でんこの元ネタ
■No.28 京橋リオナ(Kyobashi Riona)
 ■タイプ:アタッカー
 ■誕生日:4月11日

■出身駅: 東京メトロ 銀座線 京橋駅(東京)
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京橋という地名はその元は江戸時代の慶長年間(1596~1615)に遡ります。
現在の皇居(旧江戸城)と東京駅との間は日比谷入江という東京湾の入江でしたが
幕府が諸大名に命じて行った天下普請によってこれを埋め立てて江戸城外堀を作り、
併せて外堀に通じる東西に開削された水路が京橋川です。
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こちらは中央通り(国道15号)と首都高KK線の交わる銀座京橋の光景です。
上を走る首都高は1959年(昭和34年)に京橋川を埋め立てた上に作られたもので、
この高架下が旧京橋川の川筋となります。
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銀座京橋の北側には隣接して警察博物館がありますが、
その目の前に京橋と刻まれた柱があります。
これはかつてこの場所の京橋川に架かっていた東海道の京橋の親柱です。

江戸時代の東海道は日本橋が起点でしたが、
この京橋は日本橋から南に1kmの地点にありました。
「京橋」の名前は「日本橋から京に向かう時に最初に渡る橋」という意味
1601年(慶長6年)に五街道が整備されたのとほぼ同時期に京橋も架けられています。
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幕府が作った公儀橋であり、その印として
欄干の上に擬宝珠(たまねぎの様な飾り)があります。
他に擬宝珠があった橋は日本橋と新橋のみだったそうですから
この京橋の重要度が分かります。
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京橋は1875年(明治8年)石造りのアーチ橋に架け替えられ、
その後交通量の増大により1901年(明治34年)に鉄橋に架け替えられています。
戦後の1959年(昭和34年)に首都高の建設で京橋川が埋め立てられた際に
京橋も撤去
されて無くなっています。
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その並びの、銀座京橋の高架の南側にはこちらのもう一つの親柱が。
京橋が鉄橋となった後の1922年(大正11年)に作られたもので
内部から明かりが灯るものでした。
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その横には「煉瓦銀座之碑」が。
1872年(明治5年)に大火で銀座が消失した後に、
耐火構造である煉瓦作りで銀座煉瓦街が作られたのを記念したものです。
碑の後ろのガス灯と地面の煉瓦は1874年(明治7年)に
銀座の街に日本初のガス街灯が設置されたことを記念して再現されたもので、
煉瓦は発掘された当時のもので再現したものだそうです。
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京橋跡の銀座通り口交差点から南の中央通りは銀座の街で、
写真手前側が一丁目で、1kmにわたって一~八丁目までが通り沿いに並んでいます。
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ガス灯から中央通りを挟んだ反対側を見ると
京橋の親柱の形を模した銀座一丁目交番があります。
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交番の脇にもう一本の京橋の親柱があります。
こちらも1875年(明治8年)の石橋となった時のものです。
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そしてこちらは「東海道五十三次」で有名な江戸時代の浮世絵師の
歌川広重が1858年(安政4年)に描いた「名所江戸百景」の「京橋竹がし」の浮世絵です。
描かれている橋がこの場所にあった江戸時代の京橋です。

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南の銀座側から見た銀座京橋の高架橋です。
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高架をくぐって北側へと抜けて、
西側に高速道路に沿って伸びる道路を見ると
すぐ目の前に石碑があるのが見えます。
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こちらは「江戸歌舞伎発祥の地」の石碑です。
江戸歌舞伎の始祖の猿若勘三郎(初代中村勘三郎)が1624年(寛永元年)に
猿若座(後の中村座)を開設した記念碑ですが、
実際に歌舞伎座のあった中橋南地はここから中央通りを北に500mほどの
日本橋三丁目交差点の南側付近でした。
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その後ろにあるこちらは「京橋大根河岸青物市場跡」の碑です。
1664年(寛文4年)に京橋川の水運を利用してこの地に野菜の市場が置かれ、
明治時代には「京橋青物食物河岸」となり、様々の市場が並ぶ地帯に発展しました。
1935年(昭和10年)に築地の東京卸売市場と合併し移転しており、
こちらの碑はかつて市場があったことを記念するものです。

