でんこの元ネタ
■No.102 八戸ましろ(Hachinohe Mashiro)
■タイプ:トリックスター
■誕生日:10月19日
■出身駅: JR東日本 八戸線 八戸駅(青森)
こちらは八戸駅の東口の駅舎の外観です。駅は1891年(明治24年)9月1日の開設で、
現在の東北本線を建設した日本鉄道によって設置されました。
開設当時の駅名は当地の地名である尻内駅であり、
現在の八戸駅へと改名されたのは1971年(昭和46年)のことでした。
今の駅舎は三代目にあたり、東北新幹線の当駅までの延伸にあたって
2002年(平成14年)7月に新しく供用された橋上駅舎で、
「うみねこロード」と名づけられた跨線橋の自由通路と一体化されています。
西口広場の駅舎正面からは東へと向かって県道20号八戸三沢線が伸びています。
元々は複数の県道だったものが建設省の主要地方道に指定され、
1994年(平成6年)に県道20号八戸三沢線へと一つにまとめられたという経緯があるので
160mほどの区間が枝線となっていて県道が駅前でスイッチバックをしています。
東へと進むとまもなくY字の三差路の交差点となります。
この交差点は三方全てが県道20号八戸三沢線となっています。
交差点の東側の正面の道は馬渕川を渡って
1.6kmほど先で国道104号線へと連絡をしています。
左手の北東側の道は700mほどで国道454号線へと連絡しており
八戸の市街地へつ通じる道路となっています。
切り返して西側の駅前方向へ。
県道20号八戸三沢線の折り返し点である八戸駅前交差点の正面が駅舎で
駅前広場への入口がある市道とのT字路となっています。
八戸駅東口広場の見取図です。
中央部にロータリーがあり、南側がバスプール、北側にはタクシープールがあって
一般車両の駐車場や車寄せがそれぞれに併設されています。
八戸駅前交差点から市道を北側へ。
市の中心街からは5km離れた場所ですが新幹線停車駅ができた事で
ホテルや飲食店がいくつか道沿いに建てられています。
切り返して駅前方向へと戻ります。
こちら側の市道沿いにはタクシーの乗降場とタクシープールがあります。
駅舎寄りの南側がタクシーの乗降場となっており、
中央部に規模の大きなタクシープールが設けられています。
また市道沿いには一方通行の降車専用レーンが設けられています。
八戸駅の東口には「うみねこプラザ」というJR東日本の運営する駅ビルが建っているのですが
駐車場の正面にあるこちらがうみねこプラザのプラザ1の建物です。
八戸市図書情報センターや八戸市総合観光プラザなども入居する建物ですが、
上階はほぼJR東日本系列のホテルの建物となっています。
こちらは八戸駅前交差点から南側方向への市道の様子です。
東口のバスレーンの目の前に建つこちらは八戸地域地場産業振興センターで
「ユートリー」という愛称のある複合施設です。
ユートリーの中の様子です。物産販売店や展示ホール、宿泊施設などがあり
ホールには八戸三社大祭の山車が飾られていました。
そのユートリーの目の前にあるこちらが八戸駅東口バスターミナルです。
一般車は進入禁止となっておりバス専用の区画となっています。
駅舎寄りの場所には屋根つきの停留場が設けられており、
時計回りに駅の正面へとバスが抜ける構造となっています。
ターミナルの俯瞰と外周部で待機をするバス。
バスターミナルの中央部分は八戸駅東口広場駐車場となっており
15台ほどが停められるスペースがあります。
切り返して南側から見た駅前方向の光景です。
駅舎前の歩行者が通る東口広場の様子です。
駅の自由通路の階段目の前にはご覧の大きなイチイの木が植えられています。
八戸市の木でもあり北海道東北で自生するというイチイの木は
1992年(平成4年)に三戸町からこの場所へと移植されたのだそうです。
そのイチイの木の東側の植え込みに置かれているのが
こちらの「悠久の碑」と題された石の彫刻です。
東北新幹線八戸駅開業を記念して置かれたモニュメントなのだそうです。
そして駅前交差点の接したロータリーの島にあるのが
こちらの「海の賛歌」と題された人魚像の噴水です。
文化勲章受章の彫刻家の澤田政廣氏の作で1993年に作られたもので、
神奈川の平塚駅前にも同じ形の氏の像があるのだそうです。
バスロータリーの出口付近にあるこちらは八戸駅周辺整備促進協議会が
2003年(平成15年)に置いたインドネシア産の木化石です。
東口広場の南側の光景です。
八戸駅の駅ビル「うみねこプラザ」のプラザ2の建物沿いに
歩道が作られています。
プラザ2の一階に入っているチェーンの喫茶店。
