岐阜県

長良川鉄道a83
引き続き長良川鉄道についてです。


その1(美濃太田駅━美濃市駅間)はこちら
その2(美濃市駅━郡上八幡駅)はこちら



長良川鉄道a84
自然園前駅
1986年(昭和61年)に国鉄越美南線が長良川鉄道へと転換した際に
新たに設けられた駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道a85
こちらは国道156号線で、奥に見えるトラス鉄橋は
長良川に架かる中元橋です。
長良川鉄道a86
この橋の袂のカーブ付近のご覧の横道が
駅へと通じる道となります。
長良川鉄道a87
道の脇にひっそりと掲示されている駅への案内。
長良川鉄道a88
案内に従って、ほぼあぜ道とも言える道細めのを進むと
駅が見えてきます。
長良川鉄道a89
こちらが駅の全景。
長良川鉄道a90
駅周辺はご覧の通りで
長良川流域の山村であり、目だった施設などはありません。
長良川鉄道a91
駅の前を流れる用水路のほとりが
綺麗に遊歩道として整備されていて、
これだけの大自然の中でわざわざ何故?と思ってみたり。
最初はこの遊歩道付近に自然園があるのかと思ってしまいました。
長良川鉄道a92
駅名の由来となった郡上八幡自然園は
駅からみると長良川の対岸にあります。
長良川に架かる先ほどの中元橋の対岸袂が自然園です。
学校や団体などに向けて長良川の河畔でキャンプなど自然学習を行う
野外教育施設となっています。
参考
郡上八幡自然園
http://www.shizenen.com/




長良川鉄道a93
山田駅
1932年(昭和7年)に国鉄越美南線の延伸によって
美濃山田駅として開業した駅です。
かつては駅舎もあって駅員がおり貨物も扱う駅だったそうですが
1960年(昭和35年)に早々に無人駅となっています。
長良川鉄道a94
古い写真を見るとこの駅がかつては相対式2面のホームを持ち
交換設備に引き上げ線まである駅だった事が分かります。
しかし現在では完全な棒線駅となっており、
線路の不自然な湾曲がその名残りを留めるにすぎません。
長良川鉄道a95
駅の真上には1997年(平成9年)に東海北陸自動車道が開通しており、
駅の近くにはぎふ大和ICが設けられています。
その為、かつての駅の敷地の多くは
現在は道路公団の道路敷地となっています。
長良川鉄道a96
駅の外観です。
高速道路の高架下となってしまった駅には
バラックの待合室と駐輪場があるのみとなり
なんともうら寂れた感覚を呼び覚ます光景となっています。
長良川鉄道a97
駅の入口には、かつてあった駅舎の基礎の跡が残っていました。
長良川鉄道a98
駅を背にして見た正面の道。
100mほど進んだ山の手前で国道156号線へと連絡しています。



長良川鉄道a99
徳永駅
1955年(昭和30年)に国鉄越美南線の駅として開業した駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道b01
こちらは県道61号線。
写真の奥に100mほどで国道156号線と交わっています。
この県道と長良川鉄道との踏切の脇に駅はあります。
長良川鉄道b02
県道から見た駅の外観。
長良川鉄道b03
ホームへの入口付近の様子です。
長良川鉄道b04
ホーム上の待合室はけっこうな広さがあります。
長良川鉄道b05
駅の西側の目の前にはご覧の通り
大型の書店やホームセンターなどが集まっており
一大ショッピングモールとなっています。
その為駅周辺は比較的ひらけた印象です。



長良川鉄道b06
郡上大和駅
1932年(昭和7年)に国鉄越美南線の延伸により開業した駅で、
開業時には美濃弥富駅という名前でした。
相対式ホーム2面2線の駅となっており列車交換が可能となっています。
こちらは駅舎側の美濃太田方面の上り線ホーム。
長良川鉄道b09
ホーム側から見た駅舎の様子です。
長良川鉄道b07
ホームは構内踏切で連絡しています。
この踏切を中心に二つのホームが入れ違いに配置されており、
いわゆる千鳥式のホーム配置となっています。
長良川鉄道b08
下り北濃方面行きのホーム。
美濃弥富駅時代の古い写真などを見るとこちらの線路は
ホーム前に車止めがあり引き上げ線となっていました。
1986年(昭和61年)の長良川鉄道への転換時に設備が追加されて
交換可能駅に改修された様です。
長良川鉄道b10
下りホーム側の構内踏切の前には出入口が設けられており、
駅舎を通らずに駅の裏側からも構内への入場が可能となっています。
長良川鉄道b11
駅舎の外観。
長良川鉄道b12
待合室には出札の窓口などもありますが
現在では無人駅となっているので使われてはいません。
長良川鉄道b13
駅前の道は250mほど進むと国道156号線へとつながります。
駅周辺には郡上市の旧大和町の住宅地が広がっています。
長良川鉄道b14
そして駅舎の駅務室だった場所には
喫茶店がテナントとして入居していました。
他の長良川鉄道の駅ですとテナントが切符販売などを委託されているのですが
この駅の喫茶店は委託は受けてはいませんので発券業務は行っていません。



長良川鉄道b15
万場駅
1955年(昭和30年)に国鉄越美南線の駅として開業しました。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道b16
駅への道はご覧の通り、
線路沿いの車一台分の道を進む必要があります。
長良川鉄道b17
駅を両端側から見た光景。
長良川鉄道b18
こちらは駅の真横の、まさしく駅前の光景です。
ずっと長良川鉄道と並走していた国道156号線は
この駅付近では離れて長良川の対岸にあり、
代わりに近くを県道52号線が走っています。
ですが国鉄時代からの駅の割には駅までの道は細く、
駅周辺の整備はされていませんでした。



長良川鉄道b19
上万場駅
1987年(昭和62年)に長良川鉄道への転換時に新設された駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道b20
県道52号線から横道に入って80mほど進んだ踏切の脇に
駅への入口があります。
長良川鉄道b21
踏切から見た駅の全景です。
長良川鉄道b22
踏切を挟んだ駅との対角には駐輪場が設けられています。
長良川鉄道b23
一応踏切と反対側のホーム北端からも出入りができますが、
出た先は見ての通りほぼ田んぼのあぜ道です。



長良川鉄道b24
大中駅
1933年(昭和8年)に国鉄越美南線が
美濃白鳥駅まで延伸した際に設けられた駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅であり、
この駅から旧白鳥町へと入ります。
長良川鉄道b25
線路沿いの道を駅の北側から。
長良川鉄道b26
こちらが駅舎の外観です。
長良川鉄道b27
駅舎の脇にはタイル張りのスペースがあり、
ホームに上がる階段があります。
長良川鉄道b28
こちらは駅舎の中の様子。
シンプルな待合室ですが、
ホームへの入口の青い「おおなか」の文字が印象的です。
長良川鉄道b30
駅の道路側には住宅が広がっているのに対して
ホームの眼前はご覧の通り一面の田んぼとなっています。



