でんこの元ネタ
■No.74 中津コヨイ(Nakatsu Koyoi)
 ■タイプ:ディフェンダー
 ■誕生日:3月30日

■出身駅: JR九州 日豊本線 中津駅(大分)
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こちらはJR日豊本線の中津駅の北口の駅舎外観です。
1897年(明治30年)9月25日に豊州鉄道によって鉄道が敷設され開業した駅で、
九州鉄道を経て1907年(明治40年)に国有化。
1909年(明治42年)に国鉄豊州本線となり、1932年(昭和7年)に
小倉駅━鹿児島駅間の全通によって日豊本線となっています。
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中津の街を南北に分断していた日豊本線の線路は
中津市の駅高架化事業によって1977年(昭和52年)に高架駅舎となり
前後の線路も高架化がされています。
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こちらは駅北口の駅前ロータリーの様子です。
中津城が駅北西1kmほどに位置し周防灘もほど近く
城下町として発展をしてきた中心市街地のある北口は元々の駅の表玄関でした。
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北口の出口を出ると目の前に横断歩道があり
ロータリー中央部へと渡る事ができます。
すると目の前にご覧の「蘭学の泉」と題された顕彰碑があります。
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その碑の奥で駅前ロータリーの島に鎮座し駅舎を見据えているのが
こちらの福澤諭吉翁の大きな銅像です。
像が3mに台座が2mあるというこの像は福沢諭吉生誕150年を記念して
1985年(昭和60年)にこの地に建立されました。
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銅像の横にはこちらの看板が。
一万円札の肖像である福沢諭吉を知らない日本人はいないでしょう。
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銅像の足元には5台停められる駅前駐車場があります。
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裏手から見た銅像付近。

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駅舎の北口出入口を出て右手を見るとご覧の像があります。
これは「中津の小便小僧」で中津青年会議所が2004年(平成16年)に寄贈したものです。

元々は1958年(昭和33年)に当時の中津青年会議所が
国鉄中津駅の下りホーム改札前に初代の小便小僧を設置したのが始まりで、
駅高架事業で移転をした後像の行方は分からなくなっていました。

現在の小便小僧は三代目にあたるそうで、かつての像のプレートが発見されたのを契機に
再び復刻されて駅に寄贈し現在も北口に立っているという訳です。
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そして小便小僧の横の駅舎の壁にはご覧の壁画があります。
「山国川の景観」と題された陶板の壁画は福岡県の東峰村で350年続く
筑前小石原焼の陶板タイルによって描かれています。
中津駅の高架駅舎が完成した1977年(昭和52年)6月1日の日付が入っていることから
駅舎完成の記念に作られたものだと思われます。
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壁画の前はロータリーの西の端で一般車両用の車寄せがあります。
歩道が広くちょっとした広場の様になっており、
関所の門を模した中津の街の観光案内板も置かれています。
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駅北口ロータリーの西側には中津市営の駐車場があり、
ロータリーに専用の出入口が通じています。
中津駅前は公営も民間も駅周辺に駐車場が幾つも有り充実しています。
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市営駐車場入口の北側付近のロータリー歩道。
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こちらは北口ロータリーの東側の光景です。
駅舎寄りの場所はJRの駅前駐車場となっており、
その横にはアーケード商店街の入口があります。
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中津駅前の日ノ出町商店街。
北口の東側に線路沿いにあるアーケード屋根のある商店街で
飲食店が多く立ち並んでいます。
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駅ホームから見たアーケードの様子。

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福澤諭吉翁の銅像の真後ろには
駅舎正面から北へと伸びる道路があります。
この道路は県道531号中津停車場線という県道です。
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北口ロータリーから県道23号中津高田線までを連絡する中津停車場線は
ご覧の通り全長およそ40mほどという短い県道となっています。
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駅入口の県道交差点から北側の光景です。
交差点の北側は市道で、旧城下町へとぶつかるまでの400mほどは
道幅が広くなっていてショッピングモールへのアクセス道路となっています。
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切り返し県道交差点の北側から見た駅方向。
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この交差点の北西角には「中津駅北高札場」と書かれたスペースがあります。
これは中津藩時代の史跡では無く、観光客の案内用に中津市役所が近年に作ったものです。
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県道23号中津高田線から見た交差点の西側からの様子です。
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反対の東側から見た県道23号線の交差点付近。
中津は古い街ですが中心市街地は駅から離れた北東の城の周囲なので
県道沿いもさほど建物が密集はしていません。


