東武越生線00
次は東武越生線です。


1932年(昭和7年)に開業した越生鉄道が前身の路線であり、
開業当時は貨物営業のみを行っていました。
国鉄八高線が開業すると越生鉄道も
1934年(昭和9年)には越生駅まで延伸し旅客営業を開始しています。

そして1943年(昭和18年)には東武鉄道が越生鉄道を買収し、
この路線も東武越生線となり現在に至っています。


東武東上線の支線の様に坂戸駅から分かれるこの路線は、
森林公園の車両基地から東上線と車両も共有をしています。

その為か、駅のナンバーリングも越生線単独ではなく、
東上線の「TJ」が用いられています



路線は基本的に単線でワンマン運転となっており、
途中駅で交換(列車のすれ違い)をして運行を行っています。
通常は武蔵長瀬駅と一本松駅で交換をする事が多い様です。



東武越生線01
こちらは東武東上線の坂戸駅
この駅から東武線が分岐して東武越生線の起点となっています。
東武越生線02
駅のコンコースから改札へ。
東武越生線03
階段を降りると。
東武越生線04
越生線のホームです。
東武越生線06
越生線はワンマン運転をされている単線ですので
ホームにはセンサーが設置されていて
センターで監視を行って運転をしているそうです。
この形式は同じ東武の亀戸線でも採用されていましたが、
ここ越生線でも採用されていました。



東武越生線17
坂戸駅を出発する越生線の列車。
東武越生線18
関越自動車道の跨線橋をくぐります。
ちなみにこのあたりの高速上からアクセスをすると坂戸駅が取れます
東武越生線19
関越をくぐった後はしばらく線路は直線で進みます。
東武越生線20
そして駅が見えてきて。

東武越生線05
一本松駅に到着です。
1934年(昭和9年)開業の相対式ホーム2面2線の駅です。
こちらの駅では列車交換(すれ違い)ができますので
乗車しているとしばしば列車がすれ違います。



東武越生線21
一本松駅を出ても、そのまま直線のまま線路は続きます。
東武越生線22
そして直線のまま、単線1ホームの駅へと入線。


東武越生線07
西大家駅です。



東武越生線23
西大家駅を出るとすぐに路線は右にカーブ。
しばらく直線で進んだ後、高麗川を渡ると左にカーブします。
東武越生線24
カーブの先に対面式ホームの駅が見えてきて。


東武越生線08
川角駅です。



東武越生線25
川角駅を出ると基本的にはずっと直線で線路が続きます。
東武越生線26
そして対面式のホームが見えてくると。


東武越生線36
武州長瀬駅
1934年(昭和9年)に越生鉄道の延伸によって開業した駅です。
相対式ホーム2面2線を持つ列車交換可能駅であり、
東武越生線の中間点に位置する駅で
列車の交換は基本的にこの駅で行われる運行の様です。
駅長が置かれた駅で、この駅の駅長が越生線全体を管理しています。
東武越生線37
橋上駅舎となっており、ホーム間の連絡は跨線橋で行い
改札も橋上にあります。
東武越生線38
改札外はご覧の通り、駅の南北を結ぶ自由通路となっています。
東武越生線39
北口の駅舎外観。
東武越生線40
同じく北口の駅前広場の様子です。



東武越生線27
線路は大きなカーブを描くことが少なくなり基本直線で。
東武越生線28
島式ホームの駅が見えてきます。


東武越生線10
東毛呂駅



東武越生線29
駅間の様子。
東武越生線30
片側単式のホームの駅が現れます。


東武越生線11
武州唐沢駅



東武越生線31
駅を出て単線を進みます。
東武越生線32
左手にJR八高線の線路が現れて併走状態に。
東武越生線33
駅が見えてきました。
東武越生線34


東武越生線12
こちらが終点の越生駅です。
途中から併走してきたJR八高線との乗り換えのできる駅でもあります。
東武越生線13
こちらがJR八高線ホームから見た光景。
ご覧のホームが2番線でJR八高線ホーム、
左が東武越生線の3番線ホーム、
そしてその左の列車が停車しているのが同じく
東武越生線4番ホームとなります。
JR八高線にも1番ホームがあったのですが
2013年4月よりエレベーター設置の為に廃止となりました。
東武越生線15
東武とJRのホーム、そして改札は跨線橋で連絡しており、
ご覧の通り橋上には簡易ICカード改札機が設置されています。
東武越生線16
跨線橋を降りて改札を内側から。
東武越生線14
こちらが越生駅外観。




東武越生線35
ご覧の通り郊外の単線の路線ですが、
au 4G LTEの電波は全線サービスエリア内です。
路線上にトンネルも皆無ですので
GPS位置情報を取得するのに困る事は基本的に無いでしょう。


レーダーを使った場合ですが、
東武東上線からは坂戸駅近辺からで、川角駅までが取れる限界でしょう。
JR八高線からは、高麗川駅━毛呂駅間で射程によっては一本松駅まで届きます
武州長瀬駅、武州唐沢駅に至ってはレーダー無しでGPSで取得可能です。
また、JR川越線からもレーダーで途中駅はほとんどが射程内です。

ですので実際に乗車することに拘らない人は
レーダーで取って済ましてしまう路線
なのでしょう。

ですが全線乗車で所要時間が20分弱、運賃250円という路線ですので
乗ること自体はさほど手間は掛かりませんし、
制覇も比較的容易な路線だと思います。



実乗派の私としては、一度は乗っていただきたい所ですが。

では。