ゆいレール01
さてお次はゆいレールについてとなります。
「ゆいレール」は愛称であり、正式には「沖縄都市モノレール」となります。


元々沖縄にも戦前には軽便鉄道などいくつかの路線が存在していましたが
沖縄戦で破壊されるなどして戦後は長らく「鉄道不在県」でした

自然と沖縄での交通手段は車となる訳ですが、
当然の流れとして那覇市の都市圏では交通渋滞が悪化することとなります。

そこで沖縄県や那覇市が中心となって計画されたのが
このモノレール路線であり、第三セクター路線として2003年(平成15年)に開業をしています。


ゆいレール02
こちらはゆいレールの終点駅である首里駅です。
琉球王国の王都であった首里城の最寄駅であり、
城跡である首里城公園の東端に位置しています。
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駅舎は県道28号線の上に作られた高架駅舎であり、
道路を跨ぐ跨線橋を兼ねています。
いちほ04
駅の東側の目の前にある「汀良交差点」。
駅メモのでんこ「汀良いちほ」の名前由来となっています。
ゆいレール03
県道上の高架駅ですので、駅前はそのまま県道の歩道となります。
こちらは駅北側の光景。
ゆいレール04
北側は高台になっている箇所があり、
見ての通り駅舎の跨道橋部分と直接連絡しています。
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駅南側の駅前の光景。
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駅の階段を上がると、高架駅の二階部分が
跨道橋を兼ねたコンコースとなっています。
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コンコースから改札口にかけての光景です。
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改札内はご覧の通り。
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ゆいレールの駅では各駅ごとに、
駅にちなんだ題材のアートガラスが設置されています。
こちらの首里駅のガラスの題材は「王府首里城と王朝文化」
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駅構内には泡盛の甕が。
この甕はゆいレールの各駅で見かけました。
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そしてこちらが駅のホームとなります。
ご覧のホームは2番線ホームで、
終点駅ですので那覇空港方面行きホームとなります。
相対式2面2線ホームの駅ですが、終点駅として2番線のみが旅客使用されています。
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反対側にはご覧の1番線ホームがありますが
旅客使用はされておらず立ち入りもできません。
ですので駅名標や広告などもホームには無し。
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1番ホームへと上がる階段はご覧の通り閉鎖されています。
こちらのホームは将来のモノレール延伸の為に作られているもので、
平成31年より供用の予定となります。
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2番ホーム東端からは延伸の為に建設されたレールと、
その上に設けられた車止めが見えます。
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延伸された新しい軌道は汀良交差点から北へと曲がって
すでに伸びていました。
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こちらは首里駅に到着する手前で車窓から見える首里城です。
かつては琉球王国の王都であった首里ですが
その中心であった首里城の跡は駅の南西500mほどの場所にあります。



ゆいレール05
首里駅をでて東に進むと、目の前に鳥越交差点があり
モノレールが北へとカーブを描いています。
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交差点北東角の、モノレールの通る緑地です。
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緑地にある椀胴井戸(ワンドゥーガー)の遺構と案内板。
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井戸の遺構は交差点角にある首里中学校の敷地に一角にありました。
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モノレールの軌道は県道82号線の上を北へと向かいます。
ゆいレール10
1kmほど進むと儀保交差点がありますが、
その手前に次の高架駅舎が見えてきます。


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こちらが儀保駅の駅舎の外観です。
島式ホーム1面2線の駅なので駅舎のホーム部は小さめになっています。
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南側の駅前の光景です。
歩道にはバスの乗降場となっている退避スペースがあります。
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駅の北西側の目の前にある儀保交差点です。
県道28号線と241号線がこちらから分岐しています。
駅や交差点付近は文教地区らしく学習塾が集まっています。
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駅北側の駅前付近。
こちら側には商店が数件立ち並んでいました。
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階段の目の前には「与那原良矩生家跡」を示す史跡の看板が。
なんでも琉球王国の政治家で歌人の生家なんだそうです。
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階段を上がり跨線橋部分の通路から改札前の光景です。
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改札の上に置かれたシーサー。
駅ごとに異なるタイプのシーサーが置かれているそうです。
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改札内の様子。
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儀保駅の構内のアートガラスのテーマは
「王府首里城と王朝文化」となっています。
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こちらがホーム階の様子です。
島式なので両側がホームとなっています。
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そしてホームの階段のガラスには「ビュースポット」の表示が。
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この儀保駅付近は軌道の支柱が最も高い区間であり、
ホームからは那覇の町並みや首里城を望むことができることから
ビュースポットが設定された様です。
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ホーム西端から那覇空港方面の光景です。



