さて、お次は常磐線です。
上野駅から列車は出発しているのですが、
路線としての起点は日暮里駅となります。
いわき駅までは東京近郊区間に含まれていますので、
列車の運行本数も良好です。
乗り継ぎの時刻以外は特に悩む要素は無いと思います。
また、福島の原発による帰宅困難区域を通過する
竜田駅━原ノ町駅間を運行する代行バスが、東京方面からでは
9時35分竜田駅発しかありません。
このバスに間に合わなければ、常磐線の北上はいわき付近で足止めとなっていまします。
こちらが常磐線下り列車のダイヤです。
ですので考えた結果、日暮里駅で前泊し、常磐線始発で北上をする事にしました。
関東近辺に住んでいても、最寄り駅からでは代行バスに間に合わないケースも多いので、
このあたりは事前に計画が必要でしょう。
まずは5時13分発の直通の緩行線にて日暮里駅から水戸駅まで。
勝田駅まで行けますが、水戸駅から竜田駅行きの列車が運行しているので、
やはり始発から乗ろうと思い水戸駅で乗り換えます。
7時14分発の竜田行きを待ち3番ホームへ。
列車がやってきました。
日暮里駅から取手駅、水戸駅、いわき駅のあたりまでは、
距離は長いですが電波状況などは良好ですので駅の奪取に特に問題点はありません。
いわき駅の隣の草野駅。
この隣の四ツ倉駅まで複線でした。
四ツ倉駅から広野駅までの三駅は単線区間を通過。
広野駅の駅前では点々と開発がされていました。
そして東京側の、現在運行している区間の終点である竜田駅に。
線路をまたぐ跨線橋はバリケートで封鎖されており、
そのまま地上通路を通って反対側の駅舎へと渡ります。
終点駅にするので、線路をまたぐ仮設橋を渡したんですね。
そして竜田駅の駅舎を駅前より。
ここからJRの竜田駅━原ノ町駅間の代行バス区間となります。
こちらがこれから乗るJRの代行バス。
列車が竜田駅9時23分着で、バスが35分発だったため
竜田駅で写真が撮れませんでしたので、原ノ町駅での写真で代用…
車内はこんな感じです。
竜田駅を発車すると、そのまま国道6号へと向かうのかと思いきや、
一旦南へ向かい、竜田駅南方の道路跨線橋を渡って常磐線の東側へと出ます。
竜田駅南方の跨線橋より。
県道244号線を北上して、
県道を左折し、国道6号の上繁岡交差点を曲がります。
写真は上繁岡交差点に入った直後あたり。
竜田駅と富岡駅の中間点付近の国道6号・上郡山交差点付近。
ちなみにこの橋を渡ってまっすぐ行くと。
ご覧の通り、福島第二原子力発電所へとほぼ直線で繋がってます。
富岡駅付近の国道6号・仏浜交差点。
ここは仏浜という名の交差点が二つ続きます。
二個目のこちらの仏浜交差点の、写真の奥が富岡駅の跡となります。
富岡駅を奪取するにはこの近辺となります。
目印が無いので取り逃しには注意して下さい。
富岡駅と夜ノ森駅のほぼ中間点、国道6号・小良ヶ浜交差点付近。
北上し、夜ノ森駅へと繋がる県道165号線との新夜ノ森交差点を過ぎると、
国道6号の右手には除染で出たであろう廃棄物の蓄積場が広大に広がっていました。
このあたりが国道6号の夜ノ森駅近辺となります。
そしてこの先あたりから「帰宅困難区域」に入ります。
立て看板が裏なので分かりにくいですが、こんなのが置いて警備員がいました。
なぜこんな何もない場所で? と思いましたが、
地図を見るとちょうど国道6号の富岡町と大熊町の境界の場所だったんですね。
(赤の囲い部分が写真の場所)
最初のバリケード。工事現場の入り口によく使われている
通称「ジャバラ(蛇腹)」と呼ばれる仮設ゲートです。
ゲートが開かない様に単管パイプが渡されロックされています。
以後、国道6号から横に侵入できそうな箇所には軒並みこれが設けられていました。
夜ノ森駅と大野駅の中間地点、国道6号・熊町郵便局前交差点付近の集落の様子。
ご覧の通り軒並みバリケートです。
家の集まる集落を抜けて北上すると、国道沿いに
黄色いラーメン店と赤いガソリンスタンドの跡が見えてきます。
ガソリンスタンドの横のこの道が、国道6号の三角屋交差点です。
まだ大野駅は先ですが、ここからでも十分にGPSで大野駅が取れますので
目印というか目安にして下さい。
何故かと言うと、ここが三角屋交差点から北上した、
