東京

東京の廃駅についての続きです。

東京都で登録されている廃駅のうち、これまで扱ったのは以下の4駅です。


【攻略】廃駅(東京)・京王電鉄多摩御陵線、武蔵横山駅、多摩御陵前駅。
【攻略】廃駅(東京)・西武鉄道、東国分寺駅(多摩湖線)、上り屋敷駅(池袋線)。




■博物館動物園駅(京成本線)

まずはあえて上野駅のパンダ橋口からスタート。
博物館動物園01

博物館動物園03
パンダ橋を上野公園川への向かいます。

博物館動物園02
上野駅のホームを見下ろしながら。

博物館動物園04
上野駅の公園口に来ました。
本来は上野公園に行く方はここいらからですね。

博物館動物園05
公園口正面の東京文化会館

博物館動物園06
の、右横の道を抜けて行きます。

博物館動物園07
国立西洋美術館の前を通り抜けて、

博物館動物園08
そのまま上野公園の道を進むと、
メインの大通りとの交差点に差し掛かります。

博物館動物園09
大通りを右に見ると、奥には
東京国立博物館が見えます。
「博物館動物園駅」の「博物館」ですね。

曲がらずそのまま園内の道を進むと。
博物館動物園10
上野動物園の入り口が見えてきます。
「博物館動物園駅」の「動物園」です。

博物館動物園11
動物園の入り口の前のポストがパンダ模様になってます。

博物館動物園12
右を見ると東京都美術館が見えますが、

博物館動物園13
用は無いので右横の園内道路を進みます。

博物館動物園14
公道に突き当たると、正面には東京国立博物館内んいある立派な門が。
この門は「旧因州池田屋敷表門」と言って、
鳥取藩池田家江戸上屋敷の正門が残されているものです。

博物館動物園15
公道を左に曲がって進むと。

博物館動物園16
旧東京音楽学校奏楽堂が信号の交差点の左手にありますが、
その道路を挟んだ向かいを見ると。


博物館動物園17
なにやら見える石造りの建物こそが、
「博物館動物園駅」の地上口の建物です。

博物館動物園18
確かに「博物館動物園駅跡」というレリーフがついています。

博物館動物園19
なにやら説明書きのレリーフも。

博物館動物園20
横から見るとこんな感じですか。

博物館動物園21
反対側から。
こちらは国立博物館の敷地内です。 というか、この「博物館動物園駅」の建物自体は国立博物館の敷地の中なんですけどね。
博物館動物園22
京成本線が上野公園の区間は地下を走っていますので、
現在でも京王本線の車窓から博物館動物園駅のホームを見る事ができるそうです。


この博物館動物園駅の建物は中川俊二という建築家の手による設計だそうで、
皇室用地であった帝室美術館(現・東京国立博物館)の敷地内に建てられることになった為、
昭和天皇出席の御前会議でデザインが決定されたそうです。


博物館動物園23
ご覧の通り、京成本線でも取得は可能ですが、
JR山手線の鶯谷駅━上野駅の間でGPSで取得が可能です。



まあ、山手線から取れる駅をわざわざ現地に行って取る人は少ないでしょうが、
非常にアクセスのたやすいロケーションなので、現地で見てみるのも一興かもしれません




■昌平橋駅(鉄道院中央本線)

昌平橋駅は、万世橋駅が出来るまでの仮駅として
1908年(明治41年)から1911年(明治45年)の4年間だけ存在したという駅で、
かつては現在の中央本線の東京側の起点でした。


