山万ユーカリが丘線06
お次は山万ユーカリが丘線です。

この路線は不動産業者である山万というデベロッパーが
1971年に着手し、1979年より分譲を開始した
千葉県佐倉市のユーカリが丘地区に敷設した新交通システムの路線です。


多くのデベロッパーが開発分譲をしたらそのまま撤退する手法なのに対して、
山万は「開発成長型」の手法を取って
都市計画と管理までを担った開発を進めています。
その都市計画の一旦として敷設されたのがこのユーカリが丘線であり、
1982年に開業したこの路線は、
今でも鉄道会社以外の民間企業がが敷設運営する唯一の路線です。


鉄道事業者ではなかった企業が作った路線なだけに、
その駅名他のネーミングセンスなどが所々エキセントリックであり
一部の人間には強烈に愛されている路線でもあります。



山万ユーカリが丘線05
こちらは京成電鉄ユーカリが丘駅の北口。
山万ユーカリが丘線07
京成の改札を出て、改札を背に右手に行くと北口ですが
北口からは出ずに右に曲がるとご覧の通路が伸びています。
こちらがユーカリが丘線への連絡通路となっています。

山万ユーカリが丘線08
京成のユーカリが丘駅北口を出て、
駅前デッキ上から右を見るとあるのがご覧の建物。
ユーカリが丘線のユーカリが丘駅となります。
駅メモでは京成とユーカリが丘線のユーカリが丘駅は同一駅として扱われています。

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地上から見たユーカリが丘駅。
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駅舎前の階段にはユーカリが丘線乗り場の案内が掲示されています。
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階段を上りきるとご覧の場所に。
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エレベーター脇の幅1mほどの隙間に案内表示があって
誘導をしています…
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言われるがままに隙間を進むと。
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ご覧の場所に出ます。
こちらは京成の改札からの連絡通路の途中です。
なんか、乗る前から独特の味を出している路線ですね…

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通路を進むとご覧の通りに改札口が現れます。
ユーカリが丘線の改札です。
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全線均一運賃ですので、改札機のボタンは200円一択。
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こちらがユーカリが丘駅のホームとなります。
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ホームから見た京成の北口と駅前広場。
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車両が入線してきました。
ユーカリが丘線は新交通システムの路線で、
日本車輌の開発の「Vehicle of New Age」、
通称「ボナ」(VONA)と呼ばれる車両を使っています。
路盤の中央に案内軌条があって、
下部からの給電で走行をしています。
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車内はご覧の通り小さいので結構狭い感じ。



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京成ユーカリが丘駅の駅前を北に伸びる道路の
左側に沿ってユーカリが丘線の路線が走ります。
通りには一応「中央通り」という名前がついています。
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600mほど進んだ、駅前の次の信号の交差点。

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こちらが最初の駅となる地区センター駅です。
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駅舎二階に上がると飲食店街となっていますが、
駅の入口はまだ上なので更に階段を上ります。
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三階に改札が設けられていますが、
ホームに上がるには改札を入って更に上へと上がります。
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こちらがホーム。駅舎の四階にあります。
非常に眺めはいいホームではありますが、
この四階まで上がる手段は階段のみ。
バリアフリーという言葉ができる前に開業した駅にはその概念は無く
男らしく万民に平等な構造になっています…



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中央通りを更に北上。
路線も左側を引き続き沿って走ります。
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コンビニの駐車場の上を男らしく通過。
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路線が二股に分かれる分岐点が現れました。

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公園駅です。
地区センター駅からは500mの距離にあります。
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駅舎内の改札と、その奥のホームへ昇る階段。
この駅はユーカリが丘線の鉄道事業部がある駅ですので
ホームへのエレベーターが設置されていました。
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こちらがホームとなります。
この駅は6の字環状線のちょうど交差部分にある駅ですので、
同じ列車が二度この駅を通過します。
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こちらが環状線へと向かう路線。
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こちらが環状線から戻ってくる路線です。
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駅の西には駅名の由来となっている公園があり
ホームからも一望ができます。



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ユーカリが丘駅から北上してきた中央通りを引き続き北上。
路線も道に沿って北上していますが、はっきり言って田んぼしかありません。
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公園駅からおよそ750m北上すると
右手に小学校が見えてきます。
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小学校から100mほど北に進むと何やら駅が。

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その駅名から一部の熱狂的な支持を受けている駅
女子大駅です。

