でんこの元ネタ
■EX No.45 雲谷みゅう(Kumoya Myu)
■タイプ:トリックスター
■誕生日:2月9日
■出身駅: なし(車両基地はJR東日本川越車両センター(埼玉県川越市))
こちらはJR東日本の川越線の南古谷駅です。
大宮駅からは15分ほどの場所にある駅で、川越駅の隣の駅となりJR埼京線が乗り入れています。
この南古谷駅の東側800mほどの場所にJR東日本の川越車両センターがあるのですが、
車両センターと駅との間にはご覧の通り一面の田んぼが広がっています。
実は荒川の右岸流域にあたるこのあたりの土地は市街化調整区域となっていて
開発に制限のかかっている土地となっており、駅前の一部を除くと
ご覧の通り都心30km圏内とは思えない一面の田んぼが広がっているのです。
JR川越線の大宮駅方から南古谷駅への到着直前の車内から見た
川越車両センター付近の光景です。車両基地以外の周囲は
田んぼしか無いのがお分かり頂けますでしょうか。
1985年(昭和60年)に作られた川越電車区(現・川越車両センター)は
埼京線の車両基地としての役割の為に作られたものですが、
通勤新線として作られた埼京線の沿線には広大な車両基地を作る場所は無く、
大宮駅でつながる川越線の沿線で広大な土地がある
南古谷に基地が新設されたという経緯があります。
こちらが敷地の南側にある川越車両センターの正門です。
埼京線・川越線・八高線の車両基地としての役割を持つ車両基地であり、
試験車両である「MUE-Train」も所属している車両センターとなります。
再び南古谷駅のある車両センターの敷地の西側からの光景。
留置線の車止めがあり車両が並んでいます。
その留置線の中央付近にご覧の通り「MUE-Train」が留置されていました。
こちらは正門から東側の車両庫を過ぎたあたりからの様子です。
留置線に並ぶ「MUE-Train」の大宮方の線頭部をのぞくことができます。
通常のでんこには苗字の由来となる駅名がありますが、
一部のエクストラでんこと同様に「雲谷」という駅は存在しない為
代わりに所属の川越車両センターの様子を紹介した次第です。
今後でんこの実家イベントなどで雲谷みゅうの駅が設定されるやもしれませんが
その場合は新たに追記したいと思います。
■モデル車両: JR東日本 209形電車mue編成 多目的試験車「MUE-Train」
「MUE-Train」はJR東日本が2008年(平成20年)に在来線車両の技術試験の為に製作した
研究開発用の事業用直流電車(試験車)で、編制の愛称は
Multipurpose Experimental Train(多目的試験電車)を略したものです。
【上写真:京浜東北線209系0番台】
「MUE-Train」の元の車両は1993年(平成5年)2月13日に川崎重工業で作られた
浦和電車区(現・さいたま車両センター)所属の209系0番台ウラ2編成で
京浜東北線・根岸線で運用をされていた車両でした。
この10両編制の209系0番台ウラ2編成は2008年(平成20年)7月に
長野総合車両センターへと回送され、うち7両が使用され改造を施されて「MUE-Train」となります。
京浜東北線時代は車両記号に「クハ」「モハ」と旅客用普通車を示す「ハ」が用いられていましたが
試験車両へと改造された為、この時に事業用職用車を示す「ヤ」に改番されて
各車両の車両記号が「クヤ」「モヤ」となっています。
2008年(平成20年)10月3日付けで「MUE-Train」は川越車両センター所属となり
11月より東北本線(宇都宮線)を主に各種試験を行っています。
主に車両の性能向上に関する開発に関する試験を行った第1期の試験走行は
2009年(平成21年)まで行われました。
そして「MUE-Train」は次世代車両制御システムの開発をメインとする
第2期の試験を行うために2009年(平成21年)9月に東急車輛へと送られて新たな改造を施されます。
この際に「台車の性能向上試験」を担当していた4号車は
試験車両から外れる事となって後に廃車となっています。
現在(註:2021年5月)の「MUE-Train」では4号車が欠番となっていますが
これはこの時に4号車が外されて6両での試験編制となった為です。