長良川鉄道b29
大島駅
1955年(昭和30年)にすでに開通していた国鉄越美南線に
新たに開設された駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道b31
国道156号線から枝分かれした市道からすぐの場所に
ご覧の駅へと通じる道があります。
一見すると住宅地の行き止まりの路地にしか見えませんが、
民家の間に埋もれるように小さな駅舎が設けられています。
ここに駅があると知らないとちょっと見つけづらいかもしれません。
長良川鉄道b32
こちらが駅舎の外観です。
長良川鉄道b33
駅舎の中の様子。
長良川鉄道b34
ホーム側から見た駅舎です。



長良川鉄道b35
美濃白鳥駅
1933年(昭和8年)に国鉄越美南線の延伸によって開業した駅です。
駅メモでは「白鳥ハル」の由来駅として設定されています。
長良川鉄道b37
相対式ホーム2面2線を持つ列車交換可能駅ですが、
交換が無ければ上下線共に駅舎のある上の写真の1番線に列車は入線します。
長良川鉄道b39
こちらはホーム側から見た駅舎。
長良川鉄道b36
1番線ホーム北端にある構内踏切。
対面にある2番線との連絡をしています。
長良川鉄道b38
こちらは2番線ホーム。
長良川鉄道b40
かつてはこちらの2番線ホームにはログハウス風の待合室があったそうですが
現在は撤去されており、基礎部分が残るのみです。
長良川鉄道b41
そして駅の南方の美濃太田方には
車両庫があり、側線が設けられています。
ハル02
こちらは駅の駅舎の外観です。
国鉄時代からの駅舎であり、かつては入口の軒の上に
毛筆体の駅名標があったそうです。
長良川鉄道b43
大きめの広場となっている駅前には
バスの転回できるターミナルも設置されています。
ハル03
また、旧白鳥町の代表駅であるこの駅の駅前には
商店や公共施設が集まっており、
ここがこの地域の中心地であることが分かります。
ハル04
そしてこちらは駅前広場にある「白鳥おどり」の石像。
「白鳥の拝殿踊」が国の選択無形民俗文化財となっているこの踊りは
「世界一スピードが早くなる盆踊り」と呼ばれ
見ていてもなかなかの圧巻な踊りです。


ハル12
美濃白鳥駅から北の、終点の北濃駅までの区間はひとつの閉塞区間となっており、
長良川鉄道ではスタフ閉塞式での列車運行が行われています。
その為美濃白鳥駅では運転士と駅員がスタフ(通票)の交換を行う様子が見られます。



長良川鉄道b42
白鳥高原駅
1955年(昭和30年)に国鉄越美南線の二日町駅として開業した駅です。
長良川鉄道への転換後も駅名は変わりませんでしたが、
1996年(平成8年)に「スキー場の最寄り駅」として
白鳥高原スキー場に由来して半ば戦略的に駅名が変わりました。
しかし実際にはスキー場までは12km以上ある上に
北濃駅の方が近い
為、最寄り駅の機能は果たしておらず、
周囲は民家や田畑が点在している状態です。
長良川鉄道b44
駅の外観。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅です。
長良川鉄道b45
駅は踏切の脇にあり、
踏切から国道156号線までは50mほどの距離ですが
駅周辺は民家がまばらで田畑が広がる状態です。



長良川鉄道b46
白山長滝駅
1988年(昭和63年)に新設された駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道b47
この駅の一番の特徴はなんといってもこちらで、
白山信仰の美濃国側の中心である長滝白山神社の入口に駅があるという点です。
長良川鉄道b49
国道156号線が白山神社の前に差し掛かると
神社の駐車場の入口が長良川鉄道の踏切となっています。
長良川鉄道b50
こちらが駐車場にある石碑。
「霊峰 白山への道」と刻まれており「美濃馬場」とあります。
信仰の対象である霊峰白山の山頂へは加賀、越前、美濃の三方からの道があり、
それぞれの起点を「馬場」と言い、
三つの道の起点を「白山三馬場」と言います。
そしてこちらの長滝白山神社は美濃国から白山へと至る道の起点であり
「加賀馬場」として、禅頂(山に登って修行すること)の拠点となっていたそうです。
長良川鉄道b51
そして駐車場から参道の入口のすぐ右手に駅があり、
長良川鉄道に沿うように北西へと参道が伸びています。
昔は神社と寺が一体の「神仏習合」の状態で
「白山中宮長滝寺」と呼ばれていたそうですが、
明治の神仏分離令によって長滝白山神社と長滝寺に分けられました。
神社も寺も参道を共にしていますので、
入口には寺と神社の社名標があります。
長良川鉄道b58
本殿へは鳥居の先へおよそ4~5分ほどです。
長良川鉄道b52
神社の社名標の脇には、文化財を示す表示杭が立っています。
この寺と神社にはご覧の杭の数だけ指定文化財があるということになります。
長良川鉄道b53
こちらが駅の全景です。
他の長良川鉄道の駅がコンクリートなどで同じ規格で作られているのに対し、
この駅は神社に景観を合わせたのか、待合室や手すりなどが木製となっています。
長良川鉄道b54
参道から枝分かれしている駅横の道。
長良川鉄道b55
神社参道の入口とは反対側の、ホーム北端に
ご覧の駅への入口が設けられています。
長良川鉄道b56
ホームへの出入りはこちらの一箇所のみとなっています。
長良川鉄道b57
南端は駐車場や参道入口に近いのですが
ご覧の通り行き止まりに。
長良川鉄道b59
ちょっと逆光ですが、国道側から見た駅の様子です。



長良川鉄道b60
北濃駅
1934年(昭和9年)に国鉄越美南線の延伸によって開業した駅で、
当初は福井県側の越美北線(九頭竜線)と接続する予定でしたが
この駅から北へと線路が延伸することは無く、
開業以来ずっと越美南線の終着駅として現在に至っています。
長良川鉄道b77
ホームは島式の1面2線となっていますが
使用されているのは1番線のみであり、
2番線は使用されていません。
長良川鉄道b61
こちらは駅前の国道156号線様子です。
長良川鉄道、国道156号線、長良川の三つが並走しています。
長良川鉄道b62
駅舎の外観。
木造の終着駅です。
長良川鉄道b63
駅舎の中の待合室の様子。
長良川鉄道b75
待合の壁にはご覧の終着駅の案内が掲示されています。
長良川鉄道b64
待合室の隣は食堂がテナントとして入居しています。
駅務の委託は受けていないので切符の販売などはしていません。
長良川鉄道b65
駅舎からホーム側へ。
長良川鉄道b66
ホーム側から見た駅舎の様子です。
長良川鉄道b67
駅舎からホームへは構内踏切で連絡をしています。
長良川鉄道b68
こちらがその構内踏切にある、
長良川鉄道の終点の看板です。
長良川鉄道b69
看板の奥にも線路は続きますが、ほどなくして途切れています。
長良川鉄道b70
美濃と越前を繋ぐが故に「越美」の名前を冠した路線ですが、
その構想がここで途切れた、と考えるとなんとも趣き深いです。
長良川鉄道b71
そして構内踏切は島式ホームの奥まで続いており、
駅舎と反対側まで出ることができます。
長良川鉄道b73
線路沿いに続く道を進むとホーム横にあるのが。
長良川鉄道b74
こちらの転車台となります。
長良川鉄道b72
この転車台は国指定の登録有形文化財に指定されています。
参考
文化遺産オンライン「旧国鉄越美南線北濃駅機関車転車台」

http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/180976
長良川鉄道b76
転車台の脇には由来が掲示されていました。