こちらは東口広場の北側の光景です。
ご覧の通り北側は新幹線駅の玄関口として
タクシーの乗降場がメインとなっています。
自由通路への階段の北側脇を見ると
うみねこプラザのプラザ1に入居するホテルの一階入口があります。
その脇の階段裏手側には鉄道警察隊の八戸駅前交番が。
交番の反対側にはプラザ1の一階に入る市の図書館(図書情報センター)の入口があります。
東口の階段前付近の見取図。
自由通路の階段を上がると二階で一旦踊り場となっています。
階段脇の右手へと進むとプラザ1二階の八戸市総合観光プラザの入口があります。
中は観光案内所のほか、
市の特産などを展示するコーナーとなっていました。
階段の左手はプラザ2の建物で八戸市市民サービスセンターという
市の出張所が設けられていて平日は市役所の窓口業務を行っています。
サービスセンターの奥にはユートリー方面へと連絡する
ご覧の連絡通路があります。
うみねこプラザ二階と連絡をしている踊り場から上の改札階への階段。
左右にそれぞれ上りと下りのエスカレーターがあります。
階段を上がったこちらが八戸駅の東西自由通路です。
2002年(平成14年7月)に東北新幹線の八戸延伸に際して橋上駅舎化された際に作られたもので
八戸市の鳥であるうみねこの翼を広げた姿をイメージして
「うみねこロード」の名前がつけられています。
うみねこロードの東口側階段上付近。
左右には駅ビルのうみねこプラザのプラザ1とプラザ2の
三階部分にそれぞれ連絡をしています。
階段左手のプラザ1側はJR東日本グループのホテルメッツ八戸の入口があります。
ホテルのフロントは四階ですが、改札階から自由通路で直接ホテルに入れる構造となっています。
反対のプラザ2側には2021年(令和3年)3月までは書店が入っていましたが
現在は閉店退去しており空き店舗となっています。
階段裏のうみねこロード東端部分。
駅自由通路「うみねこロード」の様子です。
自由通路を進むと東口寄りにあるこちらが八戸駅の在来線改札口です。
在来線部分は青森県が所有しており、3セクの青い森鉄道が駅管理と駅業務を実施しています。
ですので在来線改札で切符を買うと
青い森鉄道の地紋が入った切符が発券されます。
在来線改札前を抜けてうみねこロードを西側へ。
みどりの窓口が左手に見えるとまもなく新幹線改札口となります。
みどりの窓口の中の様子。
こちらが八戸駅の新幹線改札口の様子です。
2002年(平成14年)12月に東北新幹線が当駅まで延伸開業して設置されたもので
新青森まで延伸した2010年(平成22年)12月まで8年に渡って新幹線の終着駅でした。
八戸駅の新幹線部分はJR東日本が所有し管理を行っています。
ですのでこちら側で切符を買うとJRの地紋の切符が発券されます。
新幹線改札のコンコース向かい側には待合室兼おみやげ店が。
さらにうみねこロードを西へと進むと自由通路の西端部となります。
こちらには西口方面へと下る階段エスカレーターとエレベーターが。
通路の西の端に置かれた休憩のベンチ。
木製のベンチにはイカの絵が描かれています。
そしてエレベーター脇には八戸ロータリークラブの設置した
蕪島のレリーフが置かれていました。国天然記念物である蕪島ウミネコ繁殖地を
TOHOKU EMOTIONの車窓からの光景とあわせて。
うみねこロード西側の階段を下ります。
西口側の自由通路の階段下はご覧の通り室内ロビーとなっています。
ロビーの広場側はご覧の通りガラス張りに。
外に出ると駅舎前にはご覧の屋根が設けられています。
こちらが八戸駅の西口側駅舎外観です。
東北新幹線の当駅延伸に際して2000年(平成12年)より仮駅舎西口が供用され、
2002年(平成14年)に東西自由通路(うみねこロード)が供用開始されました。
新幹線駅にはよくある、在来線駅の裏手に新幹線駅舎が増設され設置された
いわば「新幹線口」とも言ううべきものとなります。
西口駅前広場の歩行者部分。
広場の正面付近を上から見た俯瞰です。
その歩行者部分の広場中央に建てられた「飛翔」という名のモニュメント。
三羽の鶴のモニュメントは八戸市によって2002年(平成14年)の
新幹線開業に際して設置されました。
西口を出て右手、広場の北側にはバスとタクシー専用のロータリーが設置されています。
新幹線開業でインフラは整備されていますが、八戸駅は元からの東口にバスの発着も集中しており
こちらの西口の活用はこれからといった状況です。
反対の左手、広場の南側には自家用車ロータリーがあります。
外周部がロータリーと車寄せで中央部が駅前駐車場となっており
