いすみ鉄道d27
大多喜町内を進むいすみ鉄道の続きです。


その1(大原駅━上総中川駅)はこちら
その2(上総中川駅━久我原駅)はこちら



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こちらは国道465号線の大多喜町黒原付近の光景です。
久我原駅から南に1.2kmほどの距離のこちらが次の駅への入口付近となります。
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国道から南に分岐している駅への道。
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駅入口の道の角にはバス停があり、
その脇には不動の滝への案内の看板が立っています。
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駅への道を通り過ぎて西へと進むと80mほどで簡易郵便局があります。 いすみ鉄道c37
総元簡易郵便局の建物。
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郵便局の隣にはJAの支店があります。
隣接するJAの倉庫は郵便局と同じく青い壁で、
どうやらこの地区の公共の建物は青い壁で作られている様子です。
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切り返して東に戻って駅方向へ。
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国道から60mほどで道の正面に駅舎が建っています。
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こちらが総元駅の駅舎の外観です。
1933年(昭和8年)に国鉄木原線の延伸によって設置された駅となります。 いすみ鉄道c42
現在の駅舎は1992年(平成4年)に建て替えられたもので
地区の公民館との合築の駅舎となっています。
いすみ鉄道c43
駅前の広場の様子です。
舗装されていて車が展開できる程度の広さはあります。
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西側の広場端からは駅舎脇と通り抜けてホームへと入れます。
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反対の東側の広場には駐輪場が設けられていています。
境界が示されていませんが、近隣の家の出入口が接している事から
広場の一部は公道扱いなのだと思われます。
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駅駐輪場。倉庫が併設されており、手動ポンプ車が納められていました。
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駅舎の入口から中へと入ります。
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建物の中は両側にベンチが置かれた待合室となっており、
天井は屋根まで吹き抜けています。
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ホーム側から見た駅舎内の様子。
地元の方が設置したであろう日本人形が飾られています。
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ホーム側の駅舎の出入口。
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こちらがホームの様子となります。単式ホーム1面1線の
棒線無人駅となっています。
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東側の大原方のホーム端付近。
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切り返して西の上総中野方へと向かった光景です。
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この総元駅の上総中野方はご覧の通り春には桜並木と菜の花畑が折り重なる
美しい景色で人気のスポットとなっています。
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再び切り返して駅舎方向へ。
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ホームの南側には線路が一線のみですが、かつては南側に機回し線がありました。
現在は撤去されて菜の花が植えられています。

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駅前広場に戻って広場の東から踏切へと抜けて進みます。
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駅の東側にある曽根町踏切を渡って南側へ。
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南から見た総元駅の全景です。
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踏切から70mほどで溜池のある三差路を進みます。
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さらに120mほど進むと西畑川に架かる不動橋という橋があります。
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この橋から西側の西畑川には黒原不動滝という三段の滝があります。


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総元駅から直線で2.5kmほどの西に位置する
こちらは国道465号線の大多喜町松尾付近の光景です。
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西小学校前交差点の信号の目の前が
いすみ鉄道の次の駅となります。
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駅の斜向かいの交差点北東角にある大多喜町立西小学校。
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一旦駅の前を通り過ぎて下り坂の上総中野方への国道を西へと進みます。
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国道の北側には蛇行する西畑川が流れていますが
ご覧の通り国道と河畔はかなりの高低差があります。
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切り返して東へと戻り駅前の交差点へ。
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こちらは小学校の脇を抜ける交差点北側の道です。
農免道路の標識のある道は大多喜町の西部へと通じています。
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道を南に戻って駅前の交差点へ。
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交差点の南方向への光景です。
右手に駅があり、すぐ目の前にはいすみ鉄道の狐原踏切があります。
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ご覧の通り踏切から東を見ると駅は目の前です。
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踏切を渡った南側の光景。
周辺には水田が広がっています。
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切り返して踏切方向の北へ。
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南側から見た駅の光景です。
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踏切を再び渡って北側へ。踏切と国道とに挟まれた東側が
駅の敷地への入口となっています。
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西畑駅の駅の外観です。
1937年(昭和12年)に国鉄木原線の駅として追加されました。
駅舎は無くホーム上に待合室の建屋があるのみと駅となっています。
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駅前には勾配のついた舗装された広場があります。
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広場奥にはご覧の下る階段が。
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階段は国道側へと連絡しており、国道の歩道脇には
ご覧の駅駐輪場とトイレが設置されています。
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広場へと戻ってホームの入口へ。
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こちらが西畑駅のホームの様子です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅です。
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西端の上総中野方のホームの光景です。
国道沿いにホームのある駅ながら土盛りに枕木転用の木製縁石のホームは
なかなかのローカル感をかもし出しています。
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切り返して東へと見たホーム。
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駅の待合室は丸窓の和風木造の造りで木製ベンチが設置されています。
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ホーム東端の大原方。目の前に踏切があります。
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再び切り返してホーム中央部方向へ。
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駅には目の前の小学校の児童が作成した看板が幾つも設置されています。
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ホームから見た目の前に広がる水田の光景。