昌平橋01
秋葉原駅の電気街口を出て、高架下を伝って中央通り(国道17号)の交差点に。

昌平橋02
そのまま高架下の道をまっすぐに突き進みます。

昌平橋03
昌平橋の交差点が見えてきます。
上に見える緑の鉄橋は秋葉原のランドマークとも言うべき
「松住町架道橋」です。こちらは総武本線が通ります。

昌平橋04
松住町架道橋の真下から昌平橋の交差点。
奥は昌平橋です。
昌平橋の向こうには、中央本線の煉瓦作りの高架橋が見えます。

昌平橋05
昌平橋の方向に向かって進むと。


昌平橋06
橋の上から見える、中央本線の高架下のご覧の部分が、
かつて昌平橋駅のあった場所です。
煉瓦の構造物は、営業当時ほぼそのままで残っているそうです。

昌平橋07
こちらが昌平橋駅のあった場所の地図です。


昌平橋08
川と反対側から見た昌平橋駅跡。
この煉瓦の4連アーチのうち、中央通り側に一番近いアーチ、
この写真に写っている場所が、かつて駅の入り口だったそうです。

昌平橋10
この煉瓦アーチの高架橋は「紅梅河岸高架橋」という名前だそうです。

昌平橋09
駅跡の北側。この神田川に張り出した階段から、上にあるホームへと上がったそうです。
現在はその階段の跡はありません。

昌平橋11
駅の前には「淡路坂」の表示が。


昌平橋12
昌平橋駅跡から昌平橋を挟んだ反対側に伸びる煉瓦アーチ。
その終端には万世橋駅がかつてありました。

昌平橋13
「神田郵便局前」の交差点から「昌平橋」交差点の方向を望む風景です。



昌平橋14
この昌平橋駅は、現在の中央本線上にある駅ですので
当然、中央線の御茶ノ水駅━神田駅間で取得が可能です。
また、ほぼ横を通る総武本線の御茶ノ水駅━秋葉原駅間でも取る事は容易にできます。

交通量の多いメジャーな路線から取れるので、
特に駅奪取に苦労をする事はありません。




さて、今回ご紹介の二つの駅は、
まるでオマケの様に簡単に取れる廃駅なので
現地まで行く人はあまり居ないような気がします。

私は実際に行って取る事が楽しいですので
わざわざ出向いていますが、意外と楽しかった事をここに書いておきます。


ではまた。

東京の廃駅についての続きです。

東京都で廃駅が登録されている数は8つですが、
前回はそのうちの二つを扱いました。


【攻略】廃駅(東京)・京王電鉄多摩御陵線、武蔵横山駅、多摩御陵前駅。


今回は続いて西武鉄道の廃駅を追いたいと思います。



■東国分寺駅(西武鉄道多摩湖線)

西武鉄道の多摩湖線は国分寺駅を起点としている路線で、
現在も国分寺駅━西武遊園地駅間を営業しています。


東国分寺0001
1933年(昭和8年)から1945年(昭和20年)まであった駅で、
ご覧の通り1947年(昭和22年)発行の地図にはきちんと載っています。



国分寺駅から西武多摩湖線を伝うように歩いて
およそ7、8分くらいで東国分寺駅跡に到着する事ができます。


東国分寺01
ご覧の道路が左に少し膨らんでいるあたりが東国分寺駅の跡です。

東国分寺03
もう少し寄って見ると良く分かります。
ここには西武バスの「第三小学校」バス停があります。


東国分寺04
反対方向に向き直ると「西武鉄道国分寺第五踏切」があります。
この踏切を渡る道路は都道134号線、通称「連雀通り」です。



東国分寺05
歩道橋から、踏切の南側を見下ろした写真です。
赤線の部分に出来て最初にあった「東国分寺駅」の駅舎がありました。
現在は横の道路を拡張するために土地が削られてしまっており、
その痕跡は残っていません。
東国分寺06
駅舎のあった場所を反対側から。
1933年(昭和8年)~1936年(昭和11年)までの旧・東国分寺駅駅舎跡地です。



向き直って歩道橋から踏切の北側を見ると。
東国分寺07
こちらが1936年(昭和11年)に北に75m移動された後の東国分寺駅です。
移動する事で駅構内の線路が複線化され交換(単線で列車がすれ違う事)ができる駅となりました。