営業車両と一般車両との区分けがされています。
西口駅前の交差点。南北に市道が走り、駅舎正面から西へは
シンボルロードと呼ばれる二車線の道路が整備をされています。
交差点付近は1969年(昭和44年)に廃止された南部鉄道の尻内駅跡ですが
区画整理によってその痕跡は全く残っていません。
駅前の市道を北側へと向かった光景。
この南北の市道は3・4・27松森高田線で2017年(平成29年)に供用された道路です。
バスロータリーに面した道の周辺にはまだまだ空き地が目立っています。
切り返して南の駅前方向へ。駅舎側にバスロータリーの入口があります。
再び駅前の交差点へ。
交差点を過ぎて南側へも線路に併走して市道は続きます。
こちら側は250mほど先に浅水川が流れていますがまだ橋ができておらず
市道も整備途上の状態となっていました。
再び切り返して北側の駅前T字路へと戻ります。
交差点手前にある自家用車用ロータリーの入口。
こちらが西口の駅正面にある3・1・1八戸駅西中央通り線で
通称「シンボルロード」と呼ばれる八戸市の都市計画道路です。
片側2車線に広い中央分離帯の歩道のある180mほどの道は
2019年(平成31年)3月に供用された西口開発の中心となる道路です。
そしてシンボルロードのつきあたりにあるこちらがフラット八戸という多目的アリーナです。
アイスリンクにも使用できるアリーナは2020年(令和2年)4月に作られたもので
八戸駅西口への集客の要となる施設です。
切り返してシンボルロードを東の駅方向へ。
こちらの西口は区画整理が終わり空き地が目立つ状態で
開発についてはこれから進められるという状態でした。
駅舎へと戻って階段をのぼり自由通路へ。
自由通路「うみねこロード」を東に向かった光景です。
再び八戸駅の在来線改札口前へ。
改札前には案内の標柱が立っており、後ろのコンコース窓からは
在来線ホームの北側の光景を見る事ができます。
第3セクターの青い森鉄道管理の八戸駅在来線改札。
自動券売機と青い森鉄道の有人窓口があります。
向かい側には駅そばの店舗がありますが、その前には
青い森鉄道の運行状況のデジタルサイネージとグッズの自動販売機が。
構内側から見た改札付近。
改札前の連絡ロビーの様子です。在来線ホームは
単式1面1線と島式2面4線の計3面5線となっています。
ご覧の跨線橋上の待合スペースを兼ねた改札前ロビーで各ホームが連絡されています。
改札前から東側へと伸びる通路。
手前に2、3番線ホームへの、奥に1番線ホームへの階段があります。
奥の1番線ホームへの階段を下ります。
こちらが1番線ホームの様子です。
JR八戸線の始発起点駅で下り久慈方面行きホームとなります。
八戸駅━鮫駅間の八戸線には「うみねこレール八戸市内線」の愛称がつけられています。
当駅から八戸線を運行している緩行列車TOHOKU EMOTIONは
この1番線での発着となります。
1番線の駅名標は八戸線仕様のウミネコのものの他に
JR東日本仕様の形のものも置かれています。
ホーム北側の久慈方の光景。
新幹線開業前は駅舎は東口側のみでしたので
一番東側にあるこのホームが1番線ホームとなっています。
切り返して南側方向を見た1番線の様子です。
単式の1番線は他の島式ホームよりも有効長が短いのが分かります。
このホームを使うJR八戸線は他のJR在来線とは接続をしておらず、
並行在来線の青い森鉄道を使わないと連絡できません。
ですので当駅から野辺地駅と青森駅で下車する場合のみ18きっぷの使用が認められています。
ホーム南側の跨線橋下には改札階とを連絡する
エレベーターの出入口が。
跨線橋の連絡通路へと階段を上がって戻ります。
連絡通路を改札方向に。
改札前ロビー付近まで戻ると2、3番線へと下るエスカレーターがあります。
こちはらエスカレーターからは南側の2、3番線への階段。
2、3番線ホームの駅名標です。
島式ホームの東側の2番線はJR八戸線の本線ホームなので
北側が青い森鉄道と八戸線に分岐した駅名標であるのに対し、
3番線は青い森鉄道の上り目時方面のホームなので
水色の青い森鉄道のみの表記となります。
2、3番線ホームの様子です。 旧東北本線であっただけに北側のホームは長く延びているものの、
上屋の屋根が切れるあたりでホームには柵が置かれてカットされています。
西側の3番線の外側には、隣のホームの4番線との間に中線の線路がありますが
旅客ホームの無い貨物用の中本線で貨物列車が通過使用をします。
中ほどの跨線橋の下には改札階とのエレベーターの乗降口が。
南側の階段の先にもホームと上屋の屋根が続いていますが