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駅舎へと戻ってこちらは北口の出入口付近の様子です。
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入った正面の壁には福澤諭吉翁の「学問のすすめ」の名言である
「天は人の上に人を造らず 人の下に人を造らず」の大額が飾られています。
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入口脇にある駅構内の案内図。
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北口のすぐ脇にはご覧の瓦屋根の観光案内所だった窓口があります。
現在は駅構内の別の場所に移動していますのでパンフレットなどが置かれています。
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北口を入った右手、駅舎の西側には「中津駅名店街」の入口があります。
高架駅舎となった1977年(昭和52年)に駅構内に併設されたものですが、
現在は中津市土産品販売組合による土産物販売のみとなっています。
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駅構内を奥へと入ると、北口の東側すぐに中津駅のみどりの窓口があります。
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JR九州直営のみどりの窓口の入口のガラスには
福澤諭吉翁の肖像のステンドグラスがはめ込まれていました。
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さらに北へと構内を進むとみどりの窓口の隣には中津駅の改札口があります。
改札脇にはコンビニ店舗が。
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改札の向かい側は中津城を模したと思われる作りの入口の
待合室があり、中にはベンチの他にコインロッカーも設置されています。
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改札と待合室の前すぐにはご覧の南口の駅舎出入口が。


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こちらは中津駅の南口の駅舎外観です。
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駅前にはこちらにも駅前ロータリーが設けられています。
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かつてこの中津駅の南側には大分交通耶馬渓線が走っており、
終点駅や車庫の敷地が広がっていました。
1975年(昭和50年)に耶馬渓線は廃止となり、
その跡地が中津駅南口広場として整備されました。
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軽便鉄道は廃止されたものの南口には大分交通のバス乗り場が
ご覧の様に設けられており、市内路線バスのほか
大分空港へのリムジンバスも発着しています。
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駅前ロータリーの西端はJR九州の中津駅南口駐車場に接しており、
JRの駅レンタカーもこちらの駐車場にあります。
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ロータリーの西南角に接して建つこちらは「サンリブ中津」という
北九州に展開するスーパーの店舗です。
ご覧の通り駅前で一番大きく印象的な建物であり
駅前ショッピングモールとなっています。
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その建物の前に立つ中津市の看板。
黒田官兵衛と福澤諭吉の名前が記されています。
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ロータリーの中央島の西側に設けられたタクシープール。
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そして島の中央付近には数台の停められる駅駐車場と
さきほどの大分交通のバスターミナルがあります。
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島の東側には数本のソテツが植えられた島があり、
「剣豪島田虎之助誕生乃地」と刻まれた石碑があります。
島田虎之助は「幕末の三剣士」と謳われた剣豪で
勝海舟の剣の師匠としても知られる人物です。
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ロータリーの東側にはホテルと結婚式場が建っています。
東側はかつての大分交通耶馬溪線の車庫のあった土地
廃止から2年後の1977年(昭和52年)に丸吉百貨店の建物が作られました。
2000年(平成12年)に百貨店は閉店し2004年(平成16年)に建物は解体。
駅前有料駐車場となっていましたが2012年(平成24年)に現在の結婚式場となりました。

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こちらはロータリーの南側の、駅前への入口となる市道の交差点です。
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入口の信号から南側へと進むと300mほどで
阿蘇方面へと通じる国道212号線と別府方面への国道213号線、
そして県道113号中津豊前線の交わる豊陽交差点があります。
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東側から見た駅前の交差点付近。
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駅前交差点を過ぎてさらに東へと進むと駅前スーパーの裏手に出ます。
この先にはかつて1972年(昭和47年)まで操業していた
カネボウ中津工場の敷地跡があります。

中津駅から鐘紡中津工場専用線という貨物線まであった工場も
現在は市役所や市のスポーツセンターなどに変容しています。
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切り返して西側から見た駅前交差点付近。
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交差点の北西角の駅前ロータリー脇には手入れされた植木があり
小さな公園のように整備されていました。
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植え込みに置かれた中津市の憲章の書かれた碑。


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駅舎の中へと戻ってこちらは改札の光景です。
2009年(平成21年)に大分県で二番目に自動改札機が導入されています。
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改札の内側からの光景。入るとすぐに階段があり
中二階コンコース階へと上がります。
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こちらがホームを連絡しているコンコース階の様子です。
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改札からの階段の正面にはガラスショーケースがあり
中にはここにも福澤諭吉翁の胸像が。
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北側の階段前にはトイレが置かれています。

