でんこの元ネタ
■No.25 新百合うらら(Shinyuri Urara)
 ■タイプ:サポーター
 ■誕生日:3月15日

■出身駅: 小田急電鉄 小田原線 新百合ヶ丘駅(神奈川)
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現在の小田急の本線といえる新宿駅━小田原駅間の小田急小田原線が開業したのは
1927年(昭和2年)
のことで、当時の小田原急行鉄道によって全線が一度に開通しました。

戦時の1942年(昭和17年)に一度は東急に吸収合併されたものの
1948年(昭和23年)には分離して現在の小田急電鉄となります。


時は変わって戦後の高度経済成長期の1966年(昭和41年)に
東京都が主体となって日本最大のニュータウンである
多摩ニュータウンの開発事業が事業着手
されます。

ニュータウン事業が完成すれば
住民の多くが都心部へと通勤する事が予想されたことから
東京都は小田急電鉄と京王電鉄へニュータウン鉄道として新線の建設を要請

これを受けて京王電鉄は調布駅から多摩河原駅(現・京王多摩川駅)の多摩川支線の延伸を計画。
1963年(昭和38年)に免許を申請し、京王相模原線として
京王よみうりランド駅までが1971年(昭和46年)、京王多摩センター駅までが
1973年(昭和48年)に延伸開業をしています。

これに対して小田急電鉄は当初は喜多見駅からの分岐を計画したものの
京王相模原線とほとんど同じルートとなることから
百合ヶ丘駅付近での分岐へと計画を変更。
S字カーブが近く線形の悪い百合ヶ丘駅を避けて
新たに分岐駅となる新百合ヶ丘駅を新設する事となったのです。
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こちらが新百合ヶ丘駅付近の現在の線路と旧線の対比地図です。
線路の付け替えが行われたのは1974年(昭和49年)のことで、
元々はご覧の通りS字に蛇行をしていた区間でした。

小田急多摩線の建設にあたって線形をまっすぐに直して
多摩線と小田原線の分岐を設定。新たに分岐点に駅を新設しました。
ですので線路の付け替え、多摩線の開業日、新百合ヶ丘駅の開業日は
全て1974年(昭和49年)6月1日
となっています。

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こちらは新百合ヶ丘駅南口の駅外観です。
駅が出来た3年後の1977年(昭和52年)に駅前の再開発事業がはじまり
周辺や駅前などの区画整理と整備事業が進みます。
ペデストリアンデッキの完成は1982年(昭和57年)となります。
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橋上駅舎の駅には南北を連絡する自由通路があり、
南側はご覧のペデストリアンデッキへと通じています。
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デッキに囲まれた駅前にはご覧のロータリーが。
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地上へと降りてみるとご覧の通り
駅舎に近い駅前はバスロータリーとなっています。
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バスロータリーの東側地上部はペデストリアンデッキを屋根とした通路があり、
新百合ヶ丘駅前交番が設置されています。
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そしてその更に東側はタクシープールと乗降場、
一般車両の乗り降りできるロータリーとなっています。
この南口ロータリーは2017年(平成29年)に再改良整備が行われて
混雑解消の為にバスとタクシーや一般車の動線が分離されています。
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ロータリーの北東角は南口駅前広場全体の車両入口となっており
西側の太い市道へと連絡しています。
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こちらは駅舎側となるペデストリアンデッキの西側の光景です。
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駅舎側となる広場西側にはご覧の小田急のマークのある建物があります。
まるで駅ビルのように見えますが、こちらは小田急アコルデ新百合ヶ丘という
小田急グループの複合ビルで駅舎とは接続はしているものの別の建物となっています。
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こちらは1997年(平成9年)開業のイオンスタイル新百合ヶ丘に面した
ペデストリアンデッキの広場南側です。
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そしてこちらは広場北側のペデストリアンデッキの様子です。
駅南口の真正面に伸びるいわばメインストリートとなるこちらは
中央に植え込みが置かれており、南口から60mほどで交差点となっています。
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この交差点広場の中央にあるのが「ふるさとの詩」という丹銅板のモニュメントです。
東京芸大の山下恒夫名誉教授の作によるもので、
カマキリを擬人化した男女が神奈川県花の山百合を掲げています。
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モニュメント側から見た駅舎方面の光景。
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駅南口の目の前左手(北側)にあるこちらは
新百合丘オーパという商業ファッションビルです。