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駅から下り坂となっている県道82号線を西進。
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モノレールの軌道が中央分離帯にそびえる道を
1.4kmほど進むと市立病院前交差点が見えてきます。
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交差点の北側にはコンビニエンスストアがあり、
店の並びの駅北側一帯はごらんの様に低くなっています。
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市立病院前駅の駅舎の外観です。
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他の駅では駅舎と一体になっている跨道橋が
こちらの駅では分離して作られています。
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駅舎の南側には隣接して、駅名の由来でもある那覇市立病院があります。
跨道橋と病院には連絡通路があり直接連絡をしています。 ゆいレール28
案内板にある駅付近の地図。
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跨道橋に上がるとご覧の光景が見えます。
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駅舎への跨道橋からの通路。
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跨道橋の南端からは地上への階段の他に
病院への連絡通路が延びています。
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連絡通路からの病院への入口です。
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案内板で見る連絡通路の見取り図。
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西側から駅舎を見ると、駅からのバリアフリーアクセスの為なのでしょうが
病院への連絡通路がなかなか圧巻ではあります。
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こちらは駅の改札前の光景です。
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改札内の様子。
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この駅のアートガラスは「末吉町に残る獅子舞」
駅の最寄の伝統の町を表現しています。
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ホームの様子です。
こちらの駅も島式ホーム1面2線となっています。
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病院と反対側のホーム北側の光景です。
低くなっている街の向こう側には末吉公園が広がっています。
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西端のホームから見た那覇空港方面の光景です。



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市立病院の西隣、駅の西南の目の前には
那覇市立松島小学校があります。
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県道を西へと進むと下り坂から徐々に平坦になり、
周辺の光景がだんだんと市街地となってきます。
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まもなくモノレールは古島インターへと突き当たり、
県道82号線から国道330号線の上へと南にカーブをしていきます。
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するとインターの南すぐに次の駅舎が現れます。


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いかにも駅舎のように見えるこの跨道橋は
駅とは連絡しているものの、
正確には古島インターのバス停へと連絡をする橋です。
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跨道橋をくぐるとその向こう側に駅舎が見えます。
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こちらが古島駅の駅舎となります。
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南側から見た駅舎。
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駅舎の東側はご覧の様に歩道のみとなっています。
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バス停は駅の南の古島インターの歩道にあり、
駅からはデッキを通って連絡しています。
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駅舎西側の光景。
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西側も古島インターの歩道が島のようになっていて
跨道橋と連絡しておりバス停が設けられています。
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跨道橋の上から改札にかけての光景です。
この駅の改札前はデッキが広場のようになっており広くなっています。
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この駅のシーサーは券売機の上に設置されていました。
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そしてこちらが改札口です。
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改札内の様子。
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この駅のアートガラスは「沖縄伝統のたたずまい」と題されています。
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こちらが首里方面行きの1番線ホーム。
この駅は相対式2面2線ホームとなっており、
上り線と下り線のホームが分かれています。
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ホーム北端から見た首里方面の光景です。
古島インターの上で軌道がカーブしているのが見えます。
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こちらは那覇空港方面行きの2番線ホーム。



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古島駅を出て国道330号線の上を軌道が南下します。
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南下してすぐに国道脇の左手に、
甲子園の常連として有名な興南高校が見えます。
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軌道に沿って国道を南下しますが、
写真右手の一帯はかつては「牧港住宅地区」という米軍基地の敷地でした。
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214ヘクタールの広大な敷地は1987年(昭和62年)に全面返還されて
「那覇新都心」として再開発。中心地区が「おもろまち」と名づけられました。
街の名前の由来は琉球最古の歌謡集「おもろさうし」からだそうです。
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こちらがおもろまち駅の駅舎です。
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再開発でできた街だけに、駅前には大きなロータリーがあり
大型商業施設が立ち並んでいます。
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この駅も高架駅ですので改札前にはご覧のスペースがあります。
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そして改札前から西にはご覧の通路が延びています。
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通路を進むと西口ロータリーの上のペデストリアンデッキへと通じています。
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一方東側はすぐにご覧の様に地上へと通じています。
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東口側から見た駅舎です。
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ご覧の様に東口の駅前は西側より一段小高くなっており
改札階と同じ高さに駅前ロータリーがあります。
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再び改札と戻り、中に入って駅構内の様子です。
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この駅のアートガラスのテーマは「町の名に因んだ組踊」で、
基地の返還跡地のおもろまちや銘苅といった地名から連想される
伝統組踊をモチーフとしたそうです。
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ホーム階へと上がり、こちらは首里方面の下り1番線ホームです。
相対式2面2線の駅となっています。
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上り線の那覇空港方面行き2番線ホーム。
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ホーム南端から見た那覇空港方面の光景です。
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駅の南側の目の前にはおもろまち駅前交差点があります。
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交差点から見た西側の光景です。
写真のホテルの裏手あたりはかつては「安里五二高地」と呼ばれ、
米軍には「シュガーローフ」と呼ばれた沖縄戦の激戦地の跡となります。
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交差点から見たおもろまち駅の南側の外観です。



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国道330号線を南下すると
立体交差となっている安里十字路に差し掛かります。
この交差点から南は「ひめゆり通り」の名前がついています。
ゆいレール86
交差点を越えて立体交差の終端が見えると
次の駅が現れます。