長良川鉄道b78
こちらは長良川鉄道の郡上八幡駅━北濃駅間の
au 4G LTEでの電波エリアマップです。
この区間も全線が電波サービスエリア内となっています。
基本的に列車内から駅へのアクセスは問題が無いでしょう。



長良川鉄道は起点の美濃太田駅から終点の北濃駅までは
72.1kmの距離があり、全線の所要時間は2時間ちょうど前後となっています。
列車に乗車して往復すればおおよそ半日は必要ですし、
出発の時間によってはほぼその日一日を長良川鉄道に費やす事となるでしょう。
長良川鉄道b79
こちらは終点二つ手前の美濃白鳥駅からのレーダーの射程です。
射程12で探知するのは長良川鉄道の駅のみです。
盲腸線である長良川鉄道を近隣の路線からレーダーでコンプする事は
このレーダー射程を見ても無理であることが分かります。
つまりこの路線を攻略したければ現地に行くしか無いという事になります。

関市以北は東海北陸自動車道と国道156号線が
ほぼ長良川鉄道と並走するように走っています。
車使用の場合はこのあたりの道路から駅を取る事は可能でしょうが、
こちらは私は検証をしていませんので
地図を見てのみの意見となります。


山間の走る路線なので電波状況を心配したのですが、
予想に反して長良川鉄道は全線の電波状況が良好でした。
そして乗るしか攻略方法が無いのなら、乗るしか無いと思いませんか?

では。

長良川鉄道a00
さて、長良川鉄道の続きです。


その1(美濃太田駅━美濃市駅間)はこちら



長良川鉄道88
梅山駅
この駅も1987年(昭和62年)に国鉄越美南線が長良川鉄道へと転換した際に
新設開業をした駅となります。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となります。
長良川鉄道89
こちらが駅の外観です。
長良川鉄道90
駅の南には踏切があり、その脇から駅へと通路が設けられています。
長良川鉄道91
見れば分かる通り、駅は学校のグランドの東側に沿って設けられています。
この学校は岐阜県立武義高校で、生徒の通学の為に駅が設けられたという訳です。



長良川鉄道92
湯の洞温泉口駅
1926年(大正15年)に国鉄越美南線が美濃町駅(現・美濃市駅)から延伸した際に
設けられた駅で、開設当時は板取口駅という名前でした。

1956年(昭和31年)に美濃立花駅に改称され、
そして長良川鉄道に転換した1986年(昭和61年)に
現在の駅名へと再び改称されています。
長良川鉄道94
ホームは単式1面1線となっています。
見事な藤棚がホームに設けられており、
シーズンにはとんでもなく綺麗なことでしょう。

そして線路を挟んだホームの反対側にも藤棚があるのが分かります。
延伸されてしばらくは終着駅だったこの駅には交換施設があったそうですし、
藤棚をホームの屋根と考えるとちょうど敷地の空白が埋まる広さです。
おそらく反対側の藤棚は相対式ホーム時代の名残りでは無いでしょうか。
長良川鉄道93
こちらが駅舎の外観です。
付近を国道156号線が走っており、
国道から坂を上がった上に駅前の広場があります。
長良川鉄道95
駅舎の中な椅子のみのシンプルな待合室となっており、
ホームへは階段で少しだけ登るようになっています。



長良川鉄道96
洲原駅
1957年(昭和32年)に国鉄越美南線時代に新設された駅です。
開業時は美濃洲原駅の名前でしたが、
長良川鉄道への転換時に現在の駅名に改称しています。
ホームは単式1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道98
こちらは長良川沿いの国道156号線に架かる、その名も洲原橋です。
この橋の袂に洲原駅があります。
長良川鉄道97
橋の袂付近に国道から降りる側道があるのですが、
その側道が踏切になるあたりに駅の入口があります。
長良川鉄道99
線路の反対側から見た駅の様子。
長良川や国道、橋との位置関係が良く分かります。
長良川鉄道a01
駅から国道を400mほど進むと
洲原神社へと降りる入口があります。
洲原神社は奈良時代に創建された白山神社の前宮(さきみや)だそうで、
農耕と養蚕の神様として「お洲原参り」が盛んだったそうです。



長良川鉄道a02
母野駅
1927年(昭和2年)に 国鉄越美南線の延伸によって
美濃洲原駅として当時の終着駅として開業した駅です。
1957年(昭和32年)に隣に新しい美濃洲原駅ができると木尾駅に改称。
長良川鉄道に変換した1986年(昭和61年)には反対の隣に新しい木尾駅ができて
現在の母野駅へと改称しています。
長良川鉄道a09
駅は単式ホーム1面1線の棒線駅なのですが、
線路を挟んだ反対側にご覧の廃ホームとおぼしき土盛があります。
長良川鉄道a10
そして駅の両端の先には、ご覧の不自然な線路のカーブが。
線路が明らかに交換設備が撤去された名残りの形をしています。
1927年(昭和2年)4月から10月までの半年ではありますが終着駅だった駅ですし、
かつては貨物の取り扱いもあった駅だそうですから
元々は相対式ホームで列車交換のできる駅だったのでしょう。
長良川鉄道a03
こちらが駅前。
国道156号線の退避スペースの反対側が駅となっています。
長良川鉄道a04
駅の全景。
長良川鉄道a05
見るからに山中の無人駅といった佇まいです。
国道以外に駅周辺にはほぼ何も無く、
夜はここに駅があることも知らなければ気が付かないでしょう。
長良川鉄道a06
そして駅前にポツンと1件あるプレハブの売店。
離れた所にあるコンビニを除けば、
この駅付近にあるただ1件の営業している店です。
長良川鉄道a07
このお店は「メリーランド美並」という店で、
知る人ぞ知る有名な店だった様です。
お好み焼きが100円+税だったりする売店ですが
中身や味もまずまずでしたし、
何よりこんなロケーションでお客が途切れずに売れていたのが
なんとも印象に残りました。
店のおばあちゃんに「こんな所なのにお客さん途切れませんね」と聞くと
「売れすぎて材料足りなくて困ってまーす」と返ってきました(笑)