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「ふるさとの詩」のモニュメントへと戻ると
南側にはもう一つこちらのモニュメントがあります。
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南口ロータリーの東縁のデッキには1982年(昭和57年)に
水路と噴水のある水景施設が作られました。
しかし2011年(平成23年)の東日本大震災で水のポンプが損傷。
2019年(令和元年)に水路をウッドデッキへと作り変えて
現在の遊歩道へと生まれ変わっています。

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再び「ふるさとの詩」まで戻って今度は駅を背に東側へ進みます。
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モニュメントの交差点広場の目の前にあるこちらは
新百合ヶ丘エルミロードという小田急のショッピングセンターです。
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エルミロードの前を通り「ふるさとの詩」のモニュメントから
東に120mほど進むと公道へと差し掛かり信号があります。
新百合ヶ丘駅周辺は丘陵地であり、その高低差を利用して
駅前のペデストリアンデッキによるいわば人口地盤が
直接丘の上へと連絡しています。
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この信号は川崎西合同庁舎前という名称で、
名前の通り目の前に税務署、法務局、入国管理局などが入った合同庁舎があります。
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デッキと交わっている市道の様子。
この市道は新百合ヶ丘駅のまわりを環状に囲んだ道路の東側部分となります。
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反対の北方向では環状の市道は小田急エルミロードの建物を回りこんで
西へと曲がっており、新百合ヶ丘駅の北端へと向かっています。
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環状の市道から見た駅方向。

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合同庁舎前の信号から、環状の市道のさらに東側には
こちらのマプレ専門店街と書かれた遊歩道があります。
歩道を進むとすぐに右手に現れるマーケットプレイス27の3階建ての建物が。
中は小売店舗の集まる商店街となっていました。
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180mほどある遊歩道の東の終端近くには
こちらの「こやのさ緑道」の石碑があります。
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説明分によると、この付近は昔は細長い沢で
周辺の雑木林を管理するための小屋があったことから
「こやのさと」と呼ばれて「こやのさ緑道」となったそうです。
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遊歩道の終端と交わる市道の先は
新百合ヶ丘駅ができる以前から開発されていた住宅街
奥へと進むと麻生区の高級住宅街もあるエリアとなります。
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遊歩道の終端付近に立てられた周辺街区の地図。


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駅へと戻り、中央コンコースを抜けて駅の北口へと抜けます。
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こちらが南北自由通路の北側の階段下付近の光景です。
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階段前に立てられた駅周辺の案内地図。
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出口を出ると目の前にはタイル張りの歩道があり、
線路とビルとの間を南へ向かって100mほどの長さで伸びています。
突き当たって右手に曲がると先には橋が。
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40mほどで日の出歩道橋という跨道橋があり
その先には麻生区役所の建物があります。
こちらの歩道は駅から区役所までの連絡通路でした。
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橋から見た真下の市道。
こちらの道は駅を囲む環状の市道の西側部分となります。

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北口の自由通路階段下まで戻り、今度は出口右手へ。
こちらはご覧の通りすぐに階段があって通路が下へと下っています。
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下から見た階段付近。
階段の前は駅前ロータリーの広場となっています。
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新百合ヶ丘駅の北口の駅舎外観です。
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こちら側の駅前には、南口に比べれると小さいながらも
ご覧のロータリーが設けられています。
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かつてはこちらも車が混在して混雑していた為、
2015年(平成27年)にタクシートラックと一般車のレーンを分けるなど
動線の整備が行われて現在の形となっています。
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広場の北側に接して建つ小田急アコルデ北館。
南口のアコルデと同じく、小田急の複合ビルで駅舎と直接連絡している建物です。
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駅前ロータリーのは駅を囲む環状の市道に面しており、
目の前に新百合ヶ丘駅北口交差点の信号があります。
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交差点を線路に沿って南北に走っているのが駅を囲んだ環状の市道で、
北側はご覧のように坂を上りながら東へとカーブを描いています。
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カーブの先は駅の北側に架かる万福寺大橋という跨線橋で
橋上からは新百合ヶ丘駅の構内がよく見えます。

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駅前へと戻り環状の市道の南側へ。
こちらは100mほどで右手に麻生区役所が見えてきます。
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こちらが麻生区役所の区庁舎。
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さらに南側を見ると、駅と区役所を連絡する日の出歩道橋が見えます。

