吾妻線00
さて。JR吾妻線です。


群馬県の上越線の渋川駅から
嬬恋村の大前駅までを走る路線ですが、
渋川駅発着の列車は無く、実際には高崎駅を起点として運行されています。



路線としては渋川以西が吾妻線ですので、
紹介も渋川駅から始めたいと思います。


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こちらがその起点の渋川駅
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駅前のロータリー。
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駅のホームの北には跨線橋が掛かっています。
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こちらが吾妻線の停車するホームです。
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それでは吾妻線の列車が来たので乗って進みましょうか。



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金島駅
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駅の待合室です。
相対式のホームを跨線橋で繋いでいる無人駅です。


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祖母島駅
片側単式ホームで、上下線共に同じホームに停車します。
駅周辺はびっくりするくらい何もありません。


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小野上駅
無人駅となっている駅ですが
この駅にはご覧の通りホッパー車が留置されています。
なんでもこの駅で砕石の採取を行っており、JRの施設で使用しているそうです。


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小野上温泉駅
直線の単線線路に作られた片側単式ホームの駅です。
なんでも1992年に作られた比較的新駅だそうで。
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こちらが駅舎。
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どうやら売店と併せて委託されている駅の様で、
午前10時から午後3時までの間だけ係員が居るみたいです。
時間外はこの駅舎は閉まってしまい、横から直接ホームに入るそうで。
吾妻線14
こちらが駅名の由来となった渋川市営(旧小野上村村営)の
「小野上温泉センター」です。
駅の目の前でホームからも見える場所にあります。
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こちらの駐車場には無料の足湯があります。
駅メモをやる方は是非フットバスに入るべきでは(笑)
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では列車が来たので先へ進みます。



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市城駅
ご覧の通りの単線単式ホームと簡単な駅舎のみの無人駅です。
以前までは貨物コンテナの駅舎が置いてあったそうで。
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こちらが駅舎。
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駅前は併走する国道353号が見えるのみで。



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中之条駅
この駅は3面のホームがある駅となっています。
こちらが島式の2面があるホーム。
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こちらが駅舎のある北側の1面の単式ホームです。
この駅を通る特急「草津」の全列車が停車し、
また吾妻線の途中の無人駅を管理する中核の駅です。
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こちらが駅舎。
駅前はこんな感じですが、200mほど北に併走する国道沿いには
結構中小の焦点の立ち並ぶ地方商店街となっています。
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駅舎内改札前。



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群馬原町駅
単線単式のホームの駅でした。


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郷原駅
対面式ホームの無人駅です。
真田幸村が幼少を過ごしたと言われる岩櫃城跡が近い為か
南側の下り線ホームは駅舎もお城チックになっています。
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こちらは北側の上り線ホーム。


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矢倉駅
単式単線ホームの無人駅です。
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駅の施設はホームのほかは、ご覧の待合室と後ろのトイレのみです。
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まあ言うなればこちらが西口。
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多分の西口の先から見た街の方と、
見上げた矢倉駅です。
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多分こちらが東口ですかね。



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岩島駅
対面式ホームの無人駅です。
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こちらが反対側の上りホーム。
跨線橋で繋がっています。


この岩島駅から長野原草津口駅までの区間は八ッ場ダム建設による水没の為、
旧区間から新線区間へと路線の移行が行われました

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岩島駅からおよそ1kmほどのこのあたりで
新しく付け替えられた新線区間へと入ります。
吾妻川に新設されたPRC斜版橋を渡るとその先は
新設された八ッ場トンネルです。
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八ッ場トンネル内では当然車窓からは何も見えず。



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川原湯温泉駅
新しく移転した新駅です。
今回は駅の外には出ませんでしたが、
そのうち駅周辺も巡りたいと思います。
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長野原草津口駅です。
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その名の通り特急「草津」の停車駅であり、草津温泉の最寄り駅となっています。
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ホームから見た駅前の光景。
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八ッ場ダムの本体工事に伴う吾妻線の新線切り替えによって、
ホーム位置自体は変わらない長野原草津口駅も
駅舎を西側に改築新設したそうです。
その為が、ホーム西側から改札へと向かう通路が結構長めで。
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こちらが通路の先の改札。
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駅舎の外観と駅前ロータリーです。
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ご覧の通り、駅前を通る国道145号線は八ッ場ダムの工事によって
通行止めとなっていました。



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群馬大津駅
無人駅ですが、近隣には学校や警察署、そして長野原町役場などがあります。


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羽根尾駅
元々は貨物駅だったそうで、その名残で留置線が2本残っています。
最大時は留置線は4本あったそうです。


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袋倉駅
単式単線ホームの無人駅です。



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そして列車は進み吾妻川沿いの嬬恋の街が見えてきます。
3月だというのにここにはまだ雪が残っています。