階段からすぐのところで柵が設置されていて南側の目時方のホーム端はここまでとなります。
切り返してホーム中ほどの跨線橋下付近の様子。
風雪もしのげる場所の為かベンチやゴミ箱が設置されています。
ホームから階段を上がって再び改札階の連絡通路へ。
改札前ロビーへと戻り、改札の西側にある4、5番線ホームへのエスカレーター。
こちらもエスカレーターの南側にホームへの階段があります。
階段脇には青い森鉄道の運輸管理所八戸派出が。
4、5番線ホームの様子です。こちらのホームは両方ともに
青い森鉄道の下り青森方面行きホームとなります。
ホーム上に置かれた待合室。このホームは旧東北本線の特急の発着ホームだったそうで
その名残りでエアコンつきの待合室が設置されているのだそうです。
北側の青森方のホーム端。
こちらのホームも柵でホームがカットされています。
切り返して南方向へとホームを戻ります。
うみねこロード下の跨線橋の下を抜けてホーム南側へ。
南側の目時方のホーム端です。やはり柵でホームがカットされ
短く使用されています。西側に見えるドーム状の新幹線ホーム駅舎。
切り返して跨線下の光景です。
階段を上がって改札階連絡通路へ。
4、5番線ホームへの階段の西側奥は使われていないデッドスペースのようで
物置代わりに八幡駒の置物が置かれていました。
実はここには2010年(平成22年)12月までは新幹線と在来線の乗り換え改札口がありました。
しかし東北本線の当駅━青森駅間の青い森鉄道への移管によって
八戸駅在来線が他社施設となった事から閉鎖された跡となります。
改札外に出て東西自由通路のうみねこロードへと戻り、
今度は西側の新幹線改札口へと戻ります。
八戸駅の新幹線改札口の自動改札機です。
2002年(平成14年)12月新幹線開業で置かれたものですが
これは青森県初の自動改札機導入なのだそうです。
構内側から見た改札付近。
改札前コンコースの様子です。
右手にはKIOSKと弁当屋が並んでおり飲食物の購入が可能です。
左手には改札内待合室が。
待合室の中の様子です。
その待合室の隣にはベビー休憩室が。ここでオムツ交換や授乳が可能となっています。
待合室とベビー休憩室が作られたのはは2010年(平成22年)12月で、
東北本線の青い森鉄道移管によって不要となった新幹線在来線乗り換え改札を
塞ぐ必要性が出来た事から新設されたものです。
そして改札から正面奥に見えるのがサウスブリッジと呼ばれる待合室です。
外にも中にも青森県の各自治体特産の木材を用いたベンチが置かれています。
ベンチには八戸の名産の絵が描かれています。
待合室の中の様子。かなり広めで新幹線ホームを見下ろす
展望室の様な作りとなっていて眺めも抜群です。
こちらが島式の11、12番線ホームの様子です。
東北新幹線の上り東京方面行きホームとなります。
南側の東京方の光景。
ホームを覆っているのはスノーシェッドで雪国ならではです。
切り返してホーム中央部へと戻ります。
駅中央側の12番線にのみホーム柵があるのは通過列車からの安全の為です。
跨線橋の下のホーム中央部付近。
改札階と連絡するエレベーターの出入口があるのは構造的に在来線ホームと同じです。
北側のエスカレーター前には待合室が。
ホームの待合室の中の様子です。
待合室の先には自販機やベンチがあり、その先には喫煙場が置かれています。
喫煙所の中の様子。
函館北斗方のホーム北側の様子です。
八戸駅に止まる新幹線はほとんどが内側の12、13番線に停車をしており
外側の11、14番線には一日1本づつのみなのだそうです。
エスカレーターを上がって改札階へ。
反対側の13、14番線へと階段で下ります。
こちらが西側にある島式ホームの13、14番線です。
下り線新函館北斗方面行きのホームとなります。
南側の東京方のホームの光景です。
盛岡以北で列車追い抜きの施設がある中間駅はこの八戸駅だけなのだそうです。
切り返して南から見たホーム。
跨線橋の下付近は階段裏が業務用のスペースとなっていて
若干ホームの通れる幅が狭くなっています。
こちらのホームにもホーム待合室があり中の様子です。
ベンチ、自販機、喫煙所が並ぶホーム中ほど。
北側の新函館北斗方のホーム端の光景です。
再び切り返して北側から見たホーム。
八戸駅についてまとめてみたところ、駅の紹介だけでほぼでんこ一人分の字数となってしまいました。
ですので車両についての紹介をその2として記事を分割する事とします。
続きはその2にて。
【写真撮影:2021年7月】
■No.102 八戸ましろ(Hachinohe Mashiro)