おばあちゃんいいキャラすぎ。



長良川鉄道a08
木尾駅
1986年(昭和61年)に国鉄越美南線が長良川鉄道に転換した際に新設された駅です。
国鉄越美南線には既に「木尾駅」がありましたが
第三セクター転換時に母野駅と改称し、
新たにこちらに木尾駅が新設されました。
長良川鉄道a11
こちらが駅の全景です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
駅の目の前を国道156号線が走っていますが
ホームは国道とは線路を挟んだ反対側に設置されています。
長良川鉄道a12
駅の入口がある側の道の様子です。
長良川鉄道a13
駅の正面には「白山神社」の石碑が立っており、
民家の間の道の奥の、山のふもとには鳥居が見えました。



長良川鉄道a14
八坂駅
1952年(昭和27年)に国鉄越美南線の半在駅として開業した駅です。
第三セクター転換後も駅名は変わりませんでしたが、
2006年(平成18年)に現在の八坂駅へと改称されています。
長良川鉄道a16
こちらは駅前のバス停のある通り。
完全に農道といった風情です。
長良川鉄道a15
バス停から駅へと向かう道。
長良川鉄道a17
こちらが駅の入口です。
駅名標がポッカリ抜け落ちて無くなっています。
長良川鉄道a18
ホーム側から見るとこんな感じで。
長良川鉄道a19
この無人駅のホームになぜかある「日本まん真ん中の駅」のモニュメント。
かつて国政調査の結果から、日本の人口重心が美並にあることが分かり
当時の美並付近では「日本の真ん中」関連でいろいろ作られたらしく、
これもその一環みたいです。
旧駅名のままで放置されて錆びているのがなんともはや。



長良川鉄道a20
みなみ子宝温泉駅
2002年(平成14年)に新たに開設された駅です。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっています。
駅務は温泉施設へと委託された簡易委託駅となっています。
長良川鉄道a21
こちらがホームの全景。
長良川鉄道a22
列車が停車するとこんな感じです。
長良川鉄道a23
そしてホーム上にある建物の入口。
「子宝の湯」の看板が出ています。
長良川鉄道a24
建物内からホームを見るとこんな感じで。
長良川鉄道a25
ホームから建物に入ると、すぐに下駄箱のロッカーがあり
建物内は土足厳禁となっています。
入った中は温泉施設のロビーとなっており、
ご覧の通り入浴客がくつろいでいます。
長良川鉄道a29
ホームへの出口の扉の上には
鉄道式の信号機が設置してあり、
色によって列車の到着までの時間が分かる仕組みとなっています。
長良川鉄道a26
ごらんの通りこの駅の建物は駅舎では無く、
長良川鉄道の線路脇に作られた「日本まん真ん中温泉 子宝の湯」という
温泉施設であり、その施設に駅ホームが併設されたものです。
長良川鉄道a27
こちらが温泉施設の建物。
長良川鉄道a28
温泉の入口の脇にはご覧の通り
外から直接ホームへと入れる入口も設けられています。
長良川鉄道a34
美並町の駅舎のある駅に入るとある円空の彫り物。



長良川鉄道a30
大矢駅
1927年(昭和2年)に国鉄越美南線の延伸によって美濃下川駅として開業した駅です。
長良川鉄道へと転換した1986年(昭和61年)に現在の大矢駅へと改称しています。
相対式ホーム2面2線となっており、
美濃市駅━郡上八幡駅間で唯一の列車交換可能駅です。
長良川鉄道a32
ホーム上に設けられたトイレの建屋はブロック造りで
比較的新しい施設となっています。
長良川鉄道a33
これに対して駅舎や物置などは古く、
恐らくは開業以来の建物を使用している様です。
長良川鉄道a37
駅舎の外観。
長良川鉄道a38
駅舎の中の様子です。
現在は無人駅ですが、かつては旅客及び貨物を扱う駅だったそうで
券売の窓口なども残っています。
長良川鉄道a35
駅舎の前にある円空の仏像。
長良川鉄道a31
ホームを連絡する構内踏切です。
長良川鉄道a36
駅舎と反対側のホーム。
長良川鉄道a39
こちらのホームからも駅の裏手へと出入りが可能となっています。



長良川鉄道a40
福野駅
こちらの駅は1952年(昭和27年)と戦後に開設された駅で、
当初は郡上福野駅という名称で開業しています。
1986年(昭和61年)の長良川鉄道転換で郡上が取れて
現在の福野駅へと改称しています。
長良川鉄道a41
駅前には広い空き地の駐車場があり、
その向こう側には国道156号線が走っています。
長良川鉄道a42
国道からすぐの踏切脇に駅の入口が。
長良川鉄道a43
駅の全景です。
長良川鉄道a44
ホームの正面はご覧の通り田んぼで、
その向こう側には山がそびえます。



長良川鉄道a45
美並苅安駅
1928年(昭和3年)に国鉄越美南線の延伸によって開業した駅です。
開設当時は苅安駅の名前でしたが、
郡上市に編入される前の美並町の中心駅でしたので
1986年(昭和61年)の長良川鉄道変換時に美並を冠して
現在の駅名へと改称されています。
長良川鉄道a46
現在は単式1面1線の棒線駅であるこの駅ですが、
かつては相対式2面2線のホームを持つ駅だったそうで、
単式ホームなのにある跨線橋は相対式だった時に
ホームを連絡していたものだそうです。
長良川鉄道a47
そう思って線路周辺を見てみると、
小学校や田んぼに侵食はされているものの
確かにかつて線路が敷かれていたであろうスペースを感じます。
長良川鉄道a48
こちらは駅前を走る国道156号線。
長良川鉄道a49
駅舎の外観です。
長良川鉄道a50
この駅の特徴はなんと言っても、かつて駅務の行われていたスペースに
向かいの木工会社の事務所がテナントとして入居している点です。
そしてこちらの木工所の事務所が駅の業務委託を受けており、
切符や定期券がこの事務所で売っている
という点がユニークだと思います。
長良川鉄道a51
実際に切符を買うには
こちらの待合室の窓口から声を掛けることになると思いますが。
長良川鉄道a52
そう思って駅前の広場を見てみると、
フォークリフトも動いていてまさしく工場の敷地内といった風情です。
長良川鉄道a53
国道から駅前方向を見てみると
完全に工場の裏手です。



長良川鉄道a54
赤池駅
1952年(昭和27年)に国鉄越美南線の郡上赤池駅として開業した駅です。
長良川鉄道転換の1986年(昭和61年)に現在の赤池駅へと改称されています。
ホームは単式1面1線の棒線無人駅です。
長良川鉄道a55
こちらは駅に停車する列車を遠景にて。
ご覧の通り周囲は一面田んぼです。
長良川鉄道a56
集落の中の農道とも言える道を進むと
長良川鉄道の踏切があり、その脇から駅ホームへの通路が伸びています。
長良川鉄道a57
線路の反対側から見た駅ホーム。
長良川鉄道a58
そしてホームから南の美濃太田方面をみると
水色の鉄橋が見えます。
長良川鉄道a59
鉄橋は長良川に架かる第三長良川橋梁であり、
なんでも有名な撮影スポットらしいです。