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万座・鹿沢口駅です。

万座温泉と鹿沢温泉の最寄り駅です。
駅名に「・(中黒)」が入っているのはJRではここだけだそうです。
なんでも駅の開設時に万座温泉と鹿沢温泉で
命名に関しての綱引きがあり両者が譲らなかった結果だそうで。
同様の例として、横浜のみなとみらい線の
元町・中華街駅(元町商店街と中華街が対立)があります。

見ると分かりますが単線単式でホームが1線のみの駅です。
特急などが停まる駅なのでもっとあるのかと思っていましたが
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ホームの真ん中の屋根の下にあるのは
待合室かと思いきや、実は階段の入口を囲ったものでした。
恐らく雪が吹き込むのを防ぐスノーシェードなのでしょう。
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ホームからの階段を降りて。
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踊り場からさらに階段を降り、改札から待合室へ。
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ご覧の様に跨道橋の上にある橋上駅となっています。
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駅の反対側は広場になっています。



さて。万座・鹿沢口駅は終点の一つ手前の駅であり、
ここから先は終点の駅が一つだけです。
万座・鹿沢口駅の終点方向への時刻表がこちら。
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ご覧の通り、終点へは一日5本しか列車がありません。
朝の7時台の列車は高崎駅6時14分発と、
長野原草津口駅を7時前に出る列車の二本のみ。
東京方面から吾妻線の終点へと列車で行くには
実質的に高崎駅11時43分発の昼の列車に乗るしかありません

つまり終点まで実際に乗るには半日を吾妻線に費やさねばならないという事です。
万座・鹿沢口駅には一日14本の列車が着きますので
単純にゲームの為だけならば、レーダーで届く範囲まで来て
さっさと取って引き返した方が効率は良い
でしょう。




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という訳で吾妻線の終点の大前駅です。
駅の施設はご覧の、ホームと待合室、トイレで全てです。

停車している列車は吾妻線では通常の3両編成です。
発車ベルの位置から分かると思いますが、
この大前駅は4両分の長さしかホームがありません
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そしてご覧の通りホームの西端、
万座・鹿沢口駅側とは反対側に線路がおよそ100mほど伸びています。

この伸びた線路によって、
4両分しか無い大前駅に7両の列車が停車する事が可能となります。
これは1面しかホームが無い万座・鹿沢口駅では
列車が交換(すれ違い)できない為、
ずっと単線である万座・鹿沢口駅━大前駅間を留置線として使用することで
一旦列車を退避させることができる様にする為の様です。
吾妻線の特急は7両編成のものもありますので、
この余分な線路の存在によって
大前駅に特急が回送留置が可能になるということらしいです。
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こちらが大前駅の全景。
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駅のホーム東端すぐには踏切があります。
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こちらが踏切から見た駅。
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そしてこれが大前駅前にただ一つあるとされる施設の電話ボックスです。
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まあ実際にはこの電話ボックスの向かいに
ごらんの「つまごい館」という旅館が駅前にありました。
その前には自販機も2台ありましたので、飲み物くらいは購入可能です。
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まあその先はご覧の通り吾妻川が、見ての通りなんですけど。

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大前駅にはご覧の駅周辺施設の案内図もありました。
なるほど。コンビニまですぐ近くにあるんですね。
川渡った向こう側ならちょっと買い物できるのかな?
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な、なるほど。コンビニまで徒歩38分ですか。
結構近くにあるんですね(棒読み)

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こちらが大前駅の待合室。
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待合室の中はこんな感じ。
右手のゴミ箱の先を見ると。
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ご覧の駅ノートが置いてありました。
こういうのって最近は少なくなってきましたよね。




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こちらがau 4G LTEの渋川駅━岩島駅間の電波サービス状況。
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そしてこちらが岩島駅━大前駅間の同じく電波サービスエリア状況です。
ご覧の通り、岩島駅━川原湯温泉駅間の「八ッ場ダム工事区域」あたりは
電波が届いていない様子ですが、基本的に駅は全てGPSが届く状態です。
基本的に吾妻線で駅の位置情報取得に困る事はほぼ無いでしょう。



基本的に渋川駅から万座・鹿沢口駅までの所要時間は1時間15分前後です。
万座・鹿沢口駅━大前駅間は4分程度ですが、
この区間は極端に本数が少なくなります。

盲腸線ですので万座・鹿沢口駅まで行って大前駅をレーダーで取る前提ですと
往復で恐らく3時間半程度で渋川駅まで帰ってこれるでしょう。
大前駅まで行って帰ってくることに拘れば、
一日の3/4は覚悟をしないとなりません

万座・鹿沢口駅からJRバスで軽井沢駅まで行く事もできなくは無いのですが、
運賃や時間を考慮してメリットがあると思う場合でないと使い辛いと思います。



本数が少ないのが最大のネックの路線で
電波状況は全く良好な路線ですので、
計画的な攻略をお勧めします。



では。