■タイプ:トリックスター
■誕生日:10月19日
■出身駅: JR東日本 八戸線 八戸駅(青森)
こちらは八戸駅の東口の駅舎の外観です。駅は1891年(明治24年)9月1日の開設で、
現在の東北本線を建設した日本鉄道によって設置されました。
開設当時の駅名は当地の地名である尻内駅であり、
現在の八戸駅へと改名されたのは1971年(昭和46年)のことでした。
今の駅舎は三代目にあたり、東北新幹線の当駅までの延伸にあたって
2002年(平成14年)7月に新しく供用された橋上駅舎で、
「うみねこロード」と名づけられた跨線橋の自由通路と一体化されています。
西口広場の駅舎正面からは東へと向かって県道20号八戸三沢線が伸びています。
元々は複数の県道だったものが建設省の主要地方道に指定され、
1994年(平成6年)に県道20号八戸三沢線へと一つにまとめられたという経緯があるので
160mほどの区間が枝線となっていて県道が駅前でスイッチバックをしています。
東へと進むとまもなくY字の三差路の交差点となります。
この交差点は三方全てが県道20号八戸三沢線となっています。
交差点の東側の正面の道は馬渕川を渡って
1.6kmほど先で国道104号線へと連絡をしています。
左手の北東側の道は700mほどで国道454号線へと連絡しており
八戸の市街地へつ通じる道路となっています。
切り返して西側の駅前方向へ。
県道20号八戸三沢線の折り返し点である八戸駅前交差点の正面が駅舎で
駅前広場への入口がある市道とのT字路となっています。
八戸駅東口広場の見取図です。
中央部にロータリーがあり、南側がバスプール、北側にはタクシープールがあって
一般車両の駐車場や車寄せがそれぞれに併設されています。
八戸駅前交差点から市道を北側へ。
市の中心街からは5km離れた場所ですが新幹線停車駅ができた事で
ホテルや飲食店がいくつか道沿いに建てられています。
切り返して駅前方向へと戻ります。
こちら側の市道沿いにはタクシーの乗降場とタクシープールがあります。
駅舎寄りの南側がタクシーの乗降場となっており、
中央部に規模の大きなタクシープールが設けられています。
また市道沿いには一方通行の降車専用レーンが設けられています。
八戸駅の東口には「うみねこプラザ」というJR東日本の運営する駅ビルが建っているのですが
駐車場の正面にあるこちらがうみねこプラザのプラザ1の建物です。
八戸市図書情報センターや八戸市総合観光プラザなども入居する建物ですが、
上階はほぼJR東日本系列のホテルの建物となっています。
こちらは八戸駅前交差点から南側方向への市道の様子です。
東口のバスレーンの目の前に建つこちらは八戸地域地場産業振興センターで
「ユートリー」という愛称のある複合施設です。
ユートリーの中の様子です。物産販売店や展示ホール、宿泊施設などがあり
ホールには八戸三社大祭の山車が飾られていました。
そのユートリーの目の前にあるこちらが八戸駅東口バスターミナルです。
一般車は進入禁止となっておりバス専用の区画となっています。
駅舎寄りの場所には屋根つきの停留場が設けられており、
時計回りに駅の正面へとバスが抜ける構造となっています。
ターミナルの俯瞰と外周部で待機をするバス。
バスターミナルの中央部分は八戸駅東口広場駐車場となっており
15台ほどが停められるスペースがあります。
切り返して南側から見た駅前方向の光景です。
駅舎前の歩行者が通る東口広場の様子です。
駅の自由通路の階段目の前にはご覧の大きなイチイの木が植えられています。
八戸市の木でもあり北海道東北で自生するというイチイの木は
1992年(平成4年)に三戸町からこの場所へと移植されたのだそうです。
そのイチイの木の東側の植え込みに置かれているのが
こちらの「悠久の碑」と題された石の彫刻です。
東北新幹線八戸駅開業を記念して置かれたモニュメントなのだそうです。
そして駅前交差点の接したロータリーの島にあるのが
こちらの「海の賛歌」と題された人魚像の噴水です。
文化勲章受章の彫刻家の澤田政廣氏の作で1993年に作られたもので、
神奈川の平塚駅前にも同じ形の氏の像があるのだそうです。
バスロータリーの出口付近にあるこちらは八戸駅周辺整備促進協議会が
2003年(平成15年)に置いたインドネシア産の木化石です。
東口広場の南側の光景です。
八戸駅の駅ビル「うみねこプラザ」のプラザ2の建物沿いに
歩道が作られています。
プラザ2の一階に入っているチェーンの喫茶店。
こちらは東口広場の北側の光景です。
ご覧の通り北側は新幹線駅の玄関口として