大野駅へと繋がる国道6号の小入野交差点ですが、
ご覧の通り目印が若干分かりづらいので。
国道6号をバスが北上すると、まず左手に常磐線の線路が迫ってきます。
すると左右に建設機材やコンテナなどの資材置き場が広がり、
その先の長者原交差点の信号を過ぎると国道左すぐに高圧電線の鉄塔が立っています。
そしてその先には右手に瓦礫の小山が見え、そして跨道橋を通過します。
このあたりがちょうど、大野駅と双葉駅との中間地点あたりです。
国道6号を進むと、それまで何も無かった光景から
家の集まる集落へと差し掛かります。
このあたりが双葉駅近辺の街となります。
双葉厚生病院入口交差点から寺内交差点あたりが双葉駅付近です。
双葉駅付近を過ぎると再び常磐線の線路が国道6号に接近して併走します。
こんな風な原野を通過して木々の茂る丘に差し掛かると
まもなく双葉町と浪江町の境界となり、帰宅困難区域も終わりとなります。
このあたりが境界で、国道にはまた「帰宅困難区域」の看板が立っています。
帰宅困難区域を抜けて最初の信号の高瀬交差点。
交差点を抜けた中古車屋や、
ラーメン屋なども、現在は帰宅できる状態になりましたが、
建物はいまだ廃墟のままの状態です。
その先に国道を進むと高瀬川に差し掛かります。
この川を越えた先あたりが浪江駅付近ですので
川を越えたらGPSで駅を奪取して下さい。
そして次の桃内駅ですが、これといった目印があたりにありません。
浪江駅を過ぎた後、一旦丘を越えて、再び何も無い原野が広がったあたりが
国道6号の通る桃内駅近辺です。
国道6号での桃内駅近辺にあるのは、
ご覧の通り宮田川に架かる橋ですとか、
桃内駅へと向かう道のT字路にある、この小さな山くらいです。
まあ、GPSでリアルタイムに地図情報を追えるのが一番確実ですが、
取り逃しの無い様に注意をして下さい。
桃内駅付近を通過すると再び丘を抜ける事になります。
抜けて再度平野部に差し掛かるあたりにある、
県道255号線との信号の角にあるガソリンスタンド。
そこを過ぎると今度は小高川の平野部に差し掛かり、
あたり一面の平坦な光景に戻ります。
震災から4年経って、まだ残っていた国道6号沿線の廃墟。
今回太平洋岸をずっと進みましたが、このように廃墟が残っているのは
今となっては逆に稀でした。
もう小高駅は近いので、このあたりで駅を取っても良いのですが、
廃墟が目印ではいづれ消えてしまっているかもしれません。
こちらが国道6号から小高駅方面へと向かう
県道260号線との小高交差点です。
先ほどの廃墟からはやや国道で北に在り、
赤いガソリンスタンドや信号があるので分かりやすいでしょう。
このあたりで小高駅のGPS情報を取得して下さい。
そしてまた、丘の中を抜けて次の平野部に。
どうやらこのあたりは、各川の流域に広がる堆積平野ごとに街があり、
その街ごとに常磐線が縦貫して駅を設けている様子です。
次は大田川の流域ですが、
この流域の平野部に
国道6号の信号機は一箇所のみです。
この交差点から磐城太田駅への道が繋がっています。
そして代行バスの目的地の原ノ町駅が近くなってきます。
これまで途中の8駅は全てノンストップで、
バスは竜田駅から原ノ町駅までノンストップで運行です。
国道6号を進み、
原ノ町駅に到着です。
まあ、常磐線を踏破するにあたっては、
この竜田駅━原ノ町駅間の代行バス区間が、現在の一番のネックポイントです。
ご覧の通り、代行バスの発着は上り下り共に一日2本づつ。
仙台方面へと抜ける為に9時35分竜田駅発の1便に乗車するか、
それとも仙台方面から原ノ町駅まで下り、
16時50分発の4便で竜田駅へ抜けて、
いわき方面の東京近郊区間へと向かうのが現実的なプランかと思います。
大野駅、双葉駅以外の休止中の駅については
現在すでに近くまで行ける様子ですので
そのうちに見てみたいと思いますが、今回はJRを利用しての行程を踏みました。
電波状況に関しては、
私の使っているauでは、4G LETのエリアは
常磐線は全線電波圏内となっています。
GPSでの位置情報取得で困る事は、実際の行程でもありませんでしたので
携帯電波に関しては安心をして良いと思います。
常磐線はまだまだ北へ続きます。
ここを踏破しなければ福島県の全駅は取れません。
