わたらせ渓谷鐵道00

さて。次はわたらせ渓谷鐵道です。

もともとはJR足尾線だったのが、第三セクターとなった路線です。



わたらせ渓谷鐵道01

こちらは始発の桐生駅ですが、
ご覧の通り、元々JRの路線だっただけに、
目の前の両毛線との区切りがフェンス一枚で、自由に行き来できる状態です。

途中が無人駅の為、運転席後方の一箇所だけのドアが開いて精算をする方式は
他のローカル線と変わりません。
ただ、観光に力を入れている様子で、桐生駅から神戸(ごうど)駅までは
女性アテンダントが一緒に乗車をしていて、切符やグッズの販売をしていました。

私は「ぐんま世界遺産パス」で乗車しましたので、
桐生駅から沢入駅までは運賃がかかりません。
わたらせ渓谷鐵道06

しかしこの切符、群馬県内のフリーパスなので、
栃木県内である原向駅から間藤駅間は使用できません。

ですのでアテンダントに精算をお願いすると。
わたらせ渓谷鐵道07
ご覧の「車内補充券」を発行してくれました。


桐生駅から運動公園駅くらいまでは、特に群馬県の普通の地方ローカル線といった風情。
ゆるーい感じで乗車をしていましたが、実は本番はこの後。

大間々駅を過ぎるあたりから、渡良瀬川に沿って渓谷を走る路線となります。
列車の窓から真下を見ると谷底だったり、スレスレのトンネルを抜けて走ったりと
かなりワイルドな場所を走る路線でした。

もう、通勤などの足というよりは、
観光のアトラクションの為のように感じる路線でしたね。
乗ったのが日曜日でしたので、観光客ばかりでしたし。


わたらせ渓谷鐵道02

こちらが終点の間藤駅


この間藤駅は日光市にあるので、
駅前にバス停があって、東武日光駅と間藤駅をつなぐバスが走っています。
ですので、終点の間藤駅からバスで、日光への移動が可能です。

参考
日光市 市営バス・足尾JR日光駅線・赤倉線・遠上線

・・・まあ、間藤から日光行きが一日6本、日光から間藤へが一日10本なので
乗りたい方は時刻表をよく精査してからのほうがいいかと思いますが。


 わたらせ渓谷鐵道03
わたらせ渓谷鐵道04
わたらせ渓谷鐵道05


間藤駅は駅のホームもこんな感じで、外から出入り自由状態です。


観光客を見込んでいるので、神戸駅、沢入駅、通洞駅あたりでしたらホーム近辺で買い物もできますし、
神戸駅では列車もしばらく停車して、車内販売の駅弁や食べ物を売りに来ます。

ここを逃して終点の間藤駅まで来ると、飲料の自動販売機以外
駅には何もありませんので、食料などは事前の購入をお勧めします。


全線で片道およそ1時間半、往復で3時間程度の行程となります。
渓谷やトンネルなど、かなり厳しいロケーションを走る割には、
GPSの電波状況は駅近辺では比較的良好でした。
桐生駅から栃木圏内の小中駅、神戸駅あたりまでは全線が
au 4G LETの電波エリア内となっており
アクセス状況は問題がありません。

栃木圏内の沢入駅と、群馬圏内の原向駅の県境あたりでは。
わたらせ渓谷鐵道_電波状況01
駅間の路線では電波が圏外の箇所がありますが、
駅のある場所あたりは電波の圏内となっています。

また群馬圏内の山深い路線の一番奥でも。
わたらせ渓谷鐵道_電波状況02
路線が走る地域はきちんとカバーされているのが分かります。

ですので実際に私がやった時にも特に不都合はありませんでしたので、
駅奪取は難なくできるでしょう。



注意をしたいのは、トロッコ列車の存在です。
観光用の列車なだけに、ちょうど乗りやすい時間帯に何本か運行をしています。

この列車、整理券が片道510円必要です。
私の使用したJRで発売の「ぐんまワンデー世界遺産パス」の場合、
このわたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車に限っては乗車券として使用できません。
ですので別に乗車券の切符の購入が必要です。
わたらせ渓谷鐵道08


そして、トロッコ列車に乗って終点まで行くと、
そのまま帰りもトロッコ列車に乗って帰らざるを得ない
、ということなのです。
帰りは通常の列車が来るまで待って、乗ることも可能ですが
その場合は30分から1時間のロスタイムが発生します。

わたらせ渓谷鐵道の一日フリー切符は1850円ですので、
トロッコ列車整理券往復と併せると、実に2870円の出費になるということになります。
「ぐんまワンデー世界遺産パス」の発売が終われば、
この費用は必然的に掛かるという
事になります。


わたしは事前に乗車計画を立てたら、ちょうどトロッコ列車の時間に当たってしまい、
行程の修正に手間取りました。
このあたりは単純に駅奪取だけが目的の場合、注意をした方が良さそうです。


では