タクシーの乗降場がメインとなっています。
自由通路への階段の北側脇を見ると
うみねこプラザのプラザ1に入居するホテルの一階入口があります。
その脇の階段裏手側には鉄道警察隊の八戸駅前交番が。
交番の反対側にはプラザ1の一階に入る市の図書館(図書情報センター)の入口があります。
東口の階段前付近の見取図。
自由通路の階段を上がると二階で一旦踊り場となっています。
階段脇の右手へと進むとプラザ1二階の八戸市総合観光プラザの入口があります。
中は観光案内所のほか、
市の特産などを展示するコーナーとなっていました。
階段の左手はプラザ2の建物で八戸市市民サービスセンターという
市の出張所が設けられていて平日は市役所の窓口業務を行っています。
サービスセンターの奥にはユートリー方面へと連絡する
ご覧の連絡通路があります。
うみねこプラザ二階と連絡をしている踊り場から上の改札階への階段。
左右にそれぞれ上りと下りのエスカレーターがあります。
階段を上がったこちらが八戸駅の東西自由通路です。
2002年(平成14年7月)に東北新幹線の八戸延伸に際して橋上駅舎化された際に作られたもので
八戸市の鳥であるうみねこの翼を広げた姿をイメージして
「うみねこロード」の名前がつけられています。
うみねこロードの東口側階段上付近。
左右には駅ビルのうみねこプラザのプラザ1とプラザ2の
三階部分にそれぞれ連絡をしています。
階段左手のプラザ1側はJR東日本グループのホテルメッツ八戸の入口があります。
ホテルのフロントは四階ですが、改札階から自由通路で直接ホテルに入れる構造となっています。
反対のプラザ2側には2021年(令和3年)3月までは書店が入っていましたが
現在は閉店退去しており空き店舗となっています。
階段裏のうみねこロード東端部分。
駅自由通路「うみねこロード」の様子です。
自由通路を進むと東口寄りにあるこちらが八戸駅の在来線改札口です。
在来線部分は青森県が所有しており、3セクの青い森鉄道が駅管理と駅業務を実施しています。
ですので在来線改札で切符を買うと
青い森鉄道の地紋が入った切符が発券されます。
在来線改札前を抜けてうみねこロードを西側へ。
みどりの窓口が左手に見えるとまもなく新幹線改札口となります。
みどりの窓口の中の様子。
こちらが八戸駅の新幹線改札口の様子です。
2002年(平成14年)12月に東北新幹線が当駅まで延伸開業して設置されたもので
新青森まで延伸した2010年(平成22年)12月まで8年に渡って新幹線の終着駅でした。
八戸駅の新幹線部分はJR東日本が所有し管理を行っています。
ですのでこちら側で切符を買うとJRの地紋の切符が発券されます。
新幹線改札のコンコース向かい側には待合室兼おみやげ店が。
さらにうみねこロードを西へと進むと自由通路の西端部となります。
こちらには西口方面へと下る階段エスカレーターとエレベーターが。
通路の西の端に置かれた休憩のベンチ。
木製のベンチにはイカの絵が描かれています。
そしてエレベーター脇には八戸ロータリークラブの設置した
蕪島のレリーフが置かれていました。国天然記念物である蕪島ウミネコ繁殖地を
TOHOKU EMOTIONの車窓からの光景とあわせて。
うみねこロード西側の階段を下ります。
西口側の自由通路の階段下はご覧の通り室内ロビーとなっています。
ロビーの広場側はご覧の通りガラス張りに。
外に出ると駅舎前にはご覧の屋根が設けられています。
こちらが八戸駅の西口側駅舎外観です。
東北新幹線の当駅延伸に際して2000年(平成12年)より仮駅舎西口が供用され、
2002年(平成14年)に東西自由通路(うみねこロード)が供用開始されました。
新幹線駅にはよくある、在来線駅の裏手に新幹線駅舎が増設され設置された
いわば「新幹線口」とも言ううべきものとなります。
西口駅前広場の歩行者部分。
広場の正面付近を上から見た俯瞰です。
その歩行者部分の広場中央に建てられた「飛翔」という名のモニュメント。
三羽の鶴のモニュメントは八戸市によって2002年(平成14年)の
新幹線開業に際して設置されました。
西口を出て右手、広場の北側にはバスとタクシー専用のロータリーが設置されています。
新幹線開業でインフラは整備されていますが、八戸駅は元からの東口にバスの発着も集中しており
こちらの西口の活用はこれからといった状況です。
反対の左手、広場の南側には自家用車ロータリーがあります。
外周部がロータリーと車寄せで中央部が駅前駐車場となっており
営業車両と一般車両との区分けがされています。