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島式の1、2番線ホームです。
主に下り線の大分・宮崎方面行き列車のホームとなります。
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屋根から下がる国鉄式の行灯形の電照駅名標。
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外側の1番線は下り大分方面行きの普通列車が使用します。
中津駅は日豊本線の運転系統の境界駅で当駅折り返しの普通列車も設定されているので
折り返しの上り小倉方面の列車もこちらから発車します。
内側の2番線は下り大分・宮崎方面の特急列車のホームです。
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中津駅はご覧の通り島式ホーム2面4線となります。
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ホーム中央部付近にはベンチが置かれ、階段も南北計2つあります。
西側の階段にはエスカレーターが設置されています。
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そして中津駅で特徴的なのがこちらの斜行エレベーターです。
これは階段斜面を利用してエレベーターのかごがケーブルカーの様に
斜面を斜めに昇降するというもので2008年(平成20年)8月に設置されました。
中津駅では二つのホームのそれぞれ東側の階段に
この斜行エレベーターが設置されています。
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そしてエレベーターの目の前に置かれているのが
こちらの「日本一長い鱧(ハモ)の椅子」です。
中津名物のハモをアピールする為に1994年(平成6年)に置かれました。
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西側へとホームを進むと待合室の上屋があり、
その先は小倉方のホーム西端となります。
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ホームの屋根は中央部に設けられており
両端部までは屋根はかかっていません。
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西側から見たホーム中央部のベンチ付近。

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こちらは駅の南側にある島式の3、4番線ホームとなります。
内側の3番線が上り小倉方面行きの特急ホーム、普通列車が使う4番線が外側となります。
4番ホームは上り小倉方面行き普通列車が使いますが、
折り返し当駅始発の下り大分方面行き普通列車もこちらのホームに入ります。
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ホーム南端側の大分方の様子です。
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1、2番線にもありましたがホーム東側に置かれた
福澤諭吉翁の描かれた観光客を出迎える看板です。
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かつて外側の4番線のさらに横の南傍を
大分交通耶馬渓線の線路が併走していました。
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ホーム中ほどの様子。
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こちらは駅の貨物用エレベーターの跡でかつては稼動していましたが
現在は使われなくなっており、入口は鉄板で塞がれています。
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こちらのホームも西側階段の前に待合室が置かれています。
中津駅の二つのホームは基本的な施設の配置は同じ様です。
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ホーム待合室の中の様子。
プラスチックのベンチが置かれているのみです。
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ホーム西側からは線路脇に東横インの建物が見えますが、
日豊本線が高架化される前の平面時代にはここに鐘紡中津工場専用線が走っていました。
中津の街を支えた産業も時代の波で今は無くなり、専用線も高架化前に廃止されました。
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ホームの駅名所案内板。
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切り返して西端側からみた駅構内。
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こちらのホームも西側の階段には斜行エレベーターがあります。
国内でも駅構内にある例はほとんど見かけないレアなエレベーターです。
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階段の間には駅務用の上屋が置かれています。


【写真撮影:2019年8月】



■モデル車両: JR九州 813系電車
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813系電車はJR九州が旧来の国鉄時代の老朽化した車両の置き換えを目的として
1994年(平成6年)3月1日のダイヤ改正から導入をしている交流近郊形電車です。
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車両のデザインを手がけているのはJR九州の観光列車や特急のデザインで名を馳せる
ドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治氏ですが、都市近郊の通勤に使用される
近郊型電車のデザインを行ったのはこの813系が初めてとなります。

車体は大部分が軽量ステンレス製の無塗装で、前面部のみ普通鋼製となっています。
前面部の縁と側面の乗降扉はJR九州のコーポレートカラーである
赤(    が用いられており、前面妻面は黒(    が使われています。
その為これまでの無骨な通勤形には無いデザイン性の高い外観となっており
特に鮮烈な赤色は印象が深く話題となりました。

813系電車は1994年(平成6年)から2009年2009年(平成21年)にかけて作られた系列で
他系統との併結運転も多く幾つもの形式の番台が存在する車両でもあります。
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1994年の0番台の鹿児島本線での運用開始以降、
1995年(平成7年)~1996年(平成8年)製造の100番台
1997年(平成9年)~1998年(平成10年)の200番台
2003年(平成15年)製造の300番台と主に北九州地区での通勤形車両として
旧型車両の置き換えの為に生産され投入運用がされています。
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細かい違いはあるものの各番台はご覧の通りおおむね基本的な外観の違いはありません
いちばん差異がある点は車体ステンレス部のビード(強度を上げる為の突起)の数で、
0~100番台までは窓横までびっしりビードが入っていますが
200番台以降の車両は窓横の吹き寄せにはビードが入っていません

