秋田県

秋田内陸縦貫鉄道00
さて次は秋田内陸縦貫鉄道です。


元々は鷹ノ巣駅と角館駅間を繋ぐ鷹角線として計画されたこの路線は
1934年(昭和9年)に北側の鷹ノ巣駅━米内沢駅間が国鉄阿仁合線として開業。
1935年には阿仁前田駅、1936年には阿仁合駅へと延伸開業をしました。
戦後の1963年(昭和38年)には阿仁合駅━比立内駅間が開業。
以後阿仁合線として運行をしてきました。

一方南の角館側は1971年(昭和46年)に
角館駅━松葉駅間が国鉄角館線として開業。
阿仁合線と角館線を繋ぐべく比立内駅━松葉駅間の工事も続けられていました。

しかし1980年代に相次いで特定地方交通線となり廃止が承認。
第三セクターとして秋田内陸縦貫鉄道が路線を引き受け転換し、
阿仁合線が秋田内陸北線、角館線が秋田内陸南線として
1986年に暫定開業されました。
そして第三セクター転換後に未開通区間の工事が進められ、
3年後の1989年には比立内駅━松葉駅間が開業。
一本の秋田内陸縦貫鉄道秋田内陸線として全通しました。


秋田内陸線は路線の全長が94.2 kmとほぼ100kmある路線です。
一日の列車本数は10本程度となっており、
鷹巣駅━角館駅間の所要時間はおおよそ二時間半から三時間程度となっています。




秋田内陸縦貫鉄道01
こちらはJR角館駅。
元々JR田沢湖線の駅でしたが秋田新幹線の乗り入れによって
新幹線停車駅となっている駅です。
秋田内陸縦貫鉄道02
その駅舎の左手を見ると、駅舎から通路が伸びています。
秋田内陸縦貫鉄道03
その通路を進むと。
秋田内陸縦貫鉄道04
秋田内陸縦貫鉄道の角館駅の入口となります。
秋田内陸縦貫鉄道05
内陸線の角館駅の入口の左には、
駅舎とつながっている休憩所が設けられています。
秋田内陸縦貫鉄道06
駅舎の中の様子。
左手が休憩所へとつながる出口で正面は物販と券売窓口、
そして右手はホームへと出る出口となっています。
秋田内陸縦貫鉄道07
待合室を出るとホームとの間に柵が設けられており
列車発車の際の改札口となっています。
秋田内陸縦貫鉄道08
こちらが角館駅のホーム。
頭端式1面1線のホームの駅となっています。
目の前には秋田新幹線の上りホームである
JR角館駅の1番線ホームがあり、至近で新幹線を見ることができます。

秋田内陸縦貫鉄道09
秋田内陸線の角館側の末端の車止め。
秋田内陸縦貫鉄道10
ホーム内にはご覧の通りいくつかの観光客への掲示がありました。



秋田内陸縦貫鉄道11
羽後太田駅
1971年に国鉄角館線の駅として開業した駅で、
単式1線の棒線無人駅となっています。



秋田内陸縦貫鉄道12
西明寺駅
単式1線の棒線無人駅ですが、元々西木町の中心駅だったこともあり
駅周辺には若干他の駅よりも民家が多く集まっています。



秋田内陸縦貫鉄道13
八津駅
無人駅ですが相対式ホーム2面2線の駅で列車交換が可能となっています。
この駅だけなぜか駅名標のデザインが独自のものとなっています。


秋田内陸縦貫鉄道20
こちらはau 4G LTEでの電波エリアマップですが
八津駅━羽後長戸呂駅間の大多数の区間が電波圏外となっています。
それぞれの駅では普通にチェックインが可能ですので
駅間で電波が届かなくなっても慌てない様にご注意下さい。



秋田内陸縦貫鉄道14
羽後長戸呂駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
ホームの長さは車両1両分しかありません。


秋田内陸縦貫鉄道15
松葉駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
1971年開業のこの駅は長らく国鉄角館線の終点駅でした。
そして1986年に第三セクター転換で秋田内陸縦貫鉄道となると
秋田内陸南線(角館━松葉)の終点駅となり、
1989年に秋田内陸縦貫鉄道が一本につながると以後途中駅となりました。
この駅から比立内駅までの区間は1989年に開業した新線区間となります。