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旧東海道である中央通り(国道15号線)を、京橋跡から北側を見た光景です。
この道路の地下を銀座線が走っており、この付近から北側に京橋駅があります。
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京橋跡の目の前の中央通り西側に立つこちらのビルは
東京スクエアガーデンで、旧片倉工業本社ビル跡地に
2013年(平成25年)3月に建てられた超高層の複合テナントビルです。
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このビルの敷地は江戸時代の畳町付近でした。
建物の一階中央部にご覧の東西に通じる貫通通路が設けられていますが、
これはかつての「畳町通り」を再生したのだそうです。
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その貫通通路の中央通り寄りにこちらの京橋駅3番出口の地上入口があります。
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階段下には吹き抜けの地下駅前広場があります。
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地下駅前広場と京橋駅改札前への連絡通路の様子です。

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東京スクエアガーデン前の中央通りへと戻り北へ。
ビルの北東角には中央通りと鍛冶橋通りの交わる京橋交差点があります。
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鍛冶橋通りの地下には1990年(平成2年)にJR京葉線が建設されており、
京橋交差点で銀座線のさらに地下深くを交わっています。
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この京橋交差点の南東角には「相互館110タワー」というビルが建っています。
第一生命が所有するビルは2012年(平成24年)に建て替えられたもので、
そのビルの一階角に京橋駅の2番出口が設けられています。
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ビルの中へと入ると改札階へのエレベーターと
らせん状にエレベーターの周囲を下る階段があります。
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階段の様子です。
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ビルの地下と改札階の通路は直結しており
連絡通路が通じています。

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そして相互間110タワーの北側歩道にはこちらの出口が。
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こちらが京橋駅1番出口の地上部分です。
階段を下ると2番出口の連絡通路へと合流し改札前へと通じています。

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京橋交差点の北東角にはこちらの「京橋創生館」というビルがあります。
2008年(平成20年)に建てられた地上13階建てのビルで、
エレベーター部分の外壁にはLEDが420個埋め込まれていて
夜には様々な色に発光する仕掛けが施されています。
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ビルの鍛冶橋通り側の一階のガラスには銀座線の旧1000系と1000系が。
ガラス窓から外を覗く顔出し看板のようになっていました。
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その京橋相互館の目の前の歩道にあるのがこちらの4番出口となります。

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こちらは京橋交差点の北西角で、1965年(昭和40年)に建てられた京橋第一生命ビルがあり
一階のコンビニ前の鍛冶場橋通り側の歩道に5番出口が設けられています。


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京橋交差点から中央通りを北へと進みます。
この道路の真下に京橋駅のホームがあります。
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120mほど北に進むとあるこちらが「明治屋京橋ビル」です。
駅開業の翌年の1933年(昭和8年)にできたビルで、
名前の通り明治屋の本社が入っているビルです。
ルネサンス様式の外観の建物は区の有形文化財に指定されています。

京橋駅開業の建設費の一部を明治屋が負担したとされており、
その為京橋駅の副駅名は「明治屋前」となっています。
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明治屋の建物の向かい側の、中央通りの歩道にあるのが
こちらの京橋駅6番出口となります。

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6番出口の向かい側の明治屋京橋ビルを含む一帯が「京橋エドグラン」で、
再開発事業によって2016年(平成28年)にできたオフィスビルを含む複合施設です。
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この京橋エドグランでは、明治屋のビルを「歴史的建造物棟」として改築にて保存。
コンコースを挟んだ向かい側に同じ高さの再開発棟の低層部が作られています。
低層部はガラスサファード造りで明治屋ビルとの景観の対比が配慮されています。
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そして二つの低層部の奥、西側には32階建ての高層オフィス棟(再開発棟)があります。
高層部の一階部分には東西に抜ける貫通通路が設けられています。
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貫通通路前の中央通り側広場の様子です。
植樹や椅子が置かれており低層階棟に挟まれた広場となっています。
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そして広場の北東角、明治屋ビルの南東角には
こちらの京橋駅7番出口があります。
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中央通り側から見た入口付近。この明治屋京橋ビルは
民間建物では日本で初めて建物地階部分と地下鉄駅とを連結したビルで、
地下鉄駅と一体化して建設された現存最古のビルとなっています。
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地上の出口から改札階までの階段の様子です。