長良川鉄道a60
深戸駅
1928年(昭和3年)に国鉄越美南線がこの駅まで延伸されて開業しました。
ご覧の通り単式1面1線の棒線駅で現在は無人駅となっています。
かつては相対式2面2線の駅だったそうですが、
今駅周辺を見てもその面影は残っていません。
長良川鉄道a67
駅の目の前を走る国道156号線。
ご覧の通り国道から駅はすぐの場所にあります。
長良川鉄道a68
駅へ入る道にすぐ脇には仏像の工房らしき建物が。
長良川鉄道a61
こちらが駅舎の外観です。
映画やアーティストのPVなどで何度も使われた駅舎です。
かつては「ステーション深戸」という喫茶店がテナントで入っており、
現在でもドアにロゴが残っていますが店は現在は閉店しています。
長良川鉄道a62
そして駅舎入口のすぐ横に掲示されている
こちらの「のりば案内」を見ると、
確かにこの駅がかつて相対式ホームの駅だった事が分かります。
長良川鉄道a63
すると線路の反対側のこのあたりに
かつての線路やホームがあったと思われるのですが、
現在では憶測でしか量ることができません。
長良川鉄道a64
駅舎の北側には、かつて引込み線があった跡があります。
貨物を取り扱っていた時代の面影をうかがうことができます。
長良川鉄道a65
ホームにある36と1/2キロ距離標。



長良川鉄道a66
相生駅
1929年(昭和4年)に国鉄越美南線が延伸した際に
美濃相生駅として開業した駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅ですがかつては有人駅だったそうです。
長良川鉄道a69
駅前にはご覧の大きな木があります。
長良川鉄道a70
こちらが駅舎。
ブロック造りですので比較的新しいのでしょうか。
長良川鉄道a71
中はこんな感じでいたってシンプルです。



長良川鉄道a72
郡上八幡駅
1929年(昭和4年)に国鉄越美南線の延伸によって開業した駅です。
単式1面1線、島式1面2線の計3線のホームを持つ駅でり、
郡上市の代表駅として駅員配置駅となっています。
こちらは駅舎のある美濃太田方面の上り1番線ホーム。
長良川鉄道a73
開業以来の駅舎とホームの構造物であるこの上りホームは
2015年(平成27年)8月に駅舎と併せて国の登録有形文化財に指定されています。
参考
文化庁 文化財オンライン
「長良川鉄道郡上八幡駅本屋及び上りプラットホーム」
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/237451
長良川鉄道a74
ホームの北端に進んでみると
古いタイプの駅名標が残っていました。
長良川鉄道a78
1番線ホームの案内に従って下り2番線ホームへと向かいます。
長良川鉄道a75
こちらがホームを連絡している跨線橋です。
長良川鉄道a76
中を歩いて渡ってみると跨線橋全体が木造であることが分かります。
この跨線橋も単独で国の有形文化財となっています。
参考
文化庁 文化財オンライン
「長良川鉄道郡上八幡駅跨線橋」
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/213064

長良川鉄道a77
こちらが島式の2、3番線ホーム。
2番線が北濃方面行き下りホームとなっており、
3番線は予備ホームとなっています。
こちらのホームの上屋や待合室も開業以来のものであり、
下りホーム単独でも国の有形文化財に指定されています。
参考
文化庁 文化財オンライン
「長良川鉄道郡上八幡駅下りプラットホーム及び待合所」
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/280093

長良川鉄道a79
そしてこちらが駅舎の外観です。
上りプラットホームと共に国の有形文化財となっている建物であり、
開業以来の建屋を何度か改修したものです。
長良川鉄道a80
駅舎の中の様子です。
長良川鉄道a81
駅前の様子。
鉄道の駅としてだけでなく観光拠点としても整備されており、
駅前にはバスの発着場の他に駐車場まで完備されています。




長良川鉄道a82
こちらは長良川鉄道の美濃市駅━郡上八幡駅間の
au 4G LTEによる電波エリアマップです。
この区間も鉄道の走っている長良川沿いは全て電波圏内となっています。
基本的に列車内から駅へのアクセスに問題はありません。


美濃太田駅━美濃市駅間の列車本数に比べ、
美濃市駅から奥に入ると列車本数が半減して一日におよそ12本となっています。
山間を走る長大な盲腸線ですので基本的には攻略には乗るしか無く、
その為には時間の確保と計画が必要となるでしょう。


郡上八幡駅より奥はその3へと続きます。

では。

長良川鉄道00
さて、次は長良川鉄道に行きたいと思います。


元々は国鉄が建設していた路線であり、
岐阜県(美濃)と福井県(越前)を繋ぐ「越美線」として計画されました。
そして当時は長大な路線を建設するときは
起点と終点の両側から建設を進めるのが恒例でした。

北の福井県側から作られた路線は越美北線、
南の岐阜県側の路線は越美南線として建設が進められました。
このうちの越美南線が現在の長良川鉄道の前身となります。

まず1923年(大正12年)に美濃太田駅━美濃町駅(現・美濃市駅)間が開通。
現在の長良川鉄道の終点の北濃駅まで延伸開業したのは
1934年(昭和9年)のことでした。
長良川鉄道81
その後ご存知の通り国鉄の赤字が膨らんだことで
赤字路線の整理が行われ、
国鉄越美南線も1984年(昭和59年)に
第2次特定地方交通線として廃止が承認されました。

そして岐阜県や地元自治体が集まり
越美南線を存続する為に第3セクターとして長良川鉄道が設立。
1986年(昭和61年)12月に長良川鉄道・越美南線として開業しました。



長良川鉄道01
こちらはJR美濃太田駅の駅舎の北口外観です。
長良川鉄道03
南口の外観。
長良川鉄道02
駅舎はご覧の通り橋上駅舎となっており、
跨線橋のコンコースに改札口が設けられています。
長良川鉄道04
そしてJRの改札と北口階段との間に
長良川鉄道のホームへと連絡する階段があります。
長良川鉄道05
ホームへと降りる階段の様子。
長良川鉄道06
階段前にはご覧の券売窓口のある改札があります。
長良川鉄道07
こちらがホームの様子です。
長良川鉄道の美濃太田駅は単式ホーム1面1線の棒線駅となっています。
長良川鉄道08
券売窓口の裏手には待合の椅子が並び、
その先のホームの西端には長良川鉄道の線路の終端の車止めがあります。
長良川鉄道10
振り返ってみると2016年(平成28年)より長良川鉄道を走る
観光列車「ながら」の垂れ幕なバナー(のぼり)が。
長良川鉄道09
ちなみにこちらが長良川鉄道の0キロポストです。
階段下あたりのホームにペイントされているだけのなんとも地味なものです。