秋田内陸縦貫鉄道16
こちらはau 4G LTEでの電波エリアマップですが
松葉駅と次の羽後中里駅、そして左通駅の区間は
そのほとんどが電波圏外である事がお分かり頂けるかと思います。

羽後中里駅に関して言えば、下り(角館方面行き)列車の場合、
左通駅━羽後中里駅間はその全てが電波圏外ですので羽後中里駅を取る事は無理です。
これに対して上り(鷹巣方面行き)列車の場合は松葉駅━羽後中里駅のほぼ中間点付近まで
電波のサービスエリア圏内となっています。
秋田内陸縦貫鉄道17
こちらは松葉駅━羽後中里駅でのGoogle Mapでの位置情報です。
ご覧の通りほぼ中間点ではまだアンテナが2本立っている状態でした。
ただマップに表示されている羽州街道と内陸線の交点付近ではアンテナ0本の状態でした。

結果から言うと上り列車車内から松葉駅━羽後中里駅で羽後中里駅は取れました
羽後中里駅を列車内からの通常チェックインで取る事は一応可能でした。
ただ取れるエリアはかなり限定されますのでGPSの機嫌によっては
取れない場合も十分にあり得る
という覚悟だけはしていて下さい。



秋田内陸縦貫鉄道18
羽後中里駅
単式ホーム1線の無人駅です。
国鉄時代にはこの駅付近は未開通区間でしたので駅は無く、
第三セクター転換後に路線を延伸した結果1989年に開業しています。
この駅のホームや列車内からはGPSで駅へのチェックインができませんので
注意をして下さい。



秋田内陸縦貫鉄道19
左通駅
こちらも単式1線の棒線無人駅です。
駅ホームではGPSの受信は電波圏外の為できませんが、
上り方面へ列車が出るとすぐに電波圏内に入ります。
ですのでこの駅を取る際は上桧木内駅との駅間で取る事になるでしょう。



秋田内陸縦貫鉄道21
上桧木内駅
島式ホーム1面2線の駅で列車交換のできる駅となっています。
無人駅でホームの長さは列車1両分程度しかありません。
秋田内陸縦貫鉄道22
ホームの鷹巣側には通路が延びており、
構内踏切から階段で駅前の広場へとつながっています。



秋田内陸縦貫鉄道23
そして上桧木内駅を出た後の
戸沢駅近辺のau 4G LTEでの電波状況マップです。
ご覧の通り戸沢駅周辺は完全に電波圏外となっています。
下り(角館方面行き)列車の場合、
阿仁マタギ駅━戸沢駅間はそのほとんどが電波圏外ですので
戸沢駅へのアクセスはできません。
秋田内陸縦貫鉄道24
反対に上り(鷹巣方面行き)列車ですと、
上桧木内駅━戸沢駅間ではそのほぼ中間点が電波エリアの境界となっています。
実際に私が上り列車で確認したところ、
ご覧の通り中間点付近ではまだアンテナが立っており、
戸沢駅に通常のチェックインでアクセスする事ができました
ただ戸沢駅にアクセスできる範囲は非常に微妙ですので
こちらもGPSの機嫌次第では取れない可能性も多々あります。
ですので万が一に備えてレーダーの準備をお勧めします。



秋田内陸縦貫鉄道26
戸沢駅
単式ホーム1線の無人駅で、ホーム長は列車1両分という駅です。
「県内一てっぺんの駅」というふれこみでも分かる通り
山あいの中にある駅ですので駅近辺は完全に電波圏外となっています。



秋田内陸縦貫鉄道25
こちらは戸沢駅━阿仁マタギ駅間のトンネルについてのマップです。
十二段峠を抜ける全長5967mの十二段トンネルをはじめとして
戸沢駅のすぐ目の前にある東戸沢トンネルなど
この区間はほぼトンネルが占めている区間ですので
当然ながら携帯の電波は入りません。