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安里駅の駅舎の外観です。
ひめゆり通りの真上に駅舎があります。
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東側から見た駅の光景です。
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安里駅の東側には住宅地や商店街が立ち並んでいる一角となっています。
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その歓楽街の北側にある栄町市場
テレビで沖縄の市場の様子をレポートしていたら大抵はここ、というくらい
メジャーな市場街となっています。
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上から駅の東側を見るとご覧の感じに。
沖縄戦の「ひめゆり学徒隊」の第一高等女学校があったのは
この写真の奥あたりとなります。
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駅の南側には五差路となっている安里駅前交差点があります。
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歩道から跨道橋となっている駅舎通路を進み改札へ。
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改札内の様子です。
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駅のアートガラスのテーマは「沖縄伝統やちむんの里」
この駅の南側の壺屋地区は沖縄伝統の焼き物の壺屋焼の里です。
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こちらがホームの様子です。
島式ホーム1面2線となっています。



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駅を背に国道330号線を南下するモノレール。
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そして駅から200mほどのひめゆり橋の袂で
軌道は右にカーブを描きます。
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ヘアピンのようにカーブした軌道は
安里川に沿うように北西へと進路を変えて
那覇市の中心街の方向へと向かいます。
ゆいレールa01
道を進むとすぐに次の駅が。


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こちらが牧志駅の駅舎となります。
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反対側の北側からみた駅舎の外観です。
ゆいレールa04
駅の北側の面の前は蔡温橋交差点があり、
東西に沖縄のメインストリートである国際通りが走っています。
ゆいレールa05
夜になるとご覧の通りに。
この付近は国際通りの北側の入口付近となります。
ゆいレールa06
駅の東側は国際通りに沿って交差点の角に
「さいおんスクエア」という複合商業施設があり、
駅前は広い広場になっています。
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広場から見た駅舎の東側。
ゆいレールa08
地上から広場を見るとご覧の通りで、
さうおんスクエアと駅を繋ぐデッキが上を伸びています。
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広場の一角の蔡温橋のたもとにある
その名も「さいおんうふシーサー」という巨大シーサー。
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上に登って広場の上のデッキの様子です。
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東側駅前の車寄せ付近。
広場と駅と国際通りの狭間に切り取ったような「駅前」があります。
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駅西側はご覧の小学校が。
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歩道から階段を上がり、
跨道橋となる駅のデッキから改札の光景です。
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改札内の光景。
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この駅のアートガラスのテーマは「躍動感溢れるエイサー」
国際通りの活気を祭の勇壮なエイサーで表現したそうです。
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ホームの様子です。
島式1面2線のホームとなっています。
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ホームから見た那覇空港方面。



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蔡温橋を後にして安里川から久茂地川へと
道路と軌道が沿うように走ります。
久茂地川では川が中央分離帯代わりに中央を流れており
モノレールも北から西へと進路を変えます。
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そしてさらに進むと次の駅が。


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こちらが美栄橋駅の駅舎です。
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反対の西側から見た駅舎。
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こうして見ると駅舎が川の上に作られているのがよく分かります。
ゆいレールa23
駅の西側目の前の交差点は変形の十字路となっており、
南東の駅前の三角地帯が駅前広場スペースになっていました。
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反対側の駅舎の北には、川を隔てて市道が走っています。
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跨道橋となる駅のデッキから改札への光景です。
ゆいレールa25
改札脇の窓口上におかれたシーサー。
ゆいレールa26
改札内の様子です。
ゆいレールa27
この駅のアートガラスはこちらで
テーマは「美ら海と海洋レジャー」となります。
とまりん(那覇港泊ふ頭ターミナル)に一番近い駅なので海のイメージとなりました。
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ホームの様子です。
この駅も島式ホーム1面2線となっています。
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ホーム西端から那覇空港方面の光景。



ゆいレールa31
こちらはゆいレールの走る那覇市付近の
au 4G LTEでの電波エリアマップです。
一大観光地の中心都市であるだけに全ての場所が電波圏内となっています。
GPSでのアクセスに障害はありませんので
どこからでもチェックインが可能
でしょう。


レーダーについては、沖縄県は当然ながら
本州や九州からは遠く離れたいわば独立したエリアですので、
基本的には実際に那覇まで来るしかありません
ゆいレールa32
こちらはゆいレールで一番北にある古島駅からの
レーダー射程となります。

沖縄県にはゆいレールの他に廃線の沖縄県営鉄道が3駅収録されており、
この古島駅はそのうちの2駅の廃駅がレーダー射程内となっています。
つまり全線所要時間27分(那覇空港駅━首里駅)のゆいレールに乗るだけで、
全18駅の沖縄県は1駅を残してコンプできる
ということです。



ここまでで15駅あるゆいレールのうち、東の8駅をご紹介したことになります。
残りの西半分についてはその2でご紹介します。


取り急ぎ、では。