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一方でこちらは北口正面を真西へと伸びている道路です。
下り坂を100mほど進むと横断歩道があって道が水平へと近づきます。
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この横断歩道と西側の県道との間の平らな場所が
かつての小田急線の旧線跡であり、
写真の道路を直角に横切るようにかつての線路が走っていました。
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そしてすぐ西側には県道3号世田谷町田線の新百合ヶ丘駅入口交差点が。
津久井道と呼ばれるこの道の東側にかつての小田急線が走っていました。


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駅へと戻り、北口から南北自由通路へ。
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こちらが新百合ヶ丘駅自由通路の様子です。
開業当時から橋上駅舎で南北を行き来する自由通路が設置されていました。
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その後2008年(平成20年)に駅の改良工事が行われて
自由通路の屋根もガラス張りとなり二階店舗部分が作られるなど
ご覧の通りリニューアルされました。

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自由通路に面した中央東改札口です。
反対側の西改札に比べると改札機の数も少なく狭い改札ですが
2007年(平成19年)にエレベーター専用改札として作られて
翌年に改称され中央東改札口となりました。
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東改札の脇にはエスカレーターと階段があり
小田急マルシェという改札の真上の二階店舗街へと通じています。
店舗街は2008年(平成20年)の駅改良工事で増築されたものです。
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こちらは東改札の内側から見た光景です。
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東改札の改札内コンコースの様子です。
改修によって綺麗になっていますが、
形としてはよくある橋上駅の改札内といった様子です。
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改札内の見取り図。

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こちらは東改札の自由通路を挟んだ向かい側にある中央西改札口です。
改札機の台数が多く中も広いこちらがメイン改札となります。
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自由通路の西改札の左手にある自動券売機。
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そしてこちらは西改札の内側からの光景です。
ご覧の通り中も広く作られています。
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こちらの改札内はいわば改札内広場ともいうべき広さがあり、
天井も改修によってガラス張りとなっています。
駅には3つの島式ホームがありますが、この改札内広場で
それぞれのホームへと連絡をしています。

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こちらは南口に近い一番東側にある1、2番線ホームへと下る階段です。
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そしてこちらが島式ホームの1、2番線の様子です。
1番線は小田原線の下り待避線で、2番線が小田原線の下り線本線となります。
ですので優等列車が2番線、各駅停車が1番線を主に使用することとなります。
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なので小田原線の待避線である1番線の次駅表記が柿生駅(小田原線)のみであるのに対し、
2番線側の駅名標には柿生駅と併せて五月台駅(多摩線)の二つが併記されています。
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新宿方となるホーム北端付近の光景です。
ホームの先に見える跨線橋は駅周辺の環状市道の万福寺大橋です。
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自由通路の跨線橋の真下付近となるホーム中央部付近です。
エレベーターは中央東改札のコンコースに通じるものです。
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ホームを北に進むと中央西改札への階段付近に。
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こちらがホームの南端付近の様子です。
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南側から見た1、2番線ホーム中央付近。

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こちらは中央西改札のコンコースから
3、4番線ホームへと下る階段です。
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3本のホームの真ん中に位置する島式ホームの3、4番線
東側の3番線が多摩線の主本線、反対の4番線が多摩線の副本線となります。
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3番線の次駅表記は多摩線方面は五月台駅ですが、
小田原線方面は急行が次に停まる町田駅となっています。
一方でご覧の4番線は多摩線の五月台駅のみが次駅として表記されています。
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ホーム北端側付近の光景。
跨線橋が見えるのは隣のホームと同様です。
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中央東改札から自由通路の下あたりのホームの様子。
各ホームの作りは基本的に同じであるのが分かります。
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中央西改札の広いコンコースの真下付近。
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西改札からの階段下にはロマンスカーの特急券券売機があります。
さらに南側へと進むとガラス張りの待合室が。
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待合室の中の様子です。
入口は自動扉で中は空調で冷暖房が効いています。
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ホーム南端側の光景。
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階段に近い場所にはベンチが設置されていますが
西改札から近いこちら側にはガラス張りの待合室も置かれています。
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自由通路下付近を南側から。