秋田内陸縦貫鉄道27
阿仁マタギ駅
単式1面1線ホームの無人駅です。
秋田県の阿仁地方は「マタギの里」と呼ばれる地であり
駅名の由来となっています。
駅の周辺にいくつか置かれている木像は「チェンソーアート」と呼ばれるもので
チェーンソー一つで丸太を削って作られた作品です。

この駅自体はホームでGPSの位置情報取得は問題無く可能ですが
周辺の路線にトンネルが多いので確実に駅でのアクセスを忘れないで下さい



秋田内陸縦貫鉄道28
次の奥阿仁駅周辺の電波状況はご覧の通りで
ちょうど駅ホームのあるあたりが電波圏外となっています。
秋田内陸縦貫鉄道29
そして奥阿仁駅の前後は戸鳥内トンネル(1575m)と
菅生トンネル(312m)に挟まれており、トンネル内は物理的に電波が届きません

ですので阿仁マタギ駅━奥阿仁駅間ではほぼ奥阿仁駅は取れません。
比立内駅━奥阿仁駅間で菅生トンネルの鷹巣側出口近辺が
直接奥阿仁駅の位置情報を取得できるポイント
となっています。
落ち着いて対処すれば十分に取得は可能ですが
取れるポイントは長くは無いので忘れずにチェックインをして下さい。



秋田内陸縦貫鉄道30
奥阿仁駅
こちらも単式1面の棒線無人駅となっています。
auの場合、駅ホーム近辺は電波エリア圏外となっていて位置情報アクセスができません
すぐ近くまで電波圏内のエリアがあるので、当日の気象他の状況次第では
微弱ながら電波の入る可能性はありますが、基本的には取れないと思って下さい。
秋田内陸縦貫鉄道31
またこの駅の駅待合室には「演歌『無人駅』の駅」との掲示がしてあります。
これはAKB48のメンバーであった岩佐美咲が2012年2月1日にリリースした演歌曲で
CDジャケットやPV(プロモーションビデオ)の撮影がこの奥阿仁駅で行われました。

(クリックで上動画の試聴ができます)



秋田内陸縦貫鉄道32
比立内駅
島式ホーム1面2線を持つ駅です。
1963年(昭和38年)に開業した駅で、かつては国鉄阿仁合線の終着駅でした。
第三セクター転換した1986年には秋田内陸縦貫鉄道の秋田内陸北線の終点であり、
1989年に北線と南線がつながったことで途中駅となりました。
秋田内陸縦貫鉄道33
駅には観光案内を兼ね北秋田市の職員が詰めていることがありますが
特に駅務は行っていないようです。
秋田内陸縦貫鉄道34
駅の構内は広く、使われていない引込み線や
かつては貨車が入ったであろう車両庫などが残っており
国鉄の終着駅であったことを偲ばせます。



秋田内陸縦貫鉄道35
岩野目駅
単式棒線の無人駅です。



秋田内陸縦貫鉄道36
笑内駅
単式ホーム1面1線の無人駅です。
待合室に掲げらた「根子集落」とは阿仁マタギ発祥の地と言われる集落の一つで、
駅名の由来はアイヌ語の「オ・カシ・ナイ」(川下に小屋のある川)だそうです。



秋田内陸縦貫鉄道37
笑内駅を出ると次の萱草駅までの区間はその大部分が
電波圏外となっています。
ですので笑内駅━萱草駅間では萱草駅を取る事はできません
秋田内陸縦貫鉄道38
阿仁川に沿って路線が敷かれており
ご覧の様な光景の山間を走りますので電波が届かないのもうなづけます。
秋田内陸縦貫鉄道39
そして次の萱草駅が近づいてくると
阿仁川を渡る大又川橋梁へと差し掛かります。
この橋は渓谷の真っ赤な橋梁が見事で
秋田内陸線のイメージ写真にも良く使われる場所だそうです。


秋田内陸縦貫鉄道40
萱草駅
単式1面1線の無人駅です。
秋田内陸縦貫鉄道41
この駅はホームでは完全に電波圏外ですので駅からのアクセスはできません。

鷹巣側の次の駅である荒瀬駅と萱草駅との中間地点あたりから
auでは電波圏内となっていますが、
駅間のやや萱草駅寄りから微弱ながら電波が入り始めますので
私はなんとか直接萱草駅へのアクセスに成功しました。
ただ、電波エリアマップを見れば分かる通り
かなりポイントが限定されますので
状況によっては直接取れなくても仕方が無いと思って下さい。