西口駅前の交差点。南北に市道が走り、駅舎正面から西へは
シンボルロードと呼ばれる二車線の道路が整備をされています。
交差点付近は1969年(昭和44年)に廃止された南部鉄道の尻内駅跡ですが
区画整理によってその痕跡は全く残っていません。
駅前の市道を北側へと向かった光景。
この南北の市道は3・4・27松森高田線で2017年(平成29年)に供用された道路です。
バスロータリーに面した道の周辺にはまだまだ空き地が目立っています。
切り返して南の駅前方向へ。駅舎側にバスロータリーの入口があります。
再び駅前の交差点へ。
交差点を過ぎて南側へも線路に併走して市道は続きます。
こちら側は250mほど先に浅水川が流れていますがまだ橋ができておらず
市道も整備途上の状態となっていました。
再び切り返して北側の駅前T字路へと戻ります。
交差点手前にある自家用車用ロータリーの入口。
こちらが西口の駅正面にある3・1・1八戸駅西中央通り線で
通称「シンボルロード」と呼ばれる八戸市の都市計画道路です。
片側2車線に広い中央分離帯の歩道のある180mほどの道は
2019年(平成31年)3月に供用された西口開発の中心となる道路です。
そしてシンボルロードのつきあたりにあるこちらがフラット八戸という多目的アリーナです。
アイスリンクにも使用できるアリーナは2020年(令和2年)4月に作られたもので
八戸駅西口への集客の要となる施設です。
切り返してシンボルロードを東の駅方向へ。
こちらの西口は区画整理が終わり空き地が目立つ状態で
開発についてはこれから進められるという状態でした。
駅舎へと戻って階段をのぼり自由通路へ。
自由通路「うみねこロード」を東に向かった光景です。
再び八戸駅の在来線改札口前へ。
改札前には案内の標柱が立っており、後ろのコンコース窓からは
在来線ホームの北側の光景を見る事ができます。
第3セクターの青い森鉄道管理の八戸駅在来線改札。
自動券売機と青い森鉄道の有人窓口があります。
向かい側には駅そばの店舗がありますが、その前には
青い森鉄道の運行状況のデジタルサイネージとグッズの自動販売機が。
構内側から見た改札付近。
改札前の連絡ロビーの様子です。在来線ホームは
単式1面1線と島式2面4線の計3面5線となっています。
ご覧の跨線橋上の待合スペースを兼ねた改札前ロビーで各ホームが連絡されています。
改札前から東側へと伸びる通路。
手前に2、3番線ホームへの、奥に1番線ホームへの階段があります。
奥の1番線ホームへの階段を下ります。
こちらが1番線ホームの様子です。
JR八戸線の始発起点駅で下り久慈方面行きホームとなります。
八戸駅━鮫駅間の八戸線には「うみねこレール八戸市内線」の愛称がつけられています。
当駅から八戸線を運行している緩行列車TOHOKU EMOTIONは
この1番線での発着となります。
1番線の駅名標は八戸線仕様のウミネコのものの他に
JR東日本仕様の形のものも置かれています。
ホーム北側の久慈方の光景。
新幹線開業前は駅舎は東口側のみでしたので
一番東側にあるこのホームが1番線ホームとなっています。
切り返して南側方向を見た1番線の様子です。
単式の1番線は他の島式ホームよりも有効長が短いのが分かります。
このホームを使うJR八戸線は他のJR在来線とは接続をしておらず、
並行在来線の青い森鉄道を使わないと連絡できません。
ですので当駅から野辺地駅と青森駅で下車する場合のみ18きっぷの使用が認められています。
ホーム南側の跨線橋下には改札階とを連絡する
エレベーターの出入口が。
跨線橋の連絡通路へと階段を上がって戻ります。
連絡通路を改札方向に。
改札前ロビー付近まで戻ると2、3番線へと下るエスカレーターがあります。
こちはらエスカレーターからは南側の2、3番線への階段。
2、3番線ホームの駅名標です。
島式ホームの東側の2番線はJR八戸線の本線ホームなので
北側が青い森鉄道と八戸線に分岐した駅名標であるのに対し、
3番線は青い森鉄道の上り目時方面のホームなので
水色の青い森鉄道のみの表記となります。
2、3番線ホームの様子です。 旧東北本線であっただけに北側のホームは長く延びているものの、
上屋の屋根が切れるあたりでホームには柵が置かれてカットされています。
西側の3番線の外側には、隣のホームの4番線との間に中線の線路がありますが
旅客ホームの無い貨物用の中本線で貨物列車が通過使用をします。
中ほどの跨線橋の下には改札階とのエレベーターの乗降口が。
南側の階段の先にもホームと上屋の屋根が続いていますが
階段からすぐのところで柵が設置されていて南側の目時方のホーム端はここまでとなります。