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そしてこれら0番台から300番台の編成車両のパンタグラフは
菱形の形状のもの
がご覧の通り屋根に搭載されています。
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813系をモチーフとしている駅メモのでんこの中津コヨイは
背中のパンタグラフがシングルアームの形状
となっています。この事から考えると
0番台から300番台は中津コヨイのデザインモチーフとは違う編成という事になります。

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一方こちらは2005年(平成17年)に輸送力増強のために作られた1000番台
2007年(平成19年)以降に作られている1100番台の車両です。
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【上写真:JR九州817系】
1000番台は車体外観こそこれまでの813系と同様ですが、
中身の電気系統はご覧の817系がベースとなっています。
1100番台は1000番台を元に作っているので基本構造は同じです。
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ですので813系1000番台、1100番台ともに817系に準じて
パンタグラフがシングルアームの形状となっています。
この点が300番台以前(ひし形パンタ)との大きな違いとなります。
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中津コヨイの背中のパンタグラフはご覧の通りシングルアームの形状です。
この点から考えるとデザインのモチーフは1000番台もしくは1100番台であると言えるでしょう。
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1000番台は3両編成3本しか作られなかった形式ですが、
この1000番台の後を受けて2007年(平成19年)以降に作られた813系が
こちらの1100番台となります。この1100番台は行先表示器を大型LED化したことで
前面の屋根の高さが高い
車両となっています。
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それまでの813系は行先表示器が見づらいという声を反映した改良なのですが
機器の大型化によって従来のスペースでは収まりきらなかった為、
他の813系と並べて見ると1100系の前面屋根は盛り上がっているのがよく分かります。
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縦長となった1100番台の前面外観は投入当時には話題となっており
一部では「食パン電車」などと呼ばれているそうです。
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813系をモチーフとしている駅メモのでんこの中津コヨイは
頭に飾りを載せていますがこれは列車前面のデザインがモチーフとなっています。
正直このデザインを見るだけでは盛り上った1100番台が元なのか、
それとも1000番台以前のフラットな屋根がデザインモチーフなのかは判別はつきません。

また中津コヨイの誕生日が3月1日に設定されていますが、
これは冒頭でも述べた813系最初の0番台が運用開始をした日付です。
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こうした要素をまとめて考えるに
中津コヨイのモチーフ車両は813系1100番台が有力だと思われます。
キャラの登場した2018年(平成30年)12月には1000番台は篠栗線へと転出していて
赤くシングルアームパンタの813系はほぼ1100番台しか残っていなかったという点も
元ネタである事を補強する材料のひとつではあるでしょう。

しかし誕生日の設定などの事も考えた場合、1100系が元であると断定はできませんので
現状では「813系全体が中津コヨイのモチーフである」とするのが妥当でしょうか。


それでは以下でまず、中津コヨイのデザインモチーフとして有力である
813系1100番台について各車両を見ていきたいと思います。
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門司港方の先頭車両であるクハ813形1100番台です。
ク(制御車)ハ(普通車)となり運転台があって動力を搭載していない制御車となります。
編成略記号ではTcT(付随車)c(制御車)で同様の意味です。
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客室内の様子です。
片側3扉の通勤形の車両で座席は転換クロスシートが採用されています。
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中央部の乗降扉脇には2席づつ優先座席が設けられており
ヘッドカバーで区分けがされています。
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門司港方の車両の連結部側、八代方の車端部には
車椅子対応の洋式トイレが設置されています。
トイレの向かい側は車椅子の置けるフリースペースに。
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三両編成の中間車両となるモハ813形1100番台です。
モ(電動車)ハ(普通車)となりモーター搭載の普通車車両です。
編成略記号ではM動力車の意味であるのは同じです。
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連結部に近い車端部の座席は2席×2列のボックスシートが
左右に設置されています。
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乗降扉の間の中間部の座席は2席×5列の転換クロスシートが
左右に設置されており、これは先頭車両と同様となっています。
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八代方の車端部も2席×2列の固定ボックスシートですが、
こちらは背板部分の乗降デッキ側片側に大型のくずもの入れが設置されています。
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切り返して八代方からみた客室車内の様子。