秋田内陸縦貫鉄道42
荒瀬駅
こちらも1面1線の棒線無人駅です。
この駅から鷹巣側の秋田内陸線は基本的に電波圏内だと思って良いでしょう。



秋田内陸縦貫鉄道43
阿仁合駅
島式ホーム1面2線を持つ駅で、終日駅員が配置されている有人駅です。
1936年(昭和11年)に国鉄阿仁合線の延伸によって開業し、
20年以上終点駅となっていました。
秋田内陸縦貫鉄道44
赤い大屋根を持つ駅舎は東北の駅百選にも選定されており、
駅舎内には売店、観光案内所、そして洋食レストランがあります。
秋田内陸縦貫鉄道45
ご覧の通り駅構内には何本もの引込み線があり
車庫検修施設が置かれた秋田内陸線の車両基地となっています。



秋田内陸縦貫鉄道46
小渕駅
ご覧の通りの単式1面1線の駅で無人駅となっています。
この駅はなぜか駅ホームに立派な造園が為されています。



秋田内陸縦貫鉄道47
前田南駅
単式ホームの無人駅で、あたりは一面田んぼになっています。



秋田内陸縦貫鉄道48
阿仁前田駅
相対式ホーム2面2線の駅で、簡易委託駅として駅務を行う駅務員が居る駅です。
1935年(昭和10年)に 国鉄阿仁合線の終着駅として開業しましたが
翌年に阿仁合駅まで路線が延伸した為、終着駅としては1年余りで途中駅となりました。

この駅は駅舎に温泉保養施設「クウィンス森吉」が併設されており
露天風呂など温泉に入れる駅となっています。



秋田内陸縦貫鉄道49
桂瀬駅
単式1面の棒線駅で駅舎が設置されていますが無人駅となっています。



秋田内陸縦貫鉄道50
米内沢駅
単式1面1線ホームの駅で簡易委託駅となっています。
1934年(昭和9年)には国鉄阿仁合線の終着駅として開業していますが
翌年には阿仁前田駅まで延伸していますので途中駅となっています。



秋田内陸縦貫鉄道51
上杉駅
こちらも単式の無人駅です。
国鉄阿仁合線の駅として開業していますが
作られたのは1965年(昭和40年)と比較的新しい駅のようです。



秋田内陸縦貫鉄道52
合川駅
島式ホーム1面2線の駅で、北秋田市に委託している簡易委託駅となっています。
秋田内陸縦貫鉄道53
駅構内の引込み線にはラッセル車が留置されていました。



秋田内陸縦貫鉄道54
大野台駅
ご覧の通りの単式1面の無人駅です。



秋田内陸縦貫鉄道55
小ヶ田駅
単式1面の無人駅です。
大館能代空港まで3kmほどであり一応最寄り駅となっています。



秋田内陸縦貫鉄道56
西鷹巣駅
こちらも単式1面1線の無人駅です。



秋田内陸縦貫鉄道60
そして西鷹巣駅を出た列車は
次の駅とのちょうど中間点付近でJR奥羽本線と並走状態となります。
元は国鉄の奥羽本線と阿仁合線でしたので線路もつながっており
列車の乗り入れも可能となっています。



秋田内陸縦貫鉄道57
そして鷹巣駅です。
秋田内陸縦貫鉄道の起点駅であり、上り方面列車では終点となる駅です。
秋田内陸縦貫鉄道59
ホーム側から見た駅舎改札。
秋田内陸縦貫鉄道61
こちらが外から見た秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅の駅舎です。
秋田内陸縦貫鉄道64
駅舎の中はご覧のかんじです。
秋田内陸縦貫鉄道62
こちらが駅前広場の光景ですが、
秋田内陸線の鷹巣駅と並んでJRの鷹ノ巣駅の駅舎があるのが分かります。
秋田内陸縦貫鉄道63
実際にJR鷹ノ巣駅の改札を入ると目の前が1番線ホームですが、
ホームを西の秋田寄りに向かって跨線橋の階段の先へと進むと
秋田内陸線の鷹巣駅の駅舎が見えてきます。
秋田内陸縦貫鉄道58
その先はご覧の通り秋田内陸線のホームとなっています。
これはJR鷹ノ巣駅1番線ホームの秋田寄りに
秋田内陸縦貫鉄道の頭端式ホームがあるためで、
駅構内では両駅は自由に往来が可能となっています。
元々は同じ国鉄の駅だった事もあり、
現在は鷹巣駅と鷹ノ巣駅と分けられてはいますが
実質的には同じ駅と考えて良いでしょう。
ただ、JRも秋田内陸線もそれぞれの社員が駅員として常駐しており、
改札業務など駅務も分かれていますのでその点はご注意下さい。