続きはその2で。
上野駅から列車は出発しているのですが、
路線としての起点は日暮里駅となります。
いわき駅までは東京近郊区間に含まれていますので、
列車の運行本数も良好です。
乗り継ぎの時刻以外は特に悩む要素は無いと思います。
また、福島の原発による帰宅困難区域を通過する
竜田駅━原ノ町駅間を運行する代行バスが、東京方面からでは
9時35分竜田駅発しかありません。
このバスに間に合わなければ、常磐線の北上はいわき付近で足止めとなっていまします。
こちらが常磐線下り列車のダイヤです。
ですので考えた結果、日暮里駅で前泊し、常磐線始発で北上をする事にしました。
関東近辺に住んでいても、最寄り駅からでは代行バスに間に合わないケースも多いので、
このあたりは事前に計画が必要でしょう。
まずは5時13分発の直通の緩行線にて日暮里駅から水戸駅まで。
勝田駅まで行けますが、水戸駅から竜田駅行きの列車が運行しているので、
やはり始発から乗ろうと思い水戸駅で乗り換えます。
7時14分発の竜田行きを待ち3番ホームへ。
列車がやってきました。
日暮里駅から取手駅、水戸駅、いわき駅のあたりまでは、
距離は長いですが電波状況などは良好ですので駅の奪取に特に問題点はありません。
いわき駅の隣の草野駅。
この隣の四ツ倉駅まで複線でした。
四ツ倉駅から広野駅までの三駅は単線区間を通過。
広野駅の駅前では点々と開発がされていました。
そして東京側の、現在運行している区間の終点である竜田駅に。
線路をまたぐ跨線橋はバリケートで封鎖されており、
そのまま地上通路を通って反対側の駅舎へと渡ります。
終点駅にするので、線路をまたぐ仮設橋を渡したんですね。
そして竜田駅の駅舎を駅前より。
ここからJRの竜田駅━原ノ町駅間の代行バス区間となります。
こちらがこれから乗るJRの代行バス。
列車が竜田駅9時23分着で、バスが35分発だったため
竜田駅で写真が撮れませんでしたので、原ノ町駅での写真で代用…
車内はこんな感じです。
竜田駅を発車すると、そのまま国道6号へと向かうのかと思いきや、
一旦南へ向かい、竜田駅南方の道路跨線橋を渡って常磐線の東側へと出ます。
竜田駅南方の跨線橋より。
県道244号線を北上して、
県道を左折し、国道6号の上繁岡交差点を曲がります。
写真は上繁岡交差点に入った直後あたり。
竜田駅と富岡駅の中間点付近の国道6号・上郡山交差点付近。
ちなみにこの橋を渡ってまっすぐ行くと。
ご覧の通り、福島第二原子力発電所へとほぼ直線で繋がってます。
富岡駅付近の国道6号・仏浜交差点。
ここは仏浜という名の交差点が二つ続きます。
二個目のこちらの仏浜交差点の、写真の奥が富岡駅の跡となります。
富岡駅を奪取するにはこの近辺となります。
目印が無いので取り逃しには注意して下さい。
富岡駅と夜ノ森駅のほぼ中間点、国道6号・小良ヶ浜交差点付近。
北上し、夜ノ森駅へと繋がる県道165号線との新夜ノ森交差点を過ぎると、
国道6号の右手には除染で出たであろう廃棄物の蓄積場が広大に広がっていました。
このあたりが国道6号の夜ノ森駅近辺となります。
そしてこの先あたりから「帰宅困難区域」に入ります。
立て看板が裏なので分かりにくいですが、こんなのが置いて警備員がいました。
なぜこんな何もない場所で? と思いましたが、
地図を見るとちょうど国道6号の富岡町と大熊町の境界の場所だったんですね。
(赤の囲い部分が写真の場所)
最初のバリケード。工事現場の入り口によく使われている
通称「ジャバラ(蛇腹)」と呼ばれる仮設ゲートです。
ゲートが開かない様に単管パイプが渡されロックされています。
以後、国道6号から横に侵入できそうな箇所には軒並みこれが設けられていました。
夜ノ森駅と大野駅の中間地点、国道6号・熊町郵便局前交差点付近の集落の様子。
ご覧の通り軒並みバリケートです。
家の集まる集落を抜けて北上すると、国道沿いに
黄色いラーメン店と赤いガソリンスタンドの跡が見えてきます。
ガソリンスタンドの横のこの道が、国道6号の三角屋交差点です。
まだ大野駅は先ですが、ここからでも十分にGPSで大野駅が取れますので
目印というか目安にして下さい。
何故かと言うと、ここが三角屋交差点から北上した、
大野駅へと繋がる国道6号の小入野交差点ですが、