美濃太田駅は1921年(大正10年)に
高山線(現・高山本線)の延伸によって開業した駅で、
越美南線としては1923年(大正12年)に乗り入れとなっています。
JR時代には越美南線は4番線発着でしたが、
1986年(昭和61年)の長良川鉄道転換時に5番線が新設されたのが
現在使用されているホームとなります。



長良川鉄道11
前平公園駅
1986年(昭和61年)に 国鉄越美南線の長良川鉄道への転換の際に
新設されて開業した駅です。
長良川鉄道12
駅はご覧の通り単式1面1線の棒線駅となっています。
長良川鉄道13
西側には縣主神社の参道入口があり、その奥には
駅名の由来の前平公園が広がります。
長良川鉄道19
無人駅にかなり大きな観光列車「ながら」の看板。



長良川鉄道14
加茂野駅
1952年(昭和27年)に国鉄越美南線の加茂野口駅として開業した駅です。
長良川鉄道への転換となった1986年(昭和61年)に現在の加茂野駅に改称しています。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅です。
長良川鉄道15
こちらは駅前を走る県道346号線。
長良川鉄道16
駅への道です。
長良川鉄道17
駅入口の外観。
長良川鉄道18
この駅にも観光列車「ながら」の看板が設置されていました。



長良川鉄道20
富加駅
1923年(大正12年)に
国鉄越美南線が美濃太田駅━美濃町駅(現・美濃市駅)で開業した際に
設置がされた駅で、国鉄時代の駅名は加茂野駅でした。
1986年(昭和61年)の長良川鉄道への転換時に現在の駅名に改称されています。
相対式ホーム2面2線の駅で、上は下り北濃方面の2番線です。
長良川鉄道22
ホーム同士はご覧の構内踏切で連絡。
長良川鉄道23
こちらは上り美濃太田方面のホームです。
長良川鉄道24
上りホームの待合の脇には出入口が設けられており、
駅舎を通らずに駅構内へと入る事が可能となっています。
長良川鉄道21
またこの駅は美濃加茂市と富加町の境界線にあり、
ご覧の通り駅構内を境界線が走っています。
長良川鉄道25
こちらが駅舎の外観。
長良川鉄道26
駅舎の右にはテナントとして会計事務所が併設されており、
この会計事務所が発券などの駅業務を委託されている簡易委託駅となっています。
長良川鉄道27
駅前のスペースはかなり広く、駐車場のほかに公園も整備されていました。



長良川鉄道28
関富岡駅
この駅は1986年(昭和61年)に国鉄越美南線が長良川鉄道へ転換された際に
新しく設けられた駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅です。
長良川鉄道29
こちらが駅の全景。
長良川鉄道30
近くに路線と並走する国道418号があるものの、駅付近は完全に住宅地の中であり、
少し離れるとあたりは一面の田んぼが広がっています。



長良川鉄道31
関口駅
1952年(昭和27年)に国鉄越美南線の駅として開業した駅です。
ホームは単式1面1線の棒線駅となっています。
長良川鉄道32
こちらの駅で一番特筆すべきは、なんといってもこの駅舎でしょう。
はっきりと言えば駅舎がローソンです。
長良川鉄道33
駅前の市道から駅の敷地へと入った様子がこちらの写真ですが、
どう見ても普通に踏切前のローソンに入った画像です。
長良川鉄道34
なんでも旧来の木造駅舎がコンビニの場所に建っていたそうですが、
老朽化によって建て替えが必要となり、
2013年(平成25年)に現在の駅舎に建て替えたそうです。
その際に長良川鉄道が店舗建物を建ててローソンが賃貸借で入居する事となり、
現在のコンビニ駅舎となったそうです。
長良川鉄道35
なので建物は長良川鉄道の持ち物であり、
建物の外壁には開業当時の車両のナガラ1号の絵が描かれています。
駐車場は市営駐車場だったものが貸与されているそうで。
長良川鉄道36
コンビニ内の、通常ならイートインスペースの場所は
この店では駅の待合室を兼ねています。
長良川鉄道37
駅ホームへの入口。
この駅自体は無人駅であり、
コンビニが駅務を簡易委託されている事は特に無い様です。



長良川鉄道38
刃物会館前駅
1986年(昭和61年)に国鉄越美南線が長良川鉄道に転換した際に
新設された駅のひとつです。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道40
こちらは駅の北側にある踏切。
長良川鉄道41
踏切脇から線路沿いに駅への通路が設けられています。
長良川鉄道39
こちらがホーム南端側の入口。
長良川鉄道42
南側には国道418号線が走っています。
国道の向こう側には駅名の由来となっている岐阜県刃物会館が。
長良川鉄道43
駅側の北から見た刃物会館です。
長良川鉄道44
南側から見た刃物会館。
関の刃物についての展示や刃物直売所などがある会館です。
長良川鉄道45
また刃物会館の斜向かいにはフェザー安全剃刀日ノ出工場があり、
フェザーミュージアムというカミソリ専門の企業博物館があります。
さすが「刃物の町・関」といったところでしょう。



長良川鉄道46
関駅
1923年(大正12年)に越美南線の開通時に美濃関駅として開業した駅です。
長良川鉄道へ変換した1986年(昭和61年)に関駅に改称しています。
相対式ホーム2面2線の駅となっています。
こちらは駅舎のある美濃太田方面の上り1番線。
長良川鉄道49
駅舎の外観です。
恐らく開業以来使用していると思われる木造の建屋となっています。
長良川鉄道50
そして駅舎の左手を見ると。
長良川鉄道51
長良川鉄道の本社と車両基地となる車庫があります。
長良川鉄道52
駅車内の待合室の様子です。
長良川鉄道47
再びホームへと戻ると、
相対式のホーム同士は構内踏切で連絡しています。
長良川鉄道53
反対」側ホームからみた駅舎の様子。
長良川鉄道54
下り北濃方面行きの2番線ホームの様子です。
ホーム中ほどに、外へと出られるスロープが設置されており
駅舎を通らずに出入りが可能となっています。
長良川鉄道55
駅の外側から見た2番線ホームの出入口。
長良川鉄道56
北側を見ると近代的に整備された
駅前のロータリーがありました。
長良川鉄道57
2番線ホームの南端はご覧のスロープ状となっていて、
長良川鉄道の車両庫が良く見えます。
こちらはかつて1999年(平成11年)から2005年(平成17年)までの
わずかな期間だけ設置されていた名鉄美濃町線の関駅ホームへと
連絡をする通路であり、写真の位置を振り返ったところが
かつての駅があった場所だそうです。