秋田内陸縦貫鉄道65
こちらはau 4G LTEでの電波エリアマップです。
全長およそ100kmの路線で、森吉山の山ろくの過疎地域を抜ける路線ですので
電波のサービスエリア圏外の区間が結構存在しているのが分かります。

ただマタギが狩りをしているような山中の区間を含んでいますので、
電波の圏外の区間には思ったよりは駅も無く、
全29駅の路線ながら駅舎で電波が入らないのは
羽後中里、左通、戸沢、奥阿仁、萱草の5駅だけでした。
このうち左通駅と奥阿仁駅は駅近辺の路線区間で電波が入りますので
実質的に電波の入らない駅としては
羽後中里、戸沢、萱草の三駅のみと考えて良い
でしょう。

そして羽後中里、戸沢、萱草の三駅についても
それぞれ隣駅との中間点あたりまで電波が届く区域があり、
工夫をすればレーダーではなく直接のチェックインも不可能ではありません。
実際に私は角館駅から鷹巣駅まで下り列車で攻略しましたが
秋田内陸縦貫鉄道の全駅をレーダー無しで取る事に成功しています




路線攻略に関しては、起点と終点駅以外で他路線には接続をしておらず、
100kmの路線ですので当然ながら路線の中央部の駅にはレーダーなど届きません。
現実的に考えても素直に乗って攻略するしか無いでしょう。

ただ、角館駅での田沢湖線や鷹巣駅での奥羽本線もさほど本数の多い路線では無い上、
秋田内陸線自体も一日10本程度の本数で、
起点から終点まで乗車できる本数はさらに少なくなってしまいます。
角館駅に秋田新幹線が停まるようになってアクセスは格段に上昇しましたが、
それでも乗車する事自体が一仕事になる路線という点はあまり変わっていません。


私も秋田内陸線を攻略するにあたっては
この路線をメインに日程を組みました。
攻略するにはJR飯田線を攻略するくらいの気持ちで
行ったほうが良い路線かもしれません。



では。

由利高原鉄道00
さて、次は由利高原鉄道です。


元々は国鉄矢島線としてあった路線です。
秋田県の横手と本荘を結ぶ鉄道の免許が大正時代に下りて
横荘鉄道として1922年(大正11年)に開業。
「横荘鉄道西線」となったのが国鉄矢島線の前身です。
1937年に国有化された後に院内までの延伸を目論み矢島駅まで延伸開業。
その後矢島線として長らく運行してきましたが
1985年(昭和60年)に国鉄矢島線は廃止となって第三セクター転換。
由利高原鉄道鳥海山ろく線として開業し現在に至っています。


全線の距離は23.0km。所要時間は片道全線でおよそ40分となっています。
羽後本荘駅から終点の矢島駅まで乗車して往復した場合、
時間帯にもよりますがおよそ1時間半程度は必要でしょう。


由利高原鉄道37
この由利高原鉄道では路線のイメージとして「おばこ」があしらわれています。
「秋田おばこ」と言えば秋田娘を表わす秋田地方の方言であり
意味としては「秋田小町」と同様と考えておおまかには差し支えないのではないでしょうか。




