釜石線00
さて次はJR釜石線です。


釜石線で普通列車で見かけるのは
冒頭の写真のキハ100形となります。
東北の非電化のローカル線では頻繁に目にする形の車両ですね。




釜石線09
こちらは花巻駅
東北本線と釜石線が繋がる乗り換え駅で
新幹線の開業で比重は下がったもののこの地区のターミナル駅です。
そして釜石線に関してはこの駅が起点となっています。
釜石線10
入口には「東北の駅百選」の表示が。
釜石線11
釜石線は1番線ホームの発着ですので
改札口の目の前の片側ホームとなります。
釜石線13
この釜石線には「銀河ドリームライン釜石線」という愛称がつけられており、
SL銀河の運行がされています。
※銀河鉄道の写真のみ釜石駅にて。
釜石線12
その為、各駅に銀河鉄道をイメージした様々な装飾がされています。
宮沢賢治が作品でエスペラントの単語をしばしば使った事を由来に
各駅にはエスペラントの愛称がつけられており、
釜石駅は「Cielarko(チェールアルコ:虹)」となっています。




釜石線14
似内駅。島式1面2線の無人駅です。
エスペランントの愛称は「La Marbordo(ラ・マールボルド:海岸)」となっています。



釜石線15
新花巻駅
単式ホーム1面1線の駅で、
東北新幹線の駅の設置に伴って新しく整備された駅です。
エスペラントの愛称は「Stelaro(ステラーロ:星座)」です。



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小山田駅
単式1面1線の駅でエスペラント愛称は
「Luna Nokto(ルーナ・ノクト:月夜)」となっています。



釜石線17
土沢駅
相対式2面2線のホームを持つ駅で、構内踏切でホームがつながれています。
エスペラントの愛称は「Brila Rivero(ブリーラ・リヴェーロ:光る川)」です。
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またこの駅は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の
始発駅のモデルとなった駅とされています。



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晴山駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
エスペラントの愛称は「Ceriz-arboj(チェリーズ・アルボイ:桜並木)」


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さて、これまで平坦な田園地帯を走ってきた釜石線ですが、
この区間からトンネルが出現し始めます。
このあたりではまだまだトンネルも短く
あまり電波受信の邪魔にはならないかと思われます。



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岩根橋駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
エスペラントの愛称は「Fervojponto(フェルヴォイポント:鉄道橋)」となっています。


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駅間のちょうど中間点あたりにトンネルがあります。
釜石線は非電化の気動車で速度も速くなく、駅での停車時間も長いですから
駅を取るのに特にネックになるようなトンネルとはならないでしょう。



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宮守駅
島式ホーム1面2線を持つ駅で列車交換が可能な駅です。
エスペラント愛称は「Galaksia Kajo(ガラクシーア・カーヨ:銀河のプラットホーム)」


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この区間にも駅間の柏木平駅寄りにトンネルがあります。
トンネル自体は短かいのですが。
釜石線63
こちらは宮守駅━柏木平駅間のau 4G LTEでの電波状況。
柏木平駅寄りの笠通山のふもとの区間が一部電波圏外となっています。
トンネルと電波圏外を併せると、宮守駅━柏木平駅間では
柏木平駅のエリアではほぼ電波が入らない状況
ということになります。
ホームに到着してしまえば柏木平駅は電波が入りますが
駅間のこの状況は頭に入れておいた方が安全でしょう。



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柏木平駅
単式1面1線の棒線駅です。
エスペラント愛称は「Glanoj(グラーノイ:どんぐり)」となっています。



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鱒沢駅
島式ホーム1面2線の無人駅です。
ホーム上に待合室はあるものの駅舎はありません。
エスペラントの愛称は「Lakta Vojo(ラクタ・ヴォーヨ:天の川)」です。



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荒谷前駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
エスペラントの愛称は「Akvorado(アクヴォラード:水車)」



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岩手二日町駅
単式1面1線の無人駅ですが、かつては交換可能な駅長配置駅だったようです。
エスペラント愛称は「Farmista Domo(ファルミスタ・ドーモ:農家)」



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綾織駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
エスペラント愛称は「Teksilo(テクシーロ:機織り機)」
この駅が最寄の寺に伝わる天女の羽衣が由来の様です。



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遠野駅
遠野市の中心駅であり市街地の中心に位置する駅です。
エスペラントでの愛称は「Folkloro(フォルクローロ:民話)」
遠野は「遠野物語」をはじめとして民話で全国的に有名な土地ですから
愛称の由来についてはいわずもがなでしょう。
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こちらが遠野駅の駅舎。
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駅前はこんな感じの光景です。



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青笹駅
単式1面1線の無人駅です。
エスペラント愛称は「Kapao(カパーオ:カッパ)」
河童伝説の残る遠野郷の最寄でカッパ淵があるなどカッパ伝承の地でもあります。