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こちらは国道465号線の大多喜町中野付近の様子です。
国道から南へ向かって県道177号勝浦上野大多喜線が分岐しています。 いすみ鉄道c91
県道177号勝浦上野大多喜線はいすみ鉄道の踏切を越えて
勝浦のJR外房線上総興津駅まで通じています。
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国道に戻って三差路を西へと進むとすぐに右手に西畑郵便局があります。 いすみ鉄道c93
郵便局からさらに国道を西に進むと今度は左手に西畑駐在所があって
目の前に東に分岐する三差路があります。
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東への道は市道で「大多喜城6.5km」の標識が示すとおり
大多喜町の中心地へと向かっている道路です。
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駐在所からさらに西へと進むと駅を示す標識があり
ご覧の三差路が分岐する横断歩道のある交差点となります。
こちらが駅への入口となります。
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付近の様子を示した地図。
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駅前を通り過ぎて国道を引き続き西へと進むと
沿道に商店が散在しています。
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さらに進むと右手北側に神社が。
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社号を見ると中野山水神社と書かれています。
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その神社の先にご覧の三差路がありますが、
この交差点で国道465号線は南へと直角に進路を変えています。
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三差路を直進する道路は県道32号大多喜君津線となって
JR久留里線の久留里駅方面へ。
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切り返して西側から見た国道の三差路です。
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南へと向かった国道465号線は小湊鐵道の踏切を越えて
JR久留里線の上総亀山駅方面へと向かっています。

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国道を東へと戻って駅の入口付近へ。
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60mほど進むと奥は舗装された広場となっており
道の正面に駅舎が置かれています。
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広場の入口付近。両側は地元の建設会社の敷地となっていますが
縁石などでは区切られておらず、舗装の境目で判別できる状態です。
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切り返して駅舎側かた国道に向かって見た駅前の道路。
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三差路正面のそば屋の前にはご覧の案内看板がありました。
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こちらが上総中野駅の駅舎の外観です。
1928年(昭和3年)に小湊鐵道の終着駅として開業した駅で、
国鉄木原線が1934年(昭和9年)に当駅まで延伸したことで二つの路線が連絡する駅となりました。
現在の駅舎は1989年(平成元年)に改築されたものです。
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広場の西側の様子。カラーコーンの駅舎側が駅の敷地の様です。
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線路沿いの西側の奥には木造の駅駐輪場が。
ベンチが置かれて半ば待合所と化しています。
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反対の広場東側。こちらは区画がされていないので
砂利のスペースに駐車ができる様子でした。
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駅舎東に隣接する竹の切り株形の建物は町の公衆トイレです。
駅にはトイレが設置されていないのでこちらを使用することとなります。 いすみ鉄道d16
駅舎の中の様子です。無人駅なので木造ベンチの置かれた待合室なっています。
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ホーム側の駅舎出入口はご覧の通り軒下に腰壁があります。
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出入口腰壁の柱にはご覧のホーム案内の表記が。
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駅舎のある北側の小湊鐵道ホームです。
単式ホーム1面1線であり、終着駅なので折り返し運転となっています。
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小湊鐵道の五井方となるホーム西端の光景。
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切り返して大原方へと見たホームの様子です。
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ホームを連絡する駅東端の構内踏切。構造的に列車が通過する事はまずありません。
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こちらが上総中野駅の南側にあるいすみ鉄道ホームです。
単式ホーム1面1線となっており、こちらも折り返し運転となります。
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ご覧の通り元は島式ホームであった形状で、北側にも線路が敷かれていたスペースがあります。
西側のホームの先には車止めが設けられていますが、
さらに南側に一本側線があってこの側線のみ小湊鐵道の線路とつながっています。
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ホームには屋根の上屋があるのみでベンチが置かれていますが
基本的に乗客は駅舎で列車を待つ構造となっています。



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以上でいすみ鉄道の全駅となります。
かつて「何も無いがあります」とキャッチフレーズがつけられた路線ですが
一駅づつ丹念にまわってみるとそれなりに見所はありました。


では。

【写真撮影:2022年4月ほか】