東国分寺08
赤丸のあたりが駅のあった場所です。
道路の斜線部はかつて駅構内の用地だった場所で、
近年までそのままはみ出て存在し、交通のネックになっていたそうです。
現在は削られて道路が直線になり、渋滞は解消されています。
横の道路の膨らみはその当時の名残りのようです。



東国分寺09
ご覧の通り、東国分寺駅を取得するには、
やはり西武多摩湖線の国分寺駅━一橋学園駅間でGPSで取るのが一番確実で容易でしょう。
実際に駅があった場所を電車で通過しますので、
忘れずに奪取して下さい。




■上り屋敷駅(西武鉄道池袋線)

山手線の池袋駅からも、目白駅からもおよそ8分程度歩けば着く場所に
今は無き上り屋敷駅がありました。

「上り屋敷」とは江戸時代に八歳将軍吉宗のときにあった狩場の休憩所の事だそうで。

こちらを走る西武池袋線の池袋三号踏切のあたりに上り屋敷駅がありました。
上り屋敷01


上り屋敷02
上り屋敷駅のあった場所に現在建っているコンビニ。
上り屋敷03
ご覧の通り店名が「西池袋上り屋敷店」となっています。

上り屋敷04
駅舎跡地のコンビニの裏に回って線路をのぞいたあたりが、
上り屋敷駅のホームがあったあたりとなります。


上り屋敷05
赤線で囲んだあたりが、上り屋敷駅の下り線ホームの跡です。

上り屋敷06
反対側から見た下りホーム跡地。



上り屋敷07
こちらが上りホームのあったあたりです。

上り屋敷08
上りホームの真横から。



上り屋敷09
目白庭園の長屋門の近くの方の踏切から見た上り屋敷駅跡近辺です。




上り屋敷10
西武池袋線の廃駅ですので、
当然、池袋駅━椎名町駅間で普通にGPSで取得が可能ですが、
地図を見ていただければ分かるように、
JR山手線の池袋駅━目白駅間でもGPSで取れてしまいます
ですので全く狙っていないのに取ってしまった人も多数存在すると思います。


GPSで取れば別に問題はないのですが、
非常に容易に行ける場所にあるだけに、
折を見て一度見て見るのも乙かもしれませんよ。



東京の廃駅はまだ4つ残っていますので、
また追って。
では。

はい。今回は東京の廃駅についてまとめて見たいと思います。

東京都で廃駅が登録されている数は8つ。
そのうち、今回は西の4つについてです。



■武蔵横山駅(京王電鉄御陵線)
■多摩御陵前駅(京王電鉄御陵線)


こちらの二つは同じ京王電鉄御陵線の駅なので一緒に扱います。

まずは武蔵横山駅から多摩御陵前駅までの、京王御陵線のルートを
地図で描いてみたいと思います。
001
(地図はクリックすると拡大します)


京王御陵線01
まずは中央線と京王御陵線の交わっていた場所に。
当時の国鉄中央本線、そしてその先の甲州街道を
京王御陵線は高架でオーバーパスしていたそうです。

京王御陵線02
北に向かって進むこのあたりが、
かつて武蔵横山駅があったという場所になります。

京王御陵線03
こちらが現在(2015年11月)甲州街道の並木町交差点。
京王御陵線04
こちらは1965年ですから今から40年前に、
ほぼ同じ位置から撮られた武蔵横山駅の高架の解体現場の写真です。

八王子市郷土資料館で2011年(平成23年)に行われた
「八王子と鉄道」展の図録の57ページを参照すると、
武蔵横山駅は甲州街道の並木町交差点の南側にあったと記されています
上の写真はどうやら、現在の並木町交番の一帯、
中央線のアンダーパスの北の西側付近にあたる様子です。



京王御陵線05
この並木町交差点のガソリンスタンド。
武蔵横山駅から甲州街道を挟んだ反対側のこのあたりを
京王御陵線の高架が延びていた様ですが、
このガソリンスタンドの裏手の駐車場に、御陵線の遺構が残っていました。