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こちらは5、6番ホームへと下る階段です。
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ホームの様子です。5番線が下り新宿方面行きの主本線、
一番外側の6番線が下り線の副本線で待避線となります。
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北端側のホームの様子です。
規模の大きい西改札に近いこちら側は基本的にベンチが無く
大量の通勤客が捌ける様にスペースが取られています。
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西改札と東改札のちょうど間の自由通路の下付近です。
このホームにはコンビニの売店が設置されています。
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そして南へと進んで東改札に近い側のホームへと来ると
ベンチや待合室が置かれて乗降客の待機スペースが設けられています。
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切り返して南側から見たホーム。
この駅で小田原線と多摩線が合流して下りは全て新宿方面行きとなりますので
5、6番ホームに下り列車を集約して運用がされています。
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ホーム中央付近にはロマンスカーの発券機が。



■モデル車両: 小田急電鉄60000系電車 MSE
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小田急電鉄と東京メトロでは2005年(平成17年)に
ロマンスカーを千代田線に乗り入れる計画を発表。
地下鉄線乗り入れに対応した新型特急車両を製造する事となり、
2007年(平成19年)9月に竣工したのが小田急60000系電車となります。
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【上写真:東京メトロ千代田線内を走る小田急ロマンスカーMSE】

1957年(昭和32年)に当時の運輸省が度重なる鉄道火災に対して
地下を走行する車両については「A-A様式」という車両の耐火基準に関する通達を出しています。
そしてさらなる地下鉄車両火災の発生によって1969年(昭和44年)には
A-A様式をさらに強化した「A-A基準」を通達。これによって以後製造の車両については
地下鉄車両は前面部に非常扉を設置することが義務化されます。

その後1987年(昭和62年)には国鉄が分割民営化。
これによって法整備がされて車両の火災対策は
「普通鉄道構造規則」という運輸省令が規定されます。

そして2002年(平成14年)には普通鉄道構造規則は発展的に廃止。
「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」へと鉄道技術関連の省令が一本化されます。
これによってそれまで義務であった地下鉄車両の先頭車非常口は努力義務になっています。

しかしながら日本の各鉄道会社は安全確保の観点から自主的にA-A基準を遵守
そのため現在でもほとんどの地下鉄車両の前面部には非常扉が設置されています。
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こちらは小田急60000系の両先頭車両前面部の写真ですが、
ご覧の通り前面には非常扉が設けられています。
これは東京メトロ千代田線という地下鉄路線を走る為に
A-A基準を満たす必要性から設けられたものであり、
他の小田急ロマンスカーには無い60000系のみと特徴となります。

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この小田急60000系のロマンスカーには「MSE」という愛称が付けられています。
「多彩な運行が可能な特急列車」という意味の「Multi Super Express」の略であり、
名前の通り日本初の地下鉄直通の座席指定特急列車としての運行のほか
JR線への直通運転など多彩な運行を行っています。
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【上写真:フェルメール作「真珠の耳飾りの少女」】
60000系MSEの車体はフェルメールブルー(    を地色に
小田急ロマンスカーの伝統色バーミリオンオレンジ    の帯が入っています。

フェルメールは17世紀のオランダの画家でバロック期を代表する画家の一人です。
名前の通りフェルメールブルーはフェルメールが愛用し代名詞となった色
ラピスラズリを原料とするウルトラマリンの顔料で作られたブルーです。

そしてバーミリオンオレンジは1957年(昭和32年)に
小田急3000系ロマンスカーSE車で初めて採用された色で、
当時有名な商業美術家であった宮永岳彦氏によるデザインによるものです。
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そして小田急60000系ロマンスカーMSEの車体デザインは
建築家の岡部憲明氏の手によるものです。

岡部氏は2005年(平成17年)に小田急のフラッグシップモデルと位置づけられた
50000系ロマンスカーVSEのデザインを手掛けています。
MSEは2008年(平成20年)に作られた岡部氏デザインとしては二つ目のロマンスカーであり、
デザインも50000系VSEの流れを汲んでいるものとなっています。
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ですので駅メモの設定では新百合うらら(MSE車がモデル)と
ほこね(VSE車がモデル)は姉妹となっていますが、
元ネタのロマンスカーの系譜を辿ってみても
MSE車とVSE車は姉妹関係にある言って良い
と思います。
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2006年(平成18年)に制作が発表されたMSE車は
翌年の2007年(平成19年)9月には落成し小田急線へと入線をしています。
運用前にイベントで公開されるといった異例の扱いを受けた後、
2008年(平成20年)3月15日より実際の営業運行を開始しています。