この駅が珍しいのは、ホームと駅の待合室の間に公道が走っている点です。
釜石線31
ですからご覧の通り、普通に車が間を抜けて行きます。
まるで駅構内を車が走っているかの様です。




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岩手上郷駅
ご覧の通り島式ホーム1面2線の無人駅です。
エスペラントの愛称は「Cervodanco(ツェルヴォダンツォ:鹿踊り)」



釜石線33
平倉駅
1面1線のホームの棒線駅です。
エスペラントの愛称は「Monta Dio(モンタ・ディーオ:山の神)」


さて、この平倉駅を過ぎたあたりから
駅メモ的には釜石線の一番の難所に差し掛かる事となります。
かつて釜石線の開通でも一番のネックとなった仙人峠の周辺の駅についてです。
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こちらはau 4G LTEでの電波サービスエリアのマップです。
平倉駅自体が電波エリアの境界にあり、
その先は陸中大橋駅━洞泉駅間まで電波が入らない状態となっています。


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足ヶ瀬駅
この駅の標高は473mで釜石線では一番高い駅だそうです。
エスペラントの愛称は「Montopasejo(モントパセーヨ:峠)」
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ホーム側から見た足ヶ瀬駅の駅舎。
釜石線37
電波エリアのマップでは完全に圏外となっているこの駅。
何とか直接GPSでアクセスできないか、と頑張ってみましたが
花巻方面からはご覧の通りの場所でGPSの電波をロスト。
釜石線38
釜石方面からの挑戦ではご覧の位置以上は足ヶ瀬駅に近づけませんでした。
この足ヶ瀬駅を取るには、なくともauではレーダー必須となる様です。



釜石線39
上有住駅
1面1線の棒線無人駅です。
エスペラントの愛称は「Kaverno(カヴェルノ:洞窟)」
これは駅の至近に滝観洞という観光名所の鍾乳洞があることからでしょう。

この上有住駅は、au 4G LTEのマップでは完全に圏外となっているのですが、
実際に駅で端末を見るとしっかりとアンテナが3本立っていて
GPSの応答も可能
でした。
釜石線40
こちらは足ヶ瀬駅側からの
釜石方面行きの下り列車からのGPS。
釜石線41
こちらは陸中大橋駅側からの
花巻方面行き上り列車から。
ご覧の通りどちら側からの列車からも
上有住駅ホーム停車中にしっかりと携帯電波が届いており
GPSでの駅の取得も普通に可能でした。
結論としては上有住駅は普通にGPSで取れます
釜石線42
こちらはau 4G LTEサービスエリアマップを
上有住駅付近を拡大したものです。
やはり上有住駅自体は圏外となっていますが、
近くを走る国道283号バイパスの仙人峠道路の部分だけ
携帯電波が圏内となっているのが分かるかと思います。

このあたりは新仙人トンネル(釜石側)と滝観洞トンネル(花巻側)の
ちょうど切れ目の部分がある場所で、滝観洞ICが作られて
県道へと降りることができます。

この滝観洞ICは上有住駅からおよそ800m。
トンネル開口部はもっと駅に近い場所にあります。
新仙人トンネルなどの車道の検証はしていないので推論となりますが
この新仙人道路の携帯電波を釜石線の列車内から拾えることで
上有住駅からのGPSアクセスが可能なのだと思われます




釜石線04
上有住駅を出ると、仙人峠道路の新仙人トンネルとほぼ並行して
釜石線の土倉トンネルがあります。
その後もご覧の通りトンネルが続いており、
次の駅までの駅間はほぼトンネル内となっています。
この区間は地上でも携帯電波圏外の場所ですが、
もし電波が届く地域だったとしても
ほぼトンネル内のこの区間には意味が無かったでしょう。
二重にこの区間では電波圏外でありGPS取得は無理です。

この区間、釜石線では有名なオメガ(Ω)ループと呼ばれる場所で
線路がまるでヘアピンのような特徴的な線形をしています。
ただ、列車内からだとトンネル内でのカーブなのであまり実感はありません。




釜石線43
陸中大橋駅
島式ホーム1面2線を持つ無人駅です。
エスペラント愛称は「Minajo(ミナージョ:鉱石)」です。

この駅はかつての釜石鉱山の最寄り駅であり、
この地には日鉄鉱業釜石鉱業所がって鉄鉱石などの採掘で栄えた場所でした。
なんでもこのあたりではかつては釜石に次ぐ大きな街だったのだそうです。
当時の写真をみると駅周辺には鉱山住宅などの建物が並び、
駅構内にも何本もの引込み線があり栄えていました。
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そしてこの陸中大橋駅のホームの北側にはご覧の構造物があります。
釜石線44
これはかつての日鉄鉱業のホッパーの遺構
現在はコンクリートの骨組みだけが残っています。
かつてはこのホッパーから貨車へ鉄鉱石が注がれていた様です。
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駅南側を見ると、一番目立つ建物は駅前にある釜石大橋郵便局です。
現在では他には民家が数件あるのみだそうです。