京王御陵線07
並木町交差点を北に100mほど進むと南浅川の橋があります。
ここを右折して、
京王御陵線08
川沿いの道を50mほど進みます。

京王御陵線09
こちらにコインパーキングも設置されている駐車場があります。
自動販売機の左の後ろの平屋の前に、御陵線の遺構はありました。
以下の地図の赤丸の場所です。
京王御陵線06

京王御陵線10
この平屋の民家の前の、パイロンのおかれたコンクリート。
これ、京王御陵線の高架の橋脚の根元の残骸です。
付近の道の角度や、駅のあった位置などからもドンピシャです。
京王御陵線11
京王御陵線12



そして、ここから南浅川を渡った反対側には
京王御陵線の橋脚そのものが残っています
京王御陵線13

京王御陵線14

こちらが先ほどの橋脚の残骸と、
そのまま残っている橋脚の位置です。

京王御陵線15
京王御陵線16
京王御陵線17
京王御陵線18
…話には聞いていましたが、やはり実物を見ると圧巻ですね。

工事現場での解体を知っている人間にとっては、
この橋脚の解体がどれだけ手間か、は気が遠くなりそうです。
見える部分にだけでなく、地下にも橋脚を支えるフーチン(フーチング)という、
京王御陵線19
こんなのが埋まってるはずですから。
だから先ほどの橋脚の残骸も、半端に地上に残っている訳なんです。



そして京王御陵線が通っていたとおぼしき場所を徒歩にて。
京王御陵線20


京王御陵線21
こちらの陵南公園の北側、都道187号多摩御陵線にぶつかるこの場所が、
かつて多摩御陵前駅のあったとされる場所です。


京王御陵線22
こちらの医院がある場所が、駅のあった場所だそうで。

京王御陵線23
同じ場所にこのように御陵前駅(多摩御陵前駅)が建っていたそうですが
空襲で焼けてしまったとのことです。




私は西八王子駅から中央線を伝って武蔵横山駅跡まで来て、
そこから京王多摩御陵線の走っていた跡をたどりながら
多摩御陵前駅跡まで徒歩で来ました。
途中いろいろと探索をしながらでしたので
一時間ほどの行程でした。

この京王多摩御陵線の二つの廃駅、
別にわざわざ歩いて来なくても、
中央線で西八王子駅━高尾駅間で普通にGPSで取得が可能です。
ですから、現地まで行って駅奪取をする人は恐らく稀でしょう。


私中央線から取りましたが、
いつか直接やって来ようと思っていましたので、
これで本当に多摩御陵線を取れた気がします。




来た道を同じ道を、資料写真を取りながら戻っていると。

京王御陵線24
来るときにもいた猫が、
堂々と線路の真ん中(だった場所)でくつろいでました。



東京の廃駅はまだまだありますので続きはその2で。
では。

京葉線12

さて、お次は武蔵野線と繋がっている、京葉線です。

この路線も基本的には貨物用として作られた路線ですので、
その大部分が高架線で電波状況も良く、非常に駅の奪取がしやすいでしょう。



ただ、問題は東京駅近辺でこの路線が深く地下に潜っているという点で。
実際に東京駅の京葉線ホームから、他路線への接続を見てみましょう。
京葉線08
こちらが東京駅の京葉線ホーム。

京葉線02
まずはエスカレーターでホームから上がります。

京葉線03
上がった先のフロアから、案内表示に向かって進みます。

京葉線04
接続通路はかなり長いです。
京葉線と、横須賀線快速のホームはまるで別の駅の様に遠いです。

京葉線05
長いので動く歩道がついてます。

京葉線06
動く歩道の先は、またエスカレーターで上がります。

京葉線07
エスカレーターを降て進むと、やっと他の路線の案内表示が。
ここまで2フロアを上がり、長い通路でも横移動がありました。
見て分かるとおり、京葉線の東京駅ホームは、
かなり深度のある事が分かります。