駅メモのでんこである新百合うららの誕生日が3月15日に設定されているのは
この営業運転開始日が元ネタであると考えて間違い無いでしょう。



【上動画はクリックで再生します。】
こちらは60000系MSEの発車シーンの動画です。
それでは以下でMSE車の各車両について見ていきたいと思います。

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箱根湯本方の先頭車両である1号車のクハ60050形です。
1号車は60550番台が各編成の車両に附番されており、
ク(制御車)ハ(普通車)となって運転台のある車両と分かります。
編成略記号はTc2T(付随車)c(制御車)になりますので
動力を持たない運転席のある車両となります。
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1号車の乗降扉は新宿方の車端に設けられており、
すぐ後ろは2号車との連結部となる乗降デッキのみのスペースとなります。
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客室内の様子です。座席数は56席となっており、
車内の証明にはLEDを採用しカーペットはワインレッドを用いるなど
落ち着きのある居住空間を演出しています。
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ロマンスカーの先頭車両なので運転席との仕切りはガラス張りとなっており
ご覧の通り客室内からは運転席の様子と前面展望が望めます。


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箱根湯本方の2両目となる2号車のデハ60000形です。
MSEの中間車両は基本的に全てがデハ60000形となります。
2号車には60500番台が附番されており、デ(電動車)ハ(普通車)となって
モーターを搭載している普通車車両という意味となります。
編成略記号はM4M(電動車)となり中間電動車となります。
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この車両の新宿方の車端屋根上にはご覧のパンタグラフが搭載されています。
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2号車の乗降扉も新宿方にのみ設置されており、
乗降デッキと3号車連結部との間には洗面台、男女共用様式トイレ、
女性用洋式トイレ、男性用小用トイレが設けられています。
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洗面台や男子トイレは他の列車でも見かけますが、
女性用トイレを個別に設けているのはロマンスカーならではの心配りと言えます。
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2号車客室内の様子です。座席数は60席となります。
天井はドーム状となっており、間接照明がスリットを浮かび上がらせています。


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続いて箱根湯本方3両目のデハ60000形です。
60400番台が3号車には附番されています。
編成略記号はM3電動車であるのは中間車両では同様です。
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こちらの車体にも新宿方の屋根上にパンタグラフが搭載されています。
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3号車客室の様子です。この車両は座席数56席となります。
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乗降デッキはこの車両も新宿方に設けられています。
扉脇にはAEDの装備も。
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デッキと連結部との間には物販カウンターがあり、
奥の連結部手前には自販機も設置されています。


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4号車のデハ60000形です。六両編成時の新宿方3両目の配置となる車両で
デ(電動車)ハ(普通車)となるのは同様です。
車両には60300番台が附番されており、
編成略記号はM2'電動車であるのも同様です。
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4号車の座席数は68席となっており中間車両の中では
座席数が一番多い客車車両となります。
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乗降扉はこの車両も新宿方に設けられており、
カウンターの様な台はあるものの乗降スペースのみとなっています。


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5号車のデハ60000形です。60200番台が附番されている車両で
六両編成時の新宿方2両目となります。
編成略記号はM1'電動車であり、細かい役割の違いはあれど
中間車両は全て同様に電動車となっています。
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この車両は乗降デッキが箱根湯本方に設けられており、
4号車の乗降デッキから連結部を渡って5号車へと入ると
すぐに男性用小用トイレ、洗面台、そして車椅子対応トイレがあります。
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この車両の乗降扉は車椅子対応で幅が広くなっており、
客室への扉も両開きで幅が広くなっています。
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扉を入って客室内の箱根湯本方を見ると
ご覧の通り最前列は左右1席づつの車椅子対応シートとなっています。
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客室内は座席数が52席となり、うち2席が車椅子対応座席です。


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こちらは6号車のクハ60050形です。
六両編成時には新宿方の先頭車両となります。
ク(制御車)ハ(普通車)となり運転台のある車両であり、
60050形という形式は1号車と同じですが、6号車は十両編成時には中間車両となるため
正面は両開きの正面貫通扉の切妻形となっています。
車両番号としては60250番台が附番されています。
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6号車の乗降扉は箱根湯本方の車端に設置されています。
デッキは乗降のみの物となっています。
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車内の様子です。座席数は60席となります。
新宿方の車端には運転台が設けられており六両編成時には先頭車両となります。


※十両編成時には7号車~10号車の4両ユニットが新宿方連結されますが、
こちらについては後日追記したいと思います


【写真撮影:2020年5月】