そしてこの陸中大橋駅もau 4G LTEでは携帯電波圏外となっています。
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こちらは上有住駅側から釜石方面への下り列車のGPS。
陸中大橋駅を出てご覧の場所に来るまで電波は圏外のままでした。
釜石線47
洞泉駅側から花巻方面への上り列車からも
ほぼ同様の場所を最後に電波圏外となりました。
ですので結論から言うと
少なくともauではこの駅はレーダー必須の駅となります。



釜石線03
陸中大橋駅を出ると、次の駅までの間には
峠近くの山中にもかかわらずほとんどトンネルはありません。
ですが駅間の中間点より陸中大橋駅寄りは
auでは電波圏外となっている為この区間では取る事はできません。



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洞泉駅
1面1線のホームの棒線無人駅です。
エスペラントの愛称は「Cervoj(ツェルヴォイ:鹿)」
仙人峠付近の電波圏外の区間は終わっており、
この洞泉駅は普通にGPSの受信が可能です。



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松倉駅
単式1面1線ホームの無人駅です。
エスペラント愛称は「La Suda Kruco(ラ・スーダ・クルーツォ:南十字星)」


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松倉駅から次の駅までの駅間にはトンネルがありますが
長さも短GPS取得の妨げにはさほどならないと思われます。



釜石線51
小佐野駅
島式1面2線の駅で、日中は駅務員のいる業務委託駅となっています。
エスペラントの愛称は「Verda Vento(ヴェルダ・ヴェント:緑の風)」


釜石線01
小佐野駅から終点の釜石駅までの間には
短いトンネルがありますがGPS電波への影響はほぼ考えなくて良いでしょう。




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そして終点の釜石駅です。
かつての新日鉄釜石のラグビーなどで全国的な知名度を持ち
「鉄の町」として日本中に知られる都市の駅です。
釜石線の他、JR山田線、三陸鉄道南リアス線が乗り入れています。
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釜石駅はホームから駅舎へは地下通路で繋がっていますが
地下通路への階段を見ると。
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ありました。銀河鉄道仕様の駅名標が。
エスペラント愛称は「La Oceano(ラ・オツェアーノ:大洋)」となっていました。
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こちらがホームを繋ぐ地下通路。
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通路にはSL銀河の掲示がありました。
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こちらが釜石駅の駅舎の外観。
2012年に三陸復興を目的として駅舎リニューアルが行われて
現在の外観へとなったそうです。
なんでもデザインは製鉄所の溶鉱炉をイメージしているそうで。
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駅前広場の並びには物産館であるシープラザ釜石や、
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海産物を扱うサンフィッシュ釜石などがあります。
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しかしこの釜石駅前で一番特筆すべきは、
なんと言っても駅の目の前に鎮座する新日鐵住金釜石製鐵所でしょう。
「鉄の町」釜石を象徴する日本最古の製鉄所を前身とする製鉄所です。




釜石線61
こちらは釜石線の路線周辺の
au 4G LTEでの電波サービスエリアのマップのうち
オメガループの仙人峠付近以西の区間についてです。
柏木平駅付近に一部電波圏外の箇所がありますが、
全線ほぼ全てでGPSの電波送受信が可能となっています。
釜石線62
こちらは仙人峠付近以東の区間での電波エリアマップです。
洞泉駅以東は全ての場所で電波が入ります。

以上をまとめると、
基本的には釜石線の駅は普通に列車に乗ってGPSで取れるという事です。
釜石線の路線上でauで携帯電波が入らないのは仙人峠のオメガループ付近一帯だけで、
実際にGPSアクセスができないのは足ヶ瀬駅、陸中大橋駅の二駅だけです。
この二駅もdocomoであればアクセスが可能だという情報もありますので併記しておきます。



全線が非電化単線のローカル線ですので
列車のスピードは遅く、駅での停車時間も長めの傾向にありますので
基本的には駅を取りやすい路線だと思います。
仙人峠の足ヶ瀬駅、陸中大橋駅と、片側だけ電波の入らない柏木平駅。
注意が必要なのはこのあたりの駅だけ
だと思います。

各駅停車に乗車して全線で所要時間はほぼ二時間というこの路線。
一日の列車本数が10本前後というローカル路線ですので
釜石線に乗車前と乗車後のアクセスの方がむしろ注意が必要なのではないでしょうか。



では。