
こちらの南口もその時に新設されたものです。
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南口の目の前にはご覧の通り
尺土駅の駅前広場の整備完成予想図の看板が立っています。
ですが土地の収用が思うように行かない様子で
もう何年もペンディング状態の様です。
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コンコースと改札の様子です。
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改札内から見た跨線橋内の様子。
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こちらは北口の様子です。
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北口の駅前は線路と住宅街に挟まれて
もはや裏道の路地状態です。
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こちらが尺土駅の1、2番線ホームとなります。
この駅は島式ホーム2面4線を持つ駅であり、
1、2番線ホームは南大阪線、御所線共に下り列車の使用するホームとなっています。
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二つの島式ホームを連絡する跨線橋。
橋上駅舎の為、駅構内のホームの連絡、改札や駅務室、
そして改札外の駅南北を連絡する通路が全てこの跨線橋に収められています。
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こちらが駅の南側にある3、4番線ホームのある島式ホームです。
大阪方面への上り線列車が入線するホームとなります。
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そして4番線の橿原神宮・御所方面の東端付近を見ると
ご覧の近鉄御所線のゼロキロポストがあります。
4番線駅の東で右カーブを描いている御所線には一番近い番線で、
主に御所線の折り返し電車が入線しています。
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駅の東すぐにある尺土第1号踏切です。
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踏切から西を見ると尺土駅がすぐ目の前に見えます。
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西側を見ると踏切のすぐ先で線路が分岐しています。
左側が近鉄南大阪線の橿原神宮・吉野方面であり、
右手のカーブを描いている方の線路は近鉄御所線となります。
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跨線橋から駅構内の配線を見てみると、
4本あるうちの真ん中の2本、
2番線と3番線が一直線の本線であることが分かります。
すると外側の1番線と4番線は退避線ということになりますが、
南大阪線と御所線が乗り入れる駅なので
特急や急行が待避線へと入る事も多々ある様子です。



■モデル車両: 近畿日本鉄道26000系電車さくらライナー
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1965年(昭和40年)に運転を開始した大阪阿部野橋駅━吉野駅間の近鉄吉野特急
25周年を迎える1990年(平成2年)に開発されたのが近鉄26000系です。
近鉄南大阪線の特急としては初めて、
「さくらライナー」という愛称が付けられています。

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1990年(平成2年)3月15日の近鉄ダイヤ改正より運行を開始した近鉄26000系ですが、
運行開始当初のオリジナル車はご覧の通り緑色のラインの車体であり、
1988年(昭和63年)近鉄21000系アーバンライナーのデザインを元に
飛鳥・吉野路を走るにふさわしくリファインされています。

「さくらコンセプト」(さ=さわやかデザイン、く=くつろぎ車内、ら=らうんど展望)を元に、
塗装は「日本的美しさの表現」をテーマとして
全体は白を基調に窓周りを薄墨色(グレー)   とし、
「雲海に煙る吉野山」のイメージを表現しています。
そして裾部には萌黄色   の濃淡5色によるグラデーションのラインを引いて
伝統的風景の並ぶ沿線の環境に溶け込むイメージとしたそうです。

ちなみにこの近鉄26000系をモチーフとしている
駅メモのでんこである「尺土るる」の誕生日が3月15日に設定されていますが
これはこの近鉄26000系オリジナル車の運行開始日が元となっています。

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長らく近鉄南大阪線と吉野線の看板車両として活躍したさくらライナーですが、
運行開始から21年が経過し老朽化してきたことを踏まえて
2011年(平成23年)に4億円をかけてリニューアルが実施されています。

リニューアル車は車体や外観の基本的な部分は変更がされていないものの
前面の窓周りや前照灯周辺を黒の塗装に変更しており、
また車体裾部のグラデーションは吉野の桜をイメージした桜色   に変更され
スカートの形状も変更されています。
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また車体のロゴマークはオリジナル車は「SL」アルファベットでしたが
リニューアル車はご覧の桜の花びらをモチーフにしたロゴに変更されています。

駅メモの「尺土るる」のデザインもピンク色が基調となっており
デザインモチーフはこちらの桜色のリニューアル車が元
なのは間違い無いでしょう。

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こちらは大阪阿部野橋方面側の1号車のモ26400形。
流線型非貫通車であり、運転台のある電動制御車(Mc)となっています。
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運転台の後ろはご覧の展望スペースが設けられています。
車内はレギュラーシート車であり、
近鉄の回転式の「ゆりかご型リクライニングシート」が装備されています。

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大阪側の2両目である2号車のモ26300形です。
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2号車の大阪側にはご覧の通り、ドアの横に窓の無いスペースがあります。
ここにはバリアフリー対応のトイレと洗面所が設置されています。
また26000系の他の乗降口の扉は折り戸となっているのに対して
2号車大阪側のこちらの乗降口だけは横にスライドするプラグドアとなっています。
客室内の座席も2号車大阪側の1列が2席(通常は4席)となっており
車椅子対応の座席となっています。
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またこの2号車は電動車としてモーターを搭載しており
天井にはご覧のパンタグラフが設置されています。

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モ26200形。大阪側3両目の3号車となります。
モーターを搭載した電動車となっています。
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この車両はJRであればグリーン車にあたる「デラックスカー」となっています。
ですので乗降口の横にもデラックスシートのロゴが入っています。
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デラックスカーは座席が2+1の配置となっています。
なんでも「MADE IN YOSHINO」をテーマとしてデザインされているそうで、
荷棚の下部には吉野産の檜(ひのき)が、
照明カバーの中には吉野産漉き和紙が使われています。
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客室端部の扉は合わせガラスとなっており、
ガラス内部には吉野産スギによる網代組みが使われています。
そしてその横には吉野桜をイメージした桜の形の照明が。
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そして3号車の吉野側も乗降口の横に窓の無いスペースがあり、
通常のトイレと洗面所が設けられています。

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そして吉野側の先頭車両である4号車のモ26100形です。
座席はレギュラーシートとなっており、
1号車同様に先頭の運転台の後ろが展望スペースとなっています。
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こちらの車両も運転台のある電動制御車ですが、
大阪側の1号車との違いとして天井にパンタグラフが設置されています。

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近鉄の他路線が標準軌(1435mm)であるのに対して
南大阪線と吉野線は軌間が1067mmの狭軌となっています。
ですので「吉野特急」として走るさくらライナーは
他の近鉄特急と違い、この路線専用の特急車両となっています。
【写真撮影:2017年7月】