由利高原鉄道01
こちらは羽後本荘駅
JR羽越本線の駅であり、今回の由利高原鉄道の起点となる駅です。
由利高原鉄道08
駅舎の入口。
由利高原鉄道02
こちらが駅舎の中の改札前ですが、
JRの自動改札と由利高原鉄道の有人改札がご覧の通り並んでいます。
由利高原鉄道03
こちらが由利高原鉄道の改札と券売窓口。
由利高原鉄道04
…まあ改札を入ってしまえばご覧の通り
JRも由利高原鉄道も同じ場所へと入るだけなのですが。
由利高原鉄道05
改札を入ると跨線橋の階段を上がることになります。
跨線橋の一番奥の4番線が由利高原鉄道が使用しているホームです。
由利高原鉄道06
こちらが由利高原鉄道のホームである
羽後本荘駅4番線ホーム。
由利高原鉄道07
ホームから線路の反対側を見ると
由利高原鉄道のゼロキロポストがありました。
由利高原鉄道09
こちらは現在由利高原鉄道を走っている車両です。
YR-3000形と言って2012年から導入された車両となります。
3両導入されたうち、写真の緑の列車はYR-3001という車番の車両で
シートの模様は由利本荘市の「御殿まり」をイメージしているそうです。



由利高原鉄道10
羽後本荘駅を出た由利高原鉄道はしばらくJR羽越本線と並走します。
写真の右の2線が複線の羽越本線、左の1線が単線の由利高原鉄道となります。
由利高原鉄道11
2kmほど並走すると、ご覧の通り由利高原鉄道の線路が
羽越本線から分岐するように離れていきます。
由利高原鉄道12
するとすぐに由利高原鉄道の駅が現れます。
駅の裏手にはまだ羽越本線が見える位置で、分岐してすぐの場所です。


由利高原鉄道13
薬師堂駅です。
1922年開業のこの駅は国鉄時代にもずっとあった駅ですが、
目の前を走っている羽越本線のホームがこの駅に設けられたことはありません。
単式ホームの無人駅で駅舎は2009年に改築されたものです。



由利高原鉄道14
子吉駅
こちらも棒線無人駅です。
駅舎は2011年に改築された新しいもので、
中に玉ノ池簡易郵便局が併設されて共用となっています。



由利高原鉄道15
鮎川駅
単式ホームの無人駅です。
2003年に駅舎が改築されています。



由利高原鉄道16
黒沢駅
こちらも棒線無人駅で、駅舎が2003年に改築されています。
由利高原鉄道17
どうやら少し前に由利高原鉄道でかかしのイベントをやったらしく、
ホームの前にはかかしが並んでいました。



由利高原鉄道18
曲沢駅
ご覧の通りの単式ホームの無人駅です。
国鉄やJRの時代にはこの駅は無く、
第三セクター転換後の1989年に新設された駅となります。
由利高原鉄道の途中駅はほぼ全てが無人駅なのですが、
それにしてもこの曲沢駅は周辺は田んぼしか無い状態にポツンとあります…



由利高原鉄道19
前郷駅
相対式2面2線のホームを持つ由利高原鉄道では数少ない列車交換可能駅です。
またホームに駅員が立っているので分かる通り、駅員配置駅でもあります。

元々は交換可能駅だったこの駅は国鉄時代に交換設備を廃止されてしまい
JR矢島線時代まではホーム1線のみの棒線駅でしたが
由利高原鉄道へと移管された1985年に再び交換施設を作って2線のホームとなりました。
駅舎は2003年に改築されたものです。
由利高原鉄道20
二つのホームは構内踏切でつながっています。

駅メモで秋田県の廃線として登録されている「横荘線」は
元々は横荘鉄道が横手と本荘(羽後本荘)を結ぶ為に敷設した路線の東側であり
「横荘東線」と通称されていたものです。
それに対して由利高原鉄道は横荘鉄道の「横荘西線」であり、
西線と東線はこの前郷駅で接続して一本の路線となる予定でした

明治時代の鉄道敷設法では(羽後)本荘から院内へと路線が計画されており、
それに従って1937年に国有化されるとまもなくこの前郷駅から矢島駅までが延伸されました。
このときの矢島線が現在に至って由利高原鉄道となっています。




由利高原鉄道201
久保田駅
第三セクター転換された1985年に新設された駅で、
ご覧の通りの棒線無人駅です。
待合室はホームを下りたところに設置されています。
駅周辺は一面田んぼが広がる光景です。