長良川鉄道58
関市役所前駅
1999年(平成11年)に並行して走っていた名鉄美濃町線の廃止により、
下有知駅の代替として作られた駅となります。
ご覧の通り単式ホーム1面1線の棒線無人駅です。
長良川鉄道61
駅の全景。
長良川鉄道59
こちらが駅前の道からみた駅周辺の様子ですが、
田んぼ以外見事なくらいに何もありません。
長良川鉄道60
ホーム南端から見ると、遠くに駅名の由来となった
関市役所の建物を見ることができます。
駅から市役所までは800mの距離だそうです。
長良川鉄道62
ホームの北端脇には13キロの距離標が。



長良川鉄道63
関下有知駅
1986年(昭和61年)に国鉄越美南線の長良川鉄道への転換時に新設された駅です。
駅は単式ホーム1面1線の棒線駅となっています。
長良川鉄道64
駅の目の前にはご覧の関有知高校があります。
元々は中濃西高校であったこの学校の前に駅が新設された為、
開業当初は駅名も「中濃西高前駅」だったそうです。
しかし2004年(平成16年)に高校が学校の統廃合で関有知高校と名前が変わった為、
駅名も二年後の2006年(平成18年)に現在の関下有知駅へと改称されました。
長良川鉄道65
駅前の様子。高校の敷地の東縁にあり、
反対側には田んぼが一面に広がっています。
長良川鉄道66
線路を挟んだホームの反対側には
ご覧の通り植木が手入れされてかなり豪華に植えられていました。
ただ駅からこちら側へは大きく回りこまないと来れません。



長良川鉄道67
松森駅
1999年(平成11年)に、廃止された名鉄美濃町線の松森駅の代替駅として
並走していた長良川鉄道に新設された駅です。
単式ホーム1面1線の棒線無人駅となっています。
長良川鉄道68
駅の南すぐにある踏切。
長良川鉄道69
ご覧の通り踏切の脇が駅の入口となっています。
長良川鉄道70
反対側から見た駅の全景。



長良川鉄道71
美濃市駅
1923年(大正12年)に国鉄越美南線の開通によって
美濃町駅の名前で最初の終着駅として開業しています。
長良川鉄道72
島式ホーム1面2線の駅で、ホームは駅舎よりも小高い場所にあり、
地下道で駅舎とホームが連絡しています。
長良川鉄道73
ホームの北側には、かつて貨物用として使われたであろう側線が
二本分岐して保線車両が留置されており、
使われていないホームも残っていました。
長良川鉄道74
側線に留置されていたナガラ1形の10号車。
第三セクター転換時導入されたレールバス車両の最後の1台です。
長良川鉄道75
ホームと駅舎を連絡する地下道を進むと。
長良川鉄道76
すぐに駅舎の前へと出ます。
長良川鉄道77
駅舎の中の様子。
長良川鉄道78
駅舎の外に出て駅前の様子です。
長良川鉄道79
こちらが駅舎の外観。
開業当時からの駅舎が残っています。
長良川鉄道80
この駅舎は文化庁によって駅舎が国指定の登録有形文化財となっています。
参考
文化財オンライン「長良川鉄道美濃市駅本屋」
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/270816



長良川鉄道82
そして長良川鉄道の美濃市駅から駅前の道を
北西に200mほど離れたところにあるのが、
こちらの旧名鉄美濃町線の美濃駅跡です。
長良川鉄道83
1911年(明治44年)に開業したこの駅は
名鉄の美濃町線の駅となるも1999年(平成11年)に廃止となりました。
地元の有志などで保存されているこの駅跡は
2005年(平成17年)に文化庁の国指定登録文化財となっています。
参考
文化財オンライン「旧名鉄美濃町線美濃駅プラットホーム及び線路」
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/140318

長良川鉄道84
こちらは文化財の一部に指定されている頭端式のプラットホーム。
長良川鉄道85
駅舎内もご覧の通り保存されています。
長良川鉄道86
そして鉄道むすめ的な旧美濃駅のキャラクターまでいました。




長良川鉄道87
こちらはau 4G LTEによる長良川鉄道の美濃太田駅━美濃市駅間の
電波サービスエリアのマップです。
中京の比較的都市部を走る区間ですので
ご覧の通り全線が電波エリア圏内となっています。
駅へのアクセスに困る事はまず無いでしょう。


美濃市駅より奥の長良川鉄道についてはその2へと続きます。


では。

明知鉄道00
さて。明知鉄道です。

岐阜県の恵那駅から明知駅までの間の25.1kmを運行する
第三セクター方式のローカル線です。

25kmあまりの区間で2つの大きな峠をはじめ
山々を越えるという路線ですので
その特性上急勾配の続く路線となります。
打杭峠のある飯沼駅は日本第1位、
野志峠のある野志駅は日本第2位の勾配駅という事からも
その急勾配ぶりが分かるかと思います。

その為バスなどへの転換が難しく、何度も廃線の俎上に上りながら
鉄道路線として生き延びてきたという路線です。
現在は会社の株式の99パーセントを
岐阜県、恵那市、中津川市の沿線自治体で保有しているそうで
半ば公営鉄道と言っても過言ではないかもしれません。



明知鉄道01
こちらはJR中央本線の恵那駅。
岐阜県の駅で、中央本線での位置は
名古屋駅と塩尻駅のちょうど中間あたりといったところでしょうか。
明知鉄道02
その駅舎の右の方を見ると。
明知鉄道03
JRの駅舎に並んでご覧の建物が建っています。
こちらは駅の並びにある歯医者さん…ではなく。
明知鉄道04
見ての通り明知鉄道の恵那駅の駅舎でした。
駅があると知らない人だと前をうっかり通り過ぎそうです。
明知鉄道05
駅舎の中はこじんまりとしながらも
物販コーナーと券売窓口、そして改札があります。
明知鉄道06
ちなみに券売の窓口はご覧の通り、
朝は7時からしか開いていません。
私は窓口の開く前に来てフリー切符を買おうとしましたが
当然誰もいないので買えるはずもなく。
自動券売機で普通に乗車券を購入しました。
明知鉄道07
元々は国鉄明知線であった明知鉄道は
恵那駅も元々は国鉄単独の駅でした。
その後1985年に第三セクターの明知鉄道に転換され、
現在は元々使っていたホームを柵で区切って使用しています。
ですのでJR恵那駅1番線ホームを東に進むと
ご覧の通りの明知鉄道の恵那駅が現れます。
明知鉄道08
こちらはJRと明知鉄道のホーム上の乗り換え口です。
明知鉄道09
明知鉄道恵那駅のホームです。
ご覧の通りJRの1番線の東の端を切り欠いた1面1線のホームとなっていて、
となりのJR1番線とはフェンスで仕切りがされています。
明知鉄道10
ホームの端から明智駅方面を見た光景です。
線路が並び、左の線路はご覧の通り中央本線が走っています。
右側の線路が明智鉄道の線路となっており、
かつては連絡線があったそうですが現在は無く
JRの線ととは直接は繋がっていません。




