米坂線00
次は米坂線です。

山形県の米沢市の米沢駅と、新潟県村上市の坂町駅を繋ぐ
全線で90.7kmという単線非電化の路線です。


JRの路線名で、特に地名から一文字づつ取った線名の場合
通常は音読みで読むことが通例となっているのですが、
この米坂線の場合は「まいはんせん」ではなく
「よねさかせん」と訓読みになっています。
JRでは他には「大糸線(おおいとせん)」があるくらいで
数少ない例外となっています。



米坂線01
坂町駅
米坂線の「坂」の駅で、新潟県側の米坂線の起点です。

本来は坂町駅は羽越本線の駅で、羽越本線は電化されていますが
米坂線は全線が単線で非電化の路線ですので気動車にて運行がされています。




米坂線02
越後大島駅



米坂線03
越後下関駅



米坂線04
越後片貝駅
駅舎は公民館との合築となっています。



米坂線05
米坂線と併走する荒川と国道113号線。


米坂線06
越後金丸駅
新潟県のJRの駅としては最東端にある駅だそうです。



米坂線07
引き続き荒川と国道113号線と併走する米坂線。
新潟県と山形県の県境を抜けていきます。


米坂線08
小国駅
この駅から米坂線は山形県内に入る事となります。
駅長配置の直営駅で、
米坂線の新潟支社管内はこの駅から運行指令がされています。
米坂線09
そしてこちらは小国駅に遺構として残っている転車台です。
米坂線で新潟方面から乗車してくると小国駅到着直前に見ることができます。
小国駅ホームからでは距離があるので、列車の車窓からがベストポジションかと。
長らく使われておらず、今後も使用の予定は無いとか…



米坂線10
羽前松岡駅
ご覧の通りコンクリートブロック造りの待合のみのの無人駅です。



米坂線11
伊佐領駅



米坂線12
羽前沼沢駅



米坂線13
手ノ子駅



米坂線14
羽前椿駅
米沢駅からこの駅までで折り返す列車が一日3本設定されています。



米坂線15
萩生駅
山形県内の駅ですが、この駅から西がJR新潟支社管内となり
この駅を出ると仙台支社の管内となります。



米坂線16
今泉駅
米坂線17
旧国鉄長井線であった山形鉄道フラワー長井線も乗り入れており、
1、2番線はフラワー長井線のホームとなっています。
米坂線の途中駅では唯一の他線乗り換え駅です。



米坂線18
犬川駅



米坂線19
羽前小松駅



米坂線20
中郡駅



米坂線21
成島駅
この駅から米沢市に入りますが、完全な棒線無人駅です。



米坂線22
西米沢駅



米坂線23
南米沢駅



米坂線24
そして終点の米沢駅
見ての通り米坂線の「米」の字の駅であり、
終点というか、米坂線ではこの駅が起点駅となります。
米坂線25
こちらが米坂線の米沢駅側の起点。

この駅は山形新幹線の開業によって新幹線停車駅となりましたが、
奥羽本線は線路をを新幹線規格である1435mmの標準軌とした為、
日本の普通列車のスタンダードである1067mmの狭軌である米坂線は
奥羽本線との相互乗り入れは不可能となりました。
ですので山形方面からの列車乗り入れができない為、
米坂線の列車は全て新潟の新津運輸区所属の気動車で運行されています。




米坂線26
こちらはau 4G LTEでの電波エリアマップです。
新潟側の坂町駅から越後片貝駅までは
米坂線の路線は全線が電波エリア圏内であることが分かります。
米坂線27
そしてこちらが越後片貝駅から越後金丸駅、そして小国駅という
新潟・山形県境付近の米坂線の電波エリアマップです。
さすがに県境の山間ですので駅間では電波圏外の場所がありますが、
どの駅も駅周辺では電波エリアがカバーされていますので
駅停車中であれば問題なくGPS位置情報は取れるでしょう。
米坂線28
小国駅から羽前松岡駅、伊佐領駅、羽前沼沢駅の区間も
駅間で電波の無い区域がありますが
基本的に駅周辺の電波状況は良好ですので位置情報取得に問題はありません。
米坂線29
阻止羽前沼沢駅から米沢駅までの区間は
米坂線は全線がauの電波サービスエリア圏内ですので
GPS位置情報取得に問題が起きることはありません


結論から言うと、少なくともauでは
米坂線は全線がGPSで普通にアクセスできますので
レーダーなどが必要となる状況は無い
でしょう。
路線アクセスに関しての難易度は高くありませんのでその点はご安心下さい。



米坂線で米沢駅━坂町駅を全線乗車すると
所要時間はおよそ2時間15分前後となります。
ただ問題は米坂線の運行本数で、
米沢駅発の下り列車も、坂町駅発の上り列車も
米坂線全線を通して走る列車はそれぞれ一日5本のみです。

坂町発が7時、9時、13時、17時、18時の5本、
米沢発が5時、10時、12時、16時、18時の5本で
これを逃すと米坂線は途中駅での乗り換えがほぼありませんから
脱出が不可能となってしまいます。

また新潟方面では、坂町駅へとたどり着くには
新発田方面からの羽越本線で2時間程度の間隔でしか列車がありませんし、
山形方面では米沢駅~福島駅間の普通列車は1日6本という本数なので
山形新幹線を使わないとこれまた2時間程度の待ち時間が発生します。


これが現在の地方ローカル線の現状とはいえ、
米坂線を制覇するには結構な一日仕事に近くなることがお分かり頂けると思います。
私は新潟から始発で米沢へと抜けて、
近隣の山形鉄道や左沢線を乗るスケジュールを立てましたが
どちらにしても時刻表とにらめっこは必要となるでしょう。


では。