由利高原鉄道22
西滝沢駅
横荘鉄道時代にはまだ路線がここまで延びておらず、
1937年9月に路線が国有化された後に国鉄矢島線の駅として
同年12月にこの駅まで延伸されて開業した駅です。
現在は単式1線の棒線駅ですが国有化された1937年~38年までは
この駅が終着駅でした。
由利高原鉄道23
ですので駅周辺を見ると不思議と敷地に余裕があり
かつては列車が行き違いを行った面影を感じます。



由利高原鉄道24
吉沢駅
1989年に由利高原鉄道の駅として新設された駅です。
見ての通りの棒線無人駅であたりは一面田んぼです。



由利高原鉄道25
川辺駅
単式1面の棒線無人駅です。
1938年に延伸された国鉄矢島線の駅として開業し現在に至っています。




由利高原鉄道26
そしてこちらが終点の矢島駅です。
由利高原鉄道29
終点駅らしい駅の表示。
由利高原鉄道28
矢島駅にはご覧の通り駅ホーム周辺に引込み線と車庫が設けられており
由利高原鉄道の車両基地となっています。
由利高原鉄道27
こちらが駅舎の外観。
東北の駅百選に選定されている駅舎です。
由利高原鉄道32
入口の駅名標。
由利高原鉄道30
駅前の光景。
由利高原鉄道33
駅舎の中の改札と待合室はこんな感じです。
由利高原鉄道31
駅舎の改札への入口の左手には
続きで由利高原鉄道の本社が併設されています。





由利高原鉄道34
こちらはau 4G LTEでの電波エリアマップです。
由利高原鉄道の全線が電波のエリア圏内であることが分かります。
トンネルもほとんど無い路線ですので基本的の路線のどこからでも
駅の位置情報の取得が可能と考えて良い
でしょう。



由利高原鉄道35
こちらは由利高原鉄道近辺でのレーダー射程の図です。
結論から言うと由利高原鉄道の終点2駅にはレーダーが届きません
3駅目の吉沢駅も通常射程の12では無理で、三条なつめのスキルの補助が必要となります。

JR羽越本線の西目駅━仁賀保駅間で
終点から4駅目の西滝沢駅が射程12で、終点3駅目の吉沢駅が射程13となります。
他の路線から由利高原鉄道をレーダーだけでコンプするのは無理の様子です。

途中で引き返す場合でも、曲沢駅━前郷駅間でやっと終点の矢島駅が射程12で届きます。
片道40分の由利高原鉄道で羽後本荘駅━前郷駅の所要時間は20分程度。
ここからレーダーを飛ばす事にメリットを感じるかどうか、は
運賃と所要時間を勘案した上での個々の価値観でしょう。



由利高原鉄道の運賃は、羽後本荘駅━矢島駅の全線片道で600円となっています。
つまり往復では1200円かかるということになります。
由利高原鉄道36
こちらは「楽楽遊遊乗車券」で
由利高原鉄道の土日祝日のみ利用可能のフリー切符です。
地方ローカル線の券売窓口は早朝始発前に開いていない路線もあるのですが
由利高原鉄道の由利本荘駅券売窓口は始発前の6時20分から開いていましたので
当日早朝でも購入が可能でした。

またJRで発売している「きらきら日本海パス」でも
由利高原鉄道がフリーエリアに含まれていますので乗車可能となっています。
このあたりは由利高原鉄道の乗車の場合、利用価値の高い切符ではないでしょうか。



JR羽越本線から分岐している盲腸線である第三セクター路線の由利高原鉄道。
秋田駅から起点の羽後本荘駅まではおよそ40分かかる上、
羽越本線自体の運行本数もあまり多くない
という状態となっています。
ですから由利高原鉄道まで辿り着いて乗るまでも一苦労がありますので
前後の行程を考えると攻略には事前の綿密な計画が必要となってくるでしょう。


まあ、秋田県付近はどの路線を攻略しようとしても
同じような問題に突き当たりますので
そういうものだと割り切ればそれなりに楽しいと思いますよ。
私は由利高原鉄道に乗ってそれなりに楽しかったですし。

では。

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