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京橋エドグランの貫通通路へと戻り、中央通り側から西側の奥へと入ります。
奥にはご覧のエスカレーターがあり上層階と地下階へと通じていて
案内板には銀座線の案内表記があります。
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エスカレーター付近は吹き抜けとなっていて
地上階から下の階を見ると地下広場が見えます。
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ビルの南側からも貫通通路へと入る事が可能で
南側から地下広場へと降りる大階段が通じています。
案内表示板には8番出口の表記が。
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こちらが大階段の様子です。
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地下広場からは貫通通路と同じ東西にコンコース通路があります。
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コンコース中央部にはおもちゃコレクターとしてTV出演で知られる
京橋出身の北原照久氏の手による北原コレクションが常設展示されています。
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コレクションの先の西側には、ビルの地下と駅の改札前との連絡通路が。
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改札側から見たビルコンコースの様子です。

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こちらは駅の北側の京橋エドグラン側にある明治屋方面改札の光景です。
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案内図による明治屋方面改札付近の見取り図。
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改札の左手には、改札内通路を取り囲む様に
ガラスパーテションで仕切られた通路があり、
7番出口(明治屋出口)、6番出口(中央通り東側)へと通じています。
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こちらは改札内の様子で、中に入ると左右に通路が伸びていて
それぞれホーム階への階段に連絡しています。

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改札の南側には南側改札へと通じる連絡通路が延びており、
自動券売機が設置されています。
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改札間の連絡通路を進むと途中に駅の事務室があります。
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事務室の先へと進むと京橋駅の中央改札が。
こちらはエレベーター専用改札となっています。
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連絡通路付近の駅見取り図。
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更に通路を進むとクランク状に通路が曲がっており、
5番出口への階段前に出ます。
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通り抜けてトイレの前を過ぎると
左手に銀座方面改札が見えてきます。
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こちらの銀座方面口の自動券売機は南側の突き当たりに置かれています。
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銀座方面口付近の構内図です。

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こちらは銀座方面口改札の改札内の様子です。
中に入るとすぐにホームへと下る階段があります。
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階段脇の東側には通路が延びており、
改札外通路の脇を抜けて奥の階段へと通じています。
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階段はホームの2号車停車位置付近へと通じています。
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改札階へと戻り改札機脇の自動精算機。
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こちらがホーム南端にある銀座方面口への階段です。

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京橋駅のホームの様子です。
駅は島式ホーム1面2線となっています。
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ホームの幅がさほど広く無いため、
ベンチも幅の狭いものが置かれていました。
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銀座線は東京都内を通過する路線の為、1番線が渋谷方面行きA線(起点から終点行き)、
反対の2番線が浅草方面行きのB線(終点から起点行き)となります。
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ホーム北端の明治屋方面改札への階段です。
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階段前の柱には明治屋のロゴと「入口」の表記があります。
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中ほどのホームに戻ると柱の一つが昔の鉄骨リベットで残されており
ペンキ描きの旧式の駅名標が描かれていました。
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中央部にある改札階の中央改札行きのエレベーターです。
南北両端の階段にも車椅子用リフトはありますが準備が必要であり、
こちらのエレベーターからは直接バリアフリーでの行き来が可能です。
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銀座方面口への連絡階段を通り過ぎるとホーム南側へ。
通り過ぎた銀座方面口の連絡階段は2020年(令和2年)の改修によって
新設された階段です。
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再び銀座方面口のホーム南端階段へと戻ってきました。

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北側へとホームを少し戻り、明治屋方面口への連絡階段のホーム入り口へと戻ります。
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こちらがその階段の様子です。
上りきったところに明治屋の看板が設置されています。
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改札階からみた階段。
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クランク状の通路を進むと自動精算機があり、
その先に明治屋方面口の自動改札機があります。
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改札の北側にはU字に通路が延びており
ホームの北端の階段へと通じています。
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ホーム端の明治屋方面改札への階段です。



■モデル車両: 東京メトロ1000系
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銀座線ではながらく01系電車が走っていましたが、
25年にわたる運用による老朽化から車両の交換の必要がありました。

しかし日本初の地下鉄である銀座線はトンネル断面が小さく、
車両のサイズも小さい為に改修では新形機器が搭載できないという問題もあって
新型車両を開発投入する必要がありました。

これを受けて開発されたのがアルミボディの1000系で、
2012年(平成24年)4月11日より第01編成が銀座線で運用を開始しています。
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駅メモのでんこである京橋リオナの誕生日が4月11日に設定されていますが、
これはモチーフの1000系が銀座線で営業運転を開始した日と考えて間違い無いでしょう。

