さて。次は大糸線です。
長野県の松本市から新潟県の糸魚川市までおよそ100kmを走る路線です。
一本の路線ですが、1987年の分割民営化によって
松本駅━南小谷駅までがJR東日本、
南小谷駅━糸魚川駅がJR西日本の管轄となりました。
全線が単線の路線で、
電化がされているのはJR東日本管轄の南小谷駅以南だけで
JR西日本管轄区域は非電化区間となっています。
管轄会社が違うという事ももちろんあり、
南小谷駅を境に列車の運行も分かれています。
こちらは長野の松本駅。
8時ちょうどのあずさに乗ると来れるあそこです。
こちらは松本駅に停まるスーパーあずさですが…
この駅が大糸線の起点駅となっています。
ご覧の通り、大糸線のホームは
アルピコ交通(松本電鉄)と同じ島式ホームの向かいにあります。
左手前の7番線がアルピコ交通の列車、
右手の奥に停まっているのが大糸線の車両となります。
こちらが大糸線の松本駅の終端。
東京方面から特急あずさが直通で乗り入れたりもしていますので
ご覧の通り完全な行き止まりではありません。
こちらが大糸線ホーム。
大糸線ホームには旨そうな本場信州そばの駅そば店がありましたよ…
という訳でご覧の通り、大糸線の列車が入線してきましたので
先に進みたいと思います。
北松本駅。
松本駅からわずか700mの距離にある大糸線最初の駅であり、
橋上駅舎の駅となっています。松本城までは直線でおよそ500mで、
松本駅からよりも松本城にはこの北松本駅のほうが近いです。
写真の左側が篠ノ井線、右側が大糸線の線路ですが
この北松本駅でホームがあるのは大糸線のみとなっています。
島内駅。
島高松駅。
梓橋駅。
この駅から松本市を出て安曇野市へと入ります。
一日市場駅。
中萱駅。
南豊科駅。
豊科駅。
松本駅を出てから最初の直営駅となり、
市役所をはじめとする安曇野市の中心地区にある中心駅となります。
柏矢町駅。
そして穂高駅です。
駅員配置の直営駅であり、
9両編成である特急「あずさ」の停車駅である為
ホームが長めに作られています。
こちらが駅舎。
駅名の由来でもある近くの穂高神社を模した形となっています。
駅前の通りの様子はご覧の通り。
大糸線の近隣の駅が田舎の無人駅ばかりの中、
この穂高駅は観光地としても著名なだけあって
人通りもあり賑わっていました。
駅から徒歩2分の穂高神社。
信濃国三宮で日本アルプスの総鎮守とも呼ばれています。
有明駅。
安曇追分駅。
開業時は「アルプス追分駅」という名前だったそうです。
細野駅。
こちらが駅前から見た光景です。
ホームの階段前には駅前ガーデンなるものまで。
どう見ても単なるたんぼと畑ですが。
周囲に民家はほぼ見当たりません。
北細野駅。
信濃松川駅。
こちらが駅舎の外観。
駅の入口にはご覧の駅名の看板がありました。
駅前やホームにはご覧の掲示で村のアピールが。
安曇沓掛駅。
信濃常盤駅。
南大町駅。
信濃大町駅。
この駅も駅員を配置している直営駅となります。
大糸線の列車運行はこの駅を境に区切られています。
また、「大糸線」の「糸」は糸魚川駅の糸ですが、
「大」はこの信濃大町駅の「大」となります。
また観光ルートとして有名な立山黒部アルペンルートの
東端であるトロリーバスの扇沢駅へは
この信濃大町駅からバスで接続がされており、
場合によっては信濃大町駅自体も
立山黒部アルペンルートに含むこともあります。
北大町駅。
信濃木崎駅。
稲尾駅。
海ノ口駅。
無人駅ですがホームからはご覧の通り木崎湖が一望できます。
JR東日本でもっとも西にある駅との事です。
松本駅からこの海ノ口駅までは営業キロで42.9kmですが、
ここまでの大糸線は全線がau 4G LTEでは電波サービスエリア内となっています。
GPSで駅が取れない場所はこの海ノ口駅まででは有りませんでした。
列車の運行としては松本駅~信濃大町駅までの区間と、
信濃大町駅~南小谷駅の区間で分けられている形となっています。
海ノ口駅は信濃大町駅と南小谷駅の中間点ですので
運行的には途中駅となります。
松本駅から海ノ口駅までの所要はおおよそ1時間30分程度です。
まだまだ大糸線は半分にも達していない地点ではありますが
長くなりますのでこの海ノ口駅で一旦切って、
海ノ口駅以北はその2としたいと思います。
では。