明知鉄道11
東野駅
見ての通りの1面1線の棒線駅です。
ホームの東端から隣接の建物に沿って通路が延びており、
建物の入口前へと繋がっています。
この建物は医療法人の介護施設だそうで、
その1階が駅の待合室として使われているそうです。



明知鉄道12
飯沼駅
こちらも1面1線の棒線駅です。
明知鉄道13
ホームの看板からも分かる通り、
この駅は「普通鉄道では日本で一番勾配が急な駅」だそうで
その勾配は33‰(パーミル)となっています。
明知鉄道14
なんでも駅設置時の運輸省(現国土交通省)の基準では5パーミル以上の勾配の地には
原則駅の設置は許可されないそうで、国鉄時代にはここに駅はありませんでした。
ですのでこの駅は第三セクター転換後の1991年設置の駅となっています。



明知鉄道15
阿木駅
この駅も現在は1面1線の棒線駅となっています。
明知鉄道16
実はこの駅にはもう1線ホームがあるのですが
第三セクター転換後は全く使われておらずご覧の通り草が覆い茂っています。
また反対側には側線があって、
同じく第三セクター転換時に導入されたアケチ1形の車両が留置。
現在は倉庫として使われているそうです。



明知鉄道17
飯羽間駅
見ての通りの棒線駅で、無人であたりは田んぼばっかりです。



明知鉄道18
極楽駅
駅自体は国道近くの棒線無人駅です。
明知鉄道19
駅の北側が道に降りられる出入口となっており、
そこから左に国道側を見ると目の前がホームセンターとなっています。
2008年末に開業した新駅なのですが、建設費の半分を
このホームセンターの本社が出したそうです。
明知鉄道20
「極楽」という駅名にちなんでホーム上には
ご覧の石碑が設置されたりしています。
なんでもこの地の儒学者佐藤一斎の
「人は須らく忙裏に間を占め 苦中に楽を存ずる工夫を著つべし」
という極楽にちなんだものだそうで。
駅名標の横には「しあわせ地蔵」というお地蔵さんもありますし。




明知鉄道21
岩村駅
一般的には近くに「日本三大山城の一つ」とされる岩村城の跡がある駅です。
明知鉄道22
二面2線の相対式ホームを持つ明知鉄道唯一の交換可能駅であるこの駅ですが
駅舎のある下り線ホームと、恵那方面行き上りホームは
互い違いに設置されている「千鳥式」という形となって
構内踏切で繋がっています。
明知鉄道23
こちらが恵那方面上りホーム。
明知鉄道24
そして構内踏切の駅舎の向かい側には
腕木式信号機が産業遺産として動態保存されており、
日によっては操作体験もできるそうで。
写真上が信号機、下は駅舎前にある信号の操作レバーです。

今残っている腕木式信号はリニューアルされたものですが、
かつて2004年までは中部地方では唯一の現役だったそうです。




明知鉄道25
花白温泉駅
棒線無人駅となっています。
明知鉄道26
こちらがホームからの出入口ですが。
明知鉄道27
駅の目の前に、名前の由来となっている花白温泉があります。
近隣に民家は見当たりますが商店はありません。



明知鉄道28
山岡駅
ホーム自体は棒線駅となっていて、
駅前の「山岡かんてんかん」という建物がそのまま待合を兼ねています。
明知鉄道29
2014年にリニューアルされたこの建物、
かつて交換可能駅だったこの駅の上り線の線路のあった場所に立てられています
駅の北側には明知鉄道開業時の車両が旧上り線路に留置されていて
現在は倉庫やカフェなどとして利用されていました。
明知鉄道30
少し引いて駅を見てみると
かつての交換可能駅だった雰囲気がなんとなくイメージできそうです。
明知鉄道31
ローカル線の駅にしてはやけに施設が真新しいなと思ったのですが
なるほど改修されてまだ2年程度(2016年7月現在)だった訳ですね。



明知鉄道32
野志駅
1994年に第三セクター転換後に新設された駅です。
この駅付近の勾配は30‰(パーミル)あり、
同じ明知鉄道の飯沼駅に次いで駅の勾配では日本で第2位となっています。




明知鉄道33
そして終点の明智駅です。
ホーム自体は見ての通り1面1線のみとなっています。

鉄道が「明鉄道」なのに対して
この駅の駅名は「明駅」となっています。
元々開業時は「明知駅」だったそうなのですが
第三セクター転換時に駅のある岐阜県恵那市明智町に合わせて改称しました。
名前の違いはその当時の名残りの様です。
明知鉄道34
こちらが駅舎の外観。
この明知駅周辺は「日本大正村」というテーマパークとなっていて
大正時代の町並みを街全体で保存して観光資源として活用しています。
明知鉄道35
駅の奥は明知鉄道の車両基地となっており
機関庫がありました。
明知鉄道36
駅舎内の光景。
明知鉄道37
ゆるキャラもいました。
明知鉄道38
ホームの駅務室の戸が開いていて
中には特殊自動閉塞の装置がチラリと。




明知鉄道39
こちらがau 4G LTEでの電波エリアマップです。
ほぼ全線にわたって電波エリア圏内にあることが分かります。
峠を二つも越えてアップダウンのはげしい山間部の路線のわりには
電波状況は悪くありませんし、トンネルも大量にある訳ではありません。
単線ローカル線の気動車の路線ということで列車速度も速くないので
基本的に駅停車中にアクセスをするスタイルであれば
問題なく全駅を取る事が可能
だと思います。



明知鉄道40
またこちらはボロノイ図でのレーダー射程のマップです。
明知鉄道の起点の恵那駅からですと
レーダー射程12では山岡駅までが限界で、
野志駅と明智駅には届きません。
「三条なつめ」という新しいでんこのスキルで射程14まで伸ばしても
明智駅のみレーダーが届かない状態
となります。
明知鉄道41
ですが中央本線で恵那駅から二つ隣の釜戸駅からですとどうでしょう。
明知鉄道の明智駅には射程10があれば届く計算となります。
つまり結論から言えば明知鉄道はレーダーで全駅攻略が可能な路線という事です。




関東の私には正直、乗るまでこの明知鉄道については
知りませんでしたしほとんど馴染みがありませんでした。
ただ、乗ってみると途中駅を改修してリニューアルしてあったり、
新駅が勾配日本一だったり「極楽」というキャッチーな名前をつけるなど
鉄道会社としても積極的に売りを作って招客する努力の跡がありました
SLの運行などもポピュラーながら大きな招客の一手ですし。

日本大正村の整備といった大きなものから
ゆるキャラの設定や細かいイベントの開催など
実際に乗車してみても打てる手は打って頑張る姿勢が感じられました


たしかにこの路線はレーダーで攻略して
乗らずに素通りが可能な路線ですが、
結構実際に乗ると楽しかったりしますから
私は実乗をお勧めします。


では。

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