この深さで具体的には、
東京駅から八丁堀駅、越中島駅とずっと地下トンネルを通っています。
その次の潮見駅との間でやっと地上へ顔を出すという状況で。
 ですから当然GPSの電波も届きにくくなっています。


まず八丁堀駅。 
ここは京葉線の車内からは基本的に電波は届かず、
奪取は難しい、というか無理な様子です。

私は一旦電車から降りて、階段を上がって改札階のあたりまで登って
やっとGPS電波が届いて奪取しました。

東京メトロ・日比谷線も通っているので、
茅場町ギリギリのあたりで取れた、という情報もありますが、
基本的には駅で一旦降りて改札階まで上がって奪取するか、
もしくはレーダーでの奪取となるでしょう。

ただ、こちらは東京駅からのレーダーの画像ですが。
京葉線09

見て分かるとおり、東京駅の隣駅にもかかわらず、
ご覧の通り、東京駅からは八丁堀駅はなかなかレーダー画面に現れません。
つまり、よっぽどレーダーの射程の長い方でないと
東京駅からはレーダーは届かない
という事です。





そして越中島駅
こちらは八丁堀駅より厄介です。
私は駅構内での改札前まででは奪取ができず、
結局一回地上まで出て、やっとGPS電波が届いて
この駅を奪取する事ができました。

潮見駅側の先頭車両だと電波が届く、という情報もありますが、
当方では未確認の為、基本的には途中下車かレーダーでの奪取になると思います。
ちなみに隣の潮見駅を出てから、射程5駅のレーダーで見ても
越中島駅はレーダー画面には現れませんでした。


基本的には難所はこの二つでしょう。
他は難なく取れると思います。

八丁堀駅、越中島駅の取り方を考えておかないと、
列車に乗車するだけでは取りきれませんので、
後日また取りに来ないといけなくなりますので注意をして下さい。

むしろ京葉線を同日にコンプする事にこだわらなければ、
八丁堀駅でしたら東京メトロ東西線の茅場町駅や銀座線の新富町駅などから、
そして越中島駅は東西線の門前仲町駅や銀座線の月島駅あたりから
レーダーで入る位置にあります
これらの路線の攻略時に一緒に奪取をした方が楽かもしれません。




途中の舞浜駅近辺では、ディズニーランドの周囲を回る
「舞浜リゾートライン」という路線が走っています。

もちろんきちんと乗車するのも楽しいですが、
葛西臨海公園駅から新浦安駅までの間でレーダーで全駅を奪取が可能です。
通過する際には頭に入れておくと路線コンプの手助けになるかと。



京葉線10
こちらは反対側の起点の蘇我駅
潮見駅以降は終点の蘇我駅まで地上駅となっています。



京葉線自体は、電波に関しては先に述べた
八丁堀駅と越中島駅以外は良好
です。
難なく取る事ができるでしょう。

京葉線13
こちらは京葉線近辺のau 4G LTEの電波エリア情報ですが、
ご覧の通り東京都内から千葉県の湾岸部なだけに
全線がエリア内で電波状況は全く問題がありません

八丁堀駅と越中島駅も、地上での電波状況は良好ですので、
地下深い京葉線のホームから登ってしまえばGPSでの奪取は容易でしょう。


京葉線11
そしてこの京葉線には、房総方面へと繋がっている特急も走っており、
京葉線内を特急に乗車する事も可能です。



ではご参考までに。
 

武蔵野線01

まずは私のの最寄の路線である武蔵野線です。


1973年に開業したという武蔵野線は元々は貨物用の路線で、
そこに旅客用の電車が走らせた路線でした。

なんでも開業当初から自動改札を導入した初の路線、とのことで、
たしかに私の子供の頃から駅は自動改札でした。
京浜東北線と交わる南浦和駅なんかは駅員の改札でしたけど。