試験車両はその性格から役割が終わると廃車となる短命なものも多いですが
この「MUE-Train」は多目的試験車として機器単位で載せ替えを行って運用されており、
現在(註:2021年5月)まで14年にわたって試験走行を行っています。
車体のデザインは「明るい未来と希望を表現する」白( )を帯色としており
「多くの分野の光り輝く新技術が集結して新しい鉄道システムを構築するイメージ」として
帯にブロックパターンが集まり、ロゴのmueの文字がつながる事で表現をしています。
「MUE-Train」をモチーフとする駅メモのでんこの雲谷みゅうの
苗字の「雲谷」は車両記号の「クモヤ」が由来であると思われます。
「ク」は運転台のある制御車、「モ」はモーターのある動力車の意味で
「ヤ」は事業用車であり、多くの試験車両で「クモヤ」の車両が使われていることから
今回の雲谷みゅうの苗字となったのだと思われます。
しかし近年の電車はユニットを組んで役割を分担する例がほとんどです。
なので209系には運転台とモーターが両方搭載された「クモ」の制御電動車はありませんので
「MUE-Train」に「クモヤ」という車両は存在しません。
全国のJR各社では「クモヤ」を冠する事業車両がいくつもありますので
おそらくは試験車両という大きな括りで語呂のいい「クモヤ」を名前にしたのだと思われます。
また雲谷みゅうの誕生日が2月9日に設定されていますが、
「MUE-Train」および209系0番台ウラ2編成で2月9日に該当する出来事は見当たりません。
ですので恐らくは「209系」の形式番号から2月9日としたのであろうと思われます。
【上動画はクリックで再生します】
こちらはJR川越線の大宮駅隣の日進駅へと入線する「MUE-Train」です。
それでは以下で編制の各車両について見てみたいと思います。
川越方の先頭車両となる1号車のクヤ208-2です。
「ク」(制御車)「ヤ」(事業用車)の意味となります。
京浜東北線時代の車両番号はクハ208-2で、基本的には用途を示す
「ハ」が「ヤ」に変更された以外は元々の番号を踏襲して使われています。
編制略記号ではTcz'となりT(付随車)c(制御車)z(事業用車)で
動力が無く運転台のある事業用車両という意味となります。
1号車の特徴としては、WiMAXによる高速データ通信の検証試験を担当している点でしょうか。
通信によって車両のみならず運行管理センターなどの地上設備と情報を共有して
情報管理をより一層高度なものにする為の試験をこの車両で行っています。
2号車となる川越方二両目のモヤ208-4です。
「モ」(電動車)「ヤ」(事業用車)ですので動力のある車両とjなります。
編制略記号はMz'でM(動力車)z(事業用車)となり意味は同様です。
1号車と2号車は空気ばね式車体傾斜システムやブレーキ力向上用の
試験用機器が搭載されており床面の高さが編制の他車よりも低く作られています。
車体傾斜システムは中央線特急のE353系などで実用化されて大きな貢献をしています。
川越方三両目となる3号車のモヤ209-4です。
この車両もモーターのある電動車であり、編成略記号はMzとなって
M(動力車)z(事業用車)の電動車を意味しているのは同じとなります。
1号車からこの3号車までは降雨時のブレーキ力向上試験をも担当しています。
また3号車客室内の照明の一部がLED化されていて
蛍光灯との照度比較試験なども行われているそうです。
またこの3号車の川越方の屋根上にはシングルアームのパンタグラフが搭載されています。
京浜東北線の209系は菱形パンタグラフでしたが、「MUE-Train」ではこの3号車に
パンタグラフを増設する際にシングルアームの形状が採用されています。
「MUE-Train」をモチーフとする駅メモのでんこの雲谷みゅうの背中にも
同じ形のシングルアームパンタグラフがあるのが並べるとよく分かります。
大宮方の三両目となる5号車のモヤ208-3です。
編制略記号Mz'のM(動力車)z(事業用車)となります。
4号車が2011年(平成23年)に廃車となり欠番となっているので
3号車の次がこの5号車となっています。
5号車から7号車までは営業用車輌を用いた地上設備の
状態監視用機器の開発の試験を担当しています。
大宮方の二両目の6号車のモヤ209-3です。
編制略記号MzでM(動力車)z(事業用車)であり動力車となります。
この車両にも川越方の屋根上にシングルアームパンタグラフが1基搭載されています。
また架線状態の監視および計測を行うため屋根上にカメラと測定装置、
送受信装置が設置されています。
この「MUE-Train」では車体側面の白帯のブロックパターンの傾斜が
1~3号車と5~7号車では傾斜が逆向きとなっています。
本来は欠番の4号車の車体中央で合わさってV字になっていたのですが
現在は3号車と5号車の連結面が模様の境界となっています。
そして大宮方の先頭車両となる7号車のクヤ209-2です。
1号車と同様にモーターを持たない制御車の先頭車両で、
編制略記号TczでT(付随車)c(制御車)z(事業用車)であるのも1号車と同様です。
屋根上には電車線設備計測用アンテナを搭載しており
通常の営業車両での架線のチェックを行う試験をしています。
また「MUE-Train」では編制の全車両でモーターとブレーキの制御装置と
指令および状態監視装置の試験を行っていました。
この「MUE-Train」で試験を重ねたものが次世代型制御システム“INTEROS”となり
山手線で導入された新型車両のE235系で本採用されて成果を挙げています。
また余談ですが、駅メモのでんこの阿佐ヶ谷カノンのモチーフ車両は
中央総武緩行線で走っていた209系500番台ですので
「MUE-Train」とは同じ209系の系列となります。
いつ走るか分からない試験車両の「MUE-Train」ですが、調べてみると
数多くの駅メモのでんこの元ネタ車両と関わりがある車両であることが分かります。
引用参考資料
JR東日本 2008年10月7日リリース「在来線用試験電車 MUE-Train (ミュートレイン)について」
https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081004.pdf
【写真撮影:2021年5月】
■EX No.45 雲谷みゅう(Kumoya Myu)
■タイプ:トリックスター
■誕生日:2月9日
■出身駅: なし(車両基地はJR東日本川越車両センター(埼玉県川越市))
こちらはJR東日本の川越線の南古谷駅です。
大宮駅からは15分ほどの場所にある駅で、川越駅の隣の駅となりJR埼京線が乗り入れています。
この南古谷駅の東側800mほどの場所にJR東日本の川越車両センターがあるのですが、
車両センターと駅との間にはご覧の通り一面の田んぼが広がっています。
実は荒川の右岸流域にあたるこのあたりの土地は市街化調整区域となっていて
開発に制限のかかっている土地となっており、駅前の一部を除くと
ご覧の通り都心30km圏内とは思えない一面の田んぼが広がっているのです。
JR川越線の大宮駅方から南古谷駅への到着直前の車内から見た
川越車両センター付近の光景です。車両基地以外の周囲は
田んぼしか無いのがお分かり頂けますでしょうか。
1985年(昭和60年)に作られた川越電車区(現・川越車両センター)は
埼京線の車両基地としての役割の為に作られたものですが、
通勤新線として作られた埼京線の沿線には広大な車両基地を作る場所は無く、
大宮駅でつながる川越線の沿線で広大な土地がある
南古谷に基地が新設されたという経緯があります。
こちらが敷地の南側にある川越車両センターの正門です。
埼京線・川越線・八高線の車両基地としての役割を持つ車両基地であり、
試験車両である「MUE-Train」も所属している車両センターとなります。
再び南古谷駅のある車両センターの敷地の西側からの光景。
留置線の車止めがあり車両が並んでいます。
その留置線の中央付近にご覧の通り「MUE-Train」が留置されていました。
こちらは正門から東側の車両庫を過ぎたあたりからの様子です。
留置線に並ぶ「MUE-Train」の大宮方の線頭部をのぞくことができます。
通常のでんこには苗字の由来となる駅名がありますが、
一部のエクストラでんこと同様に「雲谷」という駅は存在しない為
代わりに所属の川越車両センターの様子を紹介した次第です。
今後でんこの実家イベントなどで雲谷みゅうの駅が設定されるやもしれませんが
その場合は新たに追記したいと思います。
■モデル車両: JR東日本 209形電車mue編成 多目的試験車「MUE-Train」
「MUE-Train」はJR東日本が2008年(平成20年)に在来線車両の技術試験の為に製作した
研究開発用の事業用直流電車(試験車)で、編制の愛称は
Multipurpose Experimental Train(多目的試験電車)を略したものです。
【上写真:京浜東北線209系0番台】
「MUE-Train」の元の車両は1993年(平成5年)2月13日に川崎重工業で作られた
浦和電車区(現・さいたま車両センター)所属の209系0番台ウラ2編成で
京浜東北線・根岸線で運用をされていた車両でした。
この10両編制の209系0番台ウラ2編成は2008年(平成20年)7月に
長野総合車両センターへと回送され、うち7両が使用され改造を施されて「MUE-Train」となります。
京浜東北線時代は車両記号に「クハ」「モハ」と旅客用普通車を示す「ハ」が用いられていましたが
試験車両へと改造された為、この時に事業用職用車を示す「ヤ」に改番されて
各車両の車両記号が「クヤ」「モヤ」となっています。
2008年(平成20年)10月3日付けで「MUE-Train」は川越車両センター所属となり
11月より東北本線(宇都宮線)を主に各種試験を行っています。
主に車両の性能向上に関する開発に関する試験を行った第1期の試験走行は
2009年(平成21年)まで行われました。
そして「MUE-Train」は次世代車両制御システムの開発をメインとする
第2期の試験を行うために2009年(平成21年)9月に東急車輛へと送られて新たな改造を施されます。
この際に「台車の性能向上試験」を担当していた4号車は
試験車両から外れる事となって後に廃車となっています。
現在(註:2021年5月)の「MUE-Train」では4号車が欠番となっていますが
これはこの時に4号車が外されて6両での試験編制となった為です。
試験車両はその性格から役割が終わると廃車となる短命なものも多いですが
この「MUE-Train」は多目的試験車として機器単位で載せ替えを行って運用されており、
現在(註:2021年5月)まで14年にわたって試験走行を行っています。
車体のデザインは「明るい未来と希望を表現する」白( )を帯色としており
「多くの分野の光り輝く新技術が集結して新しい鉄道システムを構築するイメージ」として
帯にブロックパターンが集まり、ロゴのmueの文字がつながる事で表現をしています。
「MUE-Train」をモチーフとする駅メモのでんこの雲谷みゅうの
苗字の「雲谷」は車両記号の「クモヤ」が由来であると思われます。
「ク」は運転台のある制御車、「モ」はモーターのある動力車の意味で
「ヤ」は事業用車であり、多くの試験車両で「クモヤ」の車両が使われていることから
今回の雲谷みゅうの苗字となったのだと思われます。
しかし近年の電車はユニットを組んで役割を分担する例がほとんどです。
なので209系には運転台とモーターが両方搭載された「クモ」の制御電動車はありませんので
「MUE-Train」に「クモヤ」という車両は存在しません。
全国のJR各社では「クモヤ」を冠する事業車両がいくつもありますので
おそらくは試験車両という大きな括りで語呂のいい「クモヤ」を名前にしたのだと思われます。
また雲谷みゅうの誕生日が2月9日に設定されていますが、
「MUE-Train」および209系0番台ウラ2編成で2月9日に該当する出来事は見当たりません。
ですので恐らくは「209系」の形式番号から2月9日としたのであろうと思われます。
【上動画はクリックで再生します】
こちらはJR川越線の大宮駅隣の日進駅へと入線する「MUE-Train」です。
それでは以下で編制の各車両について見てみたいと思います。
川越方の先頭車両となる1号車のクヤ208-2です。
「ク」(制御車)「ヤ」(事業用車)の意味となります。
京浜東北線時代の車両番号はクハ208-2で、基本的には用途を示す
「ハ」が「ヤ」に変更された以外は元々の番号を踏襲して使われています。
編制略記号ではTcz'となりT(付随車)c(制御車)z(事業用車)で
動力が無く運転台のある事業用車両という意味となります。
1号車の特徴としては、WiMAXによる高速データ通信の検証試験を担当している点でしょうか。
通信によって車両のみならず運行管理センターなどの地上設備と情報を共有して
情報管理をより一層高度なものにする為の試験をこの車両で行っています。
2号車となる川越方二両目のモヤ208-4です。
「モ」(電動車)「ヤ」(事業用車)ですので動力のある車両とjなります。
編制略記号はMz'でM(動力車)z(事業用車)となり意味は同様です。
1号車と2号車は空気ばね式車体傾斜システムやブレーキ力向上用の
試験用機器が搭載されており床面の高さが編制の他車よりも低く作られています。
車体傾斜システムは中央線特急のE353系などで実用化されて大きな貢献をしています。
川越方三両目となる3号車のモヤ209-4です。
この車両もモーターのある電動車であり、編成略記号はMzとなって
M(動力車)z(事業用車)の電動車を意味しているのは同じとなります。
1号車からこの3号車までは降雨時のブレーキ力向上試験をも担当しています。
また3号車客室内の照明の一部がLED化されていて
蛍光灯との照度比較試験なども行われているそうです。
またこの3号車の川越方の屋根上にはシングルアームのパンタグラフが搭載されています。
京浜東北線の209系は菱形パンタグラフでしたが、「MUE-Train」ではこの3号車に
パンタグラフを増設する際にシングルアームの形状が採用されています。
「MUE-Train」をモチーフとする駅メモのでんこの雲谷みゅうの背中にも
同じ形のシングルアームパンタグラフがあるのが並べるとよく分かります。
大宮方の三両目となる5号車のモヤ208-3です。
編制略記号Mz'のM(動力車)z(事業用車)となります。
4号車が2011年(平成23年)に廃車となり欠番となっているので
3号車の次がこの5号車となっています。
5号車から7号車までは営業用車輌を用いた地上設備の
状態監視用機器の開発の試験を担当しています。
大宮方の二両目の6号車のモヤ209-3です。
編制略記号MzでM(動力車)z(事業用車)であり動力車となります。
この車両にも川越方の屋根上にシングルアームパンタグラフが1基搭載されています。
また架線状態の監視および計測を行うため屋根上にカメラと測定装置、
送受信装置が設置されています。
この「MUE-Train」では車体側面の白帯のブロックパターンの傾斜が
1~3号車と5~7号車では傾斜が逆向きとなっています。
本来は欠番の4号車の車体中央で合わさってV字になっていたのですが
現在は3号車と5号車の連結面が模様の境界となっています。
そして大宮方の先頭車両となる7号車のクヤ209-2です。
1号車と同様にモーターを持たない制御車の先頭車両で、
編制略記号TczでT(付随車)c(制御車)z(事業用車)であるのも1号車と同様です。
屋根上には電車線設備計測用アンテナを搭載しており
通常の営業車両での架線のチェックを行う試験をしています。
また「MUE-Train」では編制の全車両でモーターとブレーキの制御装置と
指令および状態監視装置の試験を行っていました。
この「MUE-Train」で試験を重ねたものが次世代型制御システム“INTEROS”となり
山手線で導入された新型車両のE235系で本採用されて成果を挙げています。
また余談ですが、駅メモのでんこの阿佐ヶ谷カノンのモチーフ車両は
中央総武緩行線で走っていた209系500番台ですので
「MUE-Train」とは同じ209系の系列となります。
いつ走るか分からない試験車両の「MUE-Train」ですが、調べてみると
数多くの駅メモのでんこの元ネタ車両と関わりがある車両であることが分かります。
引用参考資料
JR東日本 2008年10月7日リリース「在来線用試験電車 MUE-Train (ミュートレイン)について」
https://www.jreast.co.jp/press/2008/20081004.pdf
【写真撮影:2021年5月】