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八代方の先頭車両となるクハ812形1100番台です。
ク(制御車)ハ(普通車)で運転台のある車両(動力は無し)となります。
編成略記号はTc'T(付随車)c(制御車)です。
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車内の門司港方の車端部です。
こちらの車両は八代方の先頭車両で運転台がありますので
ボックスシートのある八代方にくず物入れが設置されています。
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乗降デッキ部分の天井つり革を円形に配置してつかまる人数を増やすデザインは
つかまる乗客を分散させるアイディアですが九州以外では見られない独特な形状です。
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門司港方から先頭方向を見た客室内の光景です。
基本的な座席配置は他の車両と同様です。
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先頭部の運転台のすぐ後ろ付近。
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転換クロスシートで優先座席が中央部付近にあるのも他と同様です。


813系は製造の時期によって様々なマイナーテェンジがされている形式
同じ系列ながら異なる形状をしている箇所も数多くあります。
こちらでは車内について目立つ相違点をいくつか見てみたいと思います。
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1100番台の座席モケットは茶と黒の市松模様となっていますがこれは300番台以降のもので、
0番台から200番台までの座席は赤地に黒の豹柄模様となっています。
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モケットの模様の拡大したものです。
赤の豹柄はドーンデザインの車両では数多く見られる柄ですが
市松模様もJR九州の車両ではよく見られる柄です。
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ちなみに赤黒のモケットは豹柄が3種類あります。
200番台の車両では2人席のモケット柄は同シートで統一されているのですが、
これが100番台以前になると同じシートの左右で柄が違っていたりします
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シートの脚に着目してみると、0番台から100番台では脚がシート下の両側にあります。
これが200番台になると脚は通路側のみとなり、また脚の太さも薄くなっているのが分かります。
300番台以降も脚は通路側のみですが太さは100番台と同じ厚いものとなっています。
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車両のトイレは0番台から200番台までは従来の大きさの和式トイレで、
トイレの向かい側にはボックスシートが設置されていました。

そして2003年(平成15年)登場の300番台からはユニバーサルデザインの一環として
トイレが車椅子対応の大型化となり、対面のボックスシートは外されて
車椅子やベビーカーの置けるフリースペースとなっています。
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扉付近の乗降デッキの天井のつり革が円形に配置されていますが
この配置もトイレ同様300番台以降のもので、
200番台以前は普通の並行配置となっています。



以下では813系で一番数の多い200番台について
各車両についてを見てみたいと思います。
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門司港方の先頭車両のクハ813形200番台です。
ク(制御車)ハ(普通車)で動力を持たない運転台のある先頭車両となります。
編成略記号はTcT(付随車)c(制御車)であり
動力の無い運転台のある制御車という同様の意味となります。
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こちらが車内の様子です。
基本的な構造は1100番台と大きくは違っていませんが、
車端部乗降デッキ上のつり革は円形配置ではなく通常の並行配置となっています。
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乗降扉の間の中間部座席が2席×5列の転換クロスシートであるのも
1100系と同様であり変わっていない事が分かります。
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連結部側の車端部にはトイレが設置されています。
200番台までの車両はトイレが和式でスペースが小さく、
反対側には2席×2列のボックスシートが設けられています。
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切り返して八代方からみた車内。


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中間車両のサハ813形200番台です。
1100番台では中間車両は動力車でしたが、こちらはサ(付随車)ハ(普通車)であり
動力を持たない完全な客車車両となります。
編成略記号でもT付随車の意味であるのは同様です。
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車内の様子です。中間車両ですので車端に2席×2列のボックスシート、
中間部に2席×5列の転換クロスシートがあるのは1100番台と同じ配置です。
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乗降扉が赤く塗られているのも1100番台と同様ですが
赤黒豹柄の座席モケットである点は相違点となります。
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八代方の車端部。こちらのボックスシートの片側の背板部分は
くず物入れのあるカウンターとなっています。
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切り返して門司港方を見た車内。


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八代方の先頭車両のクモハ813形200番台です。
ク(制御車)モ(電動車)ハ(普通車)となり運転台がありモーターもある制御電動車になります。
1100番台の八代方は動力はありませんのでこの点が相違点です。
編成略記号ではMcM(動力車)c(制御車)の意味となります。
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客室内の様子です。門司港方の車端部にはボックスシートと
くずもの入れのカウンターが。
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赤黒豹柄のモケットは良く見ると座席によって豹柄のパターンが微妙に違います。
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八代方先頭部の運転台付近の様子です。
連結されて貫通扉が開いていましたので中の様子まで。
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切り返した車内の光景です。


【写真撮影:2019年8月~2021年1月】