だから90年代に都内で自動改札が導入されたニュースで大騒ぎしていた時には、
「武蔵野線にはずっと昔から自動改札なんてあったのに、何を大騒ぎしてるんだ」
なんて思ってましたw



この武蔵野線、基本的には地上を走る路線で、
比較的都市の住宅地をメインに走っている路線なので
基本的にはGPSの電波状況は悪くないです。
普通に乗っていれば、普通に駅を奪取できるでしょう。



武蔵野線07
こちらの西船橋駅が、千葉県側の基点駅となります。
武蔵野線自体はこの先、京葉線へと乗り入れをしていて
南船橋駅と東京駅まで、それぞれ運行する列車があります。



武蔵野線18
東松戸駅
武蔵野線の開業時には無かった駅で、
ここで北総公団線と交わっていたのですが、しばらくはJR側には駅が無く、
1998年(平成10年)に住民の要望で設置をされたという駅です。



武蔵野線09
新八柱駅です。
この駅には向かいに新京成電車の八柱駅があって接続をしています。



武蔵野線02
こちらは新松戸駅
常磐線と連絡をしている駅で、
古くからの千葉方面での武蔵野線のターミナル駅でした。
武蔵野線03
なので武蔵野線ホームからは、
常磐線ホームに直通する階段がご覧の通りあります。



武蔵野線08
南流山駅
元々は郊外の畑の広がる住宅地でしたが、
2005年につくばエクスプレス線が開業した事によって
路線の交わる乗り換え駅となりました。
武蔵野線29
駅前ロータリーより、右正面がJR南流山駅、
左がつくばエクスプレス線南流山駅です。



武蔵野線28
南越谷駅です。
この駅は東武伊勢崎線の新越谷駅と隣接している駅で、
開業当時から東武鉄道との乗り換え駅として機能してきました。



武蔵野線04
東川口駅です。
武蔵野線開通からずっと、単なる新興住宅地のはずれの野原の駅でしたが、
埼玉高速鉄道が開通した事によって、都内へ繋がるターミナル駅となりました。

この駅から埼玉高速鉄道の浦和美園駅が一駅だけ北に出っ張って走っており、
レーダーで容易に届くので、恐らく多くに人が
ここから浦和美園駅をレーダー奪取していることでしょう



武蔵野線27
南浦和駅です。
この駅は、武蔵野線の開業当時から京浜東北線との乗り換え接続駅でした。
埼京線が開業するまでは、武蔵野線からJRで都心へと向かうには
この南浦和駅で乗り換えが必須でした。
バイパス線としての埼京線が開通した後も、
上野、東京方面へはこの南浦和駅が乗り換え駅となります。



武蔵野線23
こちらは武蔵浦和駅
武蔵野線開業時にはこの駅は存在しておらず、
周囲にもめぼしい施設などはありませんでした。

ところが東北・上越新幹線が開業した事によって埼京線も開通。
武蔵野線と交わるここに新駅が1985年に出来ました。
首都圏で一番旅客量の多い埼京線との乗り換え駅だけに
状況客の量は武蔵野線でも随一です。



武蔵野線20
そしてこちらが西浦和駅
この駅は特に、他の路線への乗り換えはできません。
じゃあ、なんでわざわざ載せたのか、ってですか?
武蔵野線21
ご覧の通り、西浦和駅のすぐ先には、
貨物列車が大宮方面へと接続をする為のデルタ線があるんです。
この為、西浦和駅ではしばしば、めずらしい臨時の列車の通過を見る事ができすんです。