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外装のデザインについては「初代1000形を彷彿とさせるレトロ調イメージの外装デザイン」
コンセプトとしており、「東洋初の地下鉄」であった銀座線旧1000系をモチーフとしています。

車体色のベースはレモンイエロー(    で、銀座線旧1000系の色を継承しています。
旧1000系の色は開業当時の1927年(昭和2年)にベルリン地下鉄の色を模したものです。
また屋根の色は鉛丹色(    でこちらも旧1000系のものを踏襲しており、
車体の中ほどには銀座線のラインカラーのオレンジ(    白(    の帯が入っています。

なお東京メトロの車両を検査する中野工場には塗装設備が無い為、
車体の色は塗装ではなくラッピングでとなっています。
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また銀座線の車両にはパンタグラフが無く、
第三軌条方式と呼ばれる方法で給電しています。
そのため電車は架線からではなく給電用レール(第三軌条)から
集電靴(コレクターシュー)によって給電
しています。

第三軌条方式は架線が無い為トンネルの断面を小さくすることができ
コストの削減につながる事から銀座線開通当時は世界の地下鉄では主流の方式でした。
その為日本でも初期に開通した丸ノ内線と銀座線は第三軌条方式で標準軌道となっています。


それでは以下で銀座線1000系の編成の各車両を見ていきたいと思います。

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まずは渋谷方の先頭車両である1号車の1100形です。
編成略記号はCM1となりC(制御車)M(動力車)となりますので
運転台があってモーターを搭載している制御電動車となります。
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ヘッドライトは戦後の昭和の時期に銀座線を走った2000系をモチーフとした
前面上部設置形で、国内の鉄道車両の主灯としては初めであるてLEDを採用しています。
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妻側の運転席のすぐ後ろは乗降扉があり座席は設けられていません。
片側3扉の車両の中央部は6人掛けロングシートとなっています。
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浅草方の車端には5人掛けの赤いモケットの優先座席があり、
その反対側は座席の無い車椅子対応のフリースペースとなっています。
銀座線では基本的に優先座席は渋谷方車端にありますが、
この1号車のみは運転席のある関係で浅草方に設けられています。


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渋谷方2両目の2号車の1200形です。
編成略記号ではM1となりM(動力車)ですので
モーターを搭載した動力車となります。
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車内は渋谷方の妻側に5人掛けロングシートの優先座席が設けられており、
客室中央部には6人掛けロングシートが配置されています。
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浅草方の社端にもご覧の5人掛けロングシートが置かれていますが
こちら側は優先座席ではなく一般座席となっています。


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こちらは渋谷方の3両目の3号車、1300形です。
編成略記号はM1'ですのでM(動力車)であるのは同様です。
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渋谷方車端に優先座席があるのは2号車と同様で、
車内に6席のロングシートが配置されているのも同様です。
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浅草方車端に5人掛け一般座席があるのも同様です。

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そして銀座線では車内のバリアフリー化を進めており、
中間車両の浅草方の5人掛けロングシートを片側撤去して
車椅子用のフリースペースを設置しています。
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こちらは改修が終わってフリースペースが設けられた編成の
3号車浅草方車端の様子です。2022年(令和4年)には全車改修予定だそうです。


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渋谷方4両目、浅草方の3両目である4号車の1400形です。
編成略記号はM2ですのでM(動力車)でモーター搭載車であるのは
こちらも同様となります。
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客室内の構成は他の車両と同様で、
渋谷方に優先座席のあるロングシート車両となっています。
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浅草方の一般座席の5人掛けシート。
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連結部の扉はガラス張りとなっていますが、
衝突防止用のマーキングには銀座線ゆかりのモチーフが用いられています。


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つづいて浅草方2両目の5号車の1500形です。
編成略記号はM1となり2号車1200形と同じ表記となっています。
M(動力車)であるのは同様です。
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渋谷方に優先座席、中央部にロングシート、
そして浅草方の車端には一般座席の5人掛けロングシートの構成なのは
他の車両と基本的に同様となっています。


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最後は浅草方の先頭車両である6号車の1000形です。
編成略記号でCM2となりC(制御車)M(動力車)
運転台があってモーター搭載の制御電動車となります。
リオナa08
渋谷方の車端に優先座席のシートがあるのは他の車両と同様ですが、
この6号車は優先座席の片方を削って車椅子対応のフリースペースが作られています。
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車内中央部がロングシートなのは同様で、
浅草方の車端は運転台となっています。


【写真撮影:2020年3月】