ご覧の通り目印が若干分かりづらいので。
国道6号をバスが北上すると、まず左手に常磐線の線路が迫ってきます。
すると左右に建設機材やコンテナなどの資材置き場が広がり、
その先の長者原交差点の信号を過ぎると国道左すぐに高圧電線の鉄塔が立っています。
そしてその先には右手に瓦礫の小山が見え、そして跨道橋を通過します。
このあたりがちょうど、大野駅と双葉駅との中間地点あたりです。
国道6号を進むと、それまで何も無かった光景から
家の集まる集落へと差し掛かります。
このあたりが双葉駅近辺の街となります。
双葉厚生病院入口交差点から寺内交差点あたりが双葉駅付近です。
双葉駅付近を過ぎると再び常磐線の線路が国道6号に接近して併走します。
こんな風な原野を通過して木々の茂る丘に差し掛かると
まもなく双葉町と浪江町の境界となり、帰宅困難区域も終わりとなります。
このあたりが境界で、国道にはまた「帰宅困難区域」の看板が立っています。
帰宅困難区域を抜けて最初の信号の高瀬交差点。
交差点を抜けた中古車屋や、
ラーメン屋なども、現在は帰宅できる状態になりましたが、
建物はいまだ廃墟のままの状態です。
その先に国道を進むと高瀬川に差し掛かります。
この川を越えた先あたりが浪江駅付近ですので
川を越えたらGPSで駅を奪取して下さい。
そして次の桃内駅ですが、これといった目印があたりにありません。
浪江駅を過ぎた後、一旦丘を越えて、再び何も無い原野が広がったあたりが
国道6号の通る桃内駅近辺です。
国道6号での桃内駅近辺にあるのは、
ご覧の通り宮田川に架かる橋ですとか、
桃内駅へと向かう道のT字路にある、この小さな山くらいです。
まあ、GPSでリアルタイムに地図情報を追えるのが一番確実ですが、
取り逃しの無い様に注意をして下さい。
桃内駅付近を通過すると再び丘を抜ける事になります。
抜けて再度平野部に差し掛かるあたりにある、
県道255号線との信号の角にあるガソリンスタンド。
そこを過ぎると今度は小高川の平野部に差し掛かり、
あたり一面の平坦な光景に戻ります。
震災から4年経って、まだ残っていた国道6号沿線の廃墟。
今回太平洋岸をずっと進みましたが、このように廃墟が残っているのは
今となっては逆に稀でした。
もう小高駅は近いので、このあたりで駅を取っても良いのですが、
廃墟が目印ではいづれ消えてしまっているかもしれません。
こちらが国道6号から小高駅方面へと向かう
県道260号線との小高交差点です。
先ほどの廃墟からはやや国道で北に在り、
赤いガソリンスタンドや信号があるので分かりやすいでしょう。
このあたりで小高駅のGPS情報を取得して下さい。
そしてまた、丘の中を抜けて次の平野部に。
どうやらこのあたりは、各川の流域に広がる堆積平野ごとに街があり、
その街ごとに常磐線が縦貫して駅を設けている様子です。
次は大田川の流域ですが、
この流域の平野部に
国道6号の信号機は一箇所のみです。
この交差点から磐城太田駅への道が繋がっています。
そして代行バスの目的地の原ノ町駅が近くなってきます。
これまで途中の8駅は全てノンストップで、
バスは竜田駅から原ノ町駅までノンストップで運行です。
国道6号を進み、
原ノ町駅に到着です。
まあ、常磐線を踏破するにあたっては、
この竜田駅━原ノ町駅間の代行バス区間が、現在の一番のネックポイントです。
ご覧の通り、代行バスの発着は上り下り共に一日2本づつ。
仙台方面へと抜ける為に9時35分竜田駅発の1便に乗車するか、
それとも仙台方面から原ノ町駅まで下り、
16時50分発の4便で竜田駅へ抜けて、
いわき方面の東京近郊区間へと向かうのが現実的なプランかと思います。
大野駅、双葉駅以外の休止中の駅については
現在すでに近くまで行ける様子ですので
そのうちに見てみたいと思いますが、今回はJRを利用しての行程を踏みました。
電波状況に関しては、
私の使っているauでは、4G LETのエリアは
常磐線は全線電波圏内となっています。
GPSでの位置情報取得で困る事は、実際の行程でもありませんでしたので
携帯電波に関しては安心をして良いと思います。
常磐線はまだまだ北へ続きます。
ここを踏破しなければ福島県の全駅は取れません。
続きはその2で。