女子大駅のGMとかヤバイんよ。
何かイケナイものを感じるんよ(ルナの形相で)。


…しかしながらこの駅には女子大はありません
1982年に開業したこのユーカリが丘線、
この女子大駅の所在地前に和洋女子大の誘致を計画していて
実際に用地も確保していましたが誘致は頓挫しました。
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駅前の市の街区表示にもその名残で
「和洋女子大用地」と書いてありますし。
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駅の北西すぐにあるその用地には現在は
誘致予定だった和洋女子大のセミナーハウスが建てられています。
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駅の改札からホームまで。
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駅のホームです。
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ホーム南端から。
写真右に見えるのはユーカリが丘駅前のタワーマンション群です。
この駅近辺がどれだけ田んぼと畑と更地なのかが分かると思います。
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駅舎には、入口に並んで
イートインスペースのあるベーカリーと
コインランドリーが並んで入っています。
駅近辺ではほかに店は見当たりません。


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女子大駅を出るとすぐ北には
ユーカリが丘線の車両基地があります。
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三台ある列車のうち、2号と3号は車両基地にいました。

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中央通りに沿って伸びる路線。
あたりは田んぼばかりで。
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女子大駅から600mほど北上すると
右手にコンビニが見えてきます。
この地点で路線は左にカーブを描いていますので
コンビニ前の交差点を左折します。
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曲がってすぐに跨線橋があり駅のホームが垣間見えます。
スーパーの前を通過すると。
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右に回りこんでスーパーの裏手に駅が見えました。
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駅前の通り、というか単なる住宅地の道ですが。
すでに写っているにもかかわらず、
駅がどこにあるのか良く分かりません。

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中学校駅です。
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ホームと路線は周囲より若干低い位置に作られています。
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ちなみに駅舎の目の前の住宅地の道をまっすぐ行くと。
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すぐに突き当たり、駅名の由来となっている中学校があります。



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中学校駅前の道を南下。
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ご覧の通り路線は住宅地の真っ只中の溝を進みます。
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路線を辿って進むと、徐々に住宅が途切れて空き地が目立ち始めます。
どうやらデベロッパーは都市開発計画で毎年の入居件数を制限して
ニュータウンの人口ピラミッドを調整する計画みたいですが、
私には単なる売れ残った造成地にも見えました。。。
モルタルも何十年の経年でクラック(ヒビ)が入ってましたし。
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そんな造成地の中、トンネルに入る路線。
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ちょうどトンネルの中間点あたりの地上。
このT字路の真下あたりをトンネルが通っています。
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トンネルを出て、再び住宅地の中を進む路線。
山万ユーカリが丘線63
路線の東側に並ぶマンションの前の道路。
どう見ても住宅地の道ですが、すでにここは駅前通りです。

山万ユーカリが丘線64
こちらが井野駅です。
私は単なるマンションの合間だと思い込み、
実際に上の写真の光景を見ているにもかかわらず
10秒ほどは駅があることに気がつきませんでしたよ。
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駅舎横の跨線橋から見たホーム。
山万ユーカリが丘線66
改札を抜けるとホームに降りる階段がありました。
山万ユーカリが丘線67
ホームの光景。



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井野駅の東の道を路線が沿って南下しているので進むと
すぐに左手にカーブを描いてご覧の光景になります。
溝の中を走っていた路線は徐々に勾配を昇って高架線となっていきます。
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高架が高くなって行き、下を通れるように。
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公園の敷地の縁を進む路線。
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再び路線の二股の分起点へとたどり着き、公園駅が見えてきます。
ここから先は地区センター駅と通ってユーカリが丘駅へと列車は戻ります。




山万ユーカリが丘線72
こちらがau 4G LTEにおける電波サービスエリアです。
全線区域がサービスエリア区域内ですので
どの場所からもGPS位置情報が良好に取れるでしょう。


ユーカリが丘線は全長が4.1kmという路線で
列車の所要時間は全線で15分です。
私は一回、全線を歩いて回りましたがそれくらいの営業距離の路線ですので
実際に乗って制覇する事はさほど難しくは無いでしょう。
むしろ佐倉まで来る事自体の方が大変かもしれません。

そしてこのユーカリが丘線、
京成本線からレーダーを飛ばせばほとんどの駅が取得可能で、
ユーカリが丘駅から射程が6から7あれば十分に全線届きます。
また北を走る北総公団線からも環状線部分の駅あたりには届きますので
レーダーで済ましてしまうプレイヤーも少なくは無いでしょう。

ただこの路線は「女子大駅」や「中学校駅」があるので
その為だけに乗車する人も少なからずいますから、
他の路線よりはそのネーミングセンスで救われている気がします



開業から30年経った路線は、
そろそろインフラの耐用年数が迫っていることでしょう。
実際に駅の施設も開業当時のままですし、
列車の板金も徐々に劣化が進んでいます。
遠くない将来的にバスに取って変わられてもおかしくないだけに
意外と路線の先行きは分からないかもしれません。



では。