切り返してホーム中ほどの跨線橋下付近の様子。
風雪もしのげる場所の為かベンチやゴミ箱が設置されています。
ホームから階段を上がって再び改札階の連絡通路へ。
改札前ロビーへと戻り、改札の西側にある4、5番線ホームへのエスカレーター。
こちらもエスカレーターの南側にホームへの階段があります。
階段脇には青い森鉄道の運輸管理所八戸派出が。
4、5番線ホームの様子です。こちらのホームは両方ともに
青い森鉄道の下り青森方面行きホームとなります。
ホーム上に置かれた待合室。このホームは旧東北本線の特急の発着ホームだったそうで
その名残りでエアコンつきの待合室が設置されているのだそうです。
北側の青森方のホーム端。
こちらのホームも柵でホームがカットされています。
切り返して南方向へとホームを戻ります。
うみねこロード下の跨線橋の下を抜けてホーム南側へ。
南側の目時方のホーム端です。やはり柵でホームがカットされ
短く使用されています。西側に見えるドーム状の新幹線ホーム駅舎。
切り返して跨線下の光景です。
階段を上がって改札階連絡通路へ。
4、5番線ホームへの階段の西側奥は使われていないデッドスペースのようで
物置代わりに八幡駒の置物が置かれていました。
実はここには2010年(平成22年)12月までは新幹線と在来線の乗り換え改札口がありました。
しかし東北本線の当駅━青森駅間の青い森鉄道への移管によって
八戸駅在来線が他社施設となった事から閉鎖された跡となります。
改札外に出て東西自由通路のうみねこロードへと戻り、
今度は西側の新幹線改札口へと戻ります。
八戸駅の新幹線改札口の自動改札機です。
2002年(平成14年)12月新幹線開業で置かれたものですが
これは青森県初の自動改札機導入なのだそうです。
構内側から見た改札付近。
改札前コンコースの様子です。
右手にはKIOSKと弁当屋が並んでおり飲食物の購入が可能です。
左手には改札内待合室が。
待合室の中の様子です。
その待合室の隣にはベビー休憩室が。ここでオムツ交換や授乳が可能となっています。
待合室とベビー休憩室が作られたのはは2010年(平成22年)12月で、
東北本線の青い森鉄道移管によって不要となった新幹線在来線乗り換え改札を
塞ぐ必要性が出来た事から新設されたものです。
そして改札から正面奥に見えるのがサウスブリッジと呼ばれる待合室です。
外にも中にも青森県の各自治体特産の木材を用いたベンチが置かれています。
ベンチには八戸の名産の絵が描かれています。
待合室の中の様子。かなり広めで新幹線ホームを見下ろす
展望室の様な作りとなっていて眺めも抜群です。
こちらが島式の11、12番線ホームの様子です。
東北新幹線の上り東京方面行きホームとなります。
南側の東京方の光景。
ホームを覆っているのはスノーシェッドで雪国ならではです。
切り返してホーム中央部へと戻ります。
駅中央側の12番線にのみホーム柵があるのは通過列車からの安全の為です。
跨線橋の下のホーム中央部付近。
改札階と連絡するエレベーターの出入口があるのは構造的に在来線ホームと同じです。
北側のエスカレーター前には待合室が。
ホームの待合室の中の様子です。
待合室の先には自販機やベンチがあり、その先には喫煙場が置かれています。
喫煙所の中の様子。
函館北斗方のホーム北側の様子です。
八戸駅に止まる新幹線はほとんどが内側の12、13番線に停車をしており
外側の11、14番線には一日1本づつのみなのだそうです。
エスカレーターを上がって改札階へ。
反対側の13、14番線へと階段で下ります。
こちらが西側にある島式ホームの13、14番線です。
下り線新函館北斗方面行きのホームとなります。
南側の東京方のホームの光景です。
盛岡以北で列車追い抜きの施設がある中間駅はこの八戸駅だけなのだそうです。
切り返して南から見たホーム。
跨線橋の下付近は階段裏が業務用のスペースとなっていて
若干ホームの通れる幅が狭くなっています。
こちらのホームにもホーム待合室があり中の様子です。
ベンチ、自販機、喫煙所が並ぶホーム中ほど。
北側の新函館北斗方のホーム端の光景です。
再び切り返して北側から見たホーム。
八戸駅についてまとめてみたところ、駅の紹介だけでほぼでんこ一人分の字数となってしまいました。
ですので車両についての紹介をその2として記事を分割する事とします。
続きはその2にて。
【写真撮影:2021年7月】
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