武蔵野線19
武蔵野線30
結果、撮り鉄さんにはとっても有名な撮影スポットになってまして。

武蔵野線22
駅の端っこには、こんな看板まで設置されています。




武蔵野線24
北朝霞駅です。
武蔵野線25
東武東上線の朝霞台駅が目の前にあり、
この場所でJRと交差している事から乗換駅となっています。



武蔵野線31
新座駅

新座駅の発車メロディは「鉄腕アトム」となっています。
(上の埋め込み動画で試聴できます)
これは新座市内に手塚プロダクションの制作スタジオがあることで、
設定上のアトムの誕生日の2003年に
新座市の特別住民として登録されたことなどから
発車メロディとして採用されたものと思われます。
ちなみに高田馬場駅でも鉄腕アトムの発車メロディを使っていますが
こちらには手塚プロダクションの本社があります。
武蔵野線32
こちらが駅の外観。高架駅舎となっています。
この新座駅、近隣に大学が三つほどあって最寄り駅となっており、
そのうち二つは女子大
夕方などは女子大生でホームが溢れるのは
地元民以外にはあまり知られていません。



武蔵野線05
新秋津駅
西武池袋線との連絡駅として古くからある駅です。
武蔵野線06
ですがご覧の通り、この駅と連絡する秋津駅とはおよそ5分の距離があり、
多くの乗降客が乗り換える駅ですが若干歩く印象が昔からありました。




武蔵野線10
そしてこちらは新小平駅です。
武蔵野線11
こちらの駅は、直接駅が隣接している訳ではありませんが、
西武多摩湖線の青梅街道駅とは650mの距離で乗り換えが可能となっています。
武蔵野線12
この新小平駅、駅の前後がすぐにトンネルとなっていて、
小平トンネルと東村山トンネルの丁度谷間の切れ目に作られた駅なのです。

この小平トンネルと東村山トンネルは、長らく携帯電話の電波が届かないトンネルで、
列車がトンネルに入ると携帯が圏外になってしまうという区間でした。

武蔵野線13
ご覧の通り、西国分寺駅側(写真上)の東村山トンネルは
新小平駅の端からすぐに始まっています。
新秋津駅側(写真下)の小平トンネルは少し先なので、
駅の屋根の間から空が見えますが、ほとんど谷間と言って良い状態です。

ですので新小平駅停車時には、まれに携帯の電波が屋根の隙間から届いて
通話ができる事もありましたが、GPSに関してはほぼ位置情報の取得は無理な状態でした。


しかしJR東日本が2014年より携帯3社と
武蔵野線の携帯電話不通区間解消に取り組んだ結果、
両トンネル内でのアンテナ設置の工事が完了し、
2015年9月30日よりトンネル内と新小平駅で電波が届く様になりました。
武蔵野線14
 ※画像をクリックすると拡大します。

ですので現在では、新小平駅でも普通にGPSで駅の奪取が可能な状態となっています。

武蔵野線15
ただ、前後のトンネルではなぜか、飛ばされて恋ヶ窪駅が取れるようになったんですがw




武蔵野線16
そしてこちらは西国分寺駅
中央本線との接続をしている駅ですので、
こちらも古くからのターミナル駅でした。



武蔵野線17
そして終点の府中本町駅
この先も線路は川崎まで続いていますが、
旅客営業をしているのはこの府中本町駅までで、
この駅で南武線と接続をしています。



首都圏の外環状路線として建設された路線であるだけに、
都心から放射状に伸びている各路線、そして私鉄路線を横に結ぶ路線であることは
ここまでの紹介でお分かり頂けたと思います。

元々人口密度の低い郊外に高架線を建設しただけに、
沿線にはめぼしい観光地も都市もありませんが、
首都圏の各路線と高密度で交差連絡するというのが
武蔵野線の持ち味
と言えるでしょう。
各路線の制覇の際にも有効に活用できると思います。



電波の状況に関しては、基本的には元々が貨物用の路線だっただけに
基本的には地上部は高架線の区間がほとんどとなっています。
武蔵野線26
ご覧の通り、東京近郊の路線であるだけに、
携帯の電波については全く心配がありません。

というわけで、武蔵野線は普通に頑張って頂ければ
奪取が可能